開幕延期した時間を使うには野球ファンはどうすれば良いのか

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MLB 10-19 PLAYER RANKING 10-1

              2020年を迎え、今シーズンも開幕が迫ってきた。2020年代という新たな時代を迎える前に2010年代を彩ったスタープレイヤ More »

MLB 10-19 PLAYER RANKING 20-11

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MLB 10-19 PLAYER RANKING 30-21

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MLB 10-19 PLAYER RANKING 40-31

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Big Stake For Freshman. 第4回「MLB Money -Part 2-」

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  • 『野球選手』ハリントンの悲劇

勿論、彼自身の不調というのも考え得ることではあります。が、それだけではありません。WHIPは1.762、H/9にいたってはなんと10.5、BB/9も5.3と、とても使えるレベルではない成績を残してしまったのです。事実、彼はブレーカーズを解雇されてしまいます。ドラフトにかかっている投手にもかかわらず、です。

結果として、パドレスは彼に対して全く興味をなくしてしまいました。その後の彼のキャリアを説明しておくと、明くる年タンパベイ・デビルレイズから13巡目(全体374位)指名されて(契約金は5000ドル~20万ドル)これを拒否、2003年にシンシナティ・レッズに24巡目(全体711位)として指名されますがこれも拒否。さらには2004年にはドラフト36巡目(全体1089位)でニューヨーク・ヤンキースに指名されるもこれも拒否。2006年に契約金なしでシカゴ・カブスに入団することとなります。

結局2007年の引退によって彼の野球人生は終わってしまうのですが、その間一度もメジャーリーグの舞台に上がることはありませんでした。もし彼がロッキーズと契約していたならば2002年までにその舞台に登っていたかもしれないのです。400万ドルの契約金も得ていたでしょう。2010年の情報では、今彼はセカンドキャリアとして、地元のコストコでタイヤの修理工をしているようです。その時給は$11.50(当時の為替レートで966円)。

独立リーグの成績を見れば、彼が順調にメジャーリーグで活躍できたかはかなり疑問が残ります。しかしもし可能性の問題を述べることが許されるならば、ハリントンがあのままロッキーズに入団していたら……クアーズフィールド(COLの本拠地)で投げる彼の姿を、今でも見ることができたのかもしれません。野球選手として幸せに活躍するハリントンの勇姿を……。

勿論、ドリューの一件もハリントンの一件も一概にボラスのせいとは言えません。高額契約金を求めることは「金額=評価」の世界に等しいプロスポーツ社会において正しい行為と言えますし、代理人がインセンティヴ契約を求めることはごく自然のことと言えるでしょう。が、こういった「事故」が起こってしまうということも確かにあるのです。これは高額契約を求めた選手側の負うリスクと言えるでしょう(球団がリスクを負うというポイントについては前回説明しました)。

ただし、代理人の基本的なスタンスとしては(特にボラスのように、契約金のうち決められた割合を収入としている代理人の場合は)契約における重点は金額であるという思考になってしまいます。いかに高い契約を結び、いかにそのインセンティヴをもらうかが重要になっていくわけですから。ボラスは「MLB年俸の高額化を煽動する金の亡者」というような批判を浴びることがありますが、ボラスからすれば「何が悪いのだ」という感じでしょう。「何よりも金額を重視する」という希望の選手も、このような代理人の仕事は当然の事だと思うでしょう。「好きな球団」「家族の近く」「出場機会」……それらが無視されることもあり得る事態なのです。実際、彼と同様に金額上での成功を追い求める選手が大半を占めているでしょう。

しかし何人かの選手は例外として、「金額でないもの」を望みます。そのうちの一人が、先程述べたジェレッド・ウィーバーなのです。彼の話をせずに、MLBの契約金について話をするのは全く不毛でしょう。

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