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後半戦展望:ミネソタ・ツインズ

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Category Archives: AL西地区

2015 Top 20 Prospects:ロサンゼルス・エンゼルス

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 

1. アンドリュー・ヒーニー:LHP
2A-3Aで137.1IP/143K/36BBたる内容。 スムーズなメカニクスからストレート&スライダー&チェンジアップのコンビネーションで打者を欺く。傑出したコマンドの持ち主だ。エースポテンシャルでは無いも、高い完成度を誇る。 

2. ショーン・ニューカム:LHP
2014年ドラフト全体15位。 6-5/230たる大柄なフレームから97マイルのストレート&スライダー。カーブ&チェンジアップも織り交ぜる。コマンドを磨いていく必要があるが、エースポテンシャルの持ち主だ。8月27日のゲームでは4回無失点10奪三振の好投。

3. ロベルト・バルドゥキン:SS
キューバから亡命し契約金$8MでLAA入り。アスリート性に富んだプレーヤーで優れたインスティンクトを示し、スローイングも正確だ。ボールを見極めるラインドライブヒッティングが印象的。2015年は2Aでプレーする見込み。

4. ニック・トロピアーノ:RHP
ハンク・コンガーとのトレードでHOU→LAA。3Aで124.2IP/120K/33BB/3.03ERAと安定した内容。90マイル前半のストレート&チェンジアップはいずれもプラス評価を得るクオリティ。スライダーに向上の余地を残す。

5. ハンター・グリーン:LHP
 故障により2014年は全休。粗削りながら傑出したポテンシャルを秘める素材型。ストレートは体重の増加を経て90マイル半ばを計時出来ると目され、カーブ&チェンジアップもハイクオリティ。メカニクス&コマンドを安定させたい。 

6. キャム・ベドロージャン:RHP
父スティーブは1987年のサイ・ヤング賞。リリーフ転向2年目にして飛躍を遂げた。A+-2A-3A合計で45IP/82K/2.00たる支配的な内容。 94マイルのストレートは傑出したキレを示し、スライダーのクオリティも高い。コマンドは平凡。

7. カイル・クビツァ:3B
ハイレベルなアプローチに支えられたミドルヒッター。2Aで132試合プレーし出塁率.405/OPS.875をマーク。2塁打31本&3塁打11本とギャップを抜くパワーも示した。3Bディフェンスではプラスのアーム&ソフトなグラブさばきを披露。

8. アレックス・ヤーブロー:2B
恵まれたヒッティングセンスの持ち主でギャップを抜き、打率.285&2塁打38本。コンタクトヒッターでいながら124K/33BBとアプローチの粗さがネック。スピード&2Bディフェンスも平凡。ハウィ・ケンドリックの穴を埋められるか。

9. ジョー・ガトー:RHP
6-3/204の大柄なフレームからハイレベルなピッチャーになる可能性を秘める。 ストレートは94マイルに達し、シンキングアクションを示す。パワーカーブは落差があるものの安定感に欠け、コマンド&チェンジアップは発達段階。

10. ビクター・アルカンタラ:RHP
ポテンシャルはチームでもトップクラス。90マイル後半のストレートを軸にパワーでねじ伏せるピッチングスタイル。125.1IP/117K/被打率.219と支配力を示したが、4.3BB/9とコマンドに不安を抱える。リリーバーに回る可能性も。

11. ナタニール・デルガド:OF
2012年に$280Kでサイン。 ヒッティングプロスペクトとして注目を集める。Rでは38試合/打率.301とヒットセンスを披露。6-1/170とまだ線が細く、パワーはこれから伸びていくツールだ。OF守備ではスピードに欠けるが傑出したアームの持ち主。

12. ネイト・スミス:LHP
ストレートは90マイル前後と球威には欠けるが、巧みな投球でゲームを作り上げる。A+2Aでは118IP/118K/44BB/2.97ERAと目立った活躍。コマンドに優れ、カーブ&チェンジアップのクオリティも悪くない。 

13. タイラー・デローシュ:LHP
真価が問われたシーズンで、昨年の投球がフロックではないことを証明した。A+-2Aでは14勝&2.99ERA。支配力でも147IP/161Kとハイレベルな数字をキープした。ストレートは80マイル後半もカーブの評価が高い。

14. トレバー・ゴット:RHP
デッドライントレードでヒューストン・ストリートとともにSD→LAA。90マイル前半のシンカーを武器にグランドボールを量産するリリーバー。スライダー&チェンジアップも安定しており、スリーピッチを扱うことが出来る。 マイナーでは52試合/2.97ERA。

15. ケイレブ・コワート:3B
2010年ドラフト全体18位。傑出したツール&アップサイドの持ち主も2年連続で平凡なパフォーマンスに終わった。打率.223/6本塁打も、26盗塁はキャリアハイ。メークアップの評価が高く3Bのディフェンスはハイレベル。 

16.  チャド・ヒンショウ:OF
アグレッシブな走塁を武器にチーム傘下トップの41盗塁をマーク。コンパクトなスイングでラインドライブを生み出し、A-A+ではOPS.842&16本塁打。三振が多く128三振を喫し課題も露呈した。OF守備ではCFを中心にこなし10補殺をマーク。

17. カル・トウェイ:3B
パワー&スピードに優れA+では10本塁打/21盗塁。ボールの見極めにも優れ出塁率.364をマーク。 ディフェンス面でもスローイングで高い評価を得ている。本職の3BのほかRFでも38試合出場した。

18.  カルロス・ペレス:C
ディフェンシブなCとして定評を得る。身軽なフットワーク&強肩を生かし、キャリアでの盗塁阻止率は33%と高水準だ。 バッティングではラインドライブのストロークからギャップパワーを示す。バックアップ向き。

 19. クリス・エリス:RHP
93マイルのストレート&チェンジアップ&カーブのスリーピッチをストライクゾーンに集めるピッチング。6-4/190たるフレームから筋肉をつけていけばパワーが増す可能性を秘める。Rkでは9試合/6.89ERA。

20. シャーマン・ジョンソン:IF
A+でOPS.847&17本塁打&26盗塁。体格は小柄だが、抜群のアスリート性でカバー。守備では2B&3Bを中心にこなし定評を得ている。バッティングでは選球眼にも優れリードオフ向き。  

Plus One Prospect
カイル・マゴウィン:RHP
ソリッドなスリーピッチをゾーンに集める。90-93マイルのストレート&平均レベルのスライダー&チェンジアップ。ツーシームを有効に織り交ぜゴロを打たせるクレバーさも披露。肘のコンディションに不安を抱える。

Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/bA2P1u
 

2015 Top 20 Prospects:ヒューストン・アストロズ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 

1. カルロス・コレア:SS
攻守のパッケージも度重なる故障に泣いた。 5ツールの持ち主で、メンタリティも高い評価を得る。62試合の出場にとどまったが、OPS.926/6本塁打/20盗塁とインパクトあるパフォーマンスを示した。アプローチでも45K/36BBたるハイクオリティ。SSのディフェンスでも向上を辿った。

2. マーク・アッペル:RHP
2013年ドラフト全体1位。右肩の故障により、シーズン全体では6.91ERAたる不甲斐ないパフォーマンスにとどまったが、8月26日のゲームでは8回2安打無四球無失点10奪三振の投球を披露するなど終盤は復調の兆し。AFLでは全体2位の24奪三振。コマンドの向上が望まれる。

3. ドミンゴ・サンタナ:OF
傑出したパワー&アームツールの持ち主。21歳にして3AではOPS.858/16本塁打をマークしメジャーデビューも果たした。一方、コンタクトが平凡でキャリアでのK%は30%を超える。RF守備ではアームを武器に3年間で29補殺。

4. ビンセント・ベラスケス:RHP
A+をメインにプレーし64イニング投げてK/9は12.8たる支配的なパフォーマンス。キャリアでのK/9も10を超える。95マイルのストレート&カーブ&チェンジアップはいずれも上質。アスレチックでアグレッシブに攻める姿勢への評価も高い。

5. コリン・モラン:3B
2013年ドラフト全体6位。 ハイレベルなアベレージ&アプローチを両立したピュアヒッター。A+-2Aで打率.296/7本塁打。パワーの乏しさがネックも6-4/215たるフレームから向上の余地を残しており、15ホーマークラスまで伸びると見込まれている。

6. マイケル・フェリズ:RHP
エースポテンシャルの持ち主。Aでは4.03ERAと平凡なパフォーマンスもK/BBは3.0と一定のクオリティをキープ。大柄な体格から98マイルのストレート&スライダーのコンビネーション。コマンドが不安定で、チェンジアップの評価も低い。リリーフ向き?  

7. テオスカー・ヘルナンデス:OF
5ツールポテンシャルの持ち主。アグレッシブなバッティングで傑出したバットスピードを披露。A+-2Aでは打率.292/OPS.897/21本塁打/33盗塁とインパクトあるシーズンを送った。 CFにとどまれるだけのディフェンス&アームを持つが、コーナーに回る可能性もある。

8. ブレット・フィリップス:OF
フットボールでも活躍したアスリート。正確な打球判断&強肩を武器にCFディフェンダーとして高い評価を受け、17補殺をマーク。パワーレスと懸念されていたバッティングではA-A+でOPS.905/17本塁打と爆発。 

9. トニー・ケンプ:2B
『ホセ・アルトゥーベ2世』とも評される小さなスピードスター。5-6/165と小柄ながらプラスのスピードを生かして41盗塁を決めた。 67K/73BBたるアプローチも備えリードオフ向きだ。大学時はOFとしてプレーしており、2Bのディフェンスでは経験不足が目立つ。

10. ジョシュ・ヘイダー:LHP
大きな飛躍を遂げたシーズン。入団時90マイル前後だったストレートはわずか2年で96マイルに達した。細身な体格からクリス・セール(CWS) と比較される。セカンダリーピッチ&コマンドを向上できるかがカギ。

11.  A.J.リード:1B
6-4/240たるフレームを誇るパワーヒッター。A-~ AではOPS.898&12本塁打とハイレベルなパフォーマンスを披露し、54K/30BBとアプローチも良好だ。プラスのアームの持ち主だが、スピードの乏しさから1B向きとされる。

12. ランス・マカラース:RHP
90マイル後半を計時するストレート&プラスのカーブのコンビネーションで支配力を生み出すパワーピッチャー。97IP/115Kとパワフルな側面を示した一方で56BBとコマンドへの不安を露呈した。リリーバー向きとの見方も存在する。

13. プレストン・タッカー:OF
ベストツールであるパワーを武器に2A-3Aで24本塁打&94打点。 ジェフ・ルーノーGMがアレン・クレイグ(BOS)と比較するだけのヒッティングセンスを証明した。去年と同水準のアベレージを残した一方でK%は15%→20%に悪化した。守備は平凡。

14. アンドリュー・アプリン:OF
目立つツールの持ち主では無いも、攻守でゲームを理解したプレーが高く評価されている。特にアプローチでの評価が高く71K/80BB。柔らかいリストで広角に打球を打ち分ける。スピード面でも26盗塁をマーク。 

15. カイル・スミス:RHP
ティム・ハドソン(SF)と比較される。6-0/170と小柄な体格も類稀なピッチングセンスを示す。90マイル前半のストレート&カーブ&チェンジアップ。3.43K/BBをマークした一方で、17本塁打を喫しパワー不足を露呈した。 

16. デレク・フィッシャー:OF
スムーズなスイングを披露しパワー&アベレージを両立したバッターになり得る。R-A-で打率.310をマーク。 スピードにも優れ42試合/17盗塁。アームに乏しく守備も平凡なため、プレーはLFに限られる。バットでインパクトを生み出していきたい。

17. コンラッド・グレガー:1B
80K/68BBたる素晴らしいアプローチを備えたピュアヒッター。 A+-A-2A合計で124試合プレーし、OPS.913&16本塁打をマーク。またフィールド全体に打ち分けるバッティングでギャップを抜き31本の2塁打を放った。

18. ノーラン・フォンタナ:SS 
パワーには欠けるも卓越した選球眼の持ち主。76K/61BBたる素晴らしいアプローチを披露した。安定したSSディフェンスでも定評を得る。ユーティリティータイプとされながらもメジャーでインパクトを生み出せる可能性を秘めている。 

19. J.D.デービス:3B
パワー&アームのパッケージ。アームは投手として90マイル半ばを計時するクオリティ。SS-Aではパワフルなバッティングを武器にOPS.878&13本塁打。3Bのディフェンスは未知数。 

20. アッシャー・ウォイチェホフスキー:RHP
2010年ドラフト全体41位。2013年に2A-3Aで11勝&3.32ERAの好成績も、昨季は故障に泣いた。90マイル前半のストレート&スライダー&チェンジアップを両コーナー投げ分ける。に後半戦は復調を見せており、今季はブレークが期待される。

Plus One Prospect
タイラー・ホワイト:3B
アプローチに優れる中距離打者。2シーズンを通じて91K/90BBたるハイクオリティなバッティングを披露している。A-A+合計で打率.290/15本塁打と着実に成長を見せている。 3Bのディフェンスでは63試合/13エラーと安定感に欠け、1Bでの出場も多い。

 Text by Haruki SAKURAI
写真: https://flic.kr/p/iacpdr