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2017 Top 100 Prospects

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2017 Top 10 Prospects by Position

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Category Archives: NL東地区

2016 Top 20 Prospects:ワシントン・ナショナルズ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 

1. ルーカス・ジオリト:RHP
エースポテンシャル。100マイルのストレート&カーブ&チェンジアップはいずれもハイクオリティで打者を圧倒する。A+では117回/131K/37BB/防御率3.15と支配的な内容。6-6/255たる体格の扱いも十分で、コマンドも安定している。フューチャーズゲームでは先発の大役を任された。

2. トレイ・ターナー:SS
ウィル・マイヤーズを絡めた三角トレードでSD→WSH。20-80スケールで80評価を得るスピードツールを武器にダイナミックなリードオフマンになりうる。2A&3Aでは打率.322、本塁打8、盗塁29と結果を出しメジャーでも27試合に出場。SSを守れるだけのツールの持ち主だが、2Bに移るプランも。

3. ビクター・ロブレス:OF
プレミアム級のファイブツールプレーヤーになり得る原石。打撃ではアプローチに優れ、パワーも体重の増加とともに付いてくるだろう。R&A-では61試合で打率.352、本塁打4、OPS.952、盗塁24と目立ったパフォーマンス。スピード&肩を備えたCF守備もダイナミック。

4. レイナルド・ロペス:RHP
昨季彗星のごとくあらわれたパワーアーム。100マイルに達するストレート&プラスのカーブでパワフルに攻める。速球派投手としてはコマンドが安定している点が高く評価されており、立ち投げのメカニックは角度を生み出す。A+では99回/94K/28BB/防御率4.09。

5. ウィルマー・ディフォー:2B
ホゼ・レイエス(COL)と比べられる小柄なスピードスター。両打席でコンパクトなスイングを披露しA+&2Aで打率.286、本塁打5、OPS.738、盗塁30。一方で92K/20BBと見極めに苦労した。ディフェンスでは肩とスピードが卓抜。ハードワーカーとしても知られ、コーチからの評価も高い。 

6. エリック・フェッディ:RHP
14年ドラフト全体18位。ドラフト前の5月にトミージョン手術。今年6月に復帰すると14先発して防御率3.38、K/BB=3.67と順調な回復ぶりをアピール。ストレートは90マイル中盤を計測するなど球威も戻っている。スライダーはゴロ&Kを生み出せるアウトピッチ。ブライス・ハーパーとは高校のチームメイト。 

7. A.J.コール:RHP
メジャーで3登板も、自慢のストレートは最速93マイル止まり。完成度の高さに評価を得ており、22にして3Aで105.2回/76K/34BB/防御率3.15と安定した投球内容。変化球のクオリティが平凡なため三振数の少なさが目立つ。ローテーション入りを目指していきたい。 

8. ペドロ・セベリーノ:C
バッティングは平凡もハイレベルなディフェンスで高い評価を得る。キャノンアームの持ち主で、ブロッキング&フレーミングにも優れる。課題の打撃は2AでOPS.619も、9月にはメジャーデビューも経験。リーダーシップを持ち合わせ、投手陣からの信頼も厚い。

9. オースティン・ヴォス:RHP
コマンド&パワーのパッケージ。93マイルの威力あるツーシームを主体にストライクゾーンを自在に操るピッチング。課題であったスライダー&チェンジアップも向上を辿る。2Aでは157.1回/148K/40BB/防御率2.97。投球術にも長け、イニングイーターとして期待される。 

10. オズバルド・アブレウ:SS/2B
攻守のポテンシャルはレギュラーSSクラス。昨季OPS.584と課題になっていた打撃は1Aで打率.274、OPS.769、本塁打6、盗塁30とブレーク。89K/50BBとアプローチに優れ、二塁打35本とギャップを抜くパワーも両立。キャリア盗塁成功率67.9%とスピードの扱いを磨く必要がある。 

11. ジャクソン・リーツ:C
『パーフェクトゲーム』MVP&U-18アメリカ代表。ジョナサン・ルクロイ(MIL)とも比較される攻撃型捕手。素早いスイングでライナー性の打球を量産し、選球眼も良い。今季は年上ぞろいのA-でプレーし打率.212と結果を出すことができなかった。Cのディフェンスはアスレチックで肩も強い。

12. アンダーソン・フランコ:3B
13年のインターナショナルFAではトップ級の評価を受けていた。14年には最年少でDSLをプレーしOPS.725をマーク。今季はRでプレーしOPS.734と高い潜在能力を見せつけている。打撃は大振りながらパワーに優れ、3B守備では強肩が武器。体格に比して機敏に動き、優秀なディフェンダーになれる。 

13. ドリュー・ワード:3B
6-4/210たる大柄な体格にパワーツール&ヒッティングセンスを兼ね備える。1年を通じてコンディションを保つことができずキャリア最低のOPS.686に終わった。三振を減らしていきたい。守備ではプラス評価の強肩がウリだが、機敏さに欠けており、将来的には1B/LFに回る可能性も。  

14. アンドリュー・スティーブンソン:OF
サム・フォルド(OAK)タイプのガッツ溢れる大学No.1CFディフェンダー。プラスのスピードに加え、素晴らしいルート取り&ジャンプ力を備えており、困難なフライも捕球してしまう。打撃はパワーレスながらR&1A&A-で打率.308&出塁率.363&盗塁13をマーク。 

15. テイラー・ハーン:LHP
15年ドラフト5巡目。6-6/215たる細身の体格から最速99マイルのストレートを投げ込む大型左腕。粗削りながらアップサイドの高さはダグ・ハリスGM補佐も絶賛。R&A-では11先発(12登板)して防御率3.56、K/9=8.4、BB/9=2.8をマーク。 

16. ホアン・ソト:OF
15年インターナショナルFA。球団最高額となる$1.5Mで契約。17にして滑らかなスイング&天性のタイミング取りを披露。スカウトたちからは平均以上の中距離ヒッターになれると絶賛されている。守備ではスピードに欠け、コーナー向きとされている。 

17. ラファエル・バティスタ:OF
スピードモンスター。14年には1Aトップの69盗塁を記録。今季はスライディングの際に指を痛め、シーズンの半分を棒に振ったが、66試合で打率.275&盗塁26。早打ちで四球の少なさがネック。CF守備では素晴らしい反応を示し、美技を連発している。 

18. レット・ワイズマン:OF
全体1位指名のダンズビー・スワンソン(ATL)やカーソン・フルマー(CWS)と同じく名門バンダービルド大でプレー。大学3年時にはスワンソンと並んでチーム最多タイの15ホーマーを放ったバッティングがウリ。A-で打率.248&三振率22.5%とコンタクトが不安定。外野守備は平均的。 

19. エドウィン・ローラ:SS
平均以上のスピードに支えられたSS守備は広大なカバー範囲を誇り、スカウト達を唸らせる。打撃では38試合/33K/6BBとアプローチを改善しハードなコンタクトを心掛けていきたい。ベストツールのスピードは平均以上もゲームの中では生かし切れていない。キャリア3年で26盗塁/10盗塁死。 

20. オースティン・ウィリアムズ:RHP
プロに入ってからは87-90マイルと大学時代よりも4-5マイルほど球速を落としているが、1A&A+&3Aで25先発して12勝8敗、防御率2.58、K/BB=3.21と素晴らしいパフォーマンス。スライダー&チェンジアップを織り交ぜる。メカニックを磨いて大学時代の球威を取り戻したい。

Plus One Prospect
コーダ・グローバー:RHP 
15年ドラフト8巡目。A-&1Aで19試合リリーフして防御率1.80、K/9=11.4、BB/9=0.6と支配的な内容。6フィート5の長身から94-97マイルの角度ある速球を投げ下ろす。 スライダーは不安定で平均以下とされるが、タイミングの取りづらい腕の振りでカバーしている。

 

Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/kZaDsr

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016 Top 20 Prospects:フィラデルフィア・フィリーズ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 

1. J.P.クロフォード:SS
 カール・クロフォード(LAD)の従兄弟。 平均以上のツールをバランス良く取り揃えたオールラウンダー。特に守備での評価が高く、傑出した肩&守備範囲を誇る。バッティングも将来的には二桁ホーマー級とされ、A+&2Aで打率.288、本塁打6、盗塁12、54K/63BBと結果を出した。

2. ニック・ウィリアムズ:OF
肩以外の4ツールを備えた未来のオールスター候補。三振率が10%近く改善されるなど粗さが大幅に取り除かれ、一躍ブレーク。2Aでは打率.303、本塁打17、OPS.845、盗塁13。マイナーではCFとしてもプレーしているが、メジャーではLFがメインになりそうだ。  

3. ジェーク・トンプソン:RHP
コール・ハメルズとのトレードでTEXから移籍。6-4/235の恵まれた体格から最速95マイルのストレート&高速スライダーのパワフルな投球。今夏行われたパン・アメリカ世界大会ではアメリカ代表としてもプレー。PHI移籍後は7先発/防御率1.80と好投を続けており、アップサイドはローテーション2番手級。

4. フランクリン・キロメ:RHP
6-6/175たる細身の体格で、アップサイドは無限大。古風なワインドアップから豪快に投げ込む。90-93マイルの速球は、今季に入り常時93-95マイルを叩き出すようになり、最速で97マイルを計時。カーブも今年に入り大幅に向上し、制球も悪くない。将来的には98-100マイルを叩き出す?

5. ホルヘ・アルファロ:C
アップサイドはオールスター捕手とされるも、粗さを取り除くことができていない。傑出したキャノンアームの持ち主も、マイナーでの盗塁阻止率27%は平凡な数字。14年には90試合で23個のパスボールを喫しており捕手に止まれるかは微妙。バッティングはパワフルも、マイナー四球率5%。

6. コーネリス・ランドルフ:OF
15年ドラフト全体10位。18にして成熟したアプローチを備えるミドルヒッター。じっくりとボールを見極めながら広角に打ち分ける。Rでは53試合プレーして打率.303、OPS.866、32K/32BBたる内容。高校では3Bも、プロではLFとしてプレー。 

7. アンドリュー・ナップ:C
強烈なプルヒッティングを示すスイッチヒッター。A+&2Aで打率.308、本塁打13、OPS.876、特に2Aでは55試合でOPS1.050と打ちまくった。13年にはトミージョン手術を受けたが、盗塁阻止率36%とスローイングには問題なし。守備ではレシービングを磨く必要があるも、そこまでの弱点ではない。 

8. マーク・アッペル:RHP
2013年ドラフト全体1位も、トレードでHOU→PHI。2A&3Aでは25先発して防御率4.99、K/BB=2.2は前評判とはもはや別人。カルロス・コレアやランス・マカラースのメジャーでの活躍について聞かれると「僕はストライクを取れるように頑張りたい」とコメント。

9. ロマン・クイン:OF
スピードモンスター。14年には入りアキレス腱&前十字靭帯の再建手術を受け、今季は股関節を痛めるなど故障が多いのがネックだが、2Aで58試合出場して打率.306、本塁打4、OPS.791、盗塁29。今年からCFコンバートも、平均以上のディフェンダーになれると見られている。

10. ダーネル・スウィーニー:OF/2B/SS
傑出したツールは持たないも、内外野こなすユーティリティー。将来像は『攻守に荒いベン・ゾブリスト(CHC)』。ベストツールはスピードで、バッティングでは二塁打30本とギャップを破るパワーを示している。3Aでは打率.271、本塁打9、盗塁32。メジャーでは打率.176&三振率27.5%。

11. タイラー・グッデル:OF
『ルール5ドラフト』で全体1位指名を受けTB→PHI。11年ドラフトで全体41位指名を受けたアスリート。CFをプレーするのに十分なスピード&肩を兼ね備えており、4番手外野手としては合格点。打撃でも成熟を見せており、2Aで打率.279、本塁打12、盗塁28と自身最高の成績を収めた。 

12. スコット・キンガリー:2B
2年連続で大学のリーグ首位打者に輝いた実力派で、コンタクト&アプローチに長ける。またスピードはプラス評価を受け、走塁技術も高い。プロ1年目はOPS.652と低調なスタートとなった。2Bを始めたのは大学からだが、持ち前の野球センスで見事に適応している。

13. アドニス・メディーナ:RHP
6-1/185と決して体が大きいわけではないが、87-90マイルだった球速は今年に入り最速97マイルを計測。カーブ&チェンジアップは平均以上のボールになる可能性を秘めており、ストライクに集める制球も示している。Rでは45.1回/防御率2.98。一部ではローテーション2番手級との声も。 

 14. リカルド・ピント:RHP
今季大ブレークの21歳。6-0/165と小柄な体格も、最速95マイルのストレート&チェンジアップのコンビネーションでテンポよく攻める。1A&A+では24先発して15勝4敗、防御率2.97。中でも打者に向かっていく姿勢が評価されている。K/9=6.5と三振が少なく、スライダーの向上が問われる。 

15. ザック・エフリン:RHP
ジミー・ロリンズとのトレードでPHI入り。アウトピッチであるチェンジアップを有効に織り交ぜ、90マイル前半のストレートとのコンビネーションでアグレッシブに攻める。21にして2Aでフルシーズンを投げ抜いたことは評価できるが、K/9=4.6と球威不足は否めない。

16. マルキン・カネーロ:SS
ディフェンスに高評価を得る21歳。スピード&肩はいずれもプラス評価で、守備範囲も平均以上。SSに止まれるだけの素質を示している。打撃では相応のバットスピードを示しており、コンタクトツールも上々。1A&A+で打率.281、本塁打8、盗塁17。

17. フェリックス・ポリーノ:RHP
若き日のペドロ・マルティネスとも比べられる20歳。90マイル前半の速球&スライダー&チェンジアップのコンビネーション。Rでは防御率2.30&K/BB=9.20と同世代の選手を相手に手玉を取った。 6-1/170と体格は平凡。 

18. トーマス・エッシェルマン:RHP
15年ドラフトクラスで最高のコマンドの持ち主とされる。大学通算BB/9=0.4と針の穴を通す制球を土台にシンカー&スライダー&カーブ&チェンジアップでストライクゾーンを自在に操る。速球&変化球いずれもクオリティが平凡なのがネック。ポテンシャルはソリッドなローテーション下位。

19. アレク・アッシャー:RHP
タナー・ロアーク(WSH)タイプ。 90マイル前半のストレート&スライダー&チェンジアップをゾーンに集める。打者を捻じ伏せる球威には欠けるが、マイナー通算BB/9=2.4と安定感は抜群。メジャーで長くプレーしていくためには信頼できる球種が1つでも欲しい。

20. ベン・ライブリー:RHP
変則的なメカニクスで打者を惑わす。90マイル前半のストレートとプラスのスライダーを軸にカーブ&チェンジアップも織り交ぜる。 2Aでは25先発して防御率4.13、K/BB=2.47。BB/9=2.8と四球は少ないが、細かいコマンドには乏しく被打率.290&被本塁打14と打ち込まれるシーンが目立った。 

Plus One Prospect
カルロス・トッシ:OF
アップサイド評は高いが、6-2/160と線が細く、現状ではパワーレスが目立つ。20歳にして1A&A+で打率.287、本塁打4、盗塁17と着実な成長を見せている。ハイレベルなスピード&強肩に支えられたCF守備は完成度が高い。打撃はまだ発展途上。

 

Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/yBC2R1

 

 

2016 Top 20 Prospects:ニューヨーク・メッツ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 

1. スティーブン・マッツ:LHP
デビット・プライス(BOS)と比較されるトータルパッケージ。マイナーで好投を続け、メジャーでも6先発して4勝0敗、防御率2.27。ポストシーズンでも先発の大役を任された。90マイル中盤のシンカー&大きく割れるカーブ&チェンジアップはいずれも完成度が高い。

2. ドミニック・スミス:1B
パワーとアベレージを両立したヒッティングプロスペクト。パワー面ではまだポテンシャルを発揮できていないが、A+では打率.305、本塁打6、OPS.771。20歳にして素晴らしいヒットセンスとアプローチを披露している。守備でもアスレチックな動きを見せており上質な1Bディフェンダーになり得る。 

3. アメド・ロザリオ:SS
ポテンシャルでは傘下トップとの声も。力強いアーム&柔らかなグラブ使い&平均以上の守備範囲を備え、優れたSSディフェンダーになり得る。打撃では逆方向へのライナーが多く、パワーも体格の成長に伴い向上が見込める。ゾーン理解を磨いて出塁率を上げていきたい。 

4. ギャビン・チェッキーニ:SS/2B
2Aでは109試合/55K/42BB とゾーン理解に富んでおり、打率.317、本塁打7、OPS.819と自身最高のシーズンを送った。パワーは年々向上を辿っており、特に後半戦は打率.365とよく打った。一方アスレチックさで売っていたSS守備では評価を落としており、2Bに回ることになりそうだ。

5. ブランドン・ニモ:OF
11年ドラフト全体13位。じっくりとボールを見極めるバッティングスタイルでマイナー5年で出塁率.381を記録している。今季フューチャーズゲーム出場を果たした有望株だが、パワー面で伸び悩んでおりISO.103は平凡。守備では平均的なスピードからCFよりもコーナー向きとされる。 

6. マーカス・モリーナ:RHP
アスリート。96マイルのストレート&平均以上のスライダーを主体にパワフルなピッチング。チェンジアップも効果的に扱うことができる。今季は故障に悩まされ9登板(8先発)して防御率4.26に終わったが、ポテンシャルの高さは傘下随一。デリバリーも安定している。

7. ウィルマー・ブセラ:OF
RA.ディッキーとのトレードでTOR→NYM。粗削りながら傑出したパワー&スピードを秘める。1Aでは打率.290、本塁打9、OPS.765、盗塁16。コンタクトに不安を抱えており、リスキーな素材だがアップサイドは高い。肩に優れる守備はRFにふさわしい。

8. デズモンド・リンジー:OF
15年ドラフト全体53位。スピード&パワーを兼ね備える。リードオフを担えるだけのスピードに、ギャップを抜くスイングスピードを両立したダイナミックな5ツール型。高校では3Bも、プロでは身体能力を生かすべくCFコンバート。RではOPS.750も、三振率29.8%。 

9. ルイス・カーピオ:SS
ベネズエラ出身の18歳。攻守にオールラウンドだが、特にディフェンスが群を抜いている。素晴らしいハンドリングとプラスの強肩を兼ね備え、フットワークも機敏。SSに止まれるだけの素質を示している。打撃では非力ながらもゾーン理解に優れ打率.304&出塁率.372。 

10. アキール・モリス:RHP
野球歴は浅いが、22歳にしてメジャー昇格も果たしたリリーフ右腕。94マイルのストレート&プラスのチェンジアップを真上から投げ下ろし、打者のスイングを崩す。A+&2Aでは63.1回投げて防御率2.05&K/9=11.9&被打率.137。目一杯力の入ったメカニクスのためBB/9=4.9とコマンドが不安定。 

11. アリ・サンチェス:C
ベネズエラ出身の18歳。守備面の評価が高いアスレチックなCタレント。素早いリリース動作で盗塁阻止率49%をマークし、発達したブロッキングスキル&フィールディングを示す。打撃はパワーの向上がカギを握っている。Rでは打率.272、本塁打0。 

12. マット・レイノルズ:SS
 コンパクトなストロークでギャップを抜くバッティング。プレーオフでは故障したルービン・テハダに代わり、メジャー未デビューでのロースター入りも果たした。守備範囲に欠けるが、堅実なグラブ捌きは2B向き。マーク・ロレッタ(元SD他)やマーク・エリス(元LAD他)と比較される。

13. ロベルト・グセルマン:RHP
ストライクスロワー。優れたコマンドに支えられたクレバーなピッチングが光る。90マイル前半のストレートを両コーナーに投げ分け、スライダー&チェンジアップを織り交ぜる。A+&2Aで24先発して防御率2.89、K/9=5.4、BB/9=2.3。ゴロアウトが多く、キャリアでHR/9=0.3。 

14. ガブリエル・イノア:RHP
ハイレベルなピッチングセンス&コマンドに支えられたピッチング。キャリアBB/9=1.3と傘下No.1のコマンダー。常時93マイルのストレート&チェンジアップ&カーブのコンビネーション。スタミナも豊富でイニングイーターにふさわしい。2Aでは152.1回投げて防御率3.90。

15. ヒュードア・ガルシア:3B
左のパワーバット。プラスのパワーの持ち主で、今季は1Aで打率.296、本塁打9、OPS.783とブレークの兆し。95K/22BBとボールの見極めにも不安を抱えており、左投手への対応も課題。守備でも向上の余地を残しており、3Bとしては肩の弱さもネック。 

16. ミルトン・ラモス:SS
生まれはコロンビアも、6歳の時にアメリカへ移住。打撃は平均以下だが、14年ドラフト内で最高のSSディフェンダーとされる。打球反応がズバ抜けており、スローイングも正確。Rでは54試合で打率.295をマークしたが、39K/8BBたる雑なアプローチから通用しているとは言い難い。

17. ホアン・ウレーニャ:3B
6-1/200と大柄なスイッチヒッター。驚異的なパワーを秘めており、コンタクトツールも上々だが、アプローチを磨いていく必要がある。A+では打率.214、本塁打0と全くいいところがなかった。不安視されていた3B守備は飛躍的に向上を見せた。肩が強い。 

18. ダリオ・アルバレス:LHP
09年にはPHIから解雇も、その後NYMに拾われ、今季はメジャーデビューも果たした。2A&3Aでは48試合にリリーフして防御率3.00、K/9=13.3をマーク。ストレートは93マイル止まりだが、プラスのスライダーで打者を欺き、特に左バッター相手には被OPS.495と圧倒的だった。 

19. ルイス・ギローム:SS
生まれはベネズエラもアメリカの高校を経てプロ入り。高い守備能力を買われており、素晴らしい守備範囲と巧みなハンドリングを兼ね備える。打撃ではパワーレスながらコンタクトツールに秀でる。1Aでは打率.318、本塁打0、盗塁18、出塁率.391。 

20. マックス・ウォテル:LHP
高校では数々のアワードを受賞し、U-18代表にも選ばれた19歳。リリースポイントの低い独特のフォームで打者を惑わしRではK/9=13.5を記録。6-3/180たる投手として理想的な体格から最速93マイルのストレート&カーブ。独特のメカニクスをキープできるかが課題。
 

Plus One Prospect
 コリー・オズワルト:RHP
1Aでは23先発して11勝&防御率3.36&K/BB=4.30。コマンドよく3球種を集めるローテーション下位タイプ。キャリア4年でBB/9=1.6と抜群の安定感を誇る。6-4/200と体格にも恵まれており、メジャークラスのスターターへと成長する可能性は十分ある。 

 

 Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/AgKvWx