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Category Archives: NL東地区

2017 Top 20 Prospects:ワシントン・ナショナルズ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

1. エリック・フェッディ:RHP
今シーズンはトミー・ジョン手術から復帰してフルシーズン1年目となったが、実力通りの成績を残すことができた。90マイル前半の速球とスライダー、チェンジアップのコンビネーションでイニングと同じ数ほどの三振を奪うピッチングスタイル。デリバリーもスムーズでコントロールもいい。既に完成度は高く、来シーズン中のメジャー昇格も有り得るだろう。

2. ビクター・ロブレス:OF
弱冠19歳ながらも既にトッププロスペクトとして名を轟かせる5ツールプレイヤー候補。無駄のないスイングでヒットを量産し、年齢に見合わぬ成熟したアプローチのおかげで高出塁率も期待できる。パワーは平均以下だが、アップサイドはあり、将来15HR程度ならマークできるかもしれない。スピードも平均を大きく上回り、それを生かしたCF守備も上手く、肩も強いため将来のGG賞候補。メークアップのよさも高評価の理由。

3. ドリュー・ワード:3B
将来メジャーで20~25HRをマークすることも可能なパワーが魅力。慎重なアプローチのため、四球が多く高出塁率をマークすることができる。その分三振が多くなっているが、長打の代償と考えれば許容範囲だろう。苦手だった守備も以前よりは大幅に改善されてきており、自身も守備の上達について実感している。スピードは皆無。

4. オースティン・ヴォス:RHP
カッターのようなアクションを見せる90マイル前半の速球とスライダー、チェンジアップのコンビネーション。驚くようなボールは投げないが、デセプションに優れたデリバリーとコントロールのよさで勝負する。既にAAAでも好成績を残しており、来シーズン中にはメジャー昇格を果たすだろう。

5. A.J.コール:RHP
90マイル前半の速球にスライダー、カーブ、チェンジアップを交えコントロールよく投げ分ける。デリバリーもシンプルで、崩れることが少ない。実力は申し分ないが、メジャーでは球威不足が祟って被本塁打が多くなりがちに。現在のローテーションの谷間を埋める役目が精いっぱいか。

6. ヘスス・ルザルド:LHP
16年ドラフト3巡目指名。ドラフト前にトミー・ジョン手術を受けることとなり指名順位が下がったが本来ならば全体10位以内に指名されていてもおかしくないタレント。手術前、速球は最速97マイルをマークし、9歳から投げていたというチェンジアップは今年のドラフトクラスの高校生の中では最高のボールだった。コントロールも悪くなく、エース級の成績を残すことができるポテンシャルがある。手術の経過は良好で、すぐに同世代の選手に追いつけるだろう。

7. タイラー・ワトソン:LHP
15年ドラフト34位指名とかなり低い指名順位だったが、プロ入り後2年間で好成績を収めている。速球の球速は90マイル前半だが、大柄な体格を考えると今後さらに伸びる余地は大いにあるだろう。カーブのクオリティは高いが、チェンジアップは改善の余地あり。まだ19歳だがコントロールは非常によく、ストライクゾーンにボールを集めることができている。

8. フアン・ソト:OF
18歳にしてアベレージを残しつつ、長打が打てるヒッティングプロスペクト。パワーは現時点でも平均以上だが、まだアップサイドがあり将来20HRをマークすることもできるだろう。コンタクトスキルも高く三振数は非常に少ない。プロ意識が高く、周囲の環境への適応能力が高い点も評価に値する。スピードがないためLFしか守れないところが欠点。

9. カーター・キーブーム:3B
16年ドラフト全体28位指名。父親、兄がプロ選手だが2人以上にヒッティングスキルが高い。無駄の少ないスイングで打球を広角に飛ばすことができる。速球への対応が上手く、ライリー・ピント(COL)の98マイルの速球をヒットにしたことで注目の的となった。現在SSを守っているが、スピードが平均以下でレンジが限られているため将来は3Bに回るだろう。肩は3Bを守るには十分な強さ。

10. ニック・バンクス:OF
16年ドラフト4巡目指名。全てにおいて平均程度の実力を持っているバランスの取れたタレント。 大柄な体格でパワーポテンシャルは平均以上だが、フライを打ち上げるよりもラインドライブの打球を打つことを意識したスイングのためHRはそれほど多く打てないだろう。スピードもまずまずでOF3ポジションをこなすことができる。将来像はブレット・ガードナー(OF)。

11. シェルダン・ノイズ:3B
16年ドラフト2巡目指名。課題だった四球の少なさを改善し評価を上げた。小さく足を上げるスタンスで上手くタイミングを図ることができており、しっかりとボールを打ち返すことができる。パワーは平均程度。大学時代はSSだったが、プロでは3Bに回っている。肩は投手としてマウンドに上がっていたため非常に強く、OF転向を勧める声もある。

12. アンドリュー・スティーブンソン:OF
WSHのマイナーの中で最も守備が上手い選手。平均以上のスピードを生かし広いレンジをカバーできる。ルート取りやジャンプのタイミングなども完璧。肩が非常に弱いが、それでも優秀なCFであることには間違いない。懸念されていた打撃も現時点では最低限の成績を残しているが、クラスが上がるにつれパワーレスさがネックとなってくるだろう。

13. ペドロ・セベリーノ:C
ブロッキング、フレーミング、盗塁阻止といったCに必要なスキルを全て兼ね備えている守備型C。既にメジャーデビュー済みでダスティ・ベイカー監督からの信頼も得ている。打撃は平均以下でOPS.705がマイナーでのベストの数字。打撃は物足りないがそれでも総合的な実力はメジャーのレギュラークラスだろう。 

14. ヤシエル・アンテュナ:SS
今年の夏にインターナショナルFAで加入。 大きなフォロースルーのスイングでラインドライブの打球を飛ばす。まだ、HRを多く打つようなパワーはないが、今後パワーをつけていけば2桁HRをマークすることも可能だろう。17歳という年齢の割には成熟したアプローチも高評価。スピード、守備の評価も高く、SSに長く留まることができるだろう。

15. コーダ・グラバー:RHP
昨年のドラフトから1年と少しでメジャー昇格を果たしたリリーフプロスペクト。6-5/225たる体格から90マイル中盤の威力ある速球を投げる。これに80マイル前半のスライダーを混ぜ合わせ三振の山を築く。コントロールも悪くなく、ストライクゾーンに集めることはできる。セットアッパー/クローザーレベルの投手になれるだろう。

16. ダニエル・ジョンソン:OF
16年ドラフト5巡目指名。今シーズン大学でHRと盗塁の数を伸ばし評価を上げた。非常に小柄な体格のため、プロでも打撃が通用するかは微妙なとことだが、超人的なスピードとOFから101マイルの送球ができる肩の強さは本物。打撃が通用しなくとも代走、守備固め要員としてメジャー昇格を果たすことができるだろう。 

17. ホアン・バエズ:RHP
現在の速球の球速は90マイル中盤程度だが、まだ筋肉をつける余地があり今後さらに球速が上がる可能性があるだろう。この速球とカーブのコンビネーションで三振を多く奪うピッチングスタイル。デリバリーが不安定なため、四球が多く、速球の球速が安定しない要因となっている。

18. ホセ・マーモレホス:1B 
パワーポテンシャルの高さが光るスラッガー。今シーズンは昨シーズンまで少なかった四球数を増やすことに成功し、出塁率が上昇。若干三振も増えたが、許容範囲内だろう。昨シーズンからハイアベレージを残すため広角に打ち分けるように意識している。

19. レット・ワイズマン:OF
何か特別優れたツールを持っているわけではないが、常に全力でプレーし、周りを驚かせるような ことをしてみせるハッスルプレイヤー。打撃では平均以上のパワーが魅力だが、長打を意識した遠回りするようなスイングのためコンスタントにヒットを打つことができていない。RFの守備は無難にこなしている。

20. ブライアン・グッドウィン:OF
今シーズンは過去2年のスランプからようやく脱し、元1巡目指名選手らしい成績を残した。 コンパクトなスイングでコンスタントにヒットを放つミドルヒッター。アプローチも悪くなく、しっかりと四球を選ぶこともできる。スピードも平均以上でほとんどのシーズンで15盗塁以上をマークしている。来シーズンからは第4のOFとしてメジャーのベンチに座る機会が増えるだろう。

 

Text by Ookaya Ryota
写真: https://flic.kr/p/LqrUFf

2017 Top 20 Prospects:フィラデルフィア・フィリーズ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

1. ホルヘ・アルファロ:C
今シーズン守備面で成長を見せ、攻守バランスの取れたCになりつつあるタレント。キャッチングやブロッキングなどが改善され、メジャーでもレギュラーとして出場できるレベルになった。肩は非常に強く、今シーズンの盗塁阻止率は44%。 筋肉が詰まった体から生み出されるパワーは平均以上でメジャーでも15-20HRをマークできるだろう。何でも打ちに行くアプローチで四球は少ないが、悪球もヒットにすることができるので無理に変える必要はない。

2. シクスト・サンチェス:RHP
非常に大きなアップサイドと完成度の高さを兼ね備えている恐るべき18歳。力感がなく、お手本のようなデリバリーで90マイル中盤の威力のある動く速球をコントロールよく投げる。状況に応じて速球のスピードを変える器用さも見せている。スライダー、チェンジアップといったブレーキングボールも悪くなく、今後さらに精度を上げることができれば三振数も増えていくだろう。将来像はジョニー・クエト(SF)。

3. リース・ホスキンズ:1B
ハイアベレージを残しつつ、長打も量産できるスラッガー。今シーズンは打者有利な球場を本拠地とするAAでプレーしたためHR数が昨シーズンから倍増したが、持前のパワーも平均以上でメジャーでも25HRをマークすることが可能だろう。1Bしか守れない点がネック。

4. フランクリン・キロメ:RHP
90マイル中盤のよく沈む速球が最大の武器。最速は97マイルだが、体格を考えると今後さらに球速が上がる可能性は大いにある。昨シーズンからスライダーではなく、カーブを投げ始めたが速球と緩急をつけて空振りを奪うために有効な球種。チェンジアップも投げるが発展途上。デリバリーには余計な力感がなく、先発向き。コントロールは平均以下だが、先発として投げることができないというほどではない。

5. ディラン・カズンズ:OF
今シーズン、マイナーリーガー最多の40HRをマークしたスラッガー。その分アプローチが大味になりK%が跳ね上がった。ブレーキングボールに対応できないことが多く、三振が増えた理由となっている。毎年10~20盗塁をマークしているが、スピードは平均程度。守備もそれほど上手くなく現状はパワーの1ツールプレイヤー。ウィンターリーグでブーグ・パウエル(SEA)にブレーキングボールへの脆さを馬鹿にされたことに腹を立て、パウエルを殴って5針縫うけがを負わせた。

6. J.P.クロフォード:SS
従兄のカール・クロフォード(SF)と同じく守備の評価が非常に高い。スピードは平均程度だが、打球反応の速さや肩の強さで広いレンジをカバーできるためメジャーでも有数の守備の名手になれるだろう。打撃ではアプローチのよさとコンタクトスキルの高さが光るが、パワーは平均以下。

7. コーネリウス・ランドルフ:OF
今シーズンの打撃成績はイマイチだったが、圧倒的に打者不利の球場を本拠地とするAのチームで主にプレーしていたことが原因。ヒッティングスキル、パワー共に平均以上で、年齢の割にアプローチも成熟している。高校時代はSSだったため肩は強いが、スピードがないためプロ入り後はLFに専念。

8. ニック・ウィリアムズ:OF
細身な体格だが、パワーは平均以上。今シーズンは打率を落としたが、ヒッティングスキルも高い。問題なのはアプローチの悪さと未熟なメンタル。昨シーズン多少改善されたかのように思われたアプローチだったが、今シーズンはBB/K=19/136と低水準。ベンチでヘルメットを蹴ったり、サヨナラホームランのホームインの場面でスライディングをしたりと悪い意味で子供っぽい。メジャーで成功するにはこの2点の改善は必須だろう。

9. ミッキー・モニアック:OF
16年ドラフト全体1位指名。フォロースルー後もしっかりとバットを両手で持つスイングでラインドライブの打球を量産するヒットメーカー。アプローチも悪くないが、パワーは平均程度かそれ以下。平均以上のスピードを生かしたCFの守備は素晴らしく、将来GG賞を取ることもできるだろう。将来像はエンダー・インシアーテ(ATL)

10. ホセ・プホルス:OF
ランドルフと同じAのチームでプレーしながらも、今シーズン24HRを放って一気に評価を上げた。その分打撃は荒く、K%=32%をマーク。打率も低水準でいかにして、コンスタントにバットに当てることができるかが今後のカギになる。スピードは平均以下だが、肩が強いためRFを守っている。

11. ロマン・クイン:OF
20-80のスケールで80の評価を得るスピードが最大の武器。毎年100試合以下の出場にも関わらず30盗塁以上をマークしている。小柄だが、しっかりと振りぬくスイングのため見た目以上にパンチ力はある。自慢のスピードを生かしたCF守備も上手い。故障が多く 、過酷なスケジュールのメジャーで通用するかが懸念材料。

12. ニック・ピベッタ:RHP
90マイル中盤の威力抜群の沈む速球とカーブのコンビネーション。カーブは年々改善されてきており、そのおかげかK/9の数字はクラスが上がるごとによくなってきている。デリバリーが崩れて速球のコントロールが乱れる点は要改善。大きな故障なく投げ続けている耐久性は評価に値する。

13. アンドリュー・ナップ:C
打撃はアルファロに負けないほどの実力はあるが、守備ではアルファロの後塵を拝している。スイッチヒッターだが左右どちらの打席でも平均レベルのパワーを発揮することができている。ヒッティングもまずまずでCとしては十分だろう。守備では肩が強く、盗塁阻止の面では光るものを見せるが、フレーミングなどのスキルに欠ける。

14. ダリック・ホール:1B
16年ドラフト14巡目指名。強烈なアッパースイングで長打を量産するスラッガー。打撃はそれほど大ざっぱではなく、しっかりと四球を選ぶこともできる。大学時代は投手としても好成績を残していたが、プロ入り後は野手に専念。ホスキンズとよく比較される。

15. ベン・ライブリー:RHP
驚くようなボールは投げないが、デセプションに優れたデリバリーとコントロールのよさでカバーしている。速球の球速は90マイル前半程度だが、カーブとチェンジアップで緩急をつけ的を絞らせないようにしている。レッズのマイナーでプレーしていた頃と比べてK/9の数字が下がっているが、その他の成績は悪くないのでそれほど気にする必要もないだろう。

16. ケビン・ゴウディ:RHP
16年ドラフト2巡目指名。90マイル前半の速球、スライダー、チェンジアップの3球種は全て平均かそれ以上のクオリティでコントロールも悪くない。若干凄みに欠けるが、速球のスピードが上がる余地はまだまだあるので今後の成長次第ではローテーション2/3番手クラスの投手になれるだろう。倒れこむようなデリバリーだが、安定しており滅多に崩すことはない。

17. リカルド・ピント:RHP
90マイル中盤の速球とクオリティの高いチェンジアップをストライクゾーンに果敢に投げこむピッチングスタイル。コントロールがよく、キャリアを通して四球が少ない。チェンジアップに続く変化球がなく、メジャーでも先発として投げるにはスライダーの改善が必須。

18. エルニエリー・ガルシア:LHP
速球の球速は90マイル前半程度だが、よく動き、コマンドよく投げられるため威力には欠けるが打ちやすいボールではない。この速球に大きく曲がるカーブを混ぜタイミングを外し空振りを奪う。チェンジアップは発展途上。全ての球種をストライクゾーンに入れられるコントロールを有している。ローテーション4番手クラスのシーリング。

19. アンドリュー・プリン:OF
シーズン開幕前に引退を宣言したが撤回し、最終的に過去最高のシーズンを送った。小柄な体格だが、パンチ力はあり2年連続で14HRをマーク。ただ、昨年、今年と打者有利な球場を本拠地としているチームでプレーしていたため、実際は若干平均を下回るくらいだろう。早打ちのため四球も三振も少ない。打撃以外に目立ったツールはない。

20. トーマス・エシェルマン:RHP
コントロールのよさが生命線のジャンクボーラー。90マイル前半の速球、カーブ、スライダー、チェンジアップはいずれも平均かそれ以下のボールだが、コントロールよく投げ分け的を絞らせないようにして打者を惑わせる。上のクラスでも通用するかは微妙なところ。

 

Text by Ookaya Ryota
写真:https://flic.kr/p/HMnxFb

2017 Top 20 Prospect:ニューヨーク・メッツ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

1. ドミニク・スミス:1B
マイナーで常に高打率を残し続けているヒッティングプロスペクト。滑らかなスイングでヒットを量産することができ、アプローチも秀逸なため高出塁率をマークできる。バットに当てることに意識を置いたようなスイングのためHRが少なかったが、今シーズンはHR数を昨シーズンから倍増させた。それでもメジャーで20HR打てるかは微妙なところ。スピードは平均以下だが1B守備は上手い。

2. デズモンド・リンジー:OF
バットスピードの速さは平均以上で強烈な打球を多く飛ばすことができる。現時点でのパワーは平均程度だが、いずれは20HRをマークできるパワーをつけるだろう。アプローチが非常によく、三振数を抑えつつも四球を多く選んでいる。盗塁はあまり仕掛けないが、スピードは平均以上でメジャーでもCFを守ることができるだろう。

3. アメド・ロサリオ:SS
今シーズン、A+のリーグ最優秀選手に選ばれた野球IQの高いハイフロアーなタレント。昨シーズンまでは打撃に課題を抱えていたが、今シーズンはその打撃で好成績を残し一気に評価を上げた。スピードと肩は平均以上で、ハンドリングも上手いため長くSSに残れるだろう。パワーレスな点と盗塁成功率が低い点が懸念材料。

4. ブランドン・ニモ:OF
コンタクトスキルの高さとアプローチのよさが光るソリッドなタレント。三振を少なく抑えつつも、しっかりと四球を選ぶことができる選球眼は本物。パワー不足を解消するために体重を増やし徐々に長打は増えているが、スピードは落ちてしまった。守備ではOFの3ポジションを無難にこなすことができ、使い勝手がいい。子供のようだと言われる笑顔が特徴。

5. トーマス・サプーキ:LHP
昨年のドラフト時の速球の球速は94マイルが最速だったが、今シーズンは97マイルをマーク。大きく曲がり落ちるカーブとの相性は抜群で大量に三振を奪うことができる。投げるボールだけでも素晴らしいが、メカニクスも独特でデセプションに優れており打者は余計に打ちにくくなっている。コントロールはアバウトだが、先発ができないほど四球を出すわけではない。チェンジアップの精度改善が今後の課題。

6. ジャスティン・ダン:RHP
16年ドラフト全体19位指名。90マイル中盤の速球といずれも平均以上のレベルにあるスライダー、カーブ、チェンジアップのコンビネーションで三振の山を築く。細かいコマンドはないが、ストライクゾーンに集めるコントロールはある。大学時代は主にリリーフとして投げており、先発の経験が少ないがプロでは先発を主に務めている。ボストン大学時代にヤンキースファンであることを明らかにしている。

7. ギャビン・チェッキーニ:SS
打者のタイプとしてはニモと似ているが、ニモよりも三振が少なくパワーレス。2桁HRをマークするのは厳しいが、ギャップを抜く最低限のパワーはある。守備の評価が高くメジャーでもSSとしてプレーすることはできるレベルだが、年々エラーが増加しており2B転向を勧める声も少なくない。スピードは平均的。

8. アンソニー・ケイ:LHP
16年ドラフト全体31位指名。速球の球速は90マイル前半程度だが、両サイドに投げ分けるコマンドのよさと、どのカウントでも投げることができるクオリティの高いチェンジアップでカバーすることができている。牽制も上手く、大学では1塁走者を刺す場面がしばしばあった。今年の10月にトミー・ジョン手術を受けたため復帰は2018年頃。

9. マルコス・モリーナ:RHP
昨シーズンにトミー・ジョン手術を受けたため、今年のAFLまで登板できなかった。 90マイル前半のよく動く速球とスライダー、チェンジアップのコンビネーションで三振を大量に奪うことができる。シンプルなデリバリーは力感がなく、コントロールを乱すことは少ない。手術で1年を棒に振ったがそれでもハイシーリングなタレントであることには間違いない。

10. ロベルト・グセルマン:RHP
90マイル前半の沈む速球とスライダー、カーブ、チェンジアップをコントロールよく投げ分けゴロを打たせるグラウンドボーラー。今シーズンはスライダーを習得したことに加え、カーブの精度も上がったことで評価を上げ、メジャーデビューも果たし好成績を収めた。シーリングはローテーション4/5番手だが、チェンジアップがよりよくなれば評価も変わるだろう。耐久性のよさもウリ。

11. フィリップ・エバンス:SS/2B
昨シーズンまで冴えないマイナー生活を過ごしていたが、今年同じ高校出身のミッキー・モニアック(PHI)がドラフト全体1位指名を受けたことで奮起しAAのリーグの首位打者に輝いた。スタンスを変えたことと打つべきボールを待つことができるようになったことが功を奏し、長打も増えた。本職はSSだが、2B/3Bも平均レベルには守ることができる。

12. トーマス・ニド:C
スイングのメカニクスを矯正したことで打率が急上昇した。昨シーズンまでは上半身と下半身を動かすタイミングがズレていたが、今シーズンはスイングをコンパクトにすることで問題を解決した。三振数も昨シーズンから半分以下に減らしており、運がよかっただけではないことの証となっている。守備もそつなくこなすことができている。

13. ピーター・アロンゾ:1B
16年ドラフト2巡目指名。今シーズンからスタンスをよりオープンにしたことで体の使い方がよくなり、空振りが減り打撃が全体的にレベルアップした。強靭な下半身から生み出されるパワーも平均以上で、逆方向にも長打が打てる。スピードと守備は平均以下で1B以外に守るところはない。

14. メランディ・ゴンザレス:RHP
90マイル前半の速球にカーブ、チェンジアップを合わせて緩急をつけ空振りを奪うピッチングスタイル。いずれの球種もある程度コントロールすることができている。メカニクスは不安定でデリバリーには余計な力も入っているため、今後も先発として投げるならこの2点を改善する必要があるだろう。

15. コリー・オズワルト:LHP
6-5/245たる体格から投げられる沈む速球でが最大の武器。威力抜群の速球を低めに集めゴロを打たせて取るピッチングスタイル。昨シーズンまでは三振の少なさが目立っていたが、今シーズンはブレーキングボールの精度が上がり空振りを奪うことができるようになったためK/9=9.3をマーク。元々四球を多く出さないタイプのため、この傾向が続けばメジャーでも先発として投げることができるだろう。

16. リッキー・ナップ:RHP
ソリッドさが光るハイフロアーなタレント。90マイル前半の速球と大きく曲がるカーブ、チェンジアップ、スライダーで打者のタイミングを外し、凡打に打ち取るピッチングスタイル。コマンドがよく、ボールを低めのゾーンに集めることができる。上手くいけば来シーズン中のメジャー昇格も有り得る。

17. パトリック・マジーカ:C
コンタクトスキルの高さと卓越したアプローチがウリの攻撃型C。 スムーズなレベルスイングでラインドライブの打球を量産し、ハイアベレージを残すことができる。滅多に三振せず、今シーズンのBB/K=38/39。守備が最大の懸念材料。肩の強さは平均以下だが、リリースの早さでカバーしているため盗塁阻止はまずまずこなすがそれ以外の部分については疑問符がつく。守備面での成長が今後のバリューを左右するだろう。

18. P.J.コローン:LHP
速球のスピードは常時80マイル後半とかなり遅いが、3つのブレーキングボールで緩急をつけ打者のタイミングを外すピッチングスタイル。ブレーキングボールの中でも特にチェンジアップの評価が高く、どのタイミングでも投げることができるため打者にチェンジアップが来るタイミングを掴ませないようにしている。ダイナミックなデリバリーも打者のタイミングを外すことに一役買っている。北アイルランド出身。

19. T.J.リベラ:IF
ドラフト外入団からメジャーリーガーにまで出世した苦労人。入団時はそれほど評価が高くなかったが、マイナーで打率が.300を下回ったのが1シーズンだけというヒッティングスキルの高さは本物。2桁HRをマークできるパワーはないが、ギャップを抜く程度にはある。守備が上手くなく、IFを転々としているがどこも平均以下。2Bに置くのが無難か。

20. アンドレス・ジメネス:SS
アップサイドが非常に大きいハイシーリングなタレント。ヒッティングスキルが高く、コンスタントにハードヒットを打つことができる。パワーは平均以下だが、まだ18歳と若く体格もまだ大きくなる余地があるため平均程度には長打を打てるようになるかもしれない。アプローチもよく昨シーズンは四球の方が三振より多かった。スピード、守備は共に平均以上。

 

Text by Ookaya Ryota
写真: https://flic.kr/p/M5Pved