Category Archives: AL西地区

2015 Team Preview : ヒューストン・アストロズ

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*40人ロースターはリンクより参照
*SP横*マークはローテーション候補の意味を示す 

  • 本拠地:ミニッツメイド・パーク

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広さ
レフト 96.0m
センター 132.6m
ライト 99.4m
フェンス高さ  2.1〜7.6m 
パークファクター * 平均100
安打 100.6
ツーベース 104.8
スリーベース 145.0
HR 117.3
得点 101.2

 

  • 予想オーダー

1.ホゼ・アルトゥーベ:2B
昨シーズンに大ブレイクを果たしたベネズエラン。首位打者、盗塁王、最多安打のタイトルを獲得し、また、AS出場、SS賞のアウォードも手に入れMVP投票では13位の位置につけた。身長はメジャーで最少クラスだが、7本塁打を含む57本の長打を放つパワーを有している。ただ、打撃に関してはできすぎだった印象が強く、守備ではDRS/UZRが-7/-12.4。MLBでNo.1の2Bになるには今年が正念場。

2.ルイス・バルブエナ:3B
今オフにデクスター・ファウラーとのトレードでアストロズ入りした中堅選手。メジャーに定着したのは2013年と最近だが開幕時点で29歳と若くはない。打率.240と低打率ながらもBB%で11.9%をマークする選球眼と52本の長打を放ったパワーでそれをカバーする。3B以外にも2Bを守ることもあるが、どちらの守備も平均を下回る程度でしかない。特に3BではDRS-10。

3.ジョージ・スプリンガー:RF
2014年にメジャーデビューを果たした身体能力の高い超有望株。78試合で20本塁打を放った長打力は本物だが、一方でアプローチは荒く114三振、K%では33%をマーク。これが低打率の原因になっている。選球眼はよく、BB%は11.3%と高水準なので、コンスタントにヒットを打てるようになれば鬼に金棒だ。守備ではCFを守れるほどの守備力はないが、コーナーなら許容し得る能力。マイナー時代に1シーズン45盗塁決めた足にも、今シーズンは注目したい。

4.クリス・カーター:1B
引退したアダム・ダンの後を継ぐ、典型的な「三振ORホームラン」のスラッガー。 2014年にマークした37本塁打はアメリカン・リーグ2位。その代償として打率.227は同ワースト7位。K%を5%近く落とすことに成功したが、同時にBB%も落ちてしまっては焼石に水。三振の多さと低打率は、最早彼の代名詞ともなっている。今年からギャティスの加入でDHから1Bへと移ることに。日米野球でも3試合に出場して7三振と、どこに行っても変わらないスタイルを日本のファンに見せつけた。

5.エバン・ギャティス:DH
今オフに複数の有望株とのトレードでやってきた長距離砲。2013年に彗星の如く現れホームランを量産したことは今も記憶に新しい。2014年は飛躍を期待されたが、ケガもあって2013年とさほど変わらない成績に終わった。110試合以下の出場数で20本塁打以上打てる長打力は貴重。アプローチはいいとは言えないが、来た球を打つスタイルがハマっているためスタッツは現状維持されるはずだ。本職はCだがそれほど上手くはなく、また同じポジションにカストロやハンク・コンガーなどがいるためマスクをかぶる機会はほぼなくなる予定。ただ、LFの守備はC以上にひどく、48試合守ってDRSは-10。打席に入る時は素手。

6.コルビー・ラスムス:LF
今オフ1年8Mで契約合意。 マイナー時代は有望株であり、メジャーで20本塁打以上を3度、OPS.800以上を2度マークしている実力者。守備は年によってムラがあるためCFよりもコーナーが適任。なかなか所属先が決まらなかったのは本人の性格と、いちいち口を出してくる父親の影響が大きかった。ただここ数年は父親の影は薄くなりつつある。来オフに再びFAとなることから今シーズンにかける思いは人一倍。弟はエンゼルスのリリーバー。

7.ジェイソン・カストロ:C
2013年にはオールスターにも出場したが昨シーズンは軒並み打撃成績が下降した。特に打率.222は同僚のカーターよりも低い数字だった。過去2年間10%以上だったBB%が6%台にまで落ちたことが原因か。三振も多く過去2年のK%は25%以上。捕手としては平均以上の長打力を有しておりここ2年の合計32本塁打。守備ではアメリカン・リーグワースト1位のパスボールの多さを改善したい。今オフにはトレードの噂が絶えなかった。

8.ジェド・ラウリー:SS
今オフ3年23M+チームオプション6Mで契約合意し、古巣に戻った。珍しくケガなく過ごした 2013年から一転、昨シーズンはケガに悩まされ、前年からOPSは.115落ち、本塁打は9本減少。思うような成績が残せなかった。ケガがなければSSとしては平均以上の打撃力を有している。一方守備は、ケガの有無問わず良い結果を残せず、過去2年のSSとしてのDRS-28はメジャーワースト。「フランチャイズだからといって契約の金額を下げることはない」との発言からQOを出されなかった。一番の懸念材料はケガ。

9.ジェイク・マリズニック:CF
昨シーズン途中にジャレッド・コザートらのトレードで入団した有望株。打撃は早打ちで確実性に欠けBB%3.4%、打率.249は許容しがたい数字だが、6-4たる体格から繰り出されるツボに入った時の長打力は目を見張るものがある。走塁と守備は一級品で、特に守備では大きな体で外野を所せましと駆け巡り好プレーを連発した。数字にもそれが表れておりDRS/UZR=14/8.4だった。LFにギャティス、RFにラスムスが入る場合はとても忙しくなりそうだ。

2015 Team Preview : ロサンゼルス・エンゼルス

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*40人ロースターはリンクより参照
*SP横*マークはローテーション候補の意味を示す

  •  本拠地:エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム

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広さ
レフト 100.6m
センター 121.9m
ライト 100.6m
フェンス高さ 2.4 m~5.5 m
パークファクター*平均100
安打 98.2
ツーベース 99.3
スリーベース 55.2
HR 83.7
得点 91.9
  • 予想オーダー

1 コール・カルフーン:RF
昨シーズンがメジャーフルシーズン1年目だったが起用に応える働きを見せた。主に1番として出場するが二塁打31本、三塁打3本、本塁打17本を放つなど長打力を兼ね備えている。ただ、1番打者として出塁率.325は要改善。足は遅いわけではないが、次の打順がマイク・トラウトだからか、昨シーズンは8回しか盗塁を企画していない。守備は平均的。

2 マイク・トラウト:CF
言わずと知れたメジャー最高の選手の一人。3年連続でのAS出場、SS賞受賞に加え、2年連続で2位だったMVP投票でも遂に1位となった。昨シーズンは36本塁打、ISO=.274と両者ともにキャリアハイ。長打力に磨きがかかったが、打率、BB%、K%は軒並み悪化した。また、守備では2013年に続きマイナスの数値をマーク。走塁でも2年連続で盗塁数が減少し、デビューイヤーのような何でもできるスーパープレイヤーから打撃に特化した選手になりつつある。飛行機移動の際は、Twitterで飛行機の絵文字と行き先をツイートする可愛らしい一面も。

3 アルバート・プホルス:1B
衰えを見せ始めたメジャー最強打者。ケガでシーズン途中にリタイアした2013年から復活し、159試合に出場。28本塁打を放ち、今でも平均以上の長打力を維持してはいるが、かつてのように打率は.300を超えず、BB%も6.9%と平凡なものになってしまった。1B専門で今シーズンの年俸が24Mであることを考えるとこれでは物足りない。フィールディングの巧さはいまだに健在でDRS+6。 日米野球では早々に出場を表明していたにも関わらず、娘の発表会を優先させ出場を辞退しファンから顰蹙を買った。

4 マット・ジョイス:LF
今オフにケビン・ジャプセンとのトレードで加入した。対右投手専用のプラトーンとしてレイズでは起用されていたが、今シーズンは対左投手との対戦も多くなる見込み。ただ、キャリア通算で対左投手には.189/.258/.316たる成績しか残せておらず、不安要素が多い。低打率ながらも四球を多く選び出塁率はそこそこの水準を維持している。パワーはあるものの今までシーズン20本塁打以上をクリアしたことはない。外野守備は平凡。

5 デイビッド・フリース:3B
エンゼルス1年目となった昨シーズンは、10本塁打で2年ぶりの2桁本塁打をクリアするも.261/.321/.383たるスラッシュラインに収束した。12年に20本塁打を放った長打力は鳴りを潜め、ISOはメジャー平均を割ってしまう。これが原因か投手からの警戒が減少、BB%も7.4%と平凡に。それでも、依然K%=24.3%と高いままだった。3B守備でもいいところがなく、2013年のDRS-14よりは改善されたものの、-9という数字はいただけない。これ以上成績が悪化すればレギュラー剥奪の日も近い。

6 C.J.クロン:DH
昨シーズンにメジャーデビューを果たした長距離砲。確実性に欠け、アプローチもBB/Kが10/61とクオリティが低いが、253打席で11本塁打をマークしたパワーでそれらをカバーする。プルヒッターで11本塁打中9本は左方向だった。グラウンドに出るときは1Bを守るが、36試合でDRS-5をマークするほど拙く、ベストポジションはDH。弟はダイヤモンドバックスのマイナーリーガー。

7 エリック・アイバー:SS
昨シーズンは自己最多の156試合に出場。164安打も自己最多だった。非常に早打ちで四球も三振も少ないタイプ。体はでかくないがパンチ力があり、7本塁打をマーク。ほぼ全ての試合でSSを守ったが成績は平均レベル 。盗塁を16個成功させているが成功率は64%と高くない。2012年に投手の頭部保護の帽子を作るきっかけとなった打球をブランドン・マッカーシーに打った張本人。

8 ジョシュ・ラトレッジ:2B
今オフにコロラド・ロッキーズからトレードで移籍してきた内野手。 俊足が魅力のバッターで昨シーズンは7三塁打をマーク。しかし、それが盗塁には生かされず、5回走って3盗塁死。アプローチもお世辞にはいいとは言えず、BB%=5.8%と大きく平均を下回る一方で、K%=24.3%と、メジャーのボールに対応しきれていない。また、打者有利だったクアーズ・フィールドではOPS.840だったものの、アウェイでは.598とマイルハイシティの恩恵を受けていたタイプで、コロラドを離れた今シーズンは打撃成績の下降は免れられないだろう。守備も上手いとも言えず2B/SS/3Bの3ポジションの合計のDRSは-14で、結果としてfwarは-0.9をマークした。

9 クリス・アイアネッタ:C
昨シーズンはエンゼルスに在籍した3年間で打撃はベストイヤーだった。打撃では持前の選球眼で出塁率.373をマークし、OPSは.765。左投手に強く、対左はOPS.880と高水準。一方守備では精細を欠きDRSは-10。盗塁阻止率は13年の19.2%から30%と大幅に上昇した。今シーズンは100~115試合でCのポジションを務める予定。今シーズンで3年契約が終了する。

2015 Team Preview : テキサス・レンジャーズ

Baltimore Orioles v/s Texas Rangers April 9,  2011

 

 

 

 

 

 

 

 

*40人ロースターはリンクより参照
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  • 本拠地:グローブ・ライフ・パーク・イン・アーリントン

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広さ
レフト 101.2m
センター 121.9m
ライト 99.1m
フェンス高さ 2.4〜4.3m
パークファクター *平均100
安打 98.1
ツーベース 80.1
スリーベース 216.7
本塁打 96.4
得点 105.2
  • 予想オーダー

1. 秋信守:RF
レンジャーズ1年目となった昨シーズンはケガの影響もあって、規定打席に到達したシーズンではキャリアワーストとなる13本塁打、打率.240、OPS.714をマークした。13年にDRS-17をマークしたCFからLF/RFに移ることで回復すると思われた数字も-13と期待外れ。盗塁も激減し2年連続で20盗塁以上をマークしていたが昨シーズンは3盗塁。2020年まである契約が1年目から失敗に認定されそうな成績だった。ただ、未だに選球眼はBB%=11%と健在なので復活の芽はある。

2. エルビス・アンドラス:SS
昨シーズンも打撃に劣化が止められず打率.263はキャリアワースト。2本塁打、OPS.647も打者有利のアーリントンが本拠地だとは思えない数字。元々、打撃が弱い選手だとはいえこの数字は看過できない。武器であるはずの守備走塁でも盗塁成功率は64.2%、SSでのDRS-13といいところなしだった。今シーズン始まる8年120Mの長期契約は始まる前から失敗と囁かれている。26歳とまだ若いので巻き返しに期待がかかる。

3. プリンス・フィルダー:1B
昨シーズン、レンジャーズが最下位に沈んだ最も大きな原因。前々から抱えていた首のケガをごまかしつつプレーしていたが、シーズン途中で試合に出場できないほど痛み42試合の出場したところでシーズンアウト。1桁本塁打、規定打席未到達はメジャーデビュー年以来となり実質キャリアワーストの成績となった。毎年DRSは-の数値をマークしているがなぜか守りたがる。秋と同じく2020年まで契約があり、今シーズン以降の巻き返しがなければ不良債権と呼ばれるのは避けられない。

4. エイドリアン・ベルトレイ:3B
今シーズンでメジャー18年目を迎える大ベテラン。昨シーズンも.324/.388/.492と35歳とは思えない数字をマークした。懸念は長打の減少で、3年連続で達成していた30本塁打以上が途切れ、昨シーズンは19本塁打。長打率も09年以来となる.500以下だった。それでも年齢のことを考えれば、今の打率をキープして20本塁打前後打てば十分だろう。今シーズンがレンジャーズとの契約の最終年で来オフの去就が注目される。膝を地につけたままスイングするシーンをよく見るが、息子も同じスイングをする。

5. ミッチ・モアランド:DH
昨シーズンはケガがあり、2010年以来となる100試合未満の出場に留まった。開幕から不振に喘ぎ、打席数が少なかったとはいえ2本塁打は物足りない。打率が低く、アプローチも平凡なためここ2年の出塁率は.300以下。守備では1BとLF/RFを守ることができ、平均程度の守備力は有しているが、フィルダーの守りたいという主張のためDHを主なポジションとする。

6. ライアン・ルア:LF
昨シーズンにメジャーデビューを果たした。2013年にはA/AAで合計32本塁打を放ったこともあり、パワーツールは平均以上たる評価を得ている。ブレーキングボールへの対応については課題を残しているが、打撃については十分メジャーでも通用するだろう。本来の守備位置は3Bだが、ベルトレイがいるためLFに回る。走塁は平均以下。同ポジションではジェイク・スモリンスキとマイケル・チョイスが競争相手だが、この2人よりは一歩リードしている。

7. レオニス・マーティン:CF
昨シーズンも2013年とほぼ変わらない.274/.325/.364たる打撃成績に終わった。コンタクトは平均レベルだが非力でアプローチは平均以下のためOPSが.700を上回らない。走塁では31盗塁を決め盗塁成功率72%とまずまず。守備はハイレベルでDRS+15。11アシストをマークするなど肩も強い。

8 ルーネッド・オドア:2B
昨シーズン、ケガでシーズンアウトしたジュリクソン・プロファーに取って代わってメジャーに定着した。114試合に出場して.259/.297/.402とルーキーにしてみれば及第点の数字。マイナー時代から早打ちで四球を選ぶことをせず低出塁率が悩みの種。平均程度には守れるとの評価だった2B守備は、DRS-11と期待外れだった。13年にマイナーで32盗塁を決めたが、メジャーでは11回企画で7盗塁死。

9 ロビンソン・チリーノス:C
昨シーズン30歳にしてキャリアハイとなる93試合に出場した遅咲きの選手。低打率、低出塁率ながらも13本塁打を放つパンチ力がある。守備ではDRS+4と盗塁阻止率39.7%をマークし一定の守備力を保っている。AAにいるトッププロスペクト、ホルヘ・アルファロが昇格するまでのつなぎ役か。

2015 Team Preview : シアトル・マリナーズ

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  • 本拠地:セーフコ・フィールド

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広さ
レフト 100.9m
センター 122.2m
ライト 99.4m
フェンス高さ 2.4m
パークファクター*平均100
安打 89.0
ツーベース 78.9
スリーベース 47.2
HR 105.3
得点 82.5
  •  予想オーダー

1. オースティン・ジャクソン:CF
昨シーズン途中に三角トレードを経てタイガースから移籍してきた。3年連続でマークしていた2桁本塁打が途切れた昨シーズンのOPS.655はキャリアワースト。タイガースでは4本塁打、OPS.733だったが移籍後は0本塁打、OPS.527と打者不利な本拠地の影響が出ている。その代わりに盗塁を増やし、3年ぶりとなる20盗塁以上をマーク。CFの守備は2011年にDRS+29をマークするほどだったが年々悪化し、昨シーズンのDRSは±0。

2. セス・スミス:RF
今オフにトレードでパドレスから移籍してきた。典型的な対右投手専用のプラトーン選手で、対左投手はキャリアでOPS.605。昨シーズンは3年ぶりとなるOPS.800以上をマーク。アプローチも改善されBB%=13.2%、K%=16.7%はキャリアベストの数字。打者不利なペトコ・パークで残した成績なので、ジャクソンのように移籍を機に成績が大幅に悪化する可能性は少ない。今年はジャスティン・ルジアーノ(OF)とプラトーンを組む予定だ。守備ではDRS+6をマークしたが特段名手というわけではない。

3. ロビンソン・カノー:2B
昨シーズンは打率と出塁率は例年並みの数字を残したものの、懸念されていた長打が減少し、14本塁打、長打率.454、ISO.139たる成績に終わる。結果、5年間続けていた25本塁打、長打率.500以上は途絶えてしまった。ただ、元々マリナーズサイドとしても長打の減少は覚悟の上で獲得しており、期待されていたチームのまとめ役としての役割はベンチの中で果たしていた。それでも14本塁打は寂しいので、今シーズンは最低でも20本塁打はクリアしたい。日米野球で右足に死球を受け骨折していたが、現在は完治している。

4. ネルソン・クルーズ:DH
昨シーズンはオリオールズで40本塁打を放ちアメリカン・リーグのホームラン王に輝いたスラッガー。自己最多となる678打席に立ち.271/.333/.525たるスラッシュラインで見事に今オフの4年58Mの契約にこじつける。昨オフもマリナーズと長期契約の話があったが破談となり、1年越しの契約合意となった。外野は本職だが上手いとは言えず、昨シーズンはDHでの出場が半分を占めた。今シーズンもDHでの出場が主となる予定。

5. カイル・シーガー:3B
今やチームの顔となった生え抜き内野手。昨シーズンは25本塁打、OPS.788で自己ベストをマーク。DRS+10をマークした3B守備ではGG賞を受賞し、fwarでカノーの5.2を抜く5.5をマークした。アプローチは平凡でBB%、K%はどちらともメジャー平均と遜色ない数字だった。今シーズンから7年100Mの契約が始まる。弟はドジャースのトッププロスペクトで、自身がマイナーリーガーだった頃よりも評価は高い。

6. ローガン・モリソン:1B
 昨シーズンはケガで5月は丸々出場できなかったが、及第点となる成績をマークした。.262/.315/.420たる成績は1Bとしては物足りないが、打者不利な球場であったことを考慮にいれるとそれほど悪かったわけではない。ただ、毎年平均か平均以上のBB%が6.6%にまで下降したのはいただけないだろう。左打者だが、キャリア通算の対左投手のOPS.735と苦にしない点でも評価しうるバッターだ。1Bの守備は無難にこなすが、OFはかつてDRS-26をマークしたこともあり任せるには心もとない。チームのムードメーカー。

7. マイク・ズニーノ:C
メジャーフルシーズン1年目となった昨シーズンは22本塁打を放ちドラフト全体3位指名の才能を見せた。しかし、打率.199はメジャーワースト4位とコンタクトに難があり、アプローチでもBB%=3.6%、K%=33.2% とメジャーのボールに対応しきれなかった。マイナー時代のアプローチはこれほどひどい数字ではないので今シーズン以降持ち直す可能性は大いにありうる。肩が強く盗塁阻止率は28.2%とまずまずの数字。

8. ダスティン・アクリー:LF
デビューイヤーにマリナーズの未来を担うと期待され、2012年の日本開幕戦で日本のメディアに多く取り上げられたのも今は昔。毎年のように期待を裏切り続けている。昨シーズンは自己最多となる14本塁打を放ったものの、これまで一定の水準を保っていたBB%が下落し出塁率は.300を切った。デビュー時は2Bだったがカノーが移籍してきたことで完全にLFへと転向しDRS+7。髭を大量に蓄えているが、剃っている方がカッコイイとの声も。

9. ブラッド・ミラー:SS
2013年に76試合に出場で、8本塁打、OPS.737をマークし昨シーズンには更なる飛躍が期待されたが.221/.288/.365たる成績に終始した。マイナーではOPS.850を下回ったことがなく、メジャーでプロ初の挫折となった。ただ、ポテンシャルはチームの若手の中でも随一であることは間違いなく、今シーズンの巻き返しに期待がかかる。同じポジションにクリス・テイラーとケテル・マーテというプロスペクトが控えているため放出の噂が絶えない。

2015 Team Preview : オークランド・アスレチックス

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  • 本拠地:オー・ドットコー・コロシアム

他の野球場と大きさを比較する→http://yakyujo.com/ml16/

 

広さ
レフト 100.6m
ライト 121.9m
センター 100.6m
フェンス高さ 2.4〜4.6m

 

パークファクター*平均100
安打 102.2
ツーベース 111.4
スリーベース 120.0
HR 90.3
得点 102.3

 

  • 予想オーダー

1. ココ・クリスプ:LF
昨シーズンはケガに悩まされ.246/.336/.363たる成績に収束した。今年でメジャー12年目の大ベテラン。年々四球を選ぶようになり、昨シーズンのBB%=12.3%は規定打席をクリアしたシーズンではキャリアハイ。それでいて三振を増やすことはなくアプローチが成熟してきたといえる。11年には49盗塁で盗塁王になったが、アスレチックスに移籍して以来最低の19盗塁に終わった。守備でも衰えは目に見えており、DRS-17はキャリアワースト。体力の問題もあって今シーズンからはLFに回る。ボクシングへ参加や、奇天烈な髪型、スマホゲームを自作したりと、特異なキャラクターばかりが先行するがベンチではよき兄貴分。

2 マーカス・セミエン:SS
今オフにトレードで加入した若手有望株。昨シーズンはAAAで.267/.380/.502たる成績を残しメジャーに昇格。255打席で6本塁打を放った。SSとしては平均以上のパワーを有しており、年間15本塁打レベルと評価されている。OP戦でも初打席でマディソン・バンガーナー(SF)から本塁打を打っている。選球眼もよく高出塁率が期待される。守備の評価は「平均的」。

3 ベン・ゾブリスト:2B
今オフのトレードで加入した球界きっての便利屋。ここ2年は長打が減少気味で、OPSは自己ワーストの.749をマークしたが、依然クオリティの高いアプローチは健在でBB%=11.5%、K%=12.8%。守備ではSS、2B、OFの3ポジションを守り、すべてのポジションで平均か平均以上の評価。今シーズンは最も自信がある2Bで主に出場する。長らく在籍したレイズを離れるとあって、ファンからは多くのメッセージが届いた。来オフにはFAとなる。

4 ビリー・バトラー:DH
今オフ3年30Mで契約合意した。6-1/240といかにも長距離砲、という体型だが、ミドルヒッタータイプ。昨シーズンは本塁打が激減し、レギュラー獲得以降初めて二桁に届かず。他にも打率、出塁率、長打率、BB%で自己ワーストをマーク。守備では1Bが本職だが、でかい体を機敏に動かすことはできないためほとんど守る機会はなく、ここ4年の合計でも守備についた試合は100試合に満たない。ゾブリスト同様ファンから愛されていた選手で、ファンへの感謝のメッセージがロイヤルズの地元のカンザスシティの地元紙にでかでかと載った。

5 ジョシュ・レディック:RF
昨シーズンは2013年同様にケガに悩まされ思うような成績が残せなかった。ただ健康ならば30本塁打も狙えるパワーを有しており、今シーズンの完全復活に期待がかかる。極端なフライ系で本塁打も大きなアーチ状のものが多い。RFの守備はジェイソン・ヘイワード(STL)と双璧をなすほどの上手さで、DRSは3年連続で+10以上。肩も強く、3Bに進塁しようとするランナーをよく刺す。 ケガの影響もあり、開幕に間に合うかは微妙なラインだ。入場曲が「ケアレスウィスパー」の時は、外野に陣取ったファンがトランペットを吹く仕草をするのが恒例となっている。

6 アイク・デービス:1B
今オフにトレードで加入した。昨シーズンはメッツとパイレーツの2チームでプレーし2年ぶりとなる2桁本塁打を記録した。メッツ時代からコンタクトに難があり、三振が多かったが、昨シーズンは三振を減らすことに成功。K%はキャリアで初めて20%を切り、それと同時にBB%を上昇させた。アプローチの改善から、第二のブランドン・モス(CLE)になるのではないかという前評判もある。左投手に滅法弱く、キャリアでも対左の打率は.200を下回り昨シーズンは対戦自体がほとんどなかった。1B守備は平凡。

7 ブレット・ロウリー:3B
今オフにトレードで加入した。元トッププロスペクトで、出身地のカナダのスターになれると触れ込まれていたのも今は昔。毎年のようにケガをして期待を裏切り続けている。ただ、昨シーズンは282打席で12本塁打とブレイクの兆しは見せている。勝負を仕掛けるのが早く、BB%は常に平均以下。3B守備はDRSで+22をマークした年もあるが、球団が指示したポジショニングの恩恵とも言われており、評価は分かれている。気性が荒く、よく審判と言い合いになる場面も。

8 スティーブン・ボート:C
昨シーズンはロスターの都合上マイナースタート。メジャー昇格後は.279/.321/.431たる成績を残した。Cとしては打力があるタイプで、年間2桁本塁打を狙えるパワーを有している。本職はCだが1B、RFも平均程度にこなし便利屋としての一面も。選手とファンの両方から愛されるナイスガイで、打席に入ると「I believe in Stephen Vogt!」の大合唱が起こる。

9 サム・フルド:CF
 昨シーズンはアスレチックスとマイナー契約を結び、開幕はメジャーで迎えた。打撃ではBB%=10.7%をマークした以外目立ったところはなかったが、CFの守備では好プレーを連発し、DRSは+8。5月にロースターの都合でウェーバーにかけられツインズへと移籍したが、8月のトレードデッドラインで再びアスレチックスに加入した。今シーズンは右打者のクレイグ・ジェントリーとのプラトーン起用となるが、キャリア通算では対右のOPS.640にたいして対左のOPS.673と、左投手との相性は悪くない。アスレチックスに加入後のあだ名は「スーパーサム」。