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Category Archives: NL中地区

2017 Top 20 Prospects:セントルイス・カージナルス

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

1. アレックス・レイエス:RHP
最速100マイルに達する球威抜群の速球が最大の武器。速球はツーシームとフォーシームの2種類があり、必要に応じて投げ分けることができる。縦に割れるキレのいいカーブ、緩いチェンジアップ共に素晴らしいボールで空振りを易々と奪うことが可能。問題はコントロールでマイナー通算のBB/9=4.6と低水準。また、長い回を投げきれるかという点においても疑問符がつく。もし、ブルペンに転向したとしてもセットアッパー/クローザー級の投手になれることは間違いない。

2. ハリソン・ベイダー:OF
体を目いっぱい使ったフルスイングが特徴的なタレント。スイングは大きいがコンタクトスキルは低くなく、ストライクゾーンの見極めもできている。パワーも平均以上でシーズン20HRをマークすることも不可能ではないだろう。大学時代はバディー・リード(SD)がいたためLFに回っていたがプロ入り後は主にCFを守っている。CF守備は優秀で長期間CFを守れるとの声も。スピードはあるが盗塁は上手くない。

3. ルーク・ウィーバー:RHP
コマンドとチェンジアップに高い評価を得るハイフロアーなタレント。速球は常時90マイル前半だが、最速で96マイルをマークすることもある。 カーブ、スライダーといったブレーキングボールも投げるが、チェンジアップほど評価は高くない。非常に細身で耐久性を問題視する声もあり、1シーズンを通して先発としてローテーションを守れるかは微妙なところ。自慢のチェンジアップがメジャーではHRにされることが多かった点も懸念材料。

4. サンディ・アルカンタラ:RHP
最速98マイルの速球を投げるハイシーリングなタレント。大柄な体格だが、まだ筋肉をつける余地はあり今後さらに球速が上がる可能性もある。アウトピッチはカーブでキレがよく、両サイドに投げ分けることができている。チェンジアップも投げるが、アームスピードが緩む点は改善の余地あり。スリークォーターのアングルから投げるデリバリーはランナーがいる方が力の抜け方がいい。

5. ジャック・フラハティ:RHP
90マイル前半の速球とスライダー、チェンジアップのコンビネーション。速球の球速は平凡だが、チェンジアップのクオリティは高く、緩急をつけて打者を翻弄することができる。デリバリーはデセプションに優れているが、力感が若干強い。体格は先発として投げるには十分で耐久性は高い。

6. オースティン・ガンバー:LHP
速球の球速は常時90マイル前半だが、どのコースにも投げ分けられるコマンドを有している。この速球にスピンの利いたカーブ、アウトピッチとして使うチェンジアップを交える。チェンジアップは速球同様にコマンドよく投げられるためどんなカウントからでも投げている。デリバリーは安定しているが、力感が強い。長い回を投げられるスタミナと耐久性の高さは先発向き。

7. デルビン・ペレス:SS
16年ドラフト全体23位指名。アンドレルトン・シモンズ(LAA)並といっても過言ではないほどの守備力を有している。レンジ、肩の強さ、フットワーク、打球反応どれをとっても一級品で将来のGG賞候補。打撃は粗削りなものの、SSとしては十分な打力の持ち主になるだろう。問題は素行の悪さで、ドラフト前には禁止薬物使用が発覚していた。

8. ダコタ・ハドソン:RHP
16年ドラフト全体34位指名。90マイル中盤の速球とスライダー、カーブ、チェンジアップのコンビネーション。アウトピッチはスライダー。キレがよく容易に空振りを奪うことができる。球種が豊富で体格も大きく先発向きだが、コントロールに不安を抱えている点と、先発として投げ始めたのが昨シーズンからという点が懸念材料。

9. カーソン・ケリー:C
プロ入り後にCに転向したにも関わらず既にマイナーではトップクラスの選手になりつつある。守備ではミスが少なく、ブロッキングにも優れ、フレーミングも上手い。肩が強いため盗塁阻止の面でも目立った成績を残せている。投手とのコミュニケーションの取り方にも高評価を得ている。昨シーズンは打率が上がったが、それ以外は特筆すべきところはなかった。体格は大きいためパワーポテンシャルはあるのではという声もある。

10. ポール・デヨング:3B
足を少し上げタイミングを取り、アッパースイングで長打を量産するスラッガー。本来、アプローチはいい方だが、昨シーズンはA+を飛ばしいきなりAAでプレーしたことが原因か四球の数が減り、三振数が多くなった。3B守備は現時点ではそれほど上手くないが、今後平均レベルには守れるようになるのではないかとの見方も。

11. ニック・プラマー:OF
昨シーズンは故障で全休となってしまった。小柄な体格だが筋肉は十分なほどについており、しっかりと振りぬくスイングも相まってパワーは平均かそれ以上。コンタクトスキルも悪くなく、打撃に関しては高いレベルにある。ボールの見極めにも優れており、高出塁率が期待できる。一昨年はCFを守っていたが、体格と肩の弱さを考えれば将来はLFに回ることになるだろう。

12. ライアン・ヘルスリー:RHP
球威のある90マイル中盤のフォーシームが武器。この速球をプレートの内外に投げ分けることができるコマンドを有している。フォーシームのムーブメントが少ないため、ツーシームやカッターといった球種の習得に励んでいる。カーブ、チェンジアップといったブレーキングボールは発展途上。腕を大きく引いてから投げるデリバリーは先発として投げるにはモーションが大きすぎるか。

13. ジュニアー・フェルナンデス:RHP
90マイル後半の速球とチェンジアップのコンビネーション。速球には威力があり、チェンジアップはよく沈むクオリティの高いボールだが、投球術の理解が浅いことが原因となって昨シーズンは奪三振数が少なかった。力感の強いデリバリーは不安定でコントロールを乱す原因となっている。まだ19歳と若くアップサイドは非常に大きい。

14. ザック・ガレン:RHP
16年ドラフト3巡目指名。速球の球速は90マイル程度だが、速球と同じスピードのカッターで大量に三振を奪うことができる。チェンジアップの評価も悪くなく、緩急をつけることもできる。コントロールもよく、昨シーズンは6試合のみの登板ながら無四球だった。メークアップにも優れており先発として必要なものを多く兼ね備えている。

15. マグニュリス・シエラ:OF
平均を大きく上回るスピードが武器の小兵。コンタクトスキルが高く、バットに当てて出塁を試みようとするバッティングスタイル。しかし、早打ちのため四球が少なく出塁率は低い。昨シーズンは31盗塁をマークするも成功率は64%とイマイチ。CF守備では度々好プレーを見せ、肩も強くアシストも多いので今後もCFに残ることができるだろう。

16. ジェイク・ウッドフォード:RHP
90マイル前半の速球とスライダー、カーブ、チェンジアップのコンビネーション。体格は非常に大きく、まだ20歳と若いため今後さらに球速が上昇する可能性はある。昨シーズン少なかった奪三振数も球速上昇とともに増えるかもしれない。デリバリーはまとまっており、力感も少ない。 

17. ダニエル・ポンセデレオン:RHP
90マイル前半の速球とカーブ、チェンジアップ、カッターのコンビネーション。投げ下ろすようなデリバリーのため速球には角度がついており、球速以上に威力のあるボール。昨シーズンは開幕前に奪三振数を増やすことを目標にしており、見事成功している。コントロールは平均レベル。今シーズン中のメジャー昇格もありうる。

18. ロニー・ウィリアムズ:RHP
90マイルの動く速球とカーブ、チェンジアップのコンビネーション。小柄だが身体能力が高く、アームスピードは非常に速い。ブレーキングボールとコマンドに改善の余地がある。コマンドがいい日は手が付けられなくなるので、安定させることが最優先事項。

19. コナー・ジョーンズ:RHP
16年ドラフト2巡目指名。昨シーズン大学で三振が奪えなくなり評価が落ちた。速球は90マイル前半だがよく沈み、ゴロを打たせるには最適なボール。アウトピッチはスライダーだが、改善の余地あり。デリバリーは腕の動きがぎこちなく故障の心配がある。コントロールは悪くない。

20. ビクター・ガルシア:OF
大きな体格から生み出されるパワーが魅力のハイシーリングなタレント。パワーポテンシャルだけならSTLのマイナー1だろう。スイングは大きいが軽々とボールをスタンドまで運ぶことができる。守備は全く期待できず、スピードも皆無なため打つことで自身の価値を示すしかない。

 

Text By Ookaya Ryota
写真: https://flic.kr/p/wPCvbV

2017 Top 20 Prospects:ピッツバーグ・パイレーツ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

1. オースティン・メドウズ:OF
高いヒッティングスキルに高評価を得る。スイングは下半身と上半身のバランスがしっかりと取れており、無駄がなく、ボールまで最短距離でバットが出せている。ストライクゾーンの見極めもよく、三振は非常に少ない。徐々に筋肉をつけてきており、平均以上のパワーを発揮するのではないかという声もある。スピードはあるが、肩が弱いため将来は現在守っているCFからLFに移ることになるだろう。

2. タイラー・グラスノー:RHP
常時90マイル後半の速球を投げ込む剛腕。昨シーズンはAAAでストライクを取るのに苦労し、以前から指摘されていたチェンジアップのクオリティの低さを改善するどころかほとんど使わなかったが、それでも圧倒的な成績を残しメジャーデビューを果たした。メジャーでもAAAと同じ傾向にあり1年間ローテーションを守っていくのなら、この2点の改善は必須だろう。

3. ジョシュ・ベル:1B
打撃ではメドウズと負けず劣らずのものを持っている。ストライクゾーンの見極めに優れ、どの方向にもHRを打てるパワーを有しており、ハイアベレージを残すこともできる。問題は守備でOF守備が下手なので1Bに転向させたが、1Bも満足に守れていない。DHのないナショナル・リーグなので起用方法に頭を悩まされることになるだろう。

4. ケブライン・ヘイズ:3B
ボールに対する反応や、ブレーキングボールへの対応で高い能力を見せる。バットスピードが平均的だが、引っ張った時のパワーは悪くなくシーズン15HR程度ならマークできるだろう。守備では改善の余地がある部分は多いが、肩は非常に強いため将来は平均以上の3Bになれる可能性がある。

5. ウィル・クレイグ:3B
16年ドラフト全体22位指名。コンパクトなスイングでラインドライブを量産できる打撃が最大の武器。ストライクゾーンの見極めに優れており、昨シーズンは三振より四球の数が多かった。プロ入り後長打が減っており、木バットへの対応ができていないのではないかとの声もある。大柄な体格のためスピードは皆無で、守備の動きも悪い。肩は強いが、将来は1Bに回されることになるだろう。

6. ミッチ・ケラー:RHP
コントロールを乱し、四球を連発した一昨年から一転して昨シーズンはほとんど四球を出すことがなかった。最速97マイルの沈む速球とカーブのコンビネーション。カーブは曲がり落ちるアクションを見せ、速球と緩急をつけて空振りを奪うことができる。チェンジアップも投げるが改善の余地あり。マウンドの傾斜を上手く使ったデリバリーは力感がなく先発として投げ続けることができるだろう。

7. ユディ・ガルシア:RHP
90マイル中盤の速球で打者を圧倒することができる。最大の強みは終盤になっても球速が落ちないこと。スライダー、チェンジアップといったブレーキングボールはまだ不安定だが、スライダーは平均以上のボールになるポテンシャルがある。デリバリーは力感がなく、スムーズなので先発向き。今年で24歳だが、まだA以上で投げたことがなく早期昇格が待たれる。

8. テイラー・ハーン:LHP
最速100マイルをマークする速球が武器。この速球とキレのいいスライダーで大量に三振を奪う。デリバリーはモーションが大きいため故障のリスクが高い。また、3塁側へと体が流れるためコントロールを乱す原因となっている。先発として投げ続けられるかは微妙なところだが、リリーフに回ったとしても圧倒的な成績を残せるだろう。

9. スティーブン・ブラルト:LHP
投げるボールはこれといって特徴的なものはないが、優れたコマンドでコーナーを突き打者を打ち取っていく。速球は最速でも93マイルで、スライダー、チェンジアップも平均的なクオリティ。それでもデリバリーを崩さず、試合をしっかりと作る能力を有している。先発4/5番手としては優秀な部類に入るだろう。

10. ルイス・エスコバー:RHP
90マイル前半の速球とスライダー、チェンジアップのコンビネーション。速球の球速は平凡だが、よく沈みゴロを打たせるには最適。また、今後体重つけていくことによって球速が上がる可能性もある。スライダー、チェンジアップともに速球と同じアームスピードで投げられ、キレもいいためどちらもアウトピッチとして空振りを奪うことができる。デリバリーは力感が強く、無駄な動きが多いためコントロールを乱すことがしばしばある。

11. ケビン・ニューマン:SS
ヒッティングスキル優れ、常にハイアベレージを残すことができる。ストライクゾーンの見極めもいいため出塁率も高い。昨シーズンはBB/K=43/36だった。その一方でパワーは全くと言っていいほどなく、シーズン5HRが関の山だろう。スピードは平均以上だが、レギュラーとしてSSを守れるほどの能力を持ち合わせてはおらず、将来は2Bに移ることになるだろう。

12. ニック・キンガム:RHP
15年にトミー・ジョン手術を受け、昨シーズン途中に復帰した大型投手。速球の球速は常時90マイル前半だが、しっかりとコマンドよく投げることができている。アウトピッチとして使うパワーカーブも打者のタイミングを外すのには有効なボール。チェンジアップのクオリティも悪くない。デリバリーも力感がなく、長い回を投げることができる。今シーズン中にはメジャーに昇格するだろう。

13. トラビス・マクグレガー:RHP
16年ドラフト2巡目指名。速球は常時90マイル前半だが、身長の割りに細身のため今後球速が上昇する可能性は高い。チェンジアップのクオリティは高く、速球と緩急をつけて空振りを奪うことができる。メークアップにも高い評価を得ている。

14. アレン・ハンソン:2B
コンタクトスキルに優れたスイッチヒッター。小柄でスイングもコンタクト重視のためパワーは平均以下。レギュラークラスの打力があるかは微妙なところ。スピードは平均以上だが、マイナーでの盗塁成功率は通算で70%とイマイチ。かつてはSSをメインに守っていたが、肩が弱く今は2Bを中心に内外野をこなしている。 

15. トレバー・ウィリアムズ:RHP
90マイル前半のヘビーシンカーでゴロを量産するグラウンドボーラー。アウトピッチはスライダーで左打者に対して有効な武器。ストライクゾーンに集めるだけのコントロールは有しているが、細かいコマンドはないためメジャーでは甘く入ったボールをHRにされる場面が目立った。実力は先発5番手クラスか。 

16. コール・タッカー:SS
昨シーズンは打撃に進歩がないまま終了となった元1巡目指名選手。A+で主にプレーするも打率は低空飛行を続け、長打もそれほど打たずに肩の故障で少ない出場試合数となった。スピードは平均以上で守備も光るものを見せているが、それだけではメジャーでプレーできるレベルにまで到達するのは難しいだろう。

17. エリアス・ディアズ:C
既にメジャーで試合にも出ている守備型C。ブロッキング、キャッチングなどに優れており、リリースも早いため平均的な肩の強さでもある程度の盗塁阻止能力を備えている。 打撃はコンタクトを重視しているが、引っ張り傾向が強いので打率は平凡。早打ちのため四球も少ない。総合的に見るとCとしては平均的な打力の持ち主。

18. ジョーダン・ラプロウ:OF
パワーポテンシャルとスピードに光るものを見せるタレント。昨シーズンは肩の故障で満足のいく成績を残せなかったが持っている能力は低くない。打率は低いが、ストライクゾーンの見極めは悪くなく三振も少ない。一昨年は3Bも守っていたが、昨シーズンから再びLFに専念している。

19. ブレイデン・オーグル:LHP
16年ドラフト4巡目指名。ハイシーリング&ハイリスクなタレント。速球の最速は96マイルに達し、今後もさらに速くなる可能性はある。大きく曲がるカーブも空振りを奪うには有効な球種。デリバリーは力感が強く、不安定なためコントロールが安定しない原因となっている。上手く育成できれば先発2/3番手クラスになれるかもしれない。

20. ゲイジ・ヒンス:RHP
現在の速球の最速は95マイルだが、今後さらに球速が上がる可能性はある。アウトピッチはカーブでキレがよく空振りを奪うことができる。チェンジアップは発展途上。昨シーズンは終盤に四球を連発し、ボールが高めに浮いてしまうことも多くなりシーズンを通して投げるスタミナが足りないとの声もある。

 

Text by Ookaya Ryota
写真:https://flic.kr/p/wKTmpr

2017 Top 20 Prospects:ミルウォーキー・ブリュワーズ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

1. ジョシュ・ヘイダー:LHP
90マイル中盤の速球とスライダーのコンビネーションで大量に三振を奪うピッチングスタイル。スライダーは大きく曲がり左右関係なく使える球種。チェンジアップも投げるが、こちらは改善の余地あり。サイドハンドのアングルで投げるため左打者には圧倒的な強さを見せるが、右打者に対しては打たれる場面が多い。コントロールが悪く、デリバリーが先発向きではないとの声もあるが、実力は先発2/3番手クラスだろう。

2. ルイス・ブリンソン:OF
スピード&パワーに高い評価を得るアスリート。豪快なスイングで低めのボールでもすくい上げてスタンドまで持っていくことができる。コンタクトスキルは低くないが、ボールの見極めはイマイチで三振の割りに四球は少ない。スピード、肩の強さ共にCFを守るには十分なレベルにある。

3. イーサン・ディアズ:SS
小柄な体格ながらも、しっかりと振りぬくスイングをすることで平均以上のパワーを発揮している。コンタクトスキルに難があるが、卓越したアプローチを見せており、出塁率は悪くない。現在は主にSSを守っているが、 レンジはSSとしては不十分なため将来は2Bを主に守ることになるだろう。

4. コリー・レイ:OF
16年ドラフト全体5位指名。大学では5ツールプレイヤーとして鳴らしていたスター候補。元々はコンタクト重視のバッティングで自慢のスピードを生かし塁に出るというスタイルだったが、大学2年時に長打を積極的に狙うスタイルに変更し、上手くハマった。 CF守備も悪くないが、肩の強さは平凡なためLF転向も有り得る。昨年10月に膝の手術を受けた。

5. ルイス・オルティズ:LHP
90マイル中盤の速球とスライダー、カーブ、チェンジアップのコンビネーション。全ての球種が平均かそれ以上の評価を受けており、コントロールもいい。ゆったりとした力感の少ないデリバリーは先発向きだが、 故障多くシーズン100イニング以上を投げたことがない耐久性の弱さが懸念材料。

6. ルーカス・アーシズ:3B
16年ドラフト2巡目指名。アベレージを残しつつ、長打も打てるヒッティングに高評価を得る。早打ちのため四球が少なく、上のレベルでも現在のアプローチが通用するかは微妙なところ。守備は上手くないものの、肩が非常に強いため今後も3Bを守り続けることができるだろう。大学での勉強を怠っていたり、パーティーに明け暮れたりとメークアップはイマイチ。 素手でバットを持つ。

7. フィル・ビックフォード:RHP
独特なアングルから90マイル前半のよく動く速球と80マイル中盤のスライダーのコンビネーションで三振を大量に奪うピッチングスタイル。チェンジアップも投げるが使う場面は少ない。速球のコマンドに優れており、全体的なコントロールも悪くない。ドラフト時と昨年の12月にマリファナを使用していたことが発覚している。今シーズンは開幕から50試合の出場停止処分が科されている。

8. マウリシオ・ドゥボン:SS
滑らかなスイングでヒットを量産するミドルヒッター。コンタクトスキルに優れており、今シーズンのK%=11.1%と高水準。ハイアベレージを残せる要因となっている。パワーは平均を大きく下回るとの評価だったが、徐々に長打を増やしておりレギュラーとしては最低限のパワーを有している。目立たないがソリッドな守備を見せる。スピードは平均以上で2年連続30SBをマーク。

9. トレント・クラーク:OF
まだ20歳と若いが卓越したアプローチを見せる。昨シーズンは故障の影響もあって満足のいく成績を残せなかったが素材は一級品。ブレーキングボールへの対応が上手く、平均以上のバットスピードを誇るスイングでしっかりと打ち返すことができる。スピードは平均レベルで肩もそれほど強くないため、現在主に守っているCFからLFへと転向することになるだろう。バットを素手で持つ。

10. コディ・ポンス:RHP
がっしりとした体格から投げられる最速98マイルの速球とカッター、カーブ、チェンジアップのコンビネーション。どの球種も平均かそれ以上のクオリティにあり、コントロールよく投げられるため完成度は非常に高い。昨シーズンはA+で17試合に先発して防御率5.25だったが、K/9=8.6、BB/9=2.1と内容は悪くなかった。力感の強いデリバリーのため故障が気になるところ。

11. ライアン・コーデル:OF
シンプルなスイングでHRを量産するスラッガー。スイングは無駄な動きが少なく、上手く力をボールに伝えることができている。コンタクトスキルに若干難があり、早打ちで四球が少ないため出塁率は期待できない。身体能力が高く、スピード、肩共に平均以上であるため主にCFを守っている。かつてはIFも務めていたが、あまりにもグラブさばきがお粗末なため現在は守るのはOFのみ。

12. ブレット・フィリップス:OF
昨シーズン三振の数が大幅に増え打率が急激に落ちてしまった。スイングの際に足を上げるが、その時に下半身が余計な動きをしてしまうことが空振りが増える原因となっている。持っているパワーポテンシャルはMILのマイナーの中でも有数のものだがなかなか発揮できていない。スピードは平均以上で、肩は非常に強いため主にRFを守っている。守備力については意見が分かれるところ。

13. ブランドン・ウッドラフ:RHP
昨シーズン、デリバリーを矯正し躍進を遂げた大型投手。90マイル中盤の速球とキレのいいスライダー、ストレートチェンジのコンビネーション。速球はよく伸びるフォーシームで、高めに投げこむことで空振りを奪うことができる。スライダーも左右関係なく使える有効なボール。細かいコマンドはないが、ストライクゾーンに集められるコントロールを有している。

14. マルコス・ディプラン:RHP
小柄な体格ながらもマウンドの傾斜を上手く使った真上から投げ下ろすデリバリーで90マイル中盤の速球を投げ込むことができる。速球はよく動くためゴロを打たせるには最適。この速球に80マイル前半のスライダーを投げ緩急をつけて空振りを奪う。サイズ不足のためリリーフ転向も考えられるが、チェンジアップが改善されれば今後も先発として投げ続けられるだろう。

15. ホルヘ・ロペス:RHP
最速96マイルの速球とカーブ、チェンジアップのコンビネーション。いずれの球種も平均かそれ以上の評価を得ており、特にカーブはアウトピッチとして非常に優秀なボール。デリバリーはモーションが大きく、このことが原因となって昨シーズンは試合中デリバリーを維持できずにコントロールを乱す場面が目立った。いかにしてデリバリーを乱さずに投げ続けるかがメジャーで成功するカギ。

16. ジョーダン・ヤマモト:RHP
90マイル前半の速球とキレのいいカーブのコンビネーション。速球はノビのあるフォーシームで、コマンドに優れているため高めに投げこみ空振りを奪うことができる。チェンジアップも投げるが発展途上。昨シーズンは速球の最速が95マイルをマークしたが、サイズはそれほど大きくないためこれ以上速くなることはなさそう。体格面から先発として投げ続けられるかが懸念されている。

17. コービン・バーンズ:RHP
16年ドラフト4巡目指名。昨年の冬、ワークアウトを行い体の改造に成功し大学で好成績を残した。90マイル前半の速球とスライダー、カーブ、チェンジアップのコンビネーション。チェンジアップの評価は高く、速球と緩急をつけて空振りを奪うことができる。体格は先発として投げるには十分だが、デリバリーは力感が強く故障の心配がついて回る。

18. デビン・ウィリアムズ:RHP
昨シーズンは故障で思うように投げられなかったが持っているポテンシャルは非常に高い。沈む速球は常時90マイル前半だが、最速96マイルをマークすることもある。 スライダー、チェンジアップといったブレーキングボール、デリバリー、コントロールなど不安定な部分は多いが、上手くまとめられることができれば平均以上の投手になるだろう。

19. ロニー・ギデオン:1B
16年ドラフト23巡目指名。COLのマイナーで長く監督を務めたロン・ギデオンを父親に持つ。 大柄な体格の持ち主でパワーポテンシャルは非常に高い。昨シーズンは大学生が集まるRkで59試合に出場し17HRをマークした。早打ちで四球が少ない点が気になるところ。守備は1Bしか守れないが、ミスは少ない。

20. ジェイコブ・ノッティンガム:C
何でも打ちに行くアプローチが仇となって素晴らしいパワーツールを生かし切れていない。昨シーズンのBB/K=29/138とAAの投手のレベルに全く対応できていなかった。守備では肩の強さが光るがその他は平均以下。1Bに移ろうにも今の打撃のままではレギュラークラスになれるかは怪しいところ。

 

Text by Ookaya Ryota
写真: https://flic.kr/p/K31giU