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2017 Prospect Organizational Rankings 21-30

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2017 Top 100 Prospects

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2017 Top 10 Prospects by Position

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Category Archives: AL中地区

2017 Top 20 Prospects:ミネソタ・ツインズ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

1. スティーブン・ゴンサルベス:LHP
速球の球速は最速でも90マイル前半だが、ノビがあり球速以上に打ちづらいボール。デリバリーはデセプションに優れ、チェンジアップなどで緩急をつけることで球速がない分をカバーしている。このチェンジアップの評価は高く、右打者を苦にしない理由となっている。スライダーも投げるが、浮つくことが多くそれほど有効なボールではない。コントロールは平凡。

2. タイラー・ジェイ:LHP
最速95マイルのよく動く速球と大きく曲がるスライダーのコンビネーションの評価は高いが、スタミナに不安を残している。大学時代はほとんどリリーフとして投げており、プロ入り後先発したのは昨シーズンが初めて。試合中、投げるボールのクオリティが終盤まで維持できるか、シーズンを通してスタミナがもつかという不安材料を抱えている。コントロールは悪くはないが、コマンドは平凡。

3. アレックス・キリロフ:OF
16年ドラフト全体15位指名。一昨年のパーフェクトゲームのホームランダービーで優勝したパワーが魅力。並外れたバットスピードでどの方向にもHRを打つことができる。まだ19歳だが打席でリラックスしてボールを待つことができ、ボールの見極めもいい。昨シーズンは高卒ながら大卒の選手が集まるリーグで好成績を収めた。守備ではスピードが平均レベルだが、肩は強いためRFを守る。

4. フェルナンド・ロメロ:RHP
90マイル後半の速球をストライクゾーンに集めることができるハイシーリングなタレント。縦方向に変化するスライダーの評価も高く、速球と組み合わせて三振の山を築く。能力は申し分ないが、下半身を使わず腕だけで投げているようなデリバリーを不安視する声も多く、既にトミー・ジョン手術を受けた右肘に再びメスが入る可能性も低くない。

5. アダルベルト・メヒア:LHP
エデュアルド・ヌネス(SF)とのトレードで加入。90マイル前半の速球とスライダー、カーブ、チェンジアップのコンビネーション。変化球はいずれも平均かそれ以上の評価を受けている。ゆったりとしたデリバリーは試合の終盤まで崩れることは少なく、コマンドのよさにもつながっている。今シーズンはメジャーで先発5番手の枠を争うことになるだろう。

6. ニック・ゴードン:SS
コンタクトスキルに優れた小兵。コンパクトなスイングでフィールド全体を使った打撃をすることができる。非常に細身なためシーズン5HRを打てるかも怪しいところ。早打ちのため三振も四球も少ない。評価の高かった守備だが、イージーミスを犯したりと評価を下方修正するスカウトも少なくない。それでもフットワークと肩の強さは平均以上のためレギュラーSSになれる実力はあるだろう。スピードは平凡で昨シーズンの盗塁成功率は59%と低水準。

7. ダニエル・パルカ:OF
平均以上のパワーポテンシャルを持っているスラッガー。昨シーズンはAA-AAAで計34HRをマーク。その代償として空振りが非常に多く、特にブレーキングボールへの対応が全くできていない。大きく足を上げるスタンスで、すぐに重心を前へと移動させるためタイミングが狂いやすくなっている。スピードは平均程度で肩は強いためRFを守らせればそつなくこなすことはできる。

8. ルウィン・ディアズ:1B
規格外のパワーを持つハイシーリングなタレント。強烈なスイングでボールを引っ張り、長打を量産することができる。早打ちのため四球は少ないが、スイング自体はコンパクトなため三振も少ない。守備、走塁に関してはいずれも平均以下だが、それでも平均以上のレギュラークラスの選手になれるだろう。

9. ベン・ローベット:C
16年ドラフト2巡目指名。昨年のドラフトクラスの高校生Cの中では最も評価が高かったタレント。がっしりとした下半身に支えられたスイングで生み出されるパワーが魅力。守備では肩の強さやリリースの早さなど盗塁阻止の面では評価が高いが、ブロッキングやキャッチングなどはまだ未熟。将来像はブライアン・マッキャン(HOU)。

10. コール・スチュワート:RHP
2013年に大学のアメフトの奨学金を蹴ってドラフト全体4位指名でツインズに入団するも故障が多く、前評判の高さに見合った成績を残せていない。90マイル中盤の重く沈む速球でゴロを打たせるピッチングスタイル。スライダーやカーブといった変化球の評価も悪くはないが、奪三振は少ない。平凡なコントロールを改善することができれば先発4/5番手クラスの投手になれるだろう。

11. ミッチ・ガーバー:C
出塁率の高さとシーズン2桁HRをマークすることのできるパワーが魅力。打撃に関してはCとして平均かそれ以上の能力を持っているだろう。守備に関してはエネルギッシュなプレーや、配球で高評価を得ているが、ブロッキングやキャッチングなどは平凡。スピードは皆無。

12. トラビス・ブランケンホーン:3B
ヒッティングスキルが高く、昨シーズンはRk-Aで打率.293をマーク。早打ちのため四球が少なく、出塁率の低さが気になるところ。パワーは平均かそれ以下で、シーズン2桁HRをマークできるかどうかは微妙なところ。守備は上手くなく、2B/3B/1B/LFを転々としている。どのポジションも最低限は守れるため将来はユーティリティプレイヤーとして活躍することになるだろう。

13. アキル・バドゥー:OF
非常に小柄ながらも筋肉をしっかりとつけており、パワーは平均並にはあるだろう。無駄が少ないスイングで的確にボールを捉えることができる。スピードも平均以上で将来は20盗塁をマークすることも可能。問題はそのスピードを活かせていないこと。走塁では判断ミスが多く、守備では打球反応の悪さからレンジが限られてしまい肩の弱さと相まって将来はLFに収まることになりそう。

14. J.T.シャグワ:RHP
サイド気味のアングルから投げる最速100マイルの速球が武器のリリーフプロスペクト。80マイル後半のスライダーもキレがあり、アウトピッチとしては非常に優秀なボール。チェンジアップのクオリティが低く緩急が使えず左打者攻略に若干の不安を抱える。ストライクゾーンに集めるだけのコントロールはあるが、コマンドはアバウトなため改善が必要だろう。

15. ラモンテ・ウェイド:OF
コンタクトスキルが高く、プロ入り後2年間はハイアベレージを残している。コンパクトなスイングでボールまで最短距離でバットを出すことができている。パワーは平均以下で、2桁HRを打てるかは怪しいがギャップを抜いて二塁打を打つ分には問題ないだろう。スピードは平均以上だが積極的に盗塁を仕掛けるタイプではない。肩が弱いためLFを守ることが多い。

16. ザンダー・ウィール:1B
平均以上のパワーツールがウリのスラッガー。昨シーズンはAで19HRをマーク。足を上げてタイミングを計り、強烈なスイングでボールをスタンドへと運ぶことができる。四球が多く、出塁率は打率に比べて悪くはないが、三振の数は非常に多い。守れるポジションは1Bのみ。ハードワーカーでAのチームの監督からもその姿勢を認められている。 

17. ワンダー・ハビアー:SS
粗っぽいが素材の高さが光るハイシーリングなタレント。コンタクトスキルに脆さを見せるが、徐々に筋肉つけてきており、将来的にはシーズン15HRをマークすることも不可能ではない。スピードも平均以上でSSを守れるレンジの広さを有している。肩の強さも問題なく、メジャーでもSSを務めることができるだろう。

18. フェリックス・ホルヘ:RHP
90マイル前半の速球とカーブ、チェンジアップのコンビネーション。真上から投げ下ろすようなデリバリーは力感がなく、試合終盤まで崩れることが少ないためコントロールのよさにつながっている。スライダー、チェンジアップといった変化球の評価は悪くはないが、空振りが奪えず奪三振は少ない。実力は先発5番手クラス。 

19. フアスカー・イノア:RHP
マイケル・イノア(CHW)の弟。兄ほど体格は大きくないがコントロールがよく、兄と違い先発として投げることができる可能性がある。速球は90マイル前半程度だが、よく動き球速以上に打ちづらいボール。 変化球のクオリティはまだまだだが、カーブ、チェンジアップの2球種は今後使えるボールになりそうである。

20. ルイス・ソープ:LHP
トミー・ジョン手術のリハビリのため2年連続で登板なしに終わった。健康ならば90マイル前半のよく動く速球とカーブ、チェンジアップといったブレーキングボールで緩急をつけ三振を多く奪うピッチングができる。小柄でデリバリーも肘に負担の大きいもののため耐久性に不安が残る。

 

Text by Ookaya Ryota
写真: https://flic.kr/p/v7znP1

2017 Top 20 Prospects:カンザスシティ・ロイヤルズ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

1. ハンター・ドージャー:3B/OF
1年半の間AAの壁を破れずにいたが、昨シーズン遂にAAをクリアしそのままメジャーデビューを果たした4年前の全体8位指名選手。大きなスイングのため空振りが多く、高打率は望めないがシーズン20HRをマークできるパワーがある。アプローチがそれほどよくないため出塁率は平凡。肩は強いが、3B守備は動きが悪くメジャーではRF以外は守らなかった。

2. ライアン・オハーン:1B
平均以上のパワーポテンシャルとアプローチのよさが魅力のスラッガー。下半身を上手く使ったスイングができており、容易に打球を上げることができる。今後どれほど三振数を減らせるかがカギ。守備ではレンジは狭いが、ハンドリングが非常に上手く1B向き。スピードは全くない。

3. マット・ストラム:LHP
昨シーズンAAAを飛ばしてメジャーに昇格し、好成績を収めファンを驚かせた。よく動く速球は最速で97マイルをマークするが、先発として投げる時は90マイル前半程度。鋭く曲がるカーブは打者の左右を問わず有効で空振りを奪うのに非常に有効なボール。チェンジアップも試合で使えるレベルにある。コントロールも悪くなく、今シーズンはメジャーのローテーションの一角として投げることになるだろう。

 4. ホルヘ・ボニファシオ:OF
2年前にコンタクト重視のアプローチから、長打重視のアプローチへと変更し成果を挙げているヒッティングプロスペクト。スイングはコンパクトで最短距離でボールへとバットを出すことができている。アプローチは平凡。守備は可もなく不可もなくといったところでRF/LFを守らせる分には問題はないだろう。

5. ジョシュ・ストゥーモント:RHP
最速101マイルの速球と落差のあるカーブの評価は高いが、めちゃくちゃなコントロールで台無しになってしまっている。下半身を上手く使えていないデリバリーで、リリースポイントを見失うことも多く、四球を連発する要因となっている。 今後も先発として投げるチャンスはあるがブルペンに転向させるのが無難な選択だろう。

6. A.J.パケット:RHP
16年ドラフト2巡目指名。一昨年の夏に行ったデリバリーの矯正が功を奏し、大学でも好成績を収めることができた。最速94マイルの速球とチェンジアップのコンビネーションの評価は高いが、速球は軌道がフラットになる点が、チェンジアップはアームスピードが緩む点が懸念されている。コントロールはよく、コースの内外に投げ分けられるコマンドも有している。

7. ジェイク・ジャニス:RHP
90マイル前半の速球、カーブ、チェンジアップのコンビネーション。いずれの球種も平均的なクオリティ。ゆったりとしたデリバリーでコントロールも悪くないため、ソリッドな成績を残すことができる。速球に球威がなく、下手にストライクゾーンにボールを集めるため被本塁打が多くなっている点は要改善。

8. エリック・スコグランド:RHP
長い手足を上手く使ったデリバリーのおかげで90マイル前半程度の速球を球速以上に速く見せることができる。大学時代はリリースポイントが不安定でコントロールを乱しがちになっていたが、プロ入り後は改善され、四球を出すことが少なくなった。カーブの評価は高いが、チェンジアップは試合で使えるレベルにない。滅多に使わないスライダーをどのタイミングで投げるかが右打者攻略のカギ。

9.  サミアー・デュエネス:1B
広角に打球を飛ばすことができるヒッティングスキルの高さがウリで20歳ながらA+で打率.300をマーク。パワーツールもまずまずでシーズン2桁HRをマークすることができるだろう。 ポジションは1Bに限定されているが、下手ではなく平均程度に守ることはできる。1Bとしてはパワーがもの足りないので、メジャーでレギュラーを取るためには平均程度の四球数を増やすことが必要となってくるだろう。

10. チェイス・バロット:C
現状はパワーだけの1ツールだけが取り柄となっている。バットにボールを乗せるようにしてスタンドへと打球を放つスイング。引っ張り専門のフライ系で、コンタクトスキルに欠けるため打率は常に低空飛行。四球を多く選ぶことができるので出塁率は悪くないが、Aで打率.246は低すぎるか。守備でもCとしていいところは少なく、将来は1Bに移ることになるだろう。 

11. ドニー・デウィーズ:OF
アレク・ミルズ(CHC)とのトレードで加入。コンパクトなスイングでラインドライブの打球を量産することができる。昨シーズンは5HRに終わったが、筋肉質な体格のため平均レベルに長打を打てるようになるのではないかとの声もある。早打ちのため四球も三振も少ない。スピードは平均以上で盗塁が上手い。レンジはCFを守るのに十分だが、肩が致命的に弱いため将来は現在守っているCFからLFに移るだろう。

12. カイル・ジマー:RHP
2012年のドラフトで全体5位指名を受けたが度重なる故障で毎年評価を下げている。かつては90マイル後半の速球を投げていたが、胸郭出口症候群を発症した昨シーズンは90マイル前半に留まった。それでも全快すればかつてのような輝きを取り戻せる可能性はあり、今後は故障のリスクを抑えるためリリーフ中心で登板していく予定。

13. カリル・リー:OF
16年ドラフト3巡目指名。小柄ながらも身体能力が高く、パワーツールも平均レベルはある。どのコースの球種でもしっかりと振りぬき、フィールド全体に打ち分けることができるヒッティングスキルの高さを見せる。肩は投手として投げていたこともあって非常に強いが、スピードは平均レベルのためRFが適正ポジションだろう。

14. スコット・ブレウェット:RHP
大柄な体格の持ち主で、今後の伸びしろに期待ができるハイシーリングなタレント。現在の速球は常時90マイル前半程度だが、今後筋肉をつけていけばコンスタントに90マイル中盤をマークすることも不可能ではないだろう。落差のあるカーブは空振りを奪うことができるボール。 チェンジアップは改善の余地あり。デリバリーは力感がなく、ストライクゾーンにボールを集めるコントロールもあるが、細かいコマンドには欠ける。

15. ギャレット・ダビラ:LHP
90マイル前半の速球とカーブ、チェンジアップのコンビネーション。高校時代はカーブをアウトピッチにしていたが、プロでは通用しないと見るスカウトもおり、チェンジアップを多投するようになっている。デリバリーはスムーズでコントロールも悪くない。今後球速がどれほど伸びるか、チェンジアップの精度をどれほど上げられるかがカギになるだろう。

16. コリー・トゥープス:2B
小柄な体格ながらもパンチ力のある打撃が魅力。バットを振り下ろすようなスイングでラインドライブの打球を量産し、30二塁打、10HRをマークすることができるだろう。昨シーズンは長打が増えた代償として三振数が大幅に増えてしまった。。大学時代はSSだったが、スピードが平凡たなめプロ入り後は2Bを主に守っている。2Bとしてなら平均程度には守れる。

17. シウリー・マティアス:OF
平均以上のパワーポテンシャルが魅力の18歳。コンタクトスキルには欠けるが、徐々にボールの見極めがよくなっており、出塁率を稼ぐことはできそう。スピードは平凡なため、将来は現在守ることもあるCFから完全にRF専門になるだろう。肩は非常に強いため、RFとしてならそこそこ守れるだろう。

18. メイブリス・ビロリア:C
コンタクトスキルの高さとパワーを兼ね備えるヒッティングプロスペクト。フィールド全体を使った打撃をすることができ、三振も少ないためハイアベレージを期待できる。守備では肩の強さは平均程度にはあるが、フットワークやキャッチングなどはまだ未熟。19歳と若いため今後の改善次第ではCに留まれる可能性はあるが、1B転向も有り得るだろう。

19. ピーター・オブライエン:OF
今年ARIからトレードで加入。マイナーでは4年連続で20HR以上をマークするもコンタクスキルの低さとアプローチの悪さ、限られたポジションしか守れないことが原因となってチャンスを与えてもらえない状況が続いている。 それでも大型な体格から生み出されるパワーは本物。26歳ともう若くなく、残された時間は少ない。

20. ミゲル・アルモンテ:RHP
常時90マイル中盤をマークする速球は威力抜群だが、その他のツールに不安を抱えている。カーブ、チェンジアップといったブレーキングボールは平均レベル。デリバリーが不安定で、コントロールを乱す原因となっている。主に先発として投げているが、リリーフ転向を勧める声が多い。

 

Text by Ookaya Ryota
写真: https://flic.kr/p/HQy2nc

2017 Top 20 Prospects:デトロイト・タイガース

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

1. クリスチャン・スチュワート:OF
昨シーズンA+-AAで30HRをマークしたスラッガー。コンタクトスキルに欠け打率は低いが、平凡だった四球数を大幅に増やし出塁率を上げることに成功した。守備はてんでダメで、マイナーの選手の中でもワーストクラス。スピードが全くないためレンジが狭く、肩も弱いためポジションはLFに限られるが、そのLFも満足に守れないと見る向きが多い。将来はDHに収まることになるだろう。

2. マット・マニング:RHP
16年ドラフト全体9位指名。元NBAプレイヤーの父親を持ち、自身も高校時代バスケットボールをプレーしていたアスリート。 長い手足を使ったスリークォーター気味のアングルから投げる最速97マイルの速球が武器。これに縦に割れるスピンの利いたパワーカーブを組み合わせる。デリバリーが1塁方向へと流れることが多く、コントロールを乱す原因となっている。ハイシーリングでエースポテンシャルを有している。

3. マイケル・ガーバー:OF
全てのツールをバランスよく持っているハイフロアーなタレント。打撃ではまずまずの打率を残せるヒッティングスキルとシーズン15HRも可能なパワーを持ち合わせており、アプローチも悪くない。守備ではCFを守ることもあるが、スピードが平凡なためRF向き。肩は強いため平均以上のRFになれるだろう。ブレーキングボールへの対応に課題を残している。 

4. カイル・ファンクハウザー:RHP
16年ドラフト4巡目指名。一昨年のドラフトでLADから全体35位指名を受けるも契約金で折り合いがつかず大学へ戻り、評価を上げるつもりが逆に成績を落とし評価を下げてしまった。最速97マイルの速球と、90マイルをマークするスライダーのコンビネーションで三振の山を築く。リリースポイントを見失うことが多く、コントロールが乱れる原因となっている。真っすぐな軌道だった速球を動かしてみたり、投げていなかったチェンジアップを多く使ってみたりと工夫は見られる。 

5. ボー・バロウズ:RHP
一昨年のドラフトから伸び悩むハイシーリングなタレント。ドラフト時は90マイル後半の速球を投げていたが、昨シーズンは90マイル前半で推移していた。速球のムーブメントは申し分ないが、球離れが早く、打者に容易にコンタクトされるためK/9が大幅に悪化する原因となった。それでもカーブ、チェンジアップといったブレーキングボールの評価は高く問題の速球さえ改善することができればポテンシャルに見合った成績を残せるだろう。 

6. ジャコビー・ジョーンズ:OF
ポテンシャルの高さを随所に見せるが、実戦で発揮できないでいる。筋肉質な体格でパワーポテンシャルは平均以上だが、コンタクトスキルに欠けるためマイナーではシーズン2桁HRをマークしたことはない。スピードと肩の強さは平均以上だが、IFの守備がお粗末なためOFに回されることになった。最低でも第4のOFとしては使えるだろう。

7. タイラー・アレキサンダー:LHP
速球の球速は90マイル前半程度だが、ストライクに投げ続けることができるコントロールのよさに高評価を得ている。ストライクを取るためのスライダー、低めに投げて空振りを奪うためのスライダー、チェンジアップのブレーキングボールはいずれも平均かそれ以上の評価を得ている。コマンドはそれほど突出しているわけではない。ローテーション4/5番手クラス。

8. グレイソン・グライナー:C
故障に苦しみ打率が.200を切った一昨年から一転、ハイアベレージを残すことができた守備型C。故障が癒えた昨シーズンは持前のコンタクトスキルの高さを発揮。長打数も増え、レギュラークラスとしては最低限の打撃を見せることができるだろう。守備ではブロッキングなどでソリッドさを見せる。

9. ジョー・ヒメネス:RHP
マイナーで圧倒的な成績を残し続けるリリーフプロスペクト。サイド気味のアングルから最速100マイルの速球とスライダーのコンビネーションで三振の山を築く。ストライクゾーンにボールを集めるコントロールを有しており、四球で自滅するといったことはない。セットアッパー/クローザーレベルの投手になれるだろう。 

10. サンディ・バエズ:RHP
常時90マイル後半の威力抜群の速球を投げることができるが、ブレーキングボールがイマイチなため三振数が増えない原因となっている。コントロールは悪くなく、細かいコマンドはないが四球を出すことは少ない。現在は先発として投げているが、リリーフに回れば早期昇格も望める。 

11. アーティー・ルヴィキ:RHP
コントロールのよさと闘争心の高さが光るタレント。90マイル前半の速球とカーブ、スライダー、チェンジアップのコンビネーション。スライダー、カーブの評価は高いが、チェンジアップは改善の余地あり。デリバリーは力感が強く、 ブルペン転向の可能性もある。トミー・ジョン手術を経験しており故障も多く、耐久性に問題あり。

12. マイルズ・ジェイ:RHP
90マイル前半の動く速球とスライダーのコンビネーション。カーブ、チェンジアップも投げるが、改善の余地あり。年々BB/9の数字をよくしているが、コントロールはそれほどいいというわけではない。特筆すべきツールはないがソリッドな成績を期待できる。 

13. ケビン・ジオメック:LHP
昨シーズンは胸郭出口症候群の治療の手術のためシーズンの大半を棒に振った。健康ならば90マイル前半の速球とスライダー、チェンジアップをコントロールよく投げ分けることができる。速球の球威不足をデセプションに優れたデリバリーである程度カバーしているが、それでも球威不足は否めないだろう。現在24歳で未だにA+と残されている時間はそう多くない。

14. マット・ホール:LHP
速球は最速でも80マイル後半程度だが、クオリティの高いカーブを多投することによって好成績を収めることができている。ただ、このカーブ以外のブレーキングボールはイマイチで、コントロールも平凡なため、将来はリリーフに回る可能性が高い。

15. ディクソン・マチャド:SS
肩が強く、アクロバティックなプレーを度々見せる守備の名手。深い位置からの送球も正確でエラーも少ないため守備だけならレギュラークラス。打撃では四球を殖やすなどの努力が見られるが、コンタクトスキルは平凡で、パワーも平均以下のためレギュラーに据えるには物足りない。 将来は守備固め要員だろう。

16. スペンサー・ターンブル:RHP
独特のアングルから投げる90マイル中盤のよく沈む速球とカッターのようなアクションを見せるスライダーのコンビネーションは素晴らしいが、それ以外のカーブ、チェンジアップといった球種は平均以下。コントロールに難があり四球を出す場面が多い。昨シーズンは故障でシーズンの半分を休養に回したことで24歳でA+に留まっている。使える球種の少なさ、コントロール、耐久性の面からブルペン転向を勧める声もある。

17. ポール・ボールカー:RHP
90マイル後半の威力抜群の速球が最大の武器のリリーフプロスペクト。 アウトピッチのスライダーは平均レベルのボールだが、緩急をつけるには十分。コントロールもそれほど悪くなく、ストライクゾーンにボールを集めることができる。

18. ドリュー・スミス:RHP
速球の球速は90マイル後半に達するが、軌道がフラットになりがち。昨シーズンAでは好成績を収めたが上のクラスでも通用するかは未知数。落差の大きいカーブはアウトピッチとして空振りを奪うことができる。デリバリーは無駄な動きが多く、コントロールを乱す原因の1つとなっている。

19. オースティン・アスマン:C
16年ドラフト14巡目指名。パワーとコンタクスキルの高さを併せ持った打撃が魅力。バットスピードが速いため、コンスタントにハードコンタクトを生み出すことができる。守備では肩が強く、盗塁阻止の面では信用できるが、ブロッキングなどの技術は未熟。大学時代は故障が多かった点も懸念材料。

20. ブラディミール・ピント:RHP
非常に小柄な体格ながらも、最速100マイルの速球を投げることができるハイシーリングなタレント。デリバリーの力感が強く、身長が伸びなければ将来はブルペン転向も有り得るだろう。 ブレーキングボールは発展途上。

 

Text by Ookaya Ryota
写真: https://flic.kr/p/J3VBs9