Big Stake For Freshman. 第5回「薬物問題」

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【当コラムは、これから「MLBを見てみたいのだけどどうしたら……?」「どこに目をつけたらいいのかわからない!」という方々へ向けた入門書のようなものです。願わくはこの極上の娯楽を一緒に楽しまんことを……!】

 

こんにちは!前回の記事から約半年ぶりとなります、不定期連載企画”Big Stake For Freshman”の時間がやって参りました!皆さん、忘れてなかったですか…?まったく記憶にない方は右上のコラム欄から是非今までの記事を読み返してみてください!

さて。前回は2回にわたって「MLBとお金」の関係性についてご紹介しました。今回はそれと全く関係がない、というとウソになります。そうです。昨今のMLBを語るうえで欠かせないトピック「薬物問題」についてのお話です。

と、まぁ少し重たい内容なのですが、最初に聞いていただきたいのは「A-Rodって本当にあくどいやつだよね」とかそういうお話では決してございません。

 

 

  • 『サウスパーク』と野球??

『サウスパーク』というアニメ、皆さんご存知でしょうか?あのアメリカ式ブラックジョークで有名なアニメです。日本では放送できないような言葉や表現の応酬。その中で”Up the Down Steroid”という回があるのですが、それを是非見ていただきたいのです!

ストーリーに関して簡単に説明すると、サウスパークの町でパラリンピックが開催され、優秀選手に贈られる賞金1000ドルに目の眩んだ主要キャラのエリック・カートマンが障害者のふりをして出場する、という何とも説明するのも嫌になるようなモノ。

実はこの回にはもう1つの主人公がいて、パラリンピックに出場したカートマンの友だちジミーというキャラクターです。彼は松葉づえをついて生活しているのですが、周囲のパラリンピック選手たちに勝ちたいという気持ちからステロイドに手を出してしまいます。結果として彼はあらゆる競技で新記録を更新し、優秀選手を獲得します。そして優秀選手にメダルが贈呈されるのですが、なんとこれをジミーに手渡す役として「マーク・マグワイア」「バリー・ボンズ」「ジェイソン・ジアンビー」が登場します(もちろん、本人ではありませんよ?アニメ絵です)。

アメリカ流のジョークはすごいですね。当時(この回が放送されたのは2004年)BALCOスキャンダルで一躍球界の悪者として有名になってしまった3人を、ステロイドにまつわる回のメダルプレゼンターとして起用してしまうとは…!

ここでさらに面白い所は、結局ジミーは自身がステロイドを使用したことを告白し「ステロイドを使って勝ってもそれは勝者じゃない。勝者のふりをしているのと同じで、そんな奴はただの太ったやつだ」と観客の前で演説。その時、画面にはマグワイア、ボンズ、ジアンビーの顔がアップで映されている。

1種の皮肉ですよね。でもこういうアニメから、一般のアメリカ人が考える「ステロイドをスポーツ選手が使用することに対する倫理観」というのが読み取れると思います(あ、ストーリーのオチまで言ってしまいましたね…。でも、とても面白いのでぜひ一度見てほしいです!)。

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