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好調メッツを変えた守備の強化とブルペンの強化

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Category Archives: 2012年 ドラフト

2012チーム別ドラフトレビュー:アメリカン・リーグ西地区

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    • ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム

○過去10年の傾向

素材重視で高校生を一巡目する傾向がある。一方2002、2004年と大学から指名されたジョー・ソーンダース(ダイヤモンドバックス)とジェレッド・ウィーバー(エンゼルス)は即戦力として迎えられ、両者とも一定の活躍を見せ、ウィーバーは現在エースとして活躍している。また2009年一巡目指名のマイク・トラウト(エンゼルス)は去年メジャーに昇格し、今年もメジャーで1番打者として目覚ましい活躍を見せている。

 

○2012ドラフト注目選手

A.J アルバレズ:RHP
フロリダ・アトランティック大,全体114位

速球は安定して95マイルを叩き出し、最速97マイルに達する。チェンジアップはいいディセプションがあるものの、変化球は全体的に不安定でコマンドもあまり良くない。闘争心にあふれるメンタリティーはショートリリーバー向き。早ければ2013年にもメジャーリーグのブルペンその姿が見られるかもしれない。スロットと同額の413,600ドルで契約後はAで7試合に登板、7.2イニングで12K/2BBだが被HRも2本ある(7月9日現在)。

 

アレックス・ヤーブラウ:2B
右投両打,ミシシッピ大,全体147位

攻撃的な2Bで、ギャップを抜くパワーを持ち二塁打を量産する中距離打者。打席でのアプローチも優れていて、滅多に三振をしない。5フィート11インチ、180ポンドというサイズと、2Bとしてはレンジが狭いために過小評価されがち。ベースランニングはあまり良くない。スロット同額の302,800ドルでサインしており、Aでの85打席で.294/.341/.435という数字を残している(7月9日現在)。

 

マイケル・ロス:LHP
サウスカロライナ大,全体297位

2010-2011年にカレッジワールドシリーズ2連覇、今年もファイナル進出(アリゾナ大に敗退)と現在の大学球界においてトップチームの一つ、サウスカロライナ大のエースとして君臨したのがこのロス。アームスロットはほぼサイドで速球は80マイル後半だが、チェンジアップ(彼のベストピッチ)とスライダー、カーブを操る。4年生だった今季のBB/9は2.69とコントロールはいいが、コマンドは改善の余地あり。タイプとしてはダラス・カイコウ(アストロズ)に近くシーリングもそのくらいだが、最悪マイナーのリリーフで終わる可能性もある。7月2日に自身のTwitterで契約したことを発表している。

2012チーム別ドラフトレビュー:アメリカン・リーグ中地区

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  • シカゴ・ホワイトソックス

○過去10年の傾向

ここ10年間最初の指名は全て大学生となっている。とにかく失敗が多い1順目となっている。
ロジャー・リングは通算わずか99試合登板、68投球回、防御率5.29、WHIP1.57と期待外れの結果に終わっている。2010年を最後にメジャーで登板しておらず、現在はコロラド・ロッキーズ傘下のチームに所属している。
ブライアン・アンダーソンは2005年にデビューを果たすも、あまりに打てず(メジャー通算打率.227)、守備固めでの起用が多かった。現在ピッチャーにコンバートし、メジャー復帰を目指している。
ジョシュ・フィールズは2007年にわずか100試合の出場で23ホームランも以降は伸び悩み、昨年日本の読売ジャイアンツで一時プレー。現在ロサンゼルス・ドジャースのトリプルAに所属し、こちらもメジャー復帰を目指している。
ランス・ブロードウェイ、アーロン・ポレダ、カイル・マクロッチも活躍できていない。ブロードウェイはメジャー通算わずか27登板、ポレダが通算14登板、マクロッチに至ってはメジャーに昇格すらしていないという惨状である。特にポレダはサンディエゴ・パドレスからジェイク・ピービー(ホワイトソックス)を獲得する際に放出された若手の内、最も期待されていた選手なだけに非常に残念である。
一方でゴードン・ベッカムとクリス・セール(ともにホワイトソックス)に関しては一定の成功を収めている。ベッカムはアレクセイ・ラミレス(SS)がいる関係でセカンドへとコンバートしたが無難にこなしている。打撃の成長に期待したい。またセールも昨年リリーフとしてデビューし、58試合登板、71投球回で防御率2.79、WHIP1.11、奪三振率10.01と好成績。今シーズンから先発へ転向したがイニング数を超える奪三振数と2点台前半の防御率を記録していて、将来が楽しみな左腕である。

 

○2012ドラフト注目選手

コートニー・ホーキンス:OF,
右投右打,キャロル高,全体13位

身体能力の高さと非常に強靭なボディは今ドラフトでもトップクラスで、それはMLB Networkのドラフト中継内で見せたバックフリップからもうかがえる。リストが強く生来のパワーは群を抜いていて、特に引っ張った時は素晴らしい。その反面パワーを生み出すために非常に複雑なバッティングフォームをしており、アベレージが残せるかは疑問符が付く。今シーズンは投手として25.1イニングで44三振を奪い、最速92マイルを計測するほどの強肩。CFにとどまれる守備力はあるが、スキルセットを考えるとRFが最適か。ベースランナーとしては平均をやや上回る程度だろう。6月13日に2,475,000ドル(スロットの金額通り)で契約後はルーキーリーグで15試合に出場しており、66打席で.267/.218/.367という数字を残している。(7月7日現在)

 

キーアン・バーナム:1B
左投左打,キング高,全体48位

とてつもないパワーを誇るスラッガータイプの打者。とにかく飛距離はでるが、スウィングも大きく成長しても三振の多さは避けられない。ただ、選球眼、プレートディシプリンはいい。1Bにはありがちのプロファイルの選手だ。6フィート5インチ、225ポンドの体格にしてはスピードがあり、肩も強い。高卒選手ながらすでに19歳と年齢は若干食っている。950,000ドル(スロットの金額は1,052,500ドル)で契約し、ルーキーリーグで19打席、.421/.421/.895という数字を残している(7月7日現在)。

 

クリス・ベック:RHP
ジョージアサザン大,全体76位

6フィート3インチ、220ポンドで肩幅が広く力強い下半身を持つ。投球フォームはシンプルでクリーン。速球は90マイル台前半、最速96マイルに達し、手元で伸びを見せる。ベストピッチのスラーブ気味のスライダーはスピンが効き、10-5の変化をする。チェンジアップは速球とスラーブを引き立てるためのサードピッチとして使えるだろう。ローテーションの2-3番手になれる可能性のある選手だが、コントロール、コマンド、変化球のどれも不安定で、リスクも高い。600,000ドル(スロットの金額は670,000ドル)で契約後はルーキーリーグに配属されている。

 

ジョーイ・ディマイケル:2B/3B
右投げ左打ち,アリゾナ州立大,全体108位

スターレベルではないが、確実な成績を見込める選手。ギャップを抜くパワーのある中距離打者で、選球がよく四球を選べるので高い出塁率が期待できる。あまり三振はしないが、オフスピードピッチへの対応は改善の余地あり。スピードとインスティンクトを備えており、平均以上のベースランナーになれる。守備は彼のレンジを考えると3Bのほうがいいが、肩の強さは2Bのほうがベターフィット。どちらのポジションでも優秀なディフェンダーではない。400,000ドル(スロットの金額は441,100)でサインし、ルーキーリーグに配属されていたが、すでにAに昇格している。

2012チーム別ドラフトレビュー:アメリカン・リーグ東地区

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  • ボルティモア・オリオールズ

○過去10年の傾向

毎年ドラフトの順位が高く、将来有望な選手を1巡目に指名しているはずなのだが、期待に反して伸び悩む選手も多いのがオリオールズの印象である。1巡目指名された選手のなかで今のオリオールズで結果を残せているのはニック・マーケイキス、マット・ウィータース(ともにオリオールズ)の2人だけである。今後はマニー・マチャド、ディラン・バンディ(ともにオリオールズ)の高校生コンビの成長に低迷期脱出がかかっている。

 

○2012ドラフト注目選手

ケビン・ゴウスマン:RHP
ルイジアナ州立大,全体4位

6フィート4インチ(約193cm),190ポンド(約86kg)の体格と非常に長い手足を持ち、非常にスムーズなフォームで打者を欺くことができる。速球は最速97マイル、平均92-3マイルでよく動き、メジャーレベルでも空振りが取れる大きな武器となるだろう。チェンジアップは素晴らしいスロットで投げ平均以上のセカンドピッチとして使えるし、スライダーも空振りを奪える可能性がある。カーブはいいスピンがあるが、イマイチ安定せずせいぜい平均程度か。全体的にファストボールに頼る傾向があり、またフォームも安定しないのでコントロール、コマンドがばらつきがち。間違いなくエース級の素材だが、2年生ということもあり大学生投手としては非常にリスクが高い。登板中は味方の攻撃時にダグアウトでドーナツを頬張るという変わった験の担ぎ方をすることでも有名である。

 

ブランデン・クライン:RHP
バージニア大、全体65位

3年前のドラフトでもレッドソックスに指名されたが、入団せずに進学していた。速球は90前半、最速94マイルで、将来的にもう少しスピードが上がる可能性がある。ハードスライダーは非常に質の高いセカンドピッチとして使えるし、追い込んでから見逃し三振を奪うために投げるカーブもいいシェイプがある。今季は16試合中15試合で先発したが、1,2年時はブルペンを務めており、プロでもクローザー、若しくはセットアッパーとして育てられるとみられている。7月9日にスロットの金額通り793,700ドルで契約。

 

エイドリアン・マリン:SS
右投右打,ガリバー高,全体99位

非常にアスレティックで野球へのインスティンクト(本能、センス)に優れている。ショートのほかにセンターも守るが、どちらでも広いレンジ(守備範囲)と強肩を発揮する。また、ベースランナーとしても素晴らしい。打席ではハンド―アイ―コーディネーション(目と手の協調作用)、バットスピード、バットをストライクゾーンに保つ能力はあるが、アプローチは改善する必要がある。6月14日にスロットと同額の481,100ドルで契約し、ルーキーリーグでは22打席で.300/.364/.450の数字を残している(6月28日現在)。