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2017 Draft Review:アメリカン・リーグ中地区

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Category Archives: AL西地区

2016 Top 20 Prospects:テキサス・レンジャーズ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 

1. ノマー・マザーラ:OF
11年に$4.95Mで契約。左打席で生み出すスイングスピードは傑出しており、ハイクオリティなパワーを作り出す。20にして2A&3AでOPS.808&本塁打14。パワーはギャロよりも落ちるが、ゾーン理解&フィールド全体を扱う技術はマザーラの方が上。守備では3年間で41補殺を記録した強肩の持ち主。

2.  ジョーイ・ギャロ:3B/OF
ホームランモンスター。アッパーカットのスイングからホームランを量産。昨季はマイナー全体2位の42ホーマー、今季はメジャー36試合で6ホーマーを放った。 コンタクトが安定せず、特に3Aでは53試合で打率.195&三振率39%と弱点が顕著。出場機会を増やすためにLFとしてもプレー。

3. ルイス・ブリンソン:OF
アスリートで攻守にインパクトを生み出せる。ハイリスクな素材も、アップサイドはオールスター級。A+&2A&3Aではプラスのパワー&スピードを披露し打率.332&20ホーマー&18盗塁。不安視されていたコンタクトも向上の兆し。広大なカバー範囲を示すCF守備もゴールドグラブ級。

4. ディロン・テイト:RHP
15年ドラフト全体4位指名。元々はリリーバーもドラフトイヤーにして覚醒。98マイルのストレート&スライダーのコンビネーションで打者を封じる。リリーフ向きとの見方もあるが、一定のコマンド&スムーズなデリバリーから先発としての適性も十分。 

5. ルイス・オルティズ:RHP
U-18ワールドカップMVP。6-3/230たる巨漢から最速97マイルのストレート&プラスのスライダー&平均程度のチェンジアップを投げ込む。デリバリーもイージーでコマンドも安定している。最大の敵は太りやすい体質?1Aでは13先発して防御率1.80、K/BB=5.11。

6. ライアン・コーデル:3B/OF/SS
大学では平凡なキャリアを辿ったドラフト11巡目選手が着実に評価を上げている。攻守のポテンシャルは少なくとも平均以上。打撃では2A&3Aで打率.270、本塁打18、盗塁20。大きくなりがちなスイングが原因で三振率22.4%。CF守備は平均以上も、センスの高さを買われSS/3Bも練習中。 

7. ジョシュ・モーガン:3B/SS
コンパクトなバッティングでコンタクトを生み出すオフェンス型。パワーは平均以下だが、アプローチも成熟しており、1Aで打率.288、本塁打3、OPS.747、53K/45BB。プロ入り後に10ポンド体を絞り、機敏さが増し、守備でも成長が感じられる。肩の強さから3B向き。 

8. アンドリュー・フォークナー:LHP
11年ドラフト14巡目も、プロ入り後に着実に力をつけ、今季はメジャーでも11登板。クロスファイヤーから投げ込まれるストレートは93-94マイルを計時し、メジャーでも空振り率11.7%をマークするなどパワフル。カーブ&チェンジアップもまずまず。コマンドは要改善も、2A&3AでK/9=9.2。 

9. ヨハンダー・メンデス:LHP
6-4/185たる細身の体格からアップサイド評が高い。87-90マイルのストレートは体格の成熟とともに向上が見込め、コマンドも優秀。ベストピッチとされるチェンジアップはTEX傘下No.1とされる。1Aでは66.1回/74K/15BB/防御率2.44。肘のコンディションに不安。 

10. マイケル・マチュエラ:RHP
ガラスのエース。 健康であれば誰もが認めるエースポテンシャルの持ち主。大学時代には度重なる故障に悩まされ、ドラフト前にはトミージョン手術を受けた。6-6/220の体格から放たれる90マイル後半のストレート&カーブ&スライダー&チェンジアップはいずれも上質。

11. ルーク・ジャクソン:RHP
コンスタントに90マイル半ばを叩き出すストレートはパワフル。カーブ&チェンジアップのコンビネーションで高い支配力を示す。コマンドが不安定で、3Aでは66.1イニング投げて防御率4.34&BB/9=4.47と不甲斐ない投球が続き、リリーフに回った。 

12. アリエル・フラード:RHP
19にして傑出したグランドボーラー。89-91マイルのシンカー&スライダーのコンビネーションでGO/AO=3.13をマーク。チェンジアップは左バッターに対して有効で、ベストピッチとされる。1Aでは22登板(15先発)して12勝1敗、防御率2.45、K/BB=7.92。 

13. エリック・ジェンキンス:OF
60ヤードを6.32秒で駆け抜ける韋駄天。加えて走塁技術も高く、R&1Aでは56試合で28盗塁(盗塁成功率90.3%)を決めた。打撃は一般的な韋駄天タイプよりもパワフルで、筋肉がつけば二桁ホームランも狙えるだろう。CF守備では広大なカバー範囲を見せるも、肩が弱い。 

14. ブレット・マーティン:LHP
6-4/190たる恵まれた体格から高いアップサイド評を得る20歳。すでに93-95マイルを計時するストレートは体格の成熟とともに向上が見込める。カーブはベストピッチとされ、チェンジアップも扱うことができる。制球も安定しており上手く育てばローテーション半ばクラス。 

15. パトリック・キブラハン:3B/1B/OF
レオニス・マーティンら5選手が動くトレードでSEAから加入。大学ではフットボール選手としても活躍したアスリート。113K/36BBとアプローチは要改善も、3Aでは22ホーマーをマーク。スピードツールはCFとしてもプレーできるクオリティで、キャリア4シーズンいずれも二桁盗塁をクリア。

16. エイソン・イリザーリ:SS
傑出したアップサイドの持ち主。インターナショナルFAではトップ級の評価を受けていた素材。四球率2.4%とフリースインガーながら18にしてギャップを破るパワーを示す。A-&3Aで71試合プレーしOPS.632。守備ではキャノンアームの持ち主も、守備範囲の平凡さから3B向きとも。 

17. エバン・バンハウザー:2B/OF
素早いスイングとバットコントロールの良さがウリ。外野の間をライナーで破り、自慢の俊足でダイヤモンドを駆け回る。A+では61試合で打率.331&OPS.868と好成績を残した。 守備では2BとOFをこなす器用さを披露。AFLで薬物使用が発覚し50試合の出場停止が決定。

18. トラビス・デメリ:2B/3B
14年には25ホーマーを放つも、今季は打率.232、本塁打5と微妙な成績に。打撃ではK%=36.3%と三振を多く喫するが、BB%=12%と相応の四球も選べる。守備では強肩から3Bが適任とされるが、ギャロとの競合を避けるために2Bとしてプレー。 2Bでは48試合/1失策。

19. ロナルド・グスマン:1B
ずばぬけたヒッティングセンスの持ち主で1A&A+では打率.283、本塁打12。116K/33BBとアプローチが粗く、パワーも未知数のため評価が分かれる。守備は平均以下で、1Bに限られる。14年には母国ドミニカで死亡事故を起こしている。 

20. ティクアン・フォーブス:3B
アスレチックな素材型。プロでは速球のスピードに対応できず2年間で0ホーマーと苦しんでいるが、 プラスのバットスピードを示しており、平均以上のパワーポテンシャルを秘めている。守備ではSSとして十分な肩&俊敏さを備えるが、グラブ捌きが滑らかでなく3B向きとされる。

Plus One Prospect
ゼビアー・ターナー:3B 
15年ドラフト19巡目の掘り出し物。大学では、部内の規律を違反したとされ、1年間の出場停止処分。ドラフトイヤーを棒に振った。しかし身体能力の高さはスカウト達から高く評価されており、スピード&肩&ハンドリング&パワーと魅力的なツールを備える。R&1Aでは29試合/2ホーマー。

 

Text by Haruki SAKURAI
写真: https://flic.kr/p/vnBRVL

 

2016 Top 20 Prospects:シアトル・マリナーズ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。 

 

1. アレックス・ジャクソン:OF
14年ドラフト全体6位。同年の高校生ではNo.1打者たる評価。力強いスイングから繰り出されるパワーヒッティングが最大の武器で、まだまだ粗削りだが、将来的にクリーンナップを打てるだけのポテンシャルを秘める。高校ではCもプロではOF転向。今季は右肩痛の影響でOPS.683止まり。 

2. エドウィン・ディアズ:RHP
急成長中の21歳。プロ入り後に25ポンドの増量に成功すると球速も最速99マイルに到達。スライダーも平均以上のボール。A+では7先発/防御率1.70&K/BB=4.67の活躍でフューチャーズゲームにも登板。しかし2Aでは20先発/防御率4.57&K/BB=2.78。アップサイドは高い。

3. タイラー・オニール:OF
ボディビルダーである父の血を受け継ぎ、5-11/205たるがっちりした体格に天性のパワーポテンシャルを秘める。A+ではリーグ最多の32本塁打を放ち、『プレミア12』ではカナダ代表としてもプレー。ポテンシャルは高いも、攻守に粗い。106試合で137K/29BB。 

4. ルイス・ゴハラ:LHP
ブラジル出身。大柄な体格からCCサバシア(NYY)と比較される。19歳と若く、まだまだ磨くべき点も多いが、90マイル中盤に届くストレート&平均レベルのスライダー&まずまずのチェンジアップのコンビネーションは同年代と比べると傑出している。1A&A-では防御率5.54、BB/9=5.4。 

5. ニック・ニーダート:RHP
15年ドラフト全体60位。ロビンソン・カノー獲得により1巡指名を喪失したため、チームとしては15年ドラフト最高位での指名。96マイルのパワフルなストレート&スピンの利いたカーブ&高校生としては発達したチェンジアップ。アスリート性も高く、先発としての素質は十分。Rでは11先発/防御率1.53。

6. ブーグ・パウエル:OF
”ブーグ”は本名ではなくニックネームで、オリオールズで活躍した同名選手とは全くの無関係。非力ながらシンプルなスイングからヒット&四球を生み出す。2A&3Aでは117試合出場して打率.297、出塁率.385、本塁打3、OPS.777、盗塁18、79K/61BB。スピードを生かしたCF守備も高評価。 

7. D.J.ピーターソン:1B/3B
パワー&アベレージを両立した即戦力万能バッターとして期待されていたが、3Aで打率.223、本塁打7、OPS.632と物足りない結果に。守備では強肩の持ち主だが、将来的には1B/DHに収まることになるだろう。来季はマーク・トランボ(BAL)の穴を埋めるべく1Bのレギュラーの座を狙う。 

8. ルイス・リブラート:OF
19歳ながら成熟したアプローチを披露しており相応の四球を選ぶことができる。パワーも向上中だ。A-では53試合プレーして打率.260、本塁打5、OPS.794、盗塁10。守備ではCFを守るのに十分なスピードと打球反応を備えるが、肩は平均レベルに止まる。

9. クリストファー・トーレス:SS
14年のインターナショナルFAの注目選手。一旦はNYYと$2.1Mで合意と報道も、結局SEAと$0.37Mで契約。プラスの肩とスピードに支えられたSS守備は平均以上とされ、メークアップの評価も高い。打撃は17たる年齢に比して発達。DSLではOPS.743。 

10. ライアン・ヤーブロー:LHP
6-5/205たる長身から投げ下ろす。大学では平凡なパフォーマンスにとどまるも、プロ1年目の昨季はA-で43.2IP/58K/5BB/1.27ERAたる支配的な内容。今季は故障の影響もあり防御率4.10と奮わなかったが、来季は万全なコンディションで復活を誓う。 

11. ドリュー・ジャクソン:SS
ブレット・ジャクソン(元CHC)の弟。15年ドラフト5巡目の22歳が予想外の大活躍。A-で59試合出場して打率.358&盗塁47はいずれもリーグトップ。傑出したスピード&肩のパッケージで、SSに止まれるだけの資質を示す。大学3年間の成績は打率.243、本塁打0と平凡。

12. アンドリュー・ムーア:RHP
大学時代にはUSA代表としてもプレー。6-0/185と投手としては小柄で球威も平均的だが、上質なコマンドに支えられた投球。チェンジアップは非常に素晴らしくセカンドピッチとして十分。ポテンシャルはローテーション下位タイプ。A-では防御率2.08&K/BB=21.5。

13. ブレイダン・ビショップ:OF
スピード&ディフェンスはいずれも20-80スケールで65評価を得る。スピードツールに支えられた驚異的な守備範囲と正確な送球技術は広いセーフコフィールドにも適している。打撃はA-で打率.320をマークも、パワーの乏しさ&33K/5BBたるアプローチの粗さがネック。

14. トニー・ジーク:RHP
昨季はメジャーで13登板して防御率2.45&K/BB=8.00と好投。最速で98-99マイルを叩き出すストレートに鋭く切れるスライダーのコンビネーション。スライダーはメジャーで被打率.162&空振り率24%と有効だった。

15. ギレルモ・ヘレディア:OF
キューバ出身。13年WBCではキューバ代表のリードオフとして活躍。プラスのスピード&強肩に支えられた芸術的外野守備が武器。打撃は決してインパクトwを残せるタイプではないが、キューバリーグ通算で打率.285をマーク。レオニス・マーティンのバックアップを務める?

16. イ・デホ:1B/DH
日韓で安定した実績を残し、マイナー契約でSEA入り。メジャーのロースターに残れればアダム・リンドとのプラトーン起用になるだろう。 広角に打ち分けるミドルヒッティングはセーフコフィールド向きか。一方で速球を苦手としており、適応に不安。

17. オースティン・ウィルソン:OF
アスレチックでハイポテンシャル。パワー&肩のツールが傑出しており、ジャンカルロ・スタントン(MIA)と比較される。 ポテンシャルは高いが、粗さを露呈し打率.239、115K/31BB。強肩が武器の守備はライト向きとされる。耐久性に不安。

18. ダン・アルタビラ:RHP
14年ドラフト5巡目。大学では地区の最優秀投手にも選ばれた実力派。最速97マイルのストレート&スライダー主体のパワフルなピッチング。リリーフ向きとの見方が強いが、チームは先発として育成中。A+で28先発して防御率4.07、K/9=8.15。コマンドを磨く必要がある。

19. ディラン・トンプソン:RHP
アスレチックな19歳。速球は90マイル前後と打者を圧倒するほどのパワーはないが、3球種を織り交ぜる器用さを見せる。カーブ&チェンジアップはどちらもセカンドピッチとして使えるレベルで、制球も全体的にまとまっている。時間をかけてパワー&コマンドを磨いていきたい。  

20. ディラン・アンスワース:RHP
南アフリカ出身。マイナー通算K/BB=6.28のコマンドと積極的な投球スタイルが評価されている。80マイル後半のシンカー&カーブ主体の投球。球威の平凡さから上の階級での対応を不安視されている。15年はA+&2Aで防御率3.95&被打率.283。 

Plus One Prospect
ジョナサン・アロー:RHP
トレードでウェイド・マイリーとともにBOS→SEA。最速95マイルの沈む速球を主体に攻めるリリーバー。マイナー時には評価の低かったチェンジアップも、メジャーでは被打率.143&空振り率21%と有効だった。この手のリリーフプロスペクトとしては珍しくコマンドも安定。マイナー通算K/BB=4.04。

 

 

Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/86Ct8v 

 

2016 Top 20 Prospects:オークランド・アスレチックス

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 

1. フランクリン・バレット:SS
ジョシュ・ドナルドソンとのトレードでOAK入り。5-9/175と小柄ながら傑出したポテンシャルの持ち主。フリースインガーも、素早くコンパクトなスイングで高い打撃センスを示す。19ながらA+で打率.302、本塁打13、OPS.833。一方SS守備では86試合で34失策。ウィンターリーグではCFとしてプレー。

2. ショーン・マナエア:LHP
ベン・ゾブリストとのトレードでKC→OAK。6-5/235の体格から投げ込まれる97マイルのストレートは圧巻の一言に尽きる。昨14年はA+最多の146K。今秋のAFLでもリーグ最多の33K。故障の多さは不安だが、マイナー通算K/9=10.8の球威は本物だ。

3. マット・チャップマン:3B
投手として98マイルをマークしたキャノンアームの持ち主でゴールドグラバーになりうる。バッティングではパワーポテンシャルを秘めており、A+で23ホーマー&OPS.907。打率.250&三振率22.4%とコンタクトが安定せず、上のレベルでもパフォーマンスを維持できるか注目したい。 

4. マット・オルソン:1B
37ホーマーを放ちブレークを飾った昨年から一転、17ホーマー&OPS.826と成績を落としたが、それでも四球数105は優秀。コンタクト面は不安も、傑出したパワー&選球眼からアダム・ダン(元OAK)タイプのスラッガーになり得る。

5. チャド・ピンダー:SS
103K/28BBとフリースインガーながら、パワフルなスイングでを示し打率.317&OPS.847&本塁打15。次期SS候補であったプロスペクトのダニエル・ロバートソン放出に伴い、2Bコンバートを経て今季より再びSS復帰。肩は強いが26失策と粗さが目立つ。 

6.  ケーシー・マイスナー:RHP
タイラー・クリッパードとのトレードでNYMから移籍。6-7/190たる体格から高いアップサイド表を得る。実際、プロ入り時に80マイル後半だったストレートはすでに94マイルに到達。セカンドピッチのカーブも素晴らしい落差を誇る。1A&A+で25先発して13勝5敗、防御率2.45。 

7. リッチー・マーティン:SS
15年ドラフト全体20位指名。機敏な動き&守備範囲&強肩とSSとして必要な資質を全て備える生粋のディフェンダー。プロでも長くSSに止まれると見られている。打撃は大学3年時に打率.364をマークしリーグの首位打者に輝いた。将来像は2番ショート。

8. レナト・ヌネス:3B
17歳の時に$2.2Mでサイン。傑出したパワーポテンシャルで注目を得る。アプローチは66K/28BBと荒削りながら、2AではOPS.812&17本塁打をマークした。肩も強く3Bに相応しいツールのパッケージだが、守備範囲&グラブ捌きが平凡。

9. ダコタ・チャルマーズ:RHP
19にして最速98マイルを計時するストレートは6-3/175の体格からさらなる向上が見込まれる。スライダー&カーブは不安定ながらプラスピッチへとなり得る可能性を秘める。RではBB/9=7.5と制球難。デリバリーを磨いてコマンドを向上させたい。

10. ハイロ・ミュノス:SS
傘下ベストのアスリート。攻守に粗削りながら高いアップサイドを秘める。打撃ではA+&2Aで打率.230、本塁打13。パワーは体格の成熟とともに伸びるだろうと見られている。プラスの肩&スピードに支えられた守備はメジャーでもSSに止まれるレベル。

11. ディロン・オバートン:LHP
大学ではジョナサン・グレー (COL)とチームメート。トミージョン手術を経て球速は80マイル後半まで落ちたが、カーブ&チェンジアップ&コマンドに支えられた上質な投球。A+&2Aで27登板(25先発)して防御率3.43、K/BB=3.93。球威が手術前の水準に戻ればローテ入りも見えてくる。 

12. ランゲル・ラベロ:1B
ストライクゾーンの理解に富んだコンタクトヒッティングがウリ。14年には2Aで打率.309をマークし、二塁打37はリーグトップだった。今季は手首の故障により59試合の出場に止まったが打率3割&OPS8割をクリア。元々3Bを守っていたため、1B守備は優秀だが、パワーレスなのがネック。

13. ジョー・ウェンドル:2B
ブランドン・モスとのトレードでCLEから移籍。3Aでリーグトップの42二塁打を放った攻撃型二塁手。コンパクトなスイングからボールをフィールド全体に打ち分ける。また6-1/190の体格に比してパンチ力も備える。守備は2Bとして十分な守備範囲&肩を備える。

14. ミッキー・ホワイト:SS
15年ドラフト2巡指名。1巡指名のマーティンとは同じカンファレンスでプレーしていた。マーティンより守備は数段落ちるが打撃はホワイトの方が上。打撃ではヒットツールの評価が高く、出塁能力も高い。SSとしてはスピードに欠け、守備範囲に難があることから2B向きとされる。  

15. ラウル・アルカンタラ:RHP
元々はBOSと契約も、アンドリュー・ベイリー&ライアン・スウィーニーとのトレードでOAK入り。トミージョン手術からカムバックして15先発。最速96マイルのストレート&プラスのチェンジアップ&平均レベルのスライダーをコマンドよく投げ込む。コンディションが万全ならローテ半ばクラスの投手になり得る。 

16. トレイ・コクランギル:RHP
第2のカーソン・スミスだ。格別な落差を示す92-94マイルのシンカー&プラスのスライダーのコンビネーションで三振とゴロアウトの山を築く。プロ2年目で2Aまで昇格するスピード出世も、75.1回/防御率4.18/51K/37BBとコマンドに苦しんだ。

17. ライオン・ヒーリー:1B/3B
6-5/205たる恵まれた体格の持ち主で傑出したバットスピード&パワーを示す。2Aでは打率.302、本塁打10。フィールド全体を扱ったバッティングでも定評を得る。スピード&守備範囲の乏しさから3B→1B。DHが適任とも。

18. ザック・アーウィン:LHP
球速は90マイル前後とパワーに欠けるが、6フィート5の長身から投げ下ろすグランドボーラー。カーブ&チェンジアップを低めにコマンドよく集める。特にメカニクスの評価が最も高く、滑らかで無駄な動作が少ない。 R&Aでは40.1回投げて防御率1.34、K/BB=4.29。

19. クリス・コーラー:LHP
トミージョン手術による1年のブランクを経てカムバック。80マイル後半のストレートを両コーナーに投げ分け、カーブ&チェンジアップも20たる年齢に比して上質。キャリア2年でK/BB=3.63は高水準。球のリリースが見にくいフォームで打者を欺く。

20. ライアン・ダル:RHP
ドラフト32巡目ながらメジャーデビューし13試合にリリーフ登板。2A&3Aでは47試合投げて防御率0.74、K/BB=4.56。ストレートは90-92マイルと物足りないが、決め球のスライダーは被打率.192&空振り率18.2%とメジャーでも有効だった。

Plus One Prospect
ダニエル・メンデン:RHP
昨夏にスコット・カズミアー(現LAD)とのトレードでHOU→OAK。90マイル前半のストレート&スライダー&カーブ&チェンジアップをストライクゾーンに集めて打たせて取るタイプ。1A&A+で130.2回投げてK/BB=3.47と安定した内容。 

 

 

Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/egXshW