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Category Archives: NL西地区

2016 Top 20 Prospects:コロラド・ロッキーズ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。 

 

 

1. ジョン・グレー:RHP
13年ドラフト全体3位。今季はメジャーでも9先発。防御率は5.53と振るわなかったが、FIP3.63は高水準。98マイルのストレート&被打率.171のスライダーで攻めるパワーピッチング。オフにはダルビッシュ有(TEX)らを参考に新球カーブを習得。メカニクスの維持に苦しんでおりコマンドが不安定。 

2. ブレンダン・ロジャース:SS
15年ドラフト全体3位。トロイ・トゥロウィツキー(TOR)と比較される未来のスターSS候補。素早いスイングでフィールド全体に打球を打ち分け、パワーも向上が目される。スピード&肩&守備範囲は平均以上で、SSのポジションにとどまれる資質の持ち主。

3. デビッド・ダール:OF
バランスよくファイブツールを揃えたオールラウンダー。故障により79試合の出場に止まったが、2AでOPS.721&盗塁22とまずまずの内容。体格の成熟とともにパワーは向上が目されているが、81K/11BBを喫したアプローチは改善する必要がある。CF守備は強肩&スピードを兼備しており平均以上。

4. ジェフ・ホフマン:RHP
14年ドラフト全体9位。トロイ・トゥロウィツキーとのトレードでTORから移籍。ドラフト前にトミージョン手術を受け、今季はカムバックし20試合に先発。最速98マイルのストレート&パワーカーブのコンビネーション。A+&2Aでは104回/75K/27BB/防御率3.03。

5. ライアン・マクマホン:3B
ノーラン・アレナード2世。攻守でインパクトを生み出せるアスリート。3B守備はゴールドグラブクラスに成り得ると高い評価を受けており、バッティングも上質なスイングスピードからパワフルな打球を生み出す。A+では打率.300、本塁打18、OPS.892。三振率27.5%と見極めを磨く必要がある。 

6. フォレスト・ウォール:2B
ピュアヒッター。プラスのスイングスピードからハードなコンタクトを生み出し、体格に比したパワーも示す。スピード&走塁技術も上質でオフェンシブな2Bとして期待できる。守備では肩が弱く、フットワークも磨く必要がある。1AではOPS.806&盗塁25。  

7. トム・マーフィー:C
オフェンシブな司令塔候補。抜群のパワーを武器に2A&3Aで20ホーマー&OPS.804をマーク。メジャーでも11試合に出場し3ホーマーを放った。三振の多さは懸念材料だが、捕手としての守備は優秀で、スローイング&ブロッキングスキルは平均以上。リーダーシップも持ち併せている。

8. アントニオ・センザテラ:RHP
96マイルに達するハードシンカー&スプリッターを低めに集めるグランドボーラー。傘下No.1とも言われる抜群のコマンドの持ち主でキャリア4年でBB/9=2.0。今季は26先発して防御率2.51&K/BB=4.33。マイナーでは平均以下のカーブ&スライダーを磨いている。

9. ドム・ヌネス:C
高校3年の時にSS→C。 守備&走塁のアスレチックさはラッセル・マーティン(TOR)と、美しい打撃スイングはカルロス・ゴンザレス(COL)と比較されている。1Aでは13ホーマー&OPS.821。55K/53BBと成熟したアプローチを見せており、メイクアップの評価も高い。

10.  カイル・フリーランド:LHP
14年ドラフト全体8位。変則的なデリバリーから常時93マイルのストレート&プラスのスライダーのコンビネーションで打者を幻惑する。力みの入ったテイクバックからスタミナ面を不安視する声も多い。今季は故障により9先発にとどまったが、AFLでは25.1回/防御率2.84と復調をアピール。

11.  ミゲル・カストロ:RHP
20歳の若さで開幕ロースター入りして18登板。99マイルのストレート&チェンジアップ。強気で打者に向かっていく姿勢を買われており、クローザーとして推す声も多い。今季はコマンドに苦しみCOL移籍後はリリーフに回っているが、先発に戻すプランも。A+&3Aでは38.1回/38K/防御率2.82。

12. レイメル・タピア:OF
マイナー屈指のヒットマシーン。滑らかでリラックスしたスイングから巧みにコンタクトを生み出しA+では打率.305&OPS.800。悪球打ちの癖があり、105K/24BBとアプローチは荒い。積極走塁が身上で26盗塁を決めたが成功率は72%にとどまる。守備では外野3ポジションをこなす。 

13. トレバー・ストーリー:SS
プラスのバットスピードを備えており、パワフルなバッティングが持ち味。2A&3Aでは打率.279、本塁打20、OPS.863。ISO.235と長打力は申し分ないが、141Kを喫したコンタクト面は今後の課題。SSとしての守備にも不安を抱えており2Bや3Bとしてもプレー。

14. ヘルマン・マーキース:RHP
20歳にしてA+で26登板(23先発)、防御率3.56、K/BB=3.59、BB/9=1.9。90マイル前半~中盤のストレート&カーブのコンビネーションで積極的にゾーンを攻める。チェンジアップはまだ未発達も3球種をストライクゾーンに集めることができる。 6-1/185と体格は平凡。

15. ウェス・ロジャース:OF
スラッとした体格と抜群の跳躍力は生粋のCFとしてデクスター・ファウラー(CHC)と比較される。打球判断&スピードが飛び抜けており、広大なカバー範囲を示している。バッティングでは相応のスイングスピード&パワーを示しているが、変化球の対応を学ぶ必要がある。R&AではOPS.777&盗塁53。 

16. タイラー・ネビン:3B
15年ドラフト全体38位。父フィルは通算208ホーマーを放った球宴1度の三塁手。父同様に強打の三塁手として期待されており、パワーとアベレージを両立したバッターになり得る。守備では6-4/200たる大柄な体格に比して機敏に動きディフェンダーとしての素質も十分。

17. ライアン・カステラニ:RHP
威力抜群の93マイルのシンカーは6-4/190たる体格からさらなる向上の余地を残す。スライダー&チェンジアップはまだ発達段階だが、GO/AO=1.30とゴロを生み出すことはできている。BB/9=2.31と全体的に制球は安定しているが、細かいコマンドを磨いていく必要がある。

18. マイク・ニコラク:RHP
15年ドラフト全体27位。6-5/205と恵まれた体格とクオーターバックとしても活躍したアスリート性を兼ね備えるエーステンシャル。97マイルの速球&プラスのカーブ&平均レベルのチェンジアップのコンビネーションは威力抜群も、BB/9=16.3とコマンドが壊滅的。 

19. ヘズス・ティノコ:RHP
トロイ・トゥロウィツキーのトレードでTORから移籍。6-4/190の体格と20たる若さからアップサイドに期待がかかる。90マイル前半のシンカーは将来的にはコンスタントに95-96マイルを叩き出すと目されており、スライダー&チェンジアップが磨かれればグランドボーラーとしての地位を確立できるだろう。 

20. クリスチャン・アダムス:SS
堅実なSSディフェンダー。ルーティンプレーでのミスが少なく、スローイングも正確。一方でパワー&スピードに乏しくオフェンス面はインパクト不足。それでも3Aでは打率.311、本塁打11、OPS.800と自身の打撃がメジャーレベルであることを証明した。ユーティリティー向き。 

Plus One Prospect
サム・モール:LHP 
故障を転機にリリーフに回るとA+&2Aで68.1回/74K/16BB/防御率2.63とブレーク。94-96マイルのストレート&平均以上のスライダーでパワフルに攻める。クローザーとしてのポテンシャルは通算422セーブのビリー・ワグナー(元HOU)と比べられる。健康面が不安。

 

Text by Haruki SAKURAI
写真: https://flic.kr/p/u8cGmV

2016 Top 20 Prospects:アリゾナ・ダイヤモンドバックス

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 

1. ブレーデン・シプリー:RHP
大学2年までSSを守っていたアスリート型。上体を傾ける独特のメカニックからリリースをうまく隠し、チェンジアップ&カーブで打者を欺く。ストレートも90マイル中盤に達する。とても滑らかなフォームをしており、コマンドも上質。2Aでは156.2回/118K/56BB/防御率3.50。 

2. ソクラテス・ブリトー:OF
プラスのスピード&強肩を備えるアスリート。守備力は群を抜いており、メジャー18試合でUZR/150は+29.1をマーク。15ポンドの増量に成功し、パワーが増したバッティングは2Aで打率.300、本塁打9、OPS.790。少なくとも4番手外野手として計算でき、エンダー・インシアーテ(ATL)の穴埋めが期待される。

3. ブランドン・ドルーリー:3B/2B
ARI移籍後にアプローチが改善されたことで打撃内容が安定するようになった。3Aでは打率.303、本塁打5、OPS.756をマーク。ヒッティングスキルと適応能力を評価されており、上のレベルでもパフォーマンスを維持できるとの見方が多い。守備ではジェーク・ラムとの競合を避けるため2Bにも挑戦。

4. ウェイジェイ・ワン:RHP
台湾出身。卓越したコマンド&スプリットのパッケージは田中将大(NYY)を彷彿とさせる。ストレートは90マイル前後ながら両コーナーに投げ分けることができ、カーブ&スプリットの扱いも磨かれている。1Aでは15登板(12先発)して防御率2.00&K/BB=4.25をマークしフューチャーズゲームにも登板。 

5. アーチー・ブラッドリー:RHP
コンディションの不安がつきまとうパワーアーム。万全であれば90マイル後半に届くと言われていたストレートは、メジャーでは最速94マイル止まり。ストレート&カーブ以外に信頼できる球種を持っておらず、防御率5.80&K/9=5.8と苦しい投球を強いられた。コマンドも不安定。 

6. アレックス・ヤング:LHP
大学ではリリーフ兼先発としてプレー。選手としてのバリューはブランドン・フィネガン(CIN)と比較される。93-95マイルのストレート&スライダーをコマンドよく投げ込む。先発に残るにはチェンジアップの扱いを磨く必要がある。また全力で投げるメカニックから先発としてはスタミナ面には不安を抱える。

7. タイラー・ワグナー:RHP
大学時はクローザーもプロ入り後に先発転向。今季は2Aで25先発して11勝&防御率2.25。90マイル前半のシンカーはよく沈み、アグレッシブにインコースを突く。スライダーはアウトピッチになり得るボールで、GO/AO=2.70とゴロアウトの多さが特徴。メジャーでも3先発。

8. ピーター・オブライエン:C/OF
傑出したパワーポテンシャル。3Aで26ホーマー&ISO.267&とパワフルな内容も、ヒットツールが平凡で三振の多さを指摘する声が多い。さらに守備面の不安からポジションも定まっておらず厳しい見方も多い。来季は再びCとしてシーズンを始めると見られている。 

9. ヨアン・ロペス:RHP
キューバを亡命し$8.25MでDバックス入り。リリースポイントが安定せず、R&2Aでは防御率4.17&BB/9=4.0とコマンドの平凡さを露呈。カーブは平均以上のポテンシャルを示しているが、不安定。しかしまだ22と若いことから全体的に磨かれればローテーション半ばクラスの投手になり得る。

10. コディ・リード:LHP
6-3/245の大柄な体格の持ち主。90マイル前半のストレート&ハードなスライダーが武器のKマシーン。チェンジアップも向上を辿る。A-では15登板(14先発)して防御率3.27、K/9=10.2、BB/9=3.0と好成績を収めたが、コマンドの平凡さから上のレベルでもパフォーマンスを維持できるかは未知数。 

11. テイラー・クラーク:RHP
大学時にはトミージョン手術も経験。ドラフトイヤーの15年はリーグの最多勝を獲得するなど完全復活を遂げ、ARIから3巡指名を受けるとA-で21回/27K/4BB/防御率0.00と完璧なパフォーマンス。6-4/195たる恵まれた体格から96マイルのストレート&スライダー。

12. アンソニー・バンダ:LHP
球速は90マイル前半と平凡だが、チェンジアップを有効に織り交ぜ打者のタイミングを崩す。A+では151.2回/152K/39BB/防御率3.22と素晴らしい投球を見せたが、球威の平凡さから上のレベルでもパフォーマンスを維持できるかが課題。カーブも平均レベルのボールとして扱うことができる。 

13. マーカス・ウィルソン:OF
野球選手として極めて未洗練ながら傑出したアップサイドを秘めるアスリート。スピード&肩はすでにプラス評価を得るクオリティ。三振率24.5%&ISO.080と現状打撃は全く通用していないが、6-3/175たる均整のとれた体格からパワー面も向上が目される。長い時間をかけて育てていきたい。

14. ドミンゴ・レイバ:2B/SS
20歳たる年齢以上に洗練された打者。特にアプローチは成熟しており、ストライクゾーンへの理解も深い。バットスピードも速くラインドライブの打球を広角に打ち分ける。A+では打率.237、本塁打2、OPS.587と不本意なパフォーマンス。来季の巻き返しに期待したい。

15. オースティン・バイラー:1B
パワーポテンシャル。14年にWSHから9巡指名を受けるも大学に残り、リーグの本塁打&長打率のタイトルを獲得。Rでも15ホーマー&OPS1.058と結果を出した。コンタクト面に不安を抱えるが、大学4年時からアプローチが向上を遂げ、Rでも四球率17.3%と上質な見極めを示した。

16. ガブリエル・ゲレーロ:OF
叔父であるウラディミール・ゲレーロと比較されるほどのファイブツールポテンシャル。打撃ではアグレッシブなアプローチで108K/28BB&打率.222と結果を出せなかったが、6-3/190たる体格からパワー向上が目される。守備ではプラスプラスの強肩の持ち主でRFにふさわしい。 

17. サム・ウィリアムズ:RHP
ジェレミー・へリクソンとのトレードでPHI→ARI。6-7/190と細身な体格は、若き日のマット・レイトス(LAA)と比較される。95-96マイルを叩き出すストレートは体格の成熟に伴いさらなる向上が目される。カーブ&チェンジアップはまだ発達段階。Rでは33回/21K/5BB/防御率3.27。 

18. ハイメ・ウエストブルック:2B
5-9/170と小柄で目立ったツールの持ち主ではないが、持っているツールを存分に発揮しA+で打率.319、本塁打17、盗塁14。フロック感は否めないが、投高のリーグでこれだけの成績を残したことは評価すべきだろう。 守備は平均的で、そつなくこなすことができる。

19. ライアン・ブー:RHP
大学有数のクローザーとして高い評価を受け、ドラフト5巡目でARI入り。97マイルのストレート&プラスのスライダーのコンビネーションで積極的に攻める。A-&1Aでは34回/49K/11BB/防御率1.06と支配的な内容。コマンドの平凡さからクローザーとしては厳しいとの見方が強い。 

20. ブラッド・ケラー:RHP
6-5/230の大柄な体格から90マイル前半のシンカー&チェンジアップのコンビネーションでゴロの山を築く。A+では26登板(25先発)して防御率2.60、K/9=6.9、BB/9=2.3。スライダーを磨いていきたい。ポテンシャルはローテ下位クラスに止まる。 

Plus One Prospect
カルロス・ヘルナンデス:RHP 
サイヤング投手であるダグ・ドレイベック(元PIT他)ピッチングコーチの指導を受けて飛躍的に成長。最速94マイルのストレート&プラスのスライダー&発達段階のチェンジアップ。A-では15先発して防御率2.32、K/9=9.8、BB/9=2.8。5-11/170の体格からリリーフ向きとも。

 

Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/iNxeLh