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Category Archives: NL中地区

2016 Top 20 Prospects:シンシナティ・レッズ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。 

 

  

1. ロバート・スティーブンソン:RHP
100マイルのストレート&パワーカーブのコンビネーションは傑出している。15年はプロ入り以来封印していたスプリットチェンジを解禁。カーブと合わせてアウトピッチとなった。コマンド&コントロールは平均以下。2A&3Aで25先発して防御率3.85、K/9=9.40、BB/9=4.70。

2. コディ・リード:LHP
6-5/220たる恵まれた体格から最速99マイルの速球を投げ込む大型左腕。元々評価の高かったスライダーに加えて、チェンジアップも向上を辿る。今季はコマンドが改善されたことでブレーク。A+&2Aで13勝6敗、防御率2.41、K/9=8.9、BB/9=2.6。

3. ホセ・ペラザ:2B
次代のスピードスターだ。マイナーのコーチには「右のイチロー(MIA)」と形容される俊足巧打の二塁手。マイナー通算210盗塁の足に加え、21歳にして3Aで打率.293をマークするなど打撃センスも卓抜。2B守備も平均以上とされ、長くメジャーでもレギュラーを張れる選手になれるだろう。

4. ジェシー・ウィンカー:OF
マイナーNo.1ピュアヒッター。傑出したバッティングセンスの持ち主で、2AではOPS.823&13ホーマー。83K/74BBとアプローチも磨かれており、パワーツールにも一定の評価を得ている。逆方向へのホームランの多さが特徴。守備&走塁は平凡でLF向き。

5. アレックス・ブランディーノ:SS/2B
華麗なスイングで広角に打ち分けるラインドライブヒッター。A+&2AでOPS.784&10ホーマー。アプローチも磨かれており、打者としての完成度は高い。守備では、SSとしては足が遅いことがネックとなっていたが、プロ入り後に大きく向上を遂げている。AFLでは2Bとしてもプレー。 

6. アミーア・ギャレット:LHP
全体的に粗削りながら、95マイルを叩き出すストレート&6-5/210と大柄な体格で注目を集める。スライダーもアウトピッチになり得るボールで、今季に入ってさらに磨きがかかった。A+では26先発して防御率2.44、K/9=8.5、BB/9=3.5。メカニクス&コマンドが不安定。

7. ケウリー・メラ:RHP
マイク・リークとのトレードでSF→CIN。97マイルの重いシンカーを主体にテンポよく攻め込む。セカンドピッチのパワーカーブは空振りを奪うのに有効で、左バッターにはチェンジアップも扱うことができる。コマンドも兼備しておりA+では20先発して防御率3.23、K/9=9.26。 

8. ニック・トラビエーソ:RHP
最速97マイルのストレート&スライダーのコンビネーションでマイナーのコーチからはロジャー・クレメンスと比べられる。チェンジアップは発達段階だがいくらが向上が見られる。A+では19先発して防御率2.70、K/9=7.3、BB/9=2.9。ゾーンに集めることができ、ゴロも生み出せる。

9.  タイラー・スティーブンソン:C
15年ドラフト全体11位。マット・ウィータース(BAL)と比較される大型捕手。高校生としては発達したスローイング&ブロッキングスキルを持ち併せており、6-4/225たる体格に比して機敏に動くことができる。打撃ではパワーに定評を得ているが、コンタクトが荒い。

10. タイラー・マーレ:RHP
兄グレッグはエンゼルスのプロスペクト。抜群のコマンド&投球術を武器に1AでK/BB=5.4&防御率2.43。最速96マイルのストレート&縦に割れるカーブを主体にストライクゾーンを攻める。未熟な部分も多いが、安定したメカニクスからアップサイドを期待される。  

11. ルーキー・デービス:RHP
A+&2Aで25登板(24先発)、防御率3.86、K/BB=4.96とブレーク。最速96マイルのストレートはカット気味に動き、ハードコンタクトを許さない。セカンドピッチのカーブは及第点レベルも、チェンジアップは平均以下。BB/9=1.8も、コマンド評は平凡でリリーフ向きとの見方も。 

12. エリック・ジャギエロ:3B
マイナーキャリア204試合で33ホーマーを放つヒッティングプロスペクト。パワフルなプルヒッティングから豪快なアーチを生み出す。今季は故障により58試合の出場に止まるも、OPS.842は及第点。3B守備の評価は厳しい。

13. ブレーク・トレハン:SS
U-22ではアレックス・ブレグマン(HOU)と二遊間を組んでいた。プラスプラスのスピードを攻守に発揮する。ディフェンスでは平均以上の守備範囲を披露し、スローイングも力強い。バッティングではパワーレスながらRで打率.312/19K/25BB。

14. スコット・シェブラー:OF
6-0/225たるどっしりした体格からパワーヒッティングを披露する25歳。マイナー通算87ホーマーも、スイングスピードの遅さからメジャーレベルでも対応できるかスカウト間で評価が分かれている。過去4年間で三塁打44&盗塁58と体格の割に足が速い。 

15. ヨーマン・ロドリゲス:OF
アスレチック。ダイナミックな攻守でアップサイドはチーム内でもトップクラスと評される。80K/17BBとアプローチは粗いが3Aで打率.269、OPS.736、本塁打10。フューチャーズゲームにも出場。守備ではキャノンアームの持ち主で、平均以上のスピードと合わせて理想のRFになれる。

16. ジョン・ラム:LHP
メジャーで先発し49.2回/58Kをマーク。90マイル前半の速球&カッター&カーブ&チェンジアップをバランスよく織り交ぜる。58Kのうち、4球種いずれも10個以上の三振を奪っており、 特にチェンジアップ被打率.225&空振り率22.7%。フライボーラーで被本塁打が多いのが課題。 

17. フィリップ・アービン:OF
攻守にオールラウンド。特にスピード面の評価が高く、ディフェンスでも広いカバー範囲を生み出している。98K/66BBと辛抱強いアプローチに加えて、14ホーマーとパンチ力を備える。一方で打率は2年連続で.250を下回った。ポテンシャルをゲームで発揮したい。 

18. ジェイク・ケイブ:OF
『ルール5ドラフト』でNYY→CIN。攻守に堅実な4番手外野手タイプ。 マイナー通算打率.285と毎年安定した成績を残している。パワーには恵まれていないが、二塁打が多く、3年連続で二桁盗塁をマークしているスピードも相応のモノ。守備では外野3ポジションを無難にこなすことができる。

19. トニー・レンダ:2B
5-8/175と小柄な体格と巧みなコンタクトヒッティングはダスティン・ペドロイア(BOS)と比べられる。パワーレスながらマイナー通算で196K/185BBと抜群のゾーン理解を示し、3年間で94二塁打とギャップを抜くスキルも備えている。走塁も巧みで、通算87盗塁をマーク。2B守備は堅実。

20. テイラー・スパークス:3B
5ツール。素晴らしいバットスピードを示し、A+では13本塁打&14盗塁とゲームの中でもツールを発揮。162K/30BBとアプローチが粗くヒットツールを生かし切れていない。アスレチックで守備では目立った守備範囲&強肩を示している。ヒットツールの乏しさから上のレベルで打てるかは疑問。

Plus One Prospect
ワイアット・ストレハン:RHP
落差に富んだ最速97マイルのツーシームはプラスピッチとされており、パワーカーブとのコンビネーションでGO/AO=1.61とゴロの山を築く。1Aでは27先発して防御率2.79、K/9=7.2、BB/9=2.7とシーズン通して結果を出した。コマンドの平凡さからリリーフ向きとも。

 

Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/wrGCT3

 

 

 

2016 Top 20 Prospects:シカゴ・カブス

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 

1. グレイバー・トーレス:SS
18歳にして1Aで打率.293、本塁打3、OPS.722。若いながらもツール&ルーティーンプレーでミスをしない安定感を兼ね備えたディフェンスに定評。バッティングでも素早くスムーズなスイングを披露し、広角に打ち分ける器用さを持ち併せる。22盗塁を決めたが、成功率は62.8%と技術面はまだまだ。 

2. イアン・ハップ:OF
15年ドラフト全体9位。ジョク・ピーダーソン(LAD)と比較されるフォロースルーを披露し、パワー&アベレージを両立したスイッチヒッターになり得る。選球眼も素晴らしく、A-&1AではOPS.822&9ホーマーを記録。高い身体能力と強肩を生かした外野守備はRF/CF向き。大学では2Bも経験。

3. ウィルソン・コントレラス:C
2Aではリーグ2位の打率.333&二塁打34本をマーク。四球率10.9%の選球眼に加え、ライトスタンドにも放り込むパワーポテンシャルを秘めている。将来像は「打率.270&15ホーマー」とされ、もしクリアできれば捕手としての守備貢献も考慮するとfWARは3.5前後になる計算だ。 

4. デュエン・アンダーウッド:RHP
ハイポテンシャル。コンスタントに90マイル中盤を計時するストレートは98マイルに達し、セカンダリーピッチのカーブもパワフル。よく腕の振れたチェンジアップも評価が高い。細かいコマンドを磨くことができれば大きく成長できるだろう。R&A+では16先発して防御率2.41。

5. ビリー・マッキニー:OF
高いヒッティングセンスを示し、特にスムーズなスイングに定評を得ている。A+&2Aでは.300/.371/.454たるスラッシュラインを残し、OPS.825はキャリアハイ。CHC移籍後は主にRFを守っており、持っているツール以上の動きを見せている。肩の弱さから将来的にはLFに回る可能性が高い。

6. ハイマー・キャンデレリオ:3B
強烈なプルヒッティングを示すスイッチヒッター。パワー&選球眼の評価が高く、ボールを見極めてハードに叩き上げる。特に2A昇格後は46試合で打率.291&OPS.841&21K/22BBと抜群のゾーンコントロール力を発揮。AFLではリーグ2位の5ホーマー。3B守備は平均的。 

7. アルバート・アルモラ:OF
ファイブツールを備える貴公子。特にCFディフェンスの評価が高く、未来のゴールドグラバー候補に挙げられる。バッティングではリラックスした構えから滑らかなスイングを披露し広角に打ち分ける。2Aでは打率.272、本塁打6、OPS.727、盗塁8という内容。 

8. ピアース・ジョンソン:RHP
92-94マイルのシンカー&スライダーで攻めるピッチングスタイルはドリュー・ストーレン(WSH)と比べられる。カッター&チェンジアップも扱うことができるが、K/BB=2.29とコマンドが平凡。ボール自体の球威は素晴らしく2Aでは16先発して防御率2.08&被打率.223。 

9. エロイ・ヒメネス:OF
ツールに富んでおり『ホルヘ・ソレアー(CHC)2世』と呼ばれる。6-4/205たる恵まれた体格から素晴らしいパワーポテンシャルを示しており、18たる年齢に比してボールの見極めもできる。カレッジ選手が集まるA-では、リーグ平均より3歳近く若いにもかかわらずOPS.746&7ホーマー。 

10. ディラン・シーズ:RHP
ドラフト前にトミージョン手術。術前は90マイル後半~100マイルを叩き出していた剛腕。今季途中にカムバックし、24回/25K/防御率2.63と順調な回復ぶりをアピール。球速も最速で97マイルまで出している。変化球&コマンドのクオリティを磨いていきたい。

11. マーク・ザグニス:OF
アスレチック。大学ではCもプロ入り後は持ち前のスピードツールを生かすためOFに転向。成熟したアプローチに支えられたギャップを抜くバッティングでA+では打率.271、本塁打8、OPS.818、86K/80BB。スピード&肩は平均以上でCF/RF向き。 

12. カール.エドワーズ Jr:RHP
度重なる故障により今季はリリーフとしての調整。97マイルのノビのあるストレート&カーブのコンビネーション。2A&3Aでは36試合登板して防御率2.77、K/9=12.2、被打率.139と打者を捻じ伏せた一方でBB/9=6.7と制球が不安定だった。来季は先発復帰か。

13. オスカー・デラクルーズ:RHP
6-4/200たる恵まれた体格から投げ込まれる速球は最速96マイルを計時し、20にして低めに集めるコマンドも示している。アメリカデビューを飾った今季はA-で73回/73K/17BB/防御率2.84と支配的な内容。セカンドピッチが不足しており、カーブ&チェンジアップを磨いていきたい。

14. ダン・ボーゲルバック:1B
6-0/250たる巨漢に似合わず巧みなゾーンコントロールが光る中距離ヒッター。7ホーマーとパワーはそこまでではないが、出塁率.415&62K/63BBとアプローチは成熟している。守備走塁は平凡で、DHが適任だろう。 

15. ドニー・デウィーズ:OF
15年ドラフト2巡目。大学では得点&安打&塁打数&長打率の4部門でリーグトップに輝いた。コンパクトなスイングでヒットを量産し、パンチ力も秘めている。A-ではプラス評価のスピードを武器に19盗塁をマークしたが、打率.266&四球率4.6%と微妙な成績。肩の悪さからLF向き? 

16. エディ・フリオ・マルティネス:OF
契約金$3MでCHC入りした15年インターナショナルFAのトッププロスペクト。ファイブツールを持ち併せ、特にベストツールのスピードが20-80スケールで70評価を得る代物。打撃ではコンパクトなスイングを披露しており、どれだけパワーを伸ばせるかが今後のバリューを左右する。 

17.  ジェンホー・ツェン:RHP
21歳にして完成度が高く、黒田博樹(元NYY)と比較される。 コマンドが安定しており、90マイル前後のストレート&カーブ&チェンジアップで自在にストライクゾーンを操る。A+では119回/87K/30BB/防御率3.55。前半戦は防御率4.59と苦しんだが、後半戦は防御率2.78と復調。

18. ブライアン・ハドソン:LHP
6-8/220たる長身から投げ下ろされるカーブは15年ドラフト生の中では最高クラスの評価を得ていた。最速92マイルの速球は大柄な体格から将来的には95マイル程度まで伸びるだろう。プロ入り後にチェンジアップを習得したが、実践の中でも使えるように磨いていきたいところだ。

19. カーソン・サンズ:LHP
94マイルに達するパワフルなストレートを軸にスライダー&チェンジアップも織り交ぜアグレッシブにゾーンを攻める。 高卒選手ながら既に制球面が安定しており、3球種でストライクを取れる点は大きい。6-3/195たる体格からアップサイドは高い。A-では14先発/防御率3.92。

20.  ジャスティン・ステール:LHP
テイクバックの小さいフォームから投げ込まれる90マイル前半のストレートは球速以上にパワフルで、カーブも鋭く切れる。チェンジアップのクオリティはハドソン&サンズに勝るが、体格&コマンドでは劣っており、将来的にはリリーフ向きとされる。A-では10先発/防御率2.66。 

Plus One Prospect
チェスニー・ヤング:2B
14年ドラフト14巡目のカレッジ出身選手。A+ではリーグトップの打率.321をマーク。キャリア174試合でわずか1ホーマーとパワーには乏しいが、51K/57BBと抜群のゾーンコントロール力を誇る。守備では内外野こなすことができ、失策の少なさが光る。 

 

Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/nXStpR