Category Archives: AL東地区

2016 Team Preview:トロント・ブルージェイズ

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*40人ロースターはリンクより参照 
*SP横*マークはローテーション候補の意味を示す

  • 本拠地:ロジャース・センター

他の野球場と比較する→http://yakyujo.com/ml19/

 

広さ
レフト 100M
センター 121.9M
ライト 100M
フェンス高さ 3M
パークファクター*平均100
安打 92.6 
ツーベース 107.6
スリーベース 95.8
HR 100.5
得点 90.6

 

  • 予想オーダー

1.マイケル・ソーンダース:LF
昨シーズン、トレードで地元カナダのチームに移籍し外野の一角として期待されたが、開幕前にスプリンクラーを踏んで膝を故障するアクシデントに見舞われシーズンのほとんどを棒に振った。健康ならパワーとスピードを兼ね備えた優秀な選手。四球をよく選ぶので出塁率も高くリードオフ向き。オフには三角トレードで放出がほぼ決まったかのように思われたが成立せずに終わった。今シーズンはケビン・ピラーとのリードオフマンの座を争う。

2.ジョシュ・ドナルドソン:3B
現在メジャーで最も価値のある選手の1人。移籍1年目となった昨シーズンは球場が打者有利になったことに加え、マークが自分1人に集中しなくなったこともあり打撃成績が軒並み上昇。出塁率を除く全ての打撃成績でキャリアハイをマークした。 守備でもDRS、UZRでともにプラスの成績を残し、MVPに輝いた。クラブハウス内ではチームリーダーとしてまとめ役となっている。5ツールと同程度に大事なツールの1つとして毎日試合に出ることをあげている。最もタフな対戦相手はウェイド・デービス(KC)とのこと。

3.ホゼ・バティスタ:RF
4年ぶりに40本塁打をマークした主砲。 昨シーズンはコンスタントにホームランを打ち続け、月間本塁打が5本を下回ったのは5月の1回だけだった。打率は.250とイマイチだったが、K%=15.9%とそれほど高くなく、BABIP.237と低かったため今シーズンは平均以上の打率を残せる可能性が高い。オフには契約延長の金額については交渉の余地はないと発言し、5年150M以上の契約を求めているとの報道もあった。スプリングトレーニングでは打撃練習中に左打席に入り柵越えの打球を放っている。

4.エドウィン・エンカーナシオン:DH
ドナルドソン、バティスタと共にチームのメジャー最多得点に貢献にしたスラッガー。生粋のプルヒッターで打球の半分は引っ張り方向。39本塁打中逆方向への本塁打は3本だけだった。守備につく機会が年々減っているがどこを守らせても平均以下なので仕方がない。今シーズン終了後にFAとなり、本人はブルージェイズでキャリアを終えたいと語っている。しかし、ペイロールに余裕がないブルージェイズが今年で34歳になる自分と契約する可能性は低いと悟ったようなコメントもしている。

5.トロイ・トゥロウィツキ:SS
昨シーズンのトレードデッドラインで移籍してきたスター選手。故障が多い選手として知られているが昨シーズンはなんとかDL入りせずシーズンを終えることができた。SSとしてはパワーに優れており、100試合近く出場できれば18~20本塁打は計算できる。ブルージェイズ移籍後は不振に陥ったが、長年在籍したコロラド・ロッキーズから放出されたことによるショックが影響していた可能性もあり、その影響がなくなった今シーズンは以前のような打撃が見れるかもしれない。トレードされたことについてまだ恨みを持っており、二度とCOLのフロントとは口を利かないと堂々と発言している。

6.クリス・コラベロ:1B
 昨シーズン32歳にしてブレイクを果たした長距離砲。ウェーバーでTORに拾われ1Bデプスの最後方に位置していたが、AAAでの好調が認められ昇格。昇格後も好調を維持し、101試合の出場で.321/.367/.520、15本塁打をマーク。それまで1Bのレギュラーだったジャスティン・スモークをベンチへと追いやった。アプローチが雑でBB%=6.1%に対しK%=26.7%。高打率だったのは.411だったBABIPによるところも多く今シーズンは打率が下がることが予測される。守備は驚くほど下手で、特に外野を守らせると普通のフライでも捕れるかハラハラさせられる。

7.ラッセル・マーティン:C
 5年82Mの契約1年目の昨シーズンはレギュラー捕手としてチームをプレーオフに導き、期待に応えることができた。守備ではア・リーグワーストのパスボールを出したが、ナックルボーラーのR.A.ディッキーと組むことが多かったのでしかたないことだろう。盗塁阻止率では44.4%をマークし、こちらはア・リーグベストの数字。打撃では低打率ながらもキャリアハイとなる23本塁打をマーク。地元カナダで素晴らしいシーズンを過ごした。投手とのコミュニケーションを何よりも大事にしており、今オフに新加入した投手に多くの時間を割いている。

8.ライアン・ゴインズ:2B
昨シーズン、レギュラーに定着したディフェンシブな選手。デボン・トラビスが故障で離脱する前はSS、離脱後トゥロウィツキが加入すると2Bに回ったがどちらでも平均以上の守備を見せた。打撃では5本塁打と4三塁打をマークするなど決して非力ではなく、BB%=9%と四球も選べるが打率が上がらず、全体としては平均以下。スプリングトレーニングでは打撃改善に取り組み、7箇所ほどスイングのメカニクスを変えたとコメントし自分は.250の打率で終わる打者ではないと意気込みは十分。トラビス復帰後の処遇は打撃次第となる。

9.ケビン・ピラー:CF 
メジャー定着となった昨シーズンは走攻守で大活躍だった。特に守備では、ロジャース・センターの高いレフトの壁をよじ登ってのホームランスティールをはじめとするスーパープレーを連発しDRSでは+22をマーク。ゴールドグラブを受賞できなかったのが不思議なほどだった。打撃でもOPS.713、12本塁打をマーク。走塁では25盗塁を決め失敗は4個のみだった。長打力もあり、コンタクトに優れ、盗塁も上手いためリードオフ向きに見えるが出塁率が悪いためソーンダースがいる限りは下位に置くのが無難か。ただ、ソーンダースは故障が多いため夏場にはリードオフマンの役割を与えられる可能性が高い。

 

2016 Team Preview:タンパベイ・レイズ

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*40人ロースターはリンクより参照
*SP横*マークはローテーション候補の意味を示す

  • 本拠地:トロピカーナ・フィールド

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広さ
レフト 96M
センター 123.1M
ライト 98.1M
フェンス高さ 2.9~3.4M
パークファクター*平均100
安打 93.9
ツーベース 83.2
スリーベース 70.4
HR 96.2
得点

94.0

 

  • 予想オーダー

1.コリー・ディッカーソン:LF
 今オフにトレードでCOLからレイズに加入した。昨シーズンは何度も故障に見舞われ65試合に出場に留まった。しかし、それでも打率.300、2桁本塁打をクリアしており、自慢の打撃は健在。ただ、ロッキーズ打者の例に漏れず打者有利なクアーズ・フィールドの恩恵を受けていたため、ホームでのOPS1.085に対しアウェイではOPS.695。打撃成績がどれほど落ちるか心配だが、本人は新天地でのプレーを楽しみにしている様子。

2.スティーブン・スーザ:RF
チームの得点力アップの鍵を握るスラッガー。 WSHから移籍して1年目だった昨シーズンは新人王の有力候補だったが、度重なるケガで110試合の出場に留まり、16本塁打を放つものの打率.225と確実性に欠けた。かねてから指摘されていた三振の多さを改善する必要があるだろう。身体能力は高いため健康に過ごせば20-20も可能な逸材。

3.エバン・ロンゴリア:3B
 チーム生え抜きのスター選手だが、数年前に比べるとバットが湿りがちになっている。昨シーズンは健康に過ごし160試合に出場。21本塁打をマークしたがOPS.764は主軸の打者としては物足りない。徐々に恐れられなくなっているのか四球も少なくなり、かつては10%台だったBB%が7.6%にまで落ちた。打撃成績がイマイチだったのは、昨シーズンこれまでチームを支えていたジョー・マッドン監督や、ベン・ゾブリストなどのベテラン選手が抜けたことで1人でリーダーシップを取らなければならないというプレッシャーがあったから。今シーズンは多少軽減されるはずなので2009年のような打撃が見れるかもしれない。

4.ローガン・モリソン:DH
 昨オフに続き今オフもトレードされ移籍してきた。昨シーズンは打者不利なセーフコ・フィールドを本拠地にしながら17本塁打をマークし、平均以上の長打力を持っていることを証明したが、打率.225となかなかヒットが出ずOPS.685、fwarはマイナスの数字となった。守備はどこを守っても平均を大きく下回るレベルなのでなんとか打撃でチームに貢献したい。小さいころから父親にメジャーリーガーになると伝えており、それを実現させた。

5.ローガン・フォーサイス:2B
昨シーズン打撃面でブレイクしたユーティリティプレイヤー。昨シーズンにマークした17本塁打はそれまでのキャリア通算本塁打数よりも多い数字。その他の打撃成績も上々でBWAAの記者によって選出されるチーム内のMVPにも選ばれた。本職は2Bだがその他内野3ポジションとLF/RFも平均程度になら守ることができる。オフには2年契約を結んだ。

6.ジェームズ・ローニー:1B
チームのお荷物になりつつあるベテラン。打率は毎シーズン平均以上の数字を残すがそれ以外の成績は年々悪化。本塁打数も減少し、怖がられなくなったことで四球もそれと共に減少。かつては名手だった1B守備も年々衰え2年連続でDRS、UZR共にマイナスとなった。チームはなんとかトレードでの放出をもくろんでいるが、実現には至っていない。今シーズン限りで契約が切れるのでそれを待つしかなさそうである。

7.ケビン・キアマイアー:CF
驚異的な守備範囲を誇る、現在メジャーで最も守備が上手い外野手。前後左右どの打球にも諦めず食らいつき、マークしたDRSは+42。この数字はメジャートップで、2位のエンダー・インシアーテが+29だった。もちろんゴールドグラブを受賞。打撃では2桁の本塁打と三塁打をマーク。足も速いのでリードオフに据えたいが、早打ちで出塁率が低いため下位でランナーを返す方が効率的。昨シーズンの最も素晴らしかったホームランスチールの場面を絵画にしたものを、チームメイトからプレゼントされた。

8.ブラッド・ミラー:SS
 なかなかメジャーで才能を発揮できない身体能力の高い選手。トレードで今オフにTBに移籍した。SSとしては平均以上の打力を持っており2年連続で2桁本塁打をマークしている。SS守備は平均以下。そのため、昨シーズンは同じポジションに守備の上手いプロスペクトが昇格したことでOFに回ったが、SSよりも遥かに下手でコンバートは大失敗に終わった。幸いTBのOFは埋まっているためOF守備につく可能性は低い。素手でバットを持つ。

9.ハンク・コンガー:C
 今オフにHOUから移籍してきた。打撃では低打率ながらも平均以上のパワーを持ち、昨シーズンはキャリアハイとなる11本塁打をマークした。守備ではフレーミングに優れ、投手を助けるが、盗塁を滅多に刺せず、盗塁阻止率は2.3%と壊滅的だった。今シーズンはレネ・リベラやカート・カサリらとレギュラーの座をかけて争う。ホームランを打ったチームメイトを「ゾンビロボットダンス」で出迎える。

 

2016 Team Preview:ボストン・レッドソックス

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 *40人ロースターはリンクより参照 
*SP横*マークはローテーション候補の意味を示す

  •  本拠地:フェンウェイパーク
他の野球場と大きさを比較する→http://yakyujo.com/ml15/

 

広さ
レフト 94.5m
センター 118.9m
ライト 92m
フェンス高さ 0.9~11.3m
パークファクター*平均100
安打 110.3
ツーベース 128.1
スリーベース 103.1
HR 97.1
得点 119.1

 

  • 予想オーダー

1. ムーキー・ベッツ:RF
外野転向をきっかけに出場機会を掴むと一気にブレーク。145試合に出場して打率.291、本塁打18、盗塁21をマークし、チームトップのfWAR4.8を叩き出した。また不慣れなはずの外野守備でも美技を連発しDRS+10をマーク。特にシーズン最後の1か月を打率.358、OPS.998と最高の形で締めくくっており、今季は開幕からフル回転が期待される。ボウリングが特技でオフにはパーフェクトゲームも達成。

2. ダスティン・ペドロイア:2B
チームの看板選手も昨季は故障に泣かされ、93試合の出場に終わった。それでも打率.291、本塁打12、OPS,797と成績自体は悪くなかった。 しかし、2盗塁&DRS-3はメジャー定着後最悪の数字で、故障の影響&加齢による劣化が心配される。BOSで100ホーマー&100盗塁を達成しているのは元三冠王のマイク・ヤストレムスキーとペドロイアの2人だけ。

3. ザンダー・ボガーツ:SS
メジャー3年目のシーズンでついに覚醒。156試合に出場し打率.320、本塁打7、盗塁10の活躍でシルバースラッガー賞を受賞。ブレークのきっかけは仕掛けを早くしてコンパクトな打撃を心掛けたことで、本塁打&四球数は減少したが、23.2%→15.4%に三振率が大幅に改善され逆方向への打球が増えるなどフィールド全体を扱うことができるようになった。 守備でも成長著しくDRSを-7から±0に改善した。

4. デービッド・オルティズ:DH
キャリア20年目を機に今季限りでの引退を表明している大ベテラン。昨季は打率.273、本塁打37、打点108と3年連続で30ホーマー&100打点をクリアするなど39歳を迎えても衰える様子は一切なし。ラストイヤーについては「俺はまだ飢えてるんだ。ワールドチャンピオンのためにできることは何でもする。この1年を気晴らしにするつもりはないよ。」とコメント。

5. ハンリー・ラミレス:1B
4年$88Mの大型契約でBOS入りも、移籍初年度は攻守に散々なシーズンに。3~4月は21試合で10ホーマー&OPS.999と気を吐いたが、その後は故障などもあり大不振。キャリアワーストとなるfWAR-1.8を記録し、チームに全く貢献できなかった。特にコンバートされたLF守備では打球処理に苦しみDRS-19、UZR/150-31.9とボロボロだった。今季は1B転向で心機一転を図りたい。

6. パブロ・サンドバル:3B
5年$95MでBOS入りも、移籍初年度はラミレス同様キャリア最悪のシーズンを辿った。メジャー定着を果たした09年以降最悪となる打率&出塁率&長打率&OPS&本塁打数&四球率&三振率をマークし、fWAR-2.0は規定打席到達者ではメジャーワーストの数字だった。守備でもDRS-11、UZR-16.9と大幅に悪化。春季キャンプでは、たるみきったボディを披露し地元紙から批判を浴びた。

7. ルスネイ・カスティーヨ:LF
キューバ出身で、14年に7年$72.5Mの契約を結びBOS入り。抜群のスピードとシュアな打撃をウリとしているが、ルーキーイヤーとなった昨シーズンは80試合で打率.253、本塁打5、盗塁4、OPS.647と少し物足りない結果に。四球率4.5%とフリースインガーであり、足を生かすためにも選球眼を磨いていきたいところだ。外野守備での動きはぎこちないが、DRS+15、UZR+10.4と大健闘。 

8. ブレーク・スワイハート:C
昨季メジャーデビューを果たすと一気に正捕手の座を掴んだ若手有望株。滑らかなスイングから広角に打ち分ける典型的なナチュラルヒッターで、8月以降は打率.359と完全にメジャーに適応。一方でスイッチヒッターながら左投手の対応に苦しんでいるためクリスチャン・バスケスやライアン・ハニガンらとプラトーンの起用が予想される。総合格闘技の大ファン。

9. ジャッキー・ブラッドリーJr:CF
高い身体能力に支えられたゴールドグラブ級の外野守備が最大の魅力。昨季は10ホーマー&OPS.832と課題の打撃でも覚醒の兆しを見せた。しかし三振率27.1%と確実性に不安があり、今年も昨年同様の成績が残せるかは疑問。自慢の守備ではDRS+8、UZR+10.1と相変わらずの素晴らしい内容。引退後はスポーツ用品店を営みたいと考えている。

 

2016 Team Preview:ニューヨーク・ヤンキース

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*40人ロースターはリンクより参照 
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  •  本拠地:ヤンキー・スタジアム

他の野球場と大きさを比較する→http://yakyujo.com/ml05/

  

広さ
レフト 96.9M
センター 124.4M
ライト 95.7M
フェンス高さ 2.57M
パークファクター*平均100
安打 97.5
ツーベース 88.7
スリーベース 63.0
HR 125.1 
得点  102.2

 

  • 予想オーダー

1.ジャコビー・エルズベリー:CF
 昨シーズンはケガに悩まされ111試合の出場に留まった俊足外野手。成績も悪化し.257/.318/.345、7本塁打という有様だった。故障で離脱するまではア・リーグの首位打者だったが、復帰後、バットが湿りがちになった。理由としてはブレーキングボールに手を出すことが多くなったことが挙げられる。レギュラー獲得以降40%台で推移していたブレーキングボールに対するスイング率が昨シーズンは50%台に跳ね上がっていた。今シーズンはアプローチを見直す必要がある。

2.ブレット・ガードナー:LF
数少ないチーム生え抜きの野手。打撃では.256/.343/.399と例年と変わらない成績を残したが、守備では年々レンジが狭くなっている。かつてはメジャーでも有数の外野手の1人だったが、今ではぎりぎり平均レベルとなった。また、開幕には間に合うもののHOUとの1ゲームプレーオフで手首を痛めており、幸先が悪い。スターリン・カストロとのトレードで放出されかけるも、相手のニーズに合わず断られたため残留となった。

3.アレックス・ロドリゲス:DH
 薬物疑惑で定着した胡散臭いイメージを払拭することに成功したベテランスラッガー。40歳で迎えた昨シーズンは2010年以来となる30本塁打以上をクリアし打棒はまだ衰えていないことを見せつけた。しかし、かつてゴールドグラブを受賞した守備はもう見る陰がなく昨シーズン守備についたのは30イニング未満。

4.マーク・テシェイラ:1B
毎シーズン故障に悩まされるベテランスラッガー。昨シーズンは珍しく開幕から健康で過ごしていたが、大事な8月の中盤に故障しそれ以降はシャットアウトとなった。それでもハイペースで本塁打を打っていたため2011年以来の30本塁打以上をマークした。ロドリゲスとは違い、守備は相変わらず上手い。今シーズンが終了した時点でFAとなるためモチベーションは十分。

5.ブライアン・マッキャン: C
チームを引っ張る熱血漢。昨シーズンは.232/.320/.437、26本塁打をマーク。FA移籍初年度は1Bを守ることも多かったが、昨シーズンは1000イニング以上でCを務めチームを支えた。昨シーズン控えとして優秀だったJ.R.マーフィーが抜け、トッププロスペクトのゲイリー・サンチェスがベンチ入りする可能性があるが、その時はよきお手本となるだろう。

6.カルロス・ベルトラン:RF
10年前は5ツールプレイヤーとして鳴らしたベテラン。昨シーズンは全てにおいてひどかった2014年から幾分か持ち直し最低限の成績を残した。とはいえ守備と走塁では全く貢献できず、メジャーデビュー以降初めての盗塁0でシーズンを終えており、守備でも動きがかなり悪くなっているが、ロドリゲスがDHに居座っているためRFを守らざるを得なくなっている。開幕スタメンの座を新加入のアーロン・ヒックスに譲る可能性も高い。今シーズンの終了時点で契約が切れるため、引退も示唆している。

7.スターリン・カストロ:2B
今シーズンからヤンキースの一員として戦うことになった弱小時代のCHCの顔。コンタクトに優れ、毎シーズン2桁本塁打を打つパワーも兼ね備えているが、 非常に早打ちで出塁意識に欠けていることが大きなマイナスとなっている。守備ではメジャーデビュー以来ずっとSSを守っていたが、集中力不足やルーティンプレーの拙さから昨シーズンはアディソン・ラッセルにポジションをゆずり2Bに移っていた。チーム事情によって3Bに回る可能性もあり、その時の心得をロドリゲスから伝授されている。

8.チェイス・ヘッドリー:3B
 打者有利のヤンキー・スタジアムを本拠地としているのに一向に打撃成績が向上しない元打点王。SDに所属していた2012年には非常に打者不利なペトコ・パークを本拠地としながらも31本塁打をマークしたこともあり、昨シーズンは打棒が復活するのではとにわかに期待されたが、.259/.324/.369、11本塁打たる成績に終わった。それでも得意の守備で貢献してくれればよかったのだがそれも昨シーズンはできなかった。この体たらくが続くようならレギュラー剥奪も十分ありうる。

9.ディディ・グレゴリウス:SS
チームでベストとなるfwarをたたき出したオランダ人内野手。ポジションが同じというだけでよく「ジーター2世」と言われるが 選手のタイプとして似ている点は少ない。昨シーズンは前半戦OPS.619と苦しんだが、後半戦はOPS.764と盛り返した。守備ではDRS、UZR共にプラスの数値をマーク。打者有利のホームで打撃成績が悪いのはホームランを狙うあまりポップフライを打ち上げることが多いため。アウェイでは2.9%の内野フライ率がホームでは14.6%と激増している。

 

2016 Team Preview:ボルティモア・オリオールズ

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*40人ロースターはリンクより参照 
*SP横*マークはローテーション候補の意味を示す。

 

  • 本拠地:オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ
他の野球場と大きさを比較する→http://yakyujo.com/ml18/

 

広さ
レフト 101.5m
センター 121.9m
ライト 96.9m
フェンス高さ 2.1 m~7.6 m
パークファクター*平均100 
安打 112.1
ツーベース 97.8
スリーベース 77.5
HR 141.5
得点 122.8

 

  • 予想オーダー

1. マニー・マチャド:3B
『Aロッド2世』とも称される若きチームの顔。昨季は両リーグで最多の162試合に出場して打率.286、本塁打35、打点86、盗塁20、OPS.861と軒並み自身最高の成績。守備でもDRS+14を叩き出し2度目のゴールドグラブを受賞。さらに2度目の球宴出場も果たし、MVP得票でも4位にランクイン。今季はさらなる飛躍が期待される。フロリダ出身ということもあり、マーリンズファンとして育った。祖母の手料理が大好物。

2. キム・ヒョンス:LF
2年$7Mでメジャー入り。韓国では球界随一の左の中距離打者として活躍し、KBO通算10年で.318/.406/.488と素晴らしいスラッシュライン。昨季は自己最高の28ホーマー&101四球をマーク。コンタクトが上手く適応能力の高い打者として評価されており、レギュラー選手として戦力になれるだろう。

3. アダム・ジョーンズ:CF
5年連続25ホーマー以上、4年連続球宴出場と球界を代表するファイブツールプレーヤー。ゴールドグラブは3年連続で途切れたが、DRS+4、UZR+7.1とCF守備も高水準をキープしている。 一方で盗塁数は14→7→3と減少傾向にあり、フリースインガーである点も含めて今後の劣化が気がかり。ドラフト指名された時はSSだった。

4. クリス・デービス:1B
球界屈指のパワーヒッターで、昨季は47ホーマーを放ち本塁打王を獲得。オフには球団史上最高額となる7年$161Mの契約を結び残留した。アッパーカットのスイングからバックスピンをかけ、右に左にアーチを描く打撃は芸術の域だが、一方でメジャー歴代5位の208三振を喫するなどコンタクトの粗さが弱点。本職の1Bの他にRFとしても30試合に出場。チャリティーとしてボルティモアの貧困層への食事支援もおこなっている。

5. マーク・トランボ:RF
オフにトレードでSEAから移籍。ホームランも多いが三振も多い典型的なブンブン丸タイプ。メジャー通算5シーズンで131ホーマー、ISO.208と長打力に関しては毎年安定しており、一定数の本塁打は見込めるだろう。特に左投手に対してはOPS.824と相性がよく、デービスのプロテクト役としては適任。元投手ということもあり肩は強いが、通算DRS-12と外野守備は不得意。

6. ペドロ・アルバレス:DH
13年にリーグ最多の36本塁打を放ち、昨季もリーグ10位の27本塁打を放つなど豪快なパワーには定評を得ているが、デビュー2年目以降は打率.250を上回ったシーズンがなく、確実性に不安を抱える。オフにはPITからノンテンダーを受け、FAとなったが引き取り手が現れず。春季キャンプ途中の3月にBALと1年$5.75Mの契約を結んだ。 3Bを失格になり1B転向を余儀なくされたが、DRS-14と目も当てられない数字に。

7. マット・ウィータース:C
球宴3度、ゴールドグラブ2度と球界を代表する名捕手。オフにはFAとなったが、クオリファイングオファーを受け入れ1年$15.8Mで残留。昨季はトミージョン手術の影響で75試合の出場にとどまったが、盗塁阻止率は31%と肩の状態は問題なく、打撃も8ホーマー&OPS.752と悪くなかった。10-13年までは4年連続で130試合以上出場しており、無事健康な姿をアピールして来オフに大型契約を勝ち取りたいところ。 

8. ジョナサン・スコープ:2B
アンドレルトン・シモンズ(LAA)らと同じオランダ領キュラソー島出身。身体能力が高く、抜群のキャノンアームに支えられた内野守備がウリだが、昨季は86試合の出場で15ホーマーを放つなど長打力も開眼。もしフルシーズンで昨季のような成績を残せれば面白い存在。四球率2.8%と極端なフリースインガーである点はきがかり。兄シャロンもBAL傘下でプレーしている。

9. J.J.ハーディ:SS
長打と好守が魅力のベテラン選手も劣化傾向。 昨季は114試合で打率.219、本塁打8、OPS.564とキャリアワースト級の成績。3年続いていたゴールドグラブも逃したが、DRS+4、UZR+7.1と自慢のSS守備はまだ高水準をキープ。今季はレギュラー確約も外され、ユーティリティーとしての役割を担うことになる。元々は消防士になろうと思っていた。