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Category Archives: AL中地区

2016 Top 20 Prospects:クリーブランド・インディアンス

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。 

 

1. ブラッドリー・ジマー:OF
顔が瓜二つの兄カイルはロイヤルズのトッププロスペクト。 傑出したツールのパッケージとして知られ、コンタクト&パワーに優れるバッティングでは、ストライクゾーンへの理解も十分だ。A+&2AでOPS.814&本塁打16&盗塁44。 守備ではCFとして必要な肩&スピード&打球判断を併せ持つ。

2. クリント・フレーザー:OF
2013年ドラフト全体5位指名。ファイブツールポテンシャルの持ち主で、特にパワー&スピードに優れる。バッティングフォームの改造に取り組み、シーズン後半戦は 66試合でOPS.961。三振率25%→18%、四球率9.4%→14.4%とアプローチも改善された。

3. ロブ・カミンスキー:LHP
ハイレベルに磨かれた左のエース候補。最速95マイルのストレート&落差の大きいカーブ&チェンジアップ&コマンドいずれも上質。特にカーブはマイナー最高のボールと言われるほどだ。5-11/190と体格は小柄だが、巧みな投球術でカバーする。 

4. ブレイディ・エイケン:LHP
14年ドラフト全体1位も、アストロズと契約がまとまらず進学。その後名誉挽回を狙うもトミージョン手術により評価を上げることはできなかった。 万全であれば97マイルのストレート&カーブ&チェンジアップ&コマンド全てエース級。

5. ジャスタス・シェフィールド:LHP
高校時代にはU-18代表としてもプレーした実力派。5-11/196と小柄な体格ながらストレート&カーブ&チェンジアップのコンビネーションはパワフル。 メカニックもスムーズでコマンドも安定している。1Aでは26試合先発して防御率3.31、K/9=9.7、BB/9=2.7、K/BB=3.7。

6. タイラー・ネークイン:OF
走攻守三拍子揃ったオールラウンダーも、故障の多さがネック。出場試合数は昨年が76試合、今年が84試合と十分ではないがそれでも2年連続で打率3割を達成。特に今年は2A&3Aでキャリア最高のOPS.828をマーク。CF守備ではプラスプラスの肩を披露する。

7. マイク・クレベンジャー:RHP
ジェーコブ・ディグローム(NYM)とそっくりな風貌でも話題に。過去にはトミージョン手術も経験し、今季は3Aで27登板(26先発)して防御率2.73、K/BB=3.63とブレーク。最速97マイルのストレートを軸にスライダー&カーブ&チェンジアップも織り交ぜる。 

8. ボビー・ブラッドリー:1B
19歳たる年齢に比して磨かれたバッターで、特にベストツールであるパワーは平均以上の評価を得る。 1A&A+で27ホーマー&OPS.875&ISOp.254とパワフルな内容。 150Kを喫した粗さを取り除く必要がある。スピード&ディフェンスは平凡で1Bがふさわしい。

9. トリストン・マッケンジー:RHP
6-5/160たるスキニーな体格から高いアップサイド評を得る。90マイル前半のストレートは将来的にさらに向上するだろう。また、カーブ&チェンジアップはストレートと同じフォームから繰り出され、洗練度の高さがうかがえる。A-では12回/17K/2BB。 

10. ルイージ・ロドリゲス:OF
5-11/160と小柄ながら傘下随一のファイブツールポテンシャルを秘める。フリースインガーながらA+で112ホーマー&OPS.827をマーク。さらに自慢のスピードを生かして盗塁も24個決めた。守備では外野3ポジションをこなし、元二塁手ということもあり送球動作までが早い。 

11. フアン・ヒルマン:LHP
ブラッド・ミラー(TB)は高校の先輩。完成度の高いソリッドなHS左腕。 90マイル前半のストレート&鋭いカーブ&打者から見づらいチェンジアップを有効に織り交ぜ、投球センスにも優れる。メカニックも綺麗で制球も安定している。

12. エリック・ゴンザレス:SS
軽快なSS守備で高い評価を受ける。三遊間、二遊間いずれの打球に対しても機敏に反応し、スローイングも力強い。打撃面ではフリースインガーながら自己最多タイの9ホーマーをマーク。足も平均以上で、技術が磨かれればコンスタントに20盗塁をマークできるだろう。

13. アダム・プラットコ:RHP
 支配的な球威の持ち主ではないが、優れたコマンド&野球IQに支えられたクレバーなピッチングが光る。 A+&2Aでは166回/137K/28BB/防御率2.39、BB/9=1.5たるハイフロアー評に見合った活躍。90マイル前後のストレート&チェンジアップのコンビネーション。

14. フランシスコ・メヒア:C
攻守で高いアップサイドを秘めるアスリート。プラスのバットスピードを示しており、パワーポテンシャルを秘めている。スイッチヒッターであり、両打席でヒッティングセンスを持ち合わせている。守備ではプラスの肩を持つが、スローイングを含め課題は多い。 

15. ライアン・メリット:LHP
 素晴らしいコマンドの持ち主で、チームの育成部門のナンバー2であるロス・アトキンズはジョシュ・トムリンと比較し「彼がメジャーリーガーになることにほとんど疑いはない」 と評価した。2A&3Aで12勝、BB/9=1.2、K/BB=4.77と安定した投球内容。

16. マイク・パピ:1B/OF
2014年ドラフト全体38位。ドラフトクラス最高の選球眼の持ち主とされた。現段階ではラインドライブヒッターたる評価に止まるが、プラスのバットスピードからパワーツールは向上の余地を残す。守備は平凡でコーナー向き。 

17. マーク・メジアス:2B
故障の影響もあり3巡目までスリップもA-でOPS.790と健康体をアピール。粘り強いバッティングが武器で、出塁率.382&36K/35BBと高い出塁能力を発揮した。 スピード&守備範囲は平均以下でユーティリティー向きとする見方も多い。

18. ルイス・ルーゴ:LHP
 6-5/200たる大型左腕。真上から投げ下ろすメカニクスから80マイル後半のストレート&カーブ&チェンジアップ。チェンジアップはプラス評価を得るボールで、落差が魅力のカーブも向上を辿る。A+で防御率4.15、被打率.266と支配力に欠ける。プレミア12ではイタリア代表としてもプレー。

19. ショーン・モリマンド:LHP
チェンジアップを武器にソリッドなスターターになり得る。ストレートは90マイル前後と威力に欠けるが、平均レベルのスライダーと組み合わせ、打者のタイミングを崩す。キャリア5年で防御率3.43と安定した成績を残しているが、K/BB=1.97は平凡の域を出ない。

20. グレッグ・アレン:OF
ベン・リビア(WSH)とも比較されるスピードに優れるリードオフタイプ。バッティングではパワーレスだが、26K/27BBたる成熟したアプローチを示した。 守備ではプラスのスピード&平凡な肩からCF/LF向きとされる。バッティングを磨いていければメジャーでも通用する。 

Plus One Prospect
ルーク・ワカマツ:SS
元マリナーズ監督ドン・ワカマツの息子。20巡目指名も、オーバースロットで合意。6-3/185たる恵まれた体格に加えて、高い野球センスを示している。バッティングでは平均以上のバットスピードを示し、守備もSSに残れるレベル。RではOPS.739とまずまずのスタート。
 

Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/feBtf9

 

2016 Top 20 Prospects:シカゴ・ホワイトソックス

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 

1. ティム・アンダーソン:SS
アスレチックな素材でハイセンスなポテンシャルをゲームでも発揮。 SS守備ではベストツールであるスピードを土台に、広大な守備範囲&強肩を披露。 114K/24BBとアプローチは粗いが、打率.312、本塁打5、OPS.779、盗塁49をマーク。

2. カーソン・フルマー:RHP
6-1/190たる投手としては小柄な体格も、最速97マイルのストレート&カーブのパワフルなコンビネーションはソニー・グレイ(OAK)と比較される。全力で投げ込む投球フォームからクローザー向きとの見方もチームは先発して育成していくプラン。R&A+では9先発/防御率1.96。 

3. スペンサー・アダムス:RHP
高校では野球&バスケットボール&フットボールで活躍したアスリート。1A&A+で24先発して12勝5敗、防御率2.99、K/BB=5.3と支配的な内容。90マイル前半のストレート&セカンダリーピッチになり得るスライダー&チェンジアップ&カーブを力みの抜けたスムーズなメカニクスから投げ込む。 

4. トレイ・ミハエルゾウスキー:3B
6-3/210たるフレームにアスレチックさを備え、チッパー・ジョーンズ(元ATL)と比較されるスイッチヒッター。 パワー&アベレージを兼ね備える打者になり得る。3Bのディフェンスでは強肩&体格に比して優れた機敏さを披露。 A+でOPS.729。

5. ジョーダン・ゲレーロ:LHP
12年ドラフト15巡目左腕が1A&A+で25先発して13勝4敗、防御率3.08、K/BB=4.77とブレーク。ストレートは90マイル前後も、カット気味のアクションで右バッターの胸元を果敢に攻める。カーブ&チェンジアップも平均レベルで、6-3/190たる体格から伸びしろも十分。 

6. ジェーコブ・メイ:OF
リードオフ型。小柄な体格もギャップを抜くバッティングを示し、盗塁を多く生み出せるスピードも持ち合わせている。38盗塁をマークしたスピードを生かしたCF守備でも定評を得る。コンタクト面を磨く必要がある。 『プレミア12』ではアメリカ代表としてプレー。

7.  コートニー・ホーキンス:OF
ハイレベルなパワー&スピードを示すアスリート。ストレートをパワフルに叩くバッティングで2Aでは9本塁打&ISO.167をマーク。コンタクト面では100K/20BBとまだ磨かれる必要がある。まだ21歳と若く、長い目で見守っていきたい。

8. タイラー・ダニッシュ:RHP
サイドスローから放たれる独特なアームアクションで打者を幻惑する。 2Aで26先発して8勝12敗、防御率4.50、被打率.311と打ち込まれた。 95マイルのストレート&年齢に比して発達したチェンジアップ&右バッターに有効なスライダーをコマンドよく投げ込む。 

9. ミッカー・アドルフォ:OF
$1.6Mでホワイトソックス入り。プラスプラスのパワーが最大の武器。コンタクトに不安を抱えており、ヒットツールに疑問が残る。守備ではRFとして相応の強肩を備えており、アスリート性も申し分ない。 

10. アダム・エンゲル:OF
20‐80スケールで70評価を得るスピード&打球判断に優れたCF守備からピーター・ボージャス(STL)と比較される素材。6‐1/215たる体格に相応なパワーを持つが、A+で136試合/132Kとコンタクト面に不安。リーグトップの65盗塁に成功。

11. クリス・ベック:RHP
傘下トップと評されるチェンジアップの使い手。 かつて95マイルを計時したストレートは90マイル前後まで落ち、同時に三振数も減少したが、カッター&シンカーを有効に織り交ぜる投球スタイルで多くのグランドボールを打たせる。キャリア4年で2.6BB/9と安定した制球力を誇る。 

12. ジェイク・ペーター:2B
投手として96マイルを計測した強肩の持ち主。傘下トップとも評されるヒッティングセンスの高さに支えられたピュアヒッティングでヒット&四球を量産。プロデビュー時はSSも、自慢の強肩は生かし切れず2Bへコンバート。堅実なハンドリングにゲッツーも華麗に決める。

13. コリー・ザンガーリ:1B
15年ドラフト6巡目指名も、スロットのほぼ倍となる$0.5MでCWS入り。MAX97マイル右腕として注目を集めていたが、豪快なパワーを買われ野手としての指名。Rでは54試合出場し打率.318、本塁打6、OPS.839と好成績。選球眼が悪く三振も多い。

14. ジェーソン・コーツ:OF
マイナーで3年連続15ホーマーを達成。今季は3Aで17ホーマー&OPS.762をマークし、CWS傘下有数のヒッティングプロスペクト。バットスピード&選球眼が平凡でメジャーのレベルに適応できるかは未知数。足が遅く、守備は平均レベル。 

15. ザド・ロウリー:RHP
未洗練ながら最速97マイルを叩き出すパワーピッチャー。スライダー&チェンジアップは信頼性に欠け、コマンドも磨いていく必要がある。全体的にまだまだ発展途上で、長い時間をかけて育てていかなければならない。1Aでは26先発して12勝8敗、防御率4.48。

16.  ブライアン・クラーク:LHP
14年ドラフト9巡目。A+では29登板(5先発)して10勝4敗、89回/85K/38BB/防御率2.33。6-3/225の体格から投げ下ろされる93マイルの速球は角度があり、低めに決まると厄介。セカンドピッチのスライダーは平均以上で、平均以下のチェンジアップもプロ入り後に向上を辿る。 

17. ジョーダン・スティーブンズ:RHP
15年ドラフト5巡目。93-96マイルのストレート&プラスのカーブのコンビネーションを武器にRでは防御率0.51&K/BB=7.0と支配的な内容。スライダー&チェンジアップも扱うことができ、小柄な体格に比してスタミナも十分。来季からは先発に挑戦予定。

18. アンドレー・ウィーラー:LHP
大学2年時に投手転向。左のパワーリリーバーとしてプロの階段を昇っている。90-04マイルのストレート&スライダーのコンビネーションでパワフルに攻め、特に左バッターに対しては被OPS.518と圧倒している。右バッター対策としてチェンジアップを磨きたい。 

19. ヨハン・クルーズ:3B/SS
BB%=4.2%と四球は選ばないが、バットコントロールを生かしたコンタクトヒッティングでRでは打率.312、本塁打6、OPS.780をマーク。しかし、最大の武器は守備で、強肩&素早い打球反応に支えられた3B守備はプラス評価を得る。上のレベルでも打撃成績を維持していきたい。

20. エディ・アルバレス:SS
異色の経歴の持ち主。ソチ・オリンピック5000mスピードスケート銀メダリスト。その後、「子供の頃からの夢だった」と語る野球選手に転身。ベストツールであるスピードはプラス評価を受け、走塁技術も向上を辿る。1A&A+で123試合出場して打率.296、OPS.834、盗塁53。 

Plus One Prospect
セビー・ザバラ:C
15年ドラフト12巡目。大学時代からオフェンシブなCと定評を得ていたが、 Rでは35試合ながらOPS1.029と打ちまくり、『プレミア12』メキシコ代表にも選出された。一方でCとしては肩が弱く盗塁阻止率も20%。将来的には外野コンバートも視野。

 

 Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/smnkcH