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Category Archives: AL東地区

2016 Top 20 Prospects:ボストン・レッドソックス

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 1. ヨアン・モンカダ:2B/3B
インターナショナルアマチュア史上最高額となる$31Mでサイン。ロビンソン・カノー(SEA)の再来とされ、走攻守全てがプレミアム級だ。1Aでは81試合に出場し打率.278、本塁打8、OPS.817、盗塁49と順調なプロデビュー。

2. アンドリュー・べニンテンディ:OF
15年ドラフト全体7位。過去にはブライス・ハーパー(WSH)やクリス・ブライアント(CHC)も受賞した大学野球界のMVPにあたる『ゴールデンスパイク賞』受賞者。大学最高のオールラウンダーの名を引っ提げ、SS&1Aでも11ホーマー&OPS.972と大暴れ。

3. アンダーソン・エスピノーザ:RHP
契約金$1.8MでBOS入りした17歳右腕。6月にプロデビューするとR&1Aで15試合先発して防御率1.23、K/BB=4.64と衝撃的なパフォーマンス。 90マイル後半のストレート&カーブのコンビネーションは支配的の一言に尽きる。6-0/160と小柄な体格がネック。

4. ラファエル・ディバース:3B
彼のスイングをひとたび見たスカウトは心を奪われてしまうという魅惑のスラッガー。 抜群のパワーポテンシャルに加え、ヒッティングセンスやゾーンへの理解も卓越。3B守備は評価が分かれ、最終的に1BやOFに移ることになるだろうという見方が強い。

5. マイケル・コペック:RHP
14年ドラフト全体33位。高校時に最速97マイルだった球速は、今年に入り100マイルを連発。一躍スカウトたちから注目を集めた。ところが7月に薬物使用が発覚し50試合の出場停止に。フルシーズン1年目は16登板(15先発)して防御率2.63、K/9=9.69。

6. ブライアン・ジョンソン:LHP
メジャーで投げる準備は整っている。3Aでは18先発して防御率2.53をマークし、9月にはメジャーデビューも果たした。 ストレート&カーブ&カッター&チェンジアップを自在に操り、コマンドも優秀。ローテーション3番手クラスの実力派だ。

7. サム・トラビス:1B
ヒッティングセンスに優れ、パワーとアベレージを両立できる中距離ヒッター。特にバットコントロールと選球眼がピカイチでA+&2Aで131試合に出場し、打率.307、本塁打9、OPS.833、77K/59BBたる安定した打撃内容。

8. マイケル・チャビス:3B
 アレックス・ジャクソン(SEA)らを下しパーフェクトゲームのホームランダービーで優勝した2014ドラフト随一のヒッティングプロスペクト。1Aでは109試合に出場して16ホーマーも、打率.223&144K/29BBとコンタクト面に課題。

9. タイ・バッテリー:RHP 
6-6/235の長身から投げ下ろされる96マイルの速球は角度があり、打者に自分のスイングを許さない。セカンドピッチのナックルカーブも空振りを奪うのに有効だ。今季は制球面で向上を辿り、1A&A+で25先発して防御率3.92。ブレーク目前だ。 

10. デビン・マレーロ:SS/2B
ドラフト時は「最もメジャーに近い大学No.1SS」たる評価もプロでは伸び悩み。入団4年目にしてメジャーデビューもOPS.551と物足りないシーズンに終わった。優れたディフェンダーで、平均以上の守備範囲に素晴らしいハンドリングと強肩を備える。 

11. ルイス・アレクサンダー・バサベ:OF
ファイブツール候補。16歳の時にBOSと契約。3年目の今季は初めてフルシーズンをアメリカ国内で過ごした。A-では56試合で打率.243、本塁打7、OPS.741、盗塁15とまずまずの成績。パワー&スピード&肩はいずれも平均以上。

12. マルコ・ヘルナンデス:SS
17歳の時にCHCと契約、その後フェリックス・ドゥブロント(現OAK)とのトレードでBOS入り。SSとして十分な守備範囲と肩を持ち併せており、2B&3Bもこなすユーティリティー性も披露。2A&3Aで四球率3.5%とフリースインガーながら打率.305&OPS.783をマーク。 

13. ウェンデル・リホ:2B
20歳たる年齢に比して非常に磨かれたプレーヤー。 2桁ホームランを放ちうるパワーを秘め、アプローチも優秀。2Bの守備ではインスティンクトに優れるが、アームの弱さがネックに。

14. マウリシオ・ドゥボン:SS/2B
ピュアヒッター。ヒットセンスに優れ、高校時代から高く才能を買われていた素材。今年はアプローチ面で向上を辿りBB%は3.2%→7.7%に上昇。SSの守備でも平均レベルの動きを見せている。将来像は攻撃型のユーティリティープレーヤーか。

15. トレイ・ボール:LHP
アスレチック&6-6/185のフレームから 先発ローテーション2~3番手級の高いアップサイドを秘める。 90マイル前半のストレート&アウトピッチになりうるカーブのコンビネーションに加え、チェンジアップも向上を辿った。A+では25先発して防御率4.73。

16. ニック・ロンギ:OF/1B
13年ドラフト30巡目指名も割高な契約金で合意。 ヒットツールの評価が高く、広角に打ち分ける技術も併せ持つ。パワーもじきに伸びると見られている。1Aで115試合出場して打率.281、本塁打7。足が遅く守備は平凡。

17. ヨアン・アイバー:OF
18歳ながらその美しいスイングはスカウト達から絶賛の嵐。RではOPS.635も、高い身体能力と6-2/165たる体格から将来を有望視されている。スピード&肩はいずれもプラス評価を得ており、平均以上のRFになれるだろう。BOS契約前は投手としても高い評価を得ていた。

18. パット・ライト:RHP
今季よりリリーフ転向。97マイルのストレート&スプリッターが武器の豪腕。2A&3Aでは47試合に登板し防御率3.88、K/9=9.6。コマンド&セカンドピッチを磨くことができればメジャーデビューも近い。

19. オースティン・ライ:C
2015年ドラフトクラス有数の好捕手で上質なディフェンス面で高い評価を受ける。平均的な捕手よりも高い打撃&走塁センスを示しており、レギュラー捕手として将来有望だ。大学3年時に打撃開花も、プロ1年目は打率.179と不発。  

20. ウィリアムズ・ヘレズ:LHP 
ドラフトから3年はCFとしてプレーも、14年から投手転向。転向2年目の今季は、開幕から好投を続け1A&A+&2Aで41試合リリーフ登板。防御率3.35、K/9=8.7をマーク。すでにストレートは最速97マイルまで計測。 

Plus One Prospect
オースティン・グロリウス:RHP
15年ドラフト外でBOS入り。フロリダ州の大学リーグのオールスターゲームでは98マイルを計測。A-ではコンスタントに92-96マイルを計測。26.2回投げて防御率2.70、K/9=12.2、BB/9=4.4。

 

Text by Haruki SAKURAI
写真: https://flic.kr/p/nhLe9S

2016 Top 20 Prospects:ボルティモア・オリオールズ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

1. ディラン・バンディ:RHP
エースポテンシャルも度重なる故障に泣く。13年にトミージョン手術を受け、今年は復活が期待されたが肩の故障で8登板のみ。ここ3シーズンで16登板のみと耐久性に大きな不安を抱えるが、万全であれば90マイル後半のストレート&カーブ&チェンジアップで打者を圧倒する。

2. ハンター・ハービー:RHP
14年にはフューチャーズゲームに選出されるなど一躍ブレークも、今年は3月に足首の故障で手遅れ、その後は 右肘の痛みを訴え結局シーズン全休。最速97マイルのストレートとカーブを軸にゾーンを攻めるパワーピッチング。チェンジアップの向上がカギ。

3. チャンス・シスコ:C
スムーズなスイングからフィールド全体を扱えるバッティングに加え、卓越したストライクゾーンへの理解も示す。A+&2Aでは20歳にして打率.297、本塁打6、OPS.791をマーク。一方で捕手としての守備は磨く必要がある。

4. ヨマー・レイエス:3B
ドミニカ出身の大砲候補。18歳にして6-3/220と完成された体格からパワーポテンシャルを示す。Rでは89試合プレーして打率.277、本塁打5、OPS.773。守備では強肩の持ち主も、機敏さに欠けておりフットワークを磨く必要がある。

5. D.J.スチュワート:OF
15年ドラフト1巡目指名。チームが1巡で外野手を指名するのは03年のニック・マーケイキス(ATL)以来。 しかし大学有数の好打者もプロ1年目は苦戦。62試合で打率.218、本塁打6、OPS.633と物足りない結果に。極端に低く構えるフォームからスカウトの評価は分かれる。

6. グレイ・フェンター:RHP
15年ドラフトのベストピック。7巡目指名も、2巡目とほぼ同額となる契約金$1Mで入団。 6-1/210のがっちりした体格から最速96マイルのストレートを投げ込む。カーブもセカンドピッチとして平均以上。Rでは9試合(8先発)登板して防御率1.66。

7. マイク・ライト:RHP
6-6/215と大柄なシンカーボーラー。98マイルに達するハードシンカーは魅力も、変化球のクオリティが平凡。 3Aでは14試合に先発し防御率2.22をマーク。メジャーでも12登板(9先発)し、3勝をあげた。ローテーションに止まるにはもう一段階成長したい。

8. デビット・ヘス:RHP
最速96マイルのストレート&ハードなスライダーでアグレッシブに攻める投球スタイルからジョーダン・ジマーマン(WSH)と比較される。A+&2Aでは143.1回/防御率3.64。全体的にステップアップする必要があるが、6-2/210たる体格から伸びしろは十分。 

9. マイケル・ギブンズ:RHP
12年にSSからコンバート。投手転向から3年目でメジャーデビューを果たした。最速97マイルのストレート&スライダーのコンビネーションで打者を捻じ伏せる。メジャーでは22試合に登板し防御率1.80、K/9=11.4、BB/9=1.8と素晴らしいパフォーマンス。来季はセットアップか。

10. クリスチャン・ウォーカー:1B
14年にパワー面が開花し、傘下最多の27ホーマー。 今季は3Aで18ホーマー&OPS.748。選球眼がよく、相応の四球を選ぶことができる一方でK%=23%と三振が多いのがネック。コンタクトを生み出すのに苦労しており、ゲームの中でパワーを発揮しきれない。

11. タイラー・ウィルソン:RHP
球威は平凡も、打者をかわす投球が身上。 マイナー通算BB/9=2.2とコマンドに優れ、スライダー&チェンジアップを交えて打者を惑わす。3Aでは防御率3.24、K/BB=3.50。ポテンシャルはローテーション下位クラス。

12. ライアン・マウントキャッスル:SS
契約金を節約するために全体36位でのオーバーピック。高い打撃能力を買われ、スカウト部長のゲリー・レーシッチは「アグレッシブだが、ボール選ぶことが出来て、また状況に応じたバッティングもできる発達したバッターだ。」と評価。一方でSS守備は未発達。

13. ジョー・ガンケル:RHP
アレハンドロ・デアザ(SF)とのトレードでBOS→BAL。90マイル前半のストレート&スライダー&チェンジアップをコマンドよくゾーンの低めに集める。A+&2Aでは29試合(22先発)投げて防御率2.68、K/BB=4.19。将来像はリリーフ向きとも。 

14. キム・ヒョンス:OF
2年$7MでBAL入り。韓国球界随一のピュアヒッターとして知られ、KBO通算で.318/.406/.488たるスラッシュライン。昨季はKBOで打率.326、OPS.979、本塁打28。63K/101BBと選球眼が卓抜。オリオールズでは正LFを務める?

15. トレイ・マンシーニ:1B
A+&2Aで打率.341、本塁打21、OPS.938とブレークイヤーを辿る。ボールを捉える技術に長け、逆方向への打球も多い。パワーの評価は決して高くないが、パワー面が向上すればレギュラー1Bへの道は開けるはずだ。

16. ジョーイ・リカルド:OF
『ルール5ドラフト』でTB→BAL。 昨季はA+&2A&3Aで打率.321、本塁打2、OPS.874、盗塁23とブレーク。プラスのスピードを最大限に生かしたプレースタイル。打撃ではコンタクト&選球眼に優れており、守備では広大なカバー範囲を示す。

17. タナー・スコット:LHP
最速101マイルのストレートを投げ込むパワーアーム。昨季はA-&Aで42.1回投げて防御率3.83&K/9=12.9をマーク。BB/9=4.3と2イニングに1個近い四球数を記録しており、コマンド&フォームの再現性を磨くことがメジャーで活躍するための鍵となりそうだ。 

18. ダリエル・アルバレス:OF
アッパーカットの力強いスイングからパワーポテンシャルを示す。3Aでは16ホーマー&OPS.735。守備ではピッチャーとして推す声もあがるほどの強肩を武器に平均以上のRFになりうる。27歳と正念場だ。

19. ヨハン・ヘイム:C
6-3/190たる恵まれた体格に加え、素質も十分な20歳。 攻守に高い評価を受けており、オールラウンドCへと成長する可能性を秘める。バットスピード&肩はすでにプラス評価。経験を積んでスキルアップしたい。

20. パーカー・ブリッドウェル:RHP
全体的に粗削りも年々安定感は増している。マイナー通算6シーズンでK/9=8.2とパワフルさをウリにしており、ストレートも最速95マイル。決め球のチェンジアップは6フィート4の長身にも助けられ平均以上の評価。課題のコマンドも昨季は自己ベストのBB/9=3.5をマーク。 

Plus One Prospect
ライアン・マッケーナ:OF
15年ドラフト4巡目指名。攻守にインパクトを生み出せるツール型のCF。ベストツールであるスピードを生かしたダイナミックなオフェンスが武器で、盗塁も果敢に決める。打撃センスも豊富で、パワーが伸びれば面白い素材だ。 

 

Text by Haruki SAKURAI
写真: https://flic.kr/p/pjpfBT