2013 Rookie Review:アメリカン・リーグ中地区

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熾烈を極めたレギュラーシーズン。緊迫した雰囲気に包まれて連日熱戦が繰り広げられたポストシーズン。今年も我々にこの上ない楽しみを提供してくれたMLBのその大舞台に上り詰めた、次世代の若きスター達の活躍をここで振り返ってみよう。

 

 

  • シカゴ・ホワイトソックス

コナー・ギラスピー:3B

1巡目補完で指名され、2008年のドラフト組の中で最も早くメジャーデビューを果たしたにも関わらずなかなかメジャーに定着出来ないでいた右投げ左打ちの3B。オプションが切れていたため、開幕前にサンフランシスコ・ジャイアンツからトレードでホワイトソックスに移籍してきた。期待のブレント・モレルが伸び悩んでいるために多くの出場機会を得ることが出来、結局リーグ新人2位の134試合に出場。また13HRも同2位だった。守備ではダイビングで打球を止める好プレーが飛び出すことが多かったが、守備数値自体はマイナスだった。目立つツールは、ジャイアンツ所属時に「傘下最高の」と言われた選球眼程度しか備えておらず、来シーズンもレギュラーを務められるかどうかは何とも言えないが、ロースターの邪魔者扱いされて事実上左遷させられた選手がこれだけの奮起を見せたのは立派と言えよう。

 

ジョーダン・ダンクス:OF

2008年のドラフト7巡目で指名された、優れたアスリート性の持ち主であるOF。Baseball Americaが選出するホワイトソックスの「Best Defensive Outfielder」に直近5年で4回選出されるほど守備への評価は高く、実際に今年のメジャーの舞台でもその身体能力の高さを活かしてファインプレーを見せる場面が多々あった。一方の打撃は平均未満で、特にコンタクトを苦手としている。パワーの方はまだまだ発展途上ながら、コンスタントに球を捉えることができるようになれば15~20HRを放つことが出来るとも言われており、ここが花開くか否かがレギュラーを務められるかどうかの問題に直結する。また今季の5HRは全て右投手から放っており、左投手への対応も課題の一つ。現状でも第4のOFとして起用するなら十分な選手。

 

アンドレ・リエンゾ:RHP

メジャーに到達した初のブラジル人投手。今年のWBCにはブラジル代表で出場した。2012年にはPEDの使用(本人はサプリメントに偶然入っていたと主張し故意の使用を否定)で50試合の出場停止が課されるなどの出来事もあったが、A+から3Aまで昇格を果たしメジャー昇格へ大きく前進。今季の開幕も3Aで迎え、20先発で防御率4.06とそれなりの成績を残すと7月30日にメジャー初登板初先発。勝利投手にこそならなかったが、7回3失点6奪三振3与四球とクオリティスタートを達成するまずまずの投球を見せた。最速95マイルに達するストレートの他に、多くの空振りを奪えるカーブ、効果的に使えるカッター、スライダーなどを投げる。チェンジアップも持っているが、メジャーのスターターとしてはまだ物足りないレベルだと言われている。体格が細身であることもあり、セットアップが将来像だとの声もあるが、ローテーション後半を任せることも可能と考える向きも。

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