2013 Rookie Review:ナショナル・リーグ西地区

Hyun-Jin Ryu

 

 

 

 

 

 

 

熾烈を極めたレギュラーシーズン。緊迫した雰囲気に包まれて連日熱戦が繰り広げられたポストシーズン。今年も我々にこの上ない楽しみを提供してくれたMLBのその大舞台に上り詰めた、次世代の若きスター達の活躍をここで振り返ってみよう。

 

 

  • アリゾナ・ダイヤモンドバックス

ディディ・グレゴリウス:SS

オランダ・アムステルダム出身のグレゴリウスは2007年、16歳のときにシンシナティ・レッズに入団し、持ち前の身体能力の高さを活かしてのアクロバティックな守備で高い評価を得ていた有望株だ。2012年にメジャーデビューを果たすと同年オフにはトレバー・バウアー、シンスー・チュー、ドリュースタッブスなどが絡んだ三角トレードでアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍。今シーズンは正遊撃手としての活躍を期待された。

5月には月間27安打、2本塁打を、続く6月には月間21安打を放ち自身の課題でもある打撃において素晴らしいパフォーマンスを示した。しかしオールスターゲーム明けの7月19日以降、後半戦37試合の出場で120打数25安打と大ブレーキ。持ち前のダイナミックな守備でも精彩を欠き、最終的に13失策、DRS-1、UZR-0.6とグレゴリウスにとって厳しいシーズンとなった。それでも、打席でのアプローチは成長をみせ、BB%はキャリアハイの9.2%をマークし自身最多の7本塁打を放つなど明るい話題もあったことは確かなことだ。

グレゴリウスはまだ22歳。荒削りな部分は多いが、今シーズンの悔しさを糧に来季以降、その素晴らしい才能を我々に披露してくれることを期待したい。

 

A.J.ポロック:OF

A.J. ポロックは2009年ドラフトでダイヤモンドバックスから17巡目指名を受けた。パワーのツールに課題を残すがコンタクト能力に長けており、いわゆる「ギャップヒッター」との評価を得ていた。また、足の速さも兼ね備えており2011年2Aで36盗塁を記録した。守備も広く、打球判断の良さと俊足で外野3ポジションを守れる器用さもみせた。

2012年4月18日にメジャーデビューを果たし、31試合に出場しダイヤモンドバックスの第4の外野手として重宝された。

メジャー2年目の2013年は137試合に出場し不動の1番・センターとして定着し、打率.269、8本塁打、38打点、12盗塁とまずまずの成績を残した。守備でもセンターでDRS+15、UZR17.4と大きく貢献しヘラルド・パーラとともに鉄壁の右中間を形成した。ただし、トップバッターとしてはBB%が6.8%、OBP.322は改善されなければならない数字だろう。

将来的には10~15本塁打、20盗塁を記録できるオールラウンドプレーヤーとして期待されており、フルシーズン1年目としてはまずまずの1年となった。

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