セプテンバーコールアップ NL編

            今シーズンのMLBもいよいよ終盤戦に差し掛かり、レギュラーシーズンは残すところ1ヶ月となった。9月に入りアクティブロスターが25人から4 More »

セプテンバーコールアップ AL編

            今シーズンのMLBもいよいよ終盤戦。レギュラーシーズンは残すところ1ヶ月となった。9月に入り、ロスターが拡大され多くのプロスペクトがメジ More »

8月のトレード補強を振り返る

             7月31日は、「トレードデッドライン」である。だが、MLBではウェイバーを通過する、もしくはクレームされることで8月31日までトレード More »

Weekly Report: Week 20

              3つのハイライトでメジャーリーグの1週間を辿る。Weekly-20のキーワードは「80勝」「代打逆転サヨナラ本塁打」「プレ More »

後半戦展望:ミネソタ・ツインズ

               AL中地区の前半戦は予想を裏切るものであった。クリーブランド・インディアンスが勝率.500を下回り、ミネソタ・ツインズが More »

 

Category Archives: AL東地区

2015 Top 20 Prospects:ボストン・レッドソックス

15353537121_36037be052_z

 

 

 

 

 

 

 

本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 1. ヨアン・モンカダ:2B/3B
インターナショナルアマチュア史上最高額となる$31Mでサイン。ロビンソン・カノー(SEA)の再来とされ、キューバではホルヘ・ソレア(CHC)やヤシエル・プイグに並ぶ逸材と言われている。走攻守全てがプレミアム級だ。

2. ブレーク・スワイハート:C
攻守でハイレベルなパフォーマンス。両打席からハードなコンタクトを生み出し打率.293&OPS.810をマーク。パワー面でも優れたヒッティングセンスから15~20ホーマーレベルまで向上すると見られている。Cとしては2年連続で盗塁阻止率40%超え。 

3. ヘンリー・オーウェンス:LHP
94マイルのストレートに70マイルのカーブ&高い評価を得るチェンジアップのコンビネーション。2A-3Aで159IP/170K/59BB&2.94ERAたる支配的な内容。不安定だったコマンドではBB/9が4.5→3.3と改善の兆し。

4. マニュエル・マーゴット:OF
19歳のドミニカンがブレーク。A~A+で115試合プレーし、OPS.818&12HR&39SB。素早いスイングと54K/39BBの辛抱強いアプローチ、さらに20-80スケールで70評を受けるスピードなどリードオフとしての資質を備える。スピードを生かしたCF守備も高評価。

5. ラファエル・デバース:3B
$1.5Mで契約したドミニカン。17歳にして70試合の出場ながらOPS.910&7HRと大物の片鱗を見せつけた。パワーポテンシャルを秘める一方で優れたアプローチやヒッティングセンスも備える。3Bに相応しいアームの持ち主だが、守備は磨く必要がある。

6. エデュアルド・ロドリゲス:LHP
アンドリュー・ミラーとのトレードでBAL→BOS。90マイル前半の動く速球&大きく曲がるスライダー&ハードなチェンジアップを両コーナーに投げ分ける。BOS移籍後は6試合先発して0.96ERA&4.88K/BBと絶好調。

7. ルスネイ・カスティーヨ:OF
8月に7年総額$72Mでレッドソックス入り。ファイブツール型で20-25盗塁が見込めるスピードが最大の武器。バッティングではコンパクトかつシンプルなスイングから安定したコンタクトを生み出し適度なパワーも兼ね備える。守備でも持ち前のスピードを生かし、CFとして問題なくプレーできる。

8. ブライアン・ジョンソン:LHP
2012年全体31位左腕が実力を発揮。A+~2Aで2.13ERA&143.2IP/132K/39BBのパフォーマンス。90マイル前半のストレートを両コーナーに投げ分け、セカンダリーピッチのカーブは向上を辿る。サードピッチとしてカッター&チェンジアップも自在に操る。

9. ギャリン・チェッキーニ:3B
 卓越したヒットツールと洗練されたアプローチを兼ね備えるラインドライブヒッターだが、今年は3Aで.263/.341/.371と物足りない成績。3Bとしてはパワー不足なのもネック。走塁は巧みでキャリア4年で97盗塁(成功率84%)をマーク。2013年は94BB&出塁率.443。

10. マット・バーンズ:RHP
98マイルのストレート&カーブでアグレッシブにゾーンを攻める。課題のチェンジアップは向上を辿った。全体的なパフォーマンスは向上もK/9は11.3→7.3と去年より悪化した。 

11. マイケル・チャビス:3B
アレックス・ジャクソン(SEA)らを下しパーフェクトゲームのホームランダービーで優勝した2014ドラフト随一のヒッティングプロスペクト。アベレージとパワーを両立したバッターになりうる素材。SSとしてはレンジが狭く、強肩を生かす面からも3Bに移る可能性が高い。

12. マイケル・コペック:RHP
 ティム・リンスカムとも比較される体を大きくねじるメカニクスから豪快に投げ込むパワーピッチャー。最速97マイルのストレート&鋭く落ちるスライダーのコンビネーション。コマンドとチェンジアップを向上させればローテーション上位クラス。

13. デビン・マレーロ:SS
優れたディフェンダー。平均以上のレンジに素晴らしいハンドリングとアームを備える。打撃では .258/.327/.372たる平凡なパフォーマンスながらアップサイドを期待する声も多い。選球眼とコンタクトに優れる。30本の2塁打を放ちギャップを抜く力も示した。

14. ショーン・コイル:2B
5-8/185と小柄ながらAAで16本塁打&OPS.883。またここ3シーズンで41SB&3CB(盗塁成功率93%)と高い走塁センスも備える。コンタクトとアプローチ面の安定が課題。 ダスティン・ペドロイヤがポジションを阻む。 

15. ハビアー・ゲラ:SS
将来のゴールドグラバーにも挙げられるプラスプラスのSS守備が最大の武器。また打撃でも平均以上のアップサイドを秘めており、粗さが取り除かれればエリート級のSSへとなり得る素材だ。

16. エドウィン・エスコバー:LHP
ジェイク・ピービとのトレードでSF→BOS。平均以上のストレート&スライダー&チェンジアップのスリーピッチを扱うことが出来、完成度の高さが光る。 独特なメカニクスで打者を欺く。

17. トレイ・ボール:LHP
アスレチック&6-6/185のフレームから 高いアップサイドを秘める。90マイル前半のストレート&アウトピッチになりうるカーブのコンビネーションに加え、チェンジアップも向上を辿った。Aで4.68ERAもポテンシャル評は揺るがない。

18.  ウェンデル・リオ:2B
19歳たる年齢に比して非常に磨かれたプレーヤー。2桁ホームランを放ちうるパワーを秘め、アプローチも優秀。2Bの守備ではインスティンクトに優れるが、アームの弱さがネックに。

19. カルロス・アサへ:IF/OF
5-9と小柄ながらアプローチが磨かれたギャップヒッター。A-A+ではOPS.927&15本塁打。守備はアスレチックで2B&3B&LFをこなす。スーパーユーティリティプレーヤーになり得る素材だ。

20. ケビン・マカヴォイ:RHP
優れたコマンドの持ち主。6-4/210たるフレームから最速96マイルのツーシームを両コーナーに投げ分ける。セカンダリーピッチを磨く必要があるが、A-では11試合に先発し1.91ERA&7.31K/BBと目立ったパフォーマンス。 

 Plus One Prospect

リード・グラニャーニ:2B
小柄でパワーレスながらもA+で打率3割をマークし、51K/64BBと傑出したアプローチも披露。また本職の2Bの他に3B/OFもこなす器用さも見せた。スイッチヒッターである点も含め将来像はユーティリティーか。

 

 

 

 Text by Haruki SAKURAI
写真: https://flic.kr/p/poJTFg

2015 Top 20 Prospects:ボルティモア・オリオールズ

13276416475_f533e8ae32_z

 

 

 

 

 

 

 

本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

1. ディラン・バンディ:RHP
エースポテンシャル。トミージョン手術からカムバックし9試合に先発し3.27ERAと順調な回復ぶりをアピール。90マイル中盤から後半のストレートに上質なカーブ&チェンジアップをコマンドよく投げ込む。来季はフル回転だ。

2. ハンター・ハービー:RHP
向上を辿った1年。17試合に先発して87.2IP/106K/33BB/3.18ERAの好成績を収め、フューチャーゲームにも選出された。最速97マイルのストレートとパワーカーブを軸にゾーンを攻めるパワーピッチング。チェンジアップの向上がカギ。

3. チャンス・シスコ:C
スムーズなスイングからフィールド全体を扱えるバッティングに加え、卓越したストライクゾーンへの理解も示す。パワー面も19歳という年齢から向上が望める。アスレチックだが守備面の向上は課題。

4. ティム・ベリー:LHP
90マイル前半のストレートをコマンドよく両コーナーに投げ分け、ハイクオリティなカーブを有効に織り交ぜる。サードピッチのチェンジアップは向上を辿り、昨年被打率.452と苦しめられた右バッターに対しては.263と克服。

5. クリスチャン・ウォーカー:1B
ミドルヒッターたる評価に止まっていたが、2A-3Aで26本塁打とパワー面で向上を辿った。選球眼に優れ相応の四球を選ぶことができる一方でK%は15%→22%と悪化。1B守備は平凡。

6. ザッカリー・デービース:RHP
ストレートは90マイル前後と打者を圧倒するパワーには欠けるが、傑出したコマンド&チェンジアップ武器に2Aで111IP/109K/32BB/3.35 ERA。投球術にも長け、高い野球IQを示す。

7. マイク・ヤムストレムスキー:OF
祖父カールは『最後の三冠王』の異名で知られた殿堂入りプレーヤー。平均以上のスピード&アームに支えられたCF守備では定評を得ていたが、今年は打率.288/14HRとバッティングも開花。パワー評は決して高くないが2塁打34本、3塁打16本とギャップを抜く力を備える。

8. タイラー・ウィルソン:RHP
安定したコマンドを武器に2A-3Aで3.65K/BB。ストレートは最速で91マイルとパワー不足は否めないが、チェンジアップ&スライダーを武器に打者のタイミングを狂わし8.5K/9と一定の三振を奪える力を示す。

9. ダリエル・アルバレス:OF
アッパーカットの力強いスイングからパワーポテンシャルを示す。2A-3Aで打率.303/15HR。守備ではピッチャーとして推す声もあがるほどのアームを武器に平均以上のRFになりうる。来季26歳を迎える年齢がネック。

10. ブライアン・ゴンザレス:LHP
高校ではCFとしても高く評価されていたアスレッチクかつハイポテンシャルな素材。球速は90マイル前後もパワフルだ。コマンドも安定しており、チェンジアップを有効に織り交ぜることもできる。6-3/230のフレームから高いアップサイドが見込める。

11. マイク・ライト:RHP
6-6/215と大柄なシンカーボーラー。95マイルに達するハードシンカーは魅力も、変化球のクオリティが平凡。キャリア通算2.3BB/9とコマンドは安定しているが、K/9は8.3→6.5と去年よりも数字を落とした。

12. ドリュー・ドッシ:3B
スムーズなスイングから優れたヒットツールを示すラインドライブヒッター。故障により昨年は全休も今年はAで128試合に出場し314/.379/.404と実力を発揮。3Bとしては十分なアームを備えるもレンジの乏しさがネックに。

13. ジョン・ケラー:RHP
6-5/210たるフレームから威力のある97マイルのストレート&スライダーのツーピッチで打者をねじ伏せるパワーアーム。ドラフト22巡指名ながらリリーフで26G/61IP投げて2.07ERA&10.5K/9と支配力をアピール。大柄な体格から球速は向上の余地を残す。

14. ヨマー・レイエス:3B
ドミニカ出身の大砲候補。17歳ながらRで53試合出場して打率.285&4本塁打。 年齢に比して選球眼が発達しており、三振を多く喫しない。スピード&レンジの問題から1Bに回ることになるかもしれない。

15. パーカー・ブリッドウェル:RHP
粗削りながらもA+で141.2IP/142K/70BB。6-4の長身から95マイルにも達する角度のある直球を投げ込む。カーブ&チェンジアップは平凡も向上を辿っている。コマンドの向上は不可欠。

16. デビット・ヘス:RHP
最速96マイルのストレート&ハードなスライダーでアグレッシブに攻める。SS-Aでは33.1IP/36K/8BB/3.24ERA。 6-2/210のフレームからまだまだ伸びしろは大いに感じられ、チェンジアップを磨けばスターターとして通用するだろう。

17. パトリック・コナウトン:RHP
バスケットプレーヤーとしても名を馳せ、大学の先輩にあたるジェフ・サマージャと比較されるアスリート。6-5/215のフレームから投げ込まれる95マイルの沈む速球が最大の武器。コマンドに欠けるも野球に専念することで飛躍を遂げる?

18. ローガン・ベレット:RHP
ルール5ドラフトでNYM→BAL。球威には欠けるも優れたコマンドに支えられたピッチングが武器。 キャリアでのBB/9は1.7と高水準だ。90マイル前半のストレート&スライダー&カーブ&チェンジアップでアグレッシブに攻める。

19. ブランデン・クライン:RHP
90マイル前半のストレートにセカンダリーピッチとしてスライダーを交える。平均以下のチェンジアップ&コマンドからブルペンに回る可能性も高いがチームはスターターとして見ている。

20. グリン・デービス:OF
プラスのスピードを備えるリードオフタイプ。レンジも広く、アームもCFとしては及第点。課題のバッティングでも.299/.356/.391と結果を残した。選球眼と変化球への対応に不安を抱えていたが、89K/38BBと一定のアプローチを示した。出塁率を上げて23SBをマークしたスピードをより生かしていきたい。

Plus One Prospect
タナー・スコット:LHP 
2014年ドラフト6巡目指名。 6-2/220とがっちりしたフレームから100マイルに達するストレートを投げる。コントロールが不安定でデリバリーを磨く必要がある。Rでは23IP/23K。

 

 Text by Haruki SAKURAI
写真: https://flic.kr/p/mec75k