開幕延期した時間を使うには野球ファンはどうすれば良いのか

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MLB 10-19 PLAYER RANKING 40-31

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The Truth -日本人メジャーリーガーを辿る-:田澤純一

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◯知られざる証明

つまりは認識の問題だ。右ヒジを痛めていた2009年に田澤が2Aと3Aで披露した内容は109.1IP/94K/27BBであった。K/BBにして3.48であり、防御率も2.55。あらゆる側面を評価しても田澤は紛れも無く完成された存在であった。特に多彩な変化球が高く評価される向きがあったが、K/9が7.7を記録し支配力もまた相応に優秀であった彼は、自身が素晴らしいコマンドと上質なボールを兼ね備える類稀な存在であることを一片の曇り無く証明してみせた。

田澤がレッドソックス以前島国でプレーするアマチュア選手であったことは、彼が成し得た2009年を評価する上で重要なファクターとなる。日本では大きな括りで「マイナー」とされるが、2A以上のクラスは今後メジャーでどれ程の活躍が出来るかを予見する上で大きな意味を持つ。かつてヒューストン・アストロズでGMを務めたエド・ウェイドはこの哲学にとても忠実な存在であった。2011年に彼がホセ・アルチューベやJ.D.マルチネス、ジミー・パレデス(いずれもアストロズ)を相次いで抜擢した背景には、紛れも無くこうした価値観に基づくものである。

その意味で言えば2009年に田澤が2Aで披露した98IP/88K/26BB/2.57ERAは驚くべき活躍である。Aレベルを経験しステップアップを遂げた選手でも、2A以降で優れた内容を記録することは困難である。最も若い才能が集まる傾向にある2Aはとても熾烈な環境であり、プロスペクトと評価される選手がふるいにかけられる場だ。突如自分を取り囲んだ未知の文化。異なる価値観。実力以上に田澤にとって不利に働く環境であったことも忘れてはならないだろう。

2011年にトミー・ジョン手術から復帰した後、田澤はより優れた存在へと昇華した。右ヒジの健康を取り戻したことは、彼に納得が出来るメカニックを与えてくれた。93マイル前後に止まる田澤のストレートは速いと評価される部類では無いが、ボールの動きがより洗練された。それは2012年に28IP/25K/3BBと、少ない機会ながら傑出した内容を記録する彼の投球に如実に表れている。より完成されたトータルパッケージへの過程を田澤が辿っている揺るぎ無い証拠だ。

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