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Category Archives: AL東地区

2015 Top 20 Prospects:トロント・ブルージェイズ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。 

 

 

1. ダニエル・ノリス:LHP
A+でスタートも2A→3Aと素晴らしいパフォーマンスを経て9月にメジャーデビュー。マイナーでは124.2IP/2.53ERA&3.79K/BBたる成績。角度のある90マイル前半のストレート&ハイクオリティなチェンジアップ&カーブ&スライダーのコンビネーション。

2. アーロン・サンチェス:RHP
エースポテンシャル。 90マイル後半のストレート&カーブ&チェンジアップはいずれもハイクオリティ。コマンドは平凡ながらメジャーでは24試合リリーフし33IP/27K/9BB/1.09ERAとクローザーとしての適性も示した。

3. ダルトン・ポンペイ:OF
A+-2A-3Aで113試合に出場し.317/.392/.469/9HR/43SBと、リードオフのポテンシャルを示した。アプローチでは去年と同水準の10%を超えるBBを選びながらも、K%を20%→16%へと減らした。プラスのスピードを生かしたCF守備はゴールドグラブ級。 

4. デボン・トラビス:2B
オフェンシブな2Bになり得る存在。アンソニー・ゴーズとのトレードでDET→TOR。 2Aでは100試合に出場し.298/.358/.460/10HR/16SBたるパフォーマンスを披露。ディフェンダーとしても高い評価を得る。2B不在のチームの救世主となるか。

5. ショーン・リードフォーリー:RHP
18歳にしてすでに洗練されたアーム。95マイルに届くストレートは左バッターに対し食い込むようなアクションを示す。アウトピッチのスライダーは大きく横に滑る軌道を描く。カーブ&チェンジアップも扱うことが出来、コマンドも悪くない。アスレチックでデリバリーも安定。

6. ジェフ・ホフマン:RHP
エースポテンシャル。ドラフト前の5月にトミージョン手術。98マイルに達するストレートは6-4/185のフレームからまだ伸びる余地を残している。 すでにプラス評価を得る78-82マイルのカーブは落差があり、多くの空振りを生み出すことが出来る。平凡なコマンドを磨いていきたい。

7. ロベルト・オスーナ:RHP
2013年7月にトミージョン手術。今季は復帰して8試合に先発も6.26ERAと結果は奮わなかった。 90マイル半ばのストレート&チェンジアップのコンビネーション。スムースなメカニクスでコマンドも安定している。スライダーに向上の余地がある。 

8. ミゲル・カストロ:RHP
A-~A~2Aでは80.2IP/78K/30BB/2.68ERA。6-5/190たるフレームから高いアップサイド評を得る。平均以上の落差を示す速球は最速で99マイルに達する。チェンジアップも平均以上。スライダーを磨いてステップアップしたい。

9. マックス・ペンテコスト:C
アスレチックかつ走攻守のバランスに優れるキャッチャー。ヒットツールは平均以上でラインドライブ性の打球を量産する。守備ではブロッキング&レシービングに改善点があるも、持ち前のアスリート性からあまり問題にされていない。

10. ハイロ・ラボート:LHP
6-4/205たる恵まれたフレームから高いアップサイドを秘める20歳の若きサウスポー。 95マイルのストレート&チェンジアップのコンビネーションで85.1IP/93K/57BB/2.53ERA。スライダーとコマンドを磨いていく必要がある。

11. リチャード・ウレナ:SS
アスリート性に優れSSとして平均以上のディフェンダーになり得る。アーム&レンジはいずれも平均以上で動きも滑らか。オフェンスではパワーレスながら持ち前のセンスを生かし打率.303をマーク。年齢に比してゾーンへの理解も示す。 

12. マット・スモーラル:LHP 
ハイシーリングな素材。 粗削りながらも6-8/220たる恵まれたフレームから投げ込まれる96マイルのストレート&スライダーはいずれも平均以上の評価を受ける。Rk~A-では11.7K/9と傑出した支配力を示したが、一方で5.5BB/9とコマンドに苦しんだ。

13. ラウディ・テレス:1B
6-4/220たる大柄なフレームの持ち主で、2013年30巡目指名ながらプラスプラスのパワーポテンシャルを秘める。Rでは打率.305&6本塁打。また平均以上のスイングスピード&辛抱強いアプローチを生かし37K/26BBたるヒットセンスも示す。

14. ミッチ・ネイ:3B
131試合で3本塁打と 『ベースボールアメリカ』の20-80スケールで70評を受けるパワーツールをゲームの中で示すことはできなかった。一方で88K/42BBと相応のアプローチを示しており、35本の2塁打を放ったギャップパワーをホームランに繋げていきたい。

15. ライアン・ボルキー:LHP
最速94マイルの力強いストレート&プラスのチェンジアップのコンビネーション。コマンドも安定しており、R-SSでは57IP/52K/9BB/2.37ERAと目立った投球。6-4/175たる体格からもアップサイドは高く、カーブ&スライダーが磨かれれば面白い素材だ。

16.  チェース・ディジョン:RHP
ハイクオリティなカーブの持ち主でアダム・ウェインライト(STL)と比較される。2.0BB/9とコマンドは安定も、90マイル前半のストレートはパワーに欠け1.1HR/9を喫した。6-4/200たるフレームから球速は向上の余地を残し、90マイル中盤まで上がると見られている。

17. マット・ボイド:LHP
ストレートは90マイル前後も、 チェンジアップ&カーブを織り交ぜ独特なメカニクスで打者を欺く。A+では90IP/103K/20BB/1.39ERAもAAでは42IP/44K/13BB/6.96ERAと大きく数字を落とした。フライボーラーである点を指摘する声も。

18. ダウエル・ルーゴ:SS
20本塁打が見込めるパワーポテンシャルを秘める。ヒットツールでも高い評価を受け平均以上のバッターになり得る。プラスのアームの持ち主だが、スピードに欠け、レンジも乏しいため3Bに移る可能性が高い。

19. アルベルト・ティラード:RHP
最速98マイルのストレートが最大の武器で、スライダー&チェンジアップも高いクオリティを誇る。 Aでは75IP/76Kとパワフルさを発揮したが、8.0BB/9とコマンドに大きな不安を抱える。ポテンシャルはチームトップクラス。

20. ドワイト・スミス:OF
A+で121試合に出場しスラッシュライン .284/.363/.453たるブレークを飾った。素早いスイング&ストライクゾーンへの理解に定評があり、69K/58BBたる素晴らしいアプローチを披露。アームの乏しさからLF向きとされる。AFLでは2Bとしてもプレー。

Plus One Prospect
アンディ・バーンズ:3B
走攻守とツールを備える。バッティングではパワー&スピードを武器に15本塁打&18盗塁。 アプローチでも99K/41BBとストライクゾーンへの理解を示す。守備では上質なアームを生かして平均以上のディフェンダーになり得る。

 

Text by Haruki SAKURAI
写真: https://flic.kr/p/eaUdX1

2015 Top 20 Prospects:タンパベイ・レイズ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。 

 

 1.  スティーブン・スーザ:OF
マイナーナンバーワンバッターだ。ウィル・マイヤーズのトレードでWSH→TB。3Aでは打率&出塁率&長打率&OPSでリーグトップ。パワー&スピードを両立したプレーヤーになり得る。シーズン最終戦ではジョーダン・ジマーマン(ナショナルズ)のノーヒッターをアシストするスーパーキャッチを披露。 

2. ダニエル・ロバートソン:SS
オフェンシブなSSとしてブレーク。2Aで132試合に出場し.310/.402/.471/.873/15本塁打。シャープなストロークでアプローチにも優れ94K/72BB。ディフェンスでは、スピードに乏しくレンジに欠けるが、SSにとどまれるだけのアーム&ハンドリングを示す。

3. ケーシー・ギレスピー:1B
マーク・ティシェラ(ヤンキース)やランス・バークマン(元レンジャース)と比較される強打のスイッチヒッター。2014年ドラフトクラスではカレッジナンバーワン打者と呼ばれ、ヒッティングツールとパワーポテンシャルを兼ね備える。 アプローチも優れA‐で65K/42BB。

4. ウィリー・アダムス:SS
デビット・プライス(タイガース)とのトレードでDET→TB。Aでは125試合に出場し.271/.353/.429&8本塁打とポテンシャル評に見合った活躍。 平均以上のバットスピードを示し、年齢に比したアプローチも備える。SSでは力強いアームを披露。

5. ライン・スタネック:RHP
プラスのアームスピードから繰り出される98マイルのストレート&プラスのスライダーのコンビネーション。 コマンドが平凡で、より高いレベルを目指すためにメカニクスを改善していく必要がある。

6. テイラー・グリエリ:RHP
トミージョン手術によりわずか9.1IPのピッチング。90マイル前半から中盤のストレート&ハイクオリティなカーブ。チェンジアップも含めスリーピッチを操るスターターになりうる。キャリアでは1.47ERA&5.58K/BB。 

7. アレクサンダー・コロメ:RHP
薬物使用により50試合の出場停止処分も、メジャーで23.2IP/2.66ERAと実力を発揮。 97マイルの動くストレート&カッター&カーブ&チェンジアップのコンビネーション。リリーフに適性があるという見方も。

8. ライアン・ブレット:2B
 5-9/180と小柄な体格ながらコンパクトなスイングでコンタクトを生み出し打率.303&8本塁打。ベストツールであるスピードを武器にマイナー通算134盗塁。守備でも目立ったレンジと平均レベルのアームを披露。

9. アンドリュー・バラスケス:SS
62BBを選び、発達したアプローチとストライクゾーンへの理解を示した一方で、136Kを喫しコンタクトに不安を示した。 5-8/175と小柄でパワーに欠けるが、50盗塁をマークしたプラスのスピードを生かしていきたい。

10. マイキー・マトック:OF
3Aで132試合出場し.292/.362/.458&12本塁打&18盗塁とメジャーでも通じ得る実力を示した。 走攻守とツールを備え、特にスピードは平均以上で、CF守備でもレンジを発揮。

11. ジャスティン・ウィリアムズ:OF
6-2/215たるフレームの持ち主で傑出したパワーポテンシャルを秘める。74試合で4本塁打とゲームの中では持ち前のパワーを生かしきれてないが打率.351とハイアベレージを残した。守備走塁は平均以下でバットが命運を握る。

12. ジャスティン・オコナー:C
マイナー屈指のアームの持ち主で今年の盗塁阻止率は55%。まだまだ磨くべき点も多いがエリートなCになり得る。打撃ではフリースインガーながら相応のパワーを示しており、12本塁打&2塁打35本。

13. ブレーク・スネル:LHP
ハイシーリングなアーム。94マイルに届くストレートはよく沈み平均以上の評価を受ける。プラスのスライダーは左バッターに有効でチェンジアップもアウトピッチになり得る。キャリアで4.9BB/9たる不安定なコマンドを磨く必要がある。

14.  エニー・ロメロ:LHP
 左のパワーアーム。コンスタントに90マイル半ばを計時するストレートは最速で97マイル。平凡なコマンドを露呈し、キャリアで初めてイニング以上の安打を喫した。変化球のクオリティも平凡。

15. バーチ・スミス:RHP
ストレート主体のパワフルなピッチング。故障によりシーズンを棒に振ったが、アグレッシブなピッチングでマイナーでは傑出した内容。カーブ&チェンジアップはポテンシャルを秘める一方で不安定。来季は復活となるか。

16. ブレント・オニーウェル:RHP
右投手としては珍しい傑出したスクリューボールの使い手で、セカンダリーピッチとして平均以上の評価。速球は沈みながら89-93マイルのレンジで投げ込まれ、95マイルにも届く。Rkでは33.2IP投げて6.67K/BBたるパフォーマンス。

17. ニック・シウフォ:C
 攻守で平均以上の存在に成り得る。ショーケースで2塁送球1.83秒をマークした平均以上のアームに加え、レシービング技術も向上。打撃ではOPS.622もアプローチ面では40K/9BB→45K/17BBと成長。

18. キャメロン・バルガ:RHP
もともとSSでプレーしていたアスレチックなアーム。95マイルのストレート&パワーカーブのコンビネーションで打者をねじ伏せる。サードピッチとしてチェンジアップも扱えるセンスを示している。耐久性に不安。 

19. ホセ・ドミンゲス:RHP
ジョエル・ペラルタらとのトレードでLAD→TB。最速102マイルを計時したストレートは打者の手元でホップの軌道を描く。マイナーで34IP/41Kと支配力を示したが、変化球&コマンドに不安を抱える。 

20. ディラン・フローロ:RHP
コマンドに優れキャリア3年でBB/9は1.3も、90マイル前後のパワーに欠けるストレート&独特なメカニクスで評価が分かれる。スライダーを有効に織り交ぜるピッチングでゴロを多く打たせHR/9は0.2。

 

Plus One Prospect
ライリー・アンロー:SS
ヒッティングセンスに優れ、バットスピード&コンタクトを兼ね備える。またアプローチも47K/29BBと良好で出塁マシーンになる可能性を秘める。プラスのスピードを生かしたSS守備では広大なレンジを示し平均以上のディフェンダーになり得る。 

Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/pv7G8v

2015 Top 20 Prospects:ニューヨーク・ヤンキース

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

1. ルイス・セベリーノ:RHP
エースポテンシャル。A-A+&2Aで113IP/127K/27K&2.46ERAと傑出したパフォーマンスを披露した。6-0/195と決して体は大きくないが、90マイル中盤の力強いストレートを主体にプラスのチェンジアップ&ハードなスライダーでゾーンを攻める。

2. アーロン・ジャッジ:OF
ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)2世の呼び声高い大型スラッガー。 6-7/230のフレームから力強いスイングを生み出し傑出したパワーポテンシャルを示す。A~A+でOPS.905&17本塁打。アスレッチクさも兼ね備えておりスピード&アームも相応なレベル。

3. ゲリー・サンチェス:C
将来の大砲候補も2Aで足踏み。13本塁打と自慢のパワーツールもゲームの中で生かしきれなかった。 アプローチ面では87K/41BB→91K/43BBと去年と変わらない水準をキープ。守備面では強いアームに支えられた盗塁阻止力が光るが、ブロッキング&レシービングは発展途上。

4. イアン・クラーキン:LHP
90マイル前半のストレート&上質なアウトピッチに成り得るカーブ&チェンジアップを操る。昨年は足首の故障により、3試合の登板に終わったが、今年は17試合に登板しERA3.12を残すなどシーズンを通して存在感を示した。

5. エリック・ジャギエロ:3B
ヒッティングプロスペクト。打撃センスに優れ、パワー&アベレージを両立したバッターになりうる。 OPS.811&18本塁打とゲームの中でもポテンシャルを発揮。3Bの守備は磨く必要がある。

6. グレッグ・バード:1B
97K/63BBたる熟練したアプローチに支えられたバッティングスタイルで、パワー&アベレージを兼ね備える。 AFLでは最多の6本塁打を放ちMVPに輝いた。大きくなりがちなスイングを改善していく必要がある。

 7. ロブ・レフスナイダー:2B
生まれは韓国も生後3ヶ月でレフスナイダー家の養子に入った。広角に打ち分けるラインドライブヒッターで2A~3Aで打率.318&14本塁打をマーク。アスレッチクな素材で走塁&守備も優秀。

8. ドミンゴ・ヘルマン:RHP
マーティン・プラド&デビッド・フェルプスのトレードでMIA→NYY。94マイルのシンカー&チェンジアップ&スライダーのスリーピッチを操る高いピッチングセンスが光る。抜群のコマンドに支えられAでは4.52K/BBをマーク。 

9. ブレイディ・レイル:RHP
プラスのコマンドを武器にA~A+で4.46K/BBをマーク。90-93マイルのストレート&プラスのカーブ&発達したチェンジアップをコーナーに投げ込む。メカニクスでの評価も高く、20歳と若いことからもアップサイドを期待する声も多い。

10. ルイス・トレンス:C
16歳の時に$1.3Mでヤンキース入り。強肩を武器に盗塁阻止率はここ2年で45%→39%。一方でブロッキングやレシービングは発達段階で磨く必要がある。打撃は未知数も平均レベルのバッターになりうると目される。 

11. ミゲル・アンドゥハル:3B
プラスのパワーポテンシャルを秘めるドミニカン。19歳にして既にAで10本塁打と片鱗を見せ始めている。マイナーの監督であるマリオ・ガーザに「ヒットを打つことに専念すれば.400打てる」と言わしめるヒットセンスをゲームでも生かしていきたい。

12. ジョージ・マテオ:SS
スピード&ディフェンス型のSS。20~80スケールで70評を受けるスピードが最大の武器。センスの塊で、今年1年で攻守に大きく成長を遂げた。さらに19歳と若く、高いアップサイドを期待する声も多い。

13. ジェイコブ・リンドグレン:LHP
リリーフプロスペクト。90マイル前半のストレート&アウトピッチであるスライダーのコンビネーションで17.3K/9&2.13ERAと支配力をアピール。 既にAAまで到達しており、左のリリーフに苦しむチーム状況から早期の昇格が見込まれる。

14. シャセン・シュリーブ:LHP
左のミドルリリーバー。2A-3Aで64IP/87K/12BB/2.67ERAと支配的な内容。80マイル後半のストレートはわずか1年で93マイルに達しK/9は6.2→12.2。殿堂入り左腕トム・グラビンのアドバイスで開花。ブライス・ハーパー(WSH)とは高校時代のチームメイトでバッテリーを組んでいた。

15. マイク・フォード:1B 
ドラフト外のフリーエージェント選手から現れた『掘り出し物』。A~A+で52BB/46Kたる卓越したアプローチに支えられたバッティングで定評を得る。6-0/220たるフレームをパワーに生かしていきたい。

16. ドミンゴ・アセべド:RHP 
6-7/242たるフレームから100マイルにも達するストレートを投げ込む。セカンダリーピッチのチェンジアップも磨かれており、ストレートとのコンビネーションも抜群。まだ20歳と若く、恵まれたフレームと併せてアップサイドに期待が高まる。

17. ホセ・カンポス:RHP
トミージョン手術により全休。エースポテンシャルの持ち主もキャリア6年で90イニング以上投げたシーズンは無く、耐久性への不安が指摘される。万全のコンディションであれば90マイル半ばのストレート&縦のカーブ&チェンジアップを コマンドよく投げ込む。

18. ジャロン・ロング:RHP
ストレートは最速で88マイルと球威に欠けるが傑出したコマンド&上質なカーブを武器に5.55K/BB&2.18ERAたる素晴らしいシーズンを送った。平均以下のチェンジアップを磨いていきたい。 

19. タイラー・オースティン:OF/1B
ファイブツールポテンシャルの持ち主もここ2年は物足りないパフォーマンス。 パワフルなスイングから平均以上のパワーポテンシャルを秘める。アームを生かした守備はRF向き。

20. ジェイク・ケイブ:OF
コンスタントにハードなコンタクトを生み出すスイングで打率.294&7HRをマーク。パワーは未知数も28本の2塁打を放ち ギャップを抜く力を示した。CFに止まれるだけのスピードを備えアームも力強い。
 

Plus One Prospect
 ケイレブ・スミス:LHP
2013年ドラフト14巡目指名も93マイルのツーシーム&上質なチェンジアップのコンビネーションで8.9K/9をマーク。メカニクスに難があり、コマンドは平凡。サードピッチであるスライダーを磨きたい。

 

 

Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/ov1a4Z

2015 Top 20 Prospects:ボストン・レッドソックス

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 1. ヨアン・モンカダ:2B/3B
インターナショナルアマチュア史上最高額となる$31Mでサイン。ロビンソン・カノー(SEA)の再来とされ、キューバではホルヘ・ソレア(CHC)やヤシエル・プイグに並ぶ逸材と言われている。走攻守全てがプレミアム級だ。

2. ブレーク・スワイハート:C
攻守でハイレベルなパフォーマンス。両打席からハードなコンタクトを生み出し打率.293&OPS.810をマーク。パワー面でも優れたヒッティングセンスから15~20ホーマーレベルまで向上すると見られている。Cとしては2年連続で盗塁阻止率40%超え。 

3. ヘンリー・オーウェンス:LHP
94マイルのストレートに70マイルのカーブ&高い評価を得るチェンジアップのコンビネーション。2A-3Aで159IP/170K/59BB&2.94ERAたる支配的な内容。不安定だったコマンドではBB/9が4.5→3.3と改善の兆し。

4. マニュエル・マーゴット:OF
19歳のドミニカンがブレーク。A~A+で115試合プレーし、OPS.818&12HR&39SB。素早いスイングと54K/39BBの辛抱強いアプローチ、さらに20-80スケールで70評を受けるスピードなどリードオフとしての資質を備える。スピードを生かしたCF守備も高評価。

5. ラファエル・デバース:3B
$1.5Mで契約したドミニカン。17歳にして70試合の出場ながらOPS.910&7HRと大物の片鱗を見せつけた。パワーポテンシャルを秘める一方で優れたアプローチやヒッティングセンスも備える。3Bに相応しいアームの持ち主だが、守備は磨く必要がある。

6. エデュアルド・ロドリゲス:LHP
アンドリュー・ミラーとのトレードでBAL→BOS。90マイル前半の動く速球&大きく曲がるスライダー&ハードなチェンジアップを両コーナーに投げ分ける。BOS移籍後は6試合先発して0.96ERA&4.88K/BBと絶好調。

7. ルスネイ・カスティーヨ:OF
8月に7年総額$72Mでレッドソックス入り。ファイブツール型で20-25盗塁が見込めるスピードが最大の武器。バッティングではコンパクトかつシンプルなスイングから安定したコンタクトを生み出し適度なパワーも兼ね備える。守備でも持ち前のスピードを生かし、CFとして問題なくプレーできる。

8. ブライアン・ジョンソン:LHP
2012年全体31位左腕が実力を発揮。A+~2Aで2.13ERA&143.2IP/132K/39BBのパフォーマンス。90マイル前半のストレートを両コーナーに投げ分け、セカンダリーピッチのカーブは向上を辿る。サードピッチとしてカッター&チェンジアップも自在に操る。

9. ギャリン・チェッキーニ:3B
 卓越したヒットツールと洗練されたアプローチを兼ね備えるラインドライブヒッターだが、今年は3Aで.263/.341/.371と物足りない成績。3Bとしてはパワー不足なのもネック。走塁は巧みでキャリア4年で97盗塁(成功率84%)をマーク。2013年は94BB&出塁率.443。

10. マット・バーンズ:RHP
98マイルのストレート&カーブでアグレッシブにゾーンを攻める。課題のチェンジアップは向上を辿った。全体的なパフォーマンスは向上もK/9は11.3→7.3と去年より悪化した。 

11. マイケル・チャビス:3B
アレックス・ジャクソン(SEA)らを下しパーフェクトゲームのホームランダービーで優勝した2014ドラフト随一のヒッティングプロスペクト。アベレージとパワーを両立したバッターになりうる素材。SSとしてはレンジが狭く、強肩を生かす面からも3Bに移る可能性が高い。

12. マイケル・コペック:RHP
 ティム・リンスカムとも比較される体を大きくねじるメカニクスから豪快に投げ込むパワーピッチャー。最速97マイルのストレート&鋭く落ちるスライダーのコンビネーション。コマンドとチェンジアップを向上させればローテーション上位クラス。

13. デビン・マレーロ:SS
優れたディフェンダー。平均以上のレンジに素晴らしいハンドリングとアームを備える。打撃では .258/.327/.372たる平凡なパフォーマンスながらアップサイドを期待する声も多い。選球眼とコンタクトに優れる。30本の2塁打を放ちギャップを抜く力も示した。

14. ショーン・コイル:2B
5-8/185と小柄ながらAAで16本塁打&OPS.883。またここ3シーズンで41SB&3CB(盗塁成功率93%)と高い走塁センスも備える。コンタクトとアプローチ面の安定が課題。 ダスティン・ペドロイヤがポジションを阻む。 

15. ハビアー・ゲラ:SS
将来のゴールドグラバーにも挙げられるプラスプラスのSS守備が最大の武器。また打撃でも平均以上のアップサイドを秘めており、粗さが取り除かれればエリート級のSSへとなり得る素材だ。

16. エドウィン・エスコバー:LHP
ジェイク・ピービとのトレードでSF→BOS。平均以上のストレート&スライダー&チェンジアップのスリーピッチを扱うことが出来、完成度の高さが光る。 独特なメカニクスで打者を欺く。

17. トレイ・ボール:LHP
アスレチック&6-6/185のフレームから 高いアップサイドを秘める。90マイル前半のストレート&アウトピッチになりうるカーブのコンビネーションに加え、チェンジアップも向上を辿った。Aで4.68ERAもポテンシャル評は揺るがない。

18.  ウェンデル・リオ:2B
19歳たる年齢に比して非常に磨かれたプレーヤー。2桁ホームランを放ちうるパワーを秘め、アプローチも優秀。2Bの守備ではインスティンクトに優れるが、アームの弱さがネックに。

19. カルロス・アサへ:IF/OF
5-9と小柄ながらアプローチが磨かれたギャップヒッター。A-A+ではOPS.927&15本塁打。守備はアスレチックで2B&3B&LFをこなす。スーパーユーティリティプレーヤーになり得る素材だ。

20. ケビン・マカヴォイ:RHP
優れたコマンドの持ち主。6-4/210たるフレームから最速96マイルのツーシームを両コーナーに投げ分ける。セカンダリーピッチを磨く必要があるが、A-では11試合に先発し1.91ERA&7.31K/BBと目立ったパフォーマンス。 

 Plus One Prospect

リード・グラニャーニ:2B
小柄でパワーレスながらもA+で打率3割をマークし、51K/64BBと傑出したアプローチも披露。また本職の2Bの他に3B/OFもこなす器用さも見せた。スイッチヒッターである点も含め将来像はユーティリティーか。

 

 

 

 Text by Haruki SAKURAI
写真: https://flic.kr/p/poJTFg

2015 Top 20 Prospects:ボルティモア・オリオールズ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

1. ディラン・バンディ:RHP
エースポテンシャル。トミージョン手術からカムバックし9試合に先発し3.27ERAと順調な回復ぶりをアピール。90マイル中盤から後半のストレートに上質なカーブ&チェンジアップをコマンドよく投げ込む。来季はフル回転だ。

2. ハンター・ハービー:RHP
向上を辿った1年。17試合に先発して87.2IP/106K/33BB/3.18ERAの好成績を収め、フューチャーゲームにも選出された。最速97マイルのストレートとパワーカーブを軸にゾーンを攻めるパワーピッチング。チェンジアップの向上がカギ。

3. チャンス・シスコ:C
スムーズなスイングからフィールド全体を扱えるバッティングに加え、卓越したストライクゾーンへの理解も示す。パワー面も19歳という年齢から向上が望める。アスレチックだが守備面の向上は課題。

4. ティム・ベリー:LHP
90マイル前半のストレートをコマンドよく両コーナーに投げ分け、ハイクオリティなカーブを有効に織り交ぜる。サードピッチのチェンジアップは向上を辿り、昨年被打率.452と苦しめられた右バッターに対しては.263と克服。

5. クリスチャン・ウォーカー:1B
ミドルヒッターたる評価に止まっていたが、2A-3Aで26本塁打とパワー面で向上を辿った。選球眼に優れ相応の四球を選ぶことができる一方でK%は15%→22%と悪化。1B守備は平凡。

6. ザッカリー・デービース:RHP
ストレートは90マイル前後と打者を圧倒するパワーには欠けるが、傑出したコマンド&チェンジアップ武器に2Aで111IP/109K/32BB/3.35 ERA。投球術にも長け、高い野球IQを示す。

7. マイク・ヤムストレムスキー:OF
祖父カールは『最後の三冠王』の異名で知られた殿堂入りプレーヤー。平均以上のスピード&アームに支えられたCF守備では定評を得ていたが、今年は打率.288/14HRとバッティングも開花。パワー評は決して高くないが2塁打34本、3塁打16本とギャップを抜く力を備える。

8. タイラー・ウィルソン:RHP
安定したコマンドを武器に2A-3Aで3.65K/BB。ストレートは最速で91マイルとパワー不足は否めないが、チェンジアップ&スライダーを武器に打者のタイミングを狂わし8.5K/9と一定の三振を奪える力を示す。

9. ダリエル・アルバレス:OF
アッパーカットの力強いスイングからパワーポテンシャルを示す。2A-3Aで打率.303/15HR。守備ではピッチャーとして推す声もあがるほどのアームを武器に平均以上のRFになりうる。来季26歳を迎える年齢がネック。

10. ブライアン・ゴンザレス:LHP
高校ではCFとしても高く評価されていたアスレッチクかつハイポテンシャルな素材。球速は90マイル前後もパワフルだ。コマンドも安定しており、チェンジアップを有効に織り交ぜることもできる。6-3/230のフレームから高いアップサイドが見込める。

11. マイク・ライト:RHP
6-6/215と大柄なシンカーボーラー。95マイルに達するハードシンカーは魅力も、変化球のクオリティが平凡。キャリア通算2.3BB/9とコマンドは安定しているが、K/9は8.3→6.5と去年よりも数字を落とした。

12. ドリュー・ドッシ:3B
スムーズなスイングから優れたヒットツールを示すラインドライブヒッター。故障により昨年は全休も今年はAで128試合に出場し314/.379/.404と実力を発揮。3Bとしては十分なアームを備えるもレンジの乏しさがネックに。

13. ジョン・ケラー:RHP
6-5/210たるフレームから威力のある97マイルのストレート&スライダーのツーピッチで打者をねじ伏せるパワーアーム。ドラフト22巡指名ながらリリーフで26G/61IP投げて2.07ERA&10.5K/9と支配力をアピール。大柄な体格から球速は向上の余地を残す。

14. ヨマー・レイエス:3B
ドミニカ出身の大砲候補。17歳ながらRで53試合出場して打率.285&4本塁打。 年齢に比して選球眼が発達しており、三振を多く喫しない。スピード&レンジの問題から1Bに回ることになるかもしれない。

15. パーカー・ブリッドウェル:RHP
粗削りながらもA+で141.2IP/142K/70BB。6-4の長身から95マイルにも達する角度のある直球を投げ込む。カーブ&チェンジアップは平凡も向上を辿っている。コマンドの向上は不可欠。

16. デビット・ヘス:RHP
最速96マイルのストレート&ハードなスライダーでアグレッシブに攻める。SS-Aでは33.1IP/36K/8BB/3.24ERA。 6-2/210のフレームからまだまだ伸びしろは大いに感じられ、チェンジアップを磨けばスターターとして通用するだろう。

17. パトリック・コナウトン:RHP
バスケットプレーヤーとしても名を馳せ、大学の先輩にあたるジェフ・サマージャと比較されるアスリート。6-5/215のフレームから投げ込まれる95マイルの沈む速球が最大の武器。コマンドに欠けるも野球に専念することで飛躍を遂げる?

18. ローガン・ベレット:RHP
ルール5ドラフトでNYM→BAL。球威には欠けるも優れたコマンドに支えられたピッチングが武器。 キャリアでのBB/9は1.7と高水準だ。90マイル前半のストレート&スライダー&カーブ&チェンジアップでアグレッシブに攻める。

19. ブランデン・クライン:RHP
90マイル前半のストレートにセカンダリーピッチとしてスライダーを交える。平均以下のチェンジアップ&コマンドからブルペンに回る可能性も高いがチームはスターターとして見ている。

20. グリン・デービス:OF
プラスのスピードを備えるリードオフタイプ。レンジも広く、アームもCFとしては及第点。課題のバッティングでも.299/.356/.391と結果を残した。選球眼と変化球への対応に不安を抱えていたが、89K/38BBと一定のアプローチを示した。出塁率を上げて23SBをマークしたスピードをより生かしていきたい。

Plus One Prospect
タナー・スコット:LHP 
2014年ドラフト6巡目指名。 6-2/220とがっちりしたフレームから100マイルに達するストレートを投げる。コントロールが不安定でデリバリーを磨く必要がある。Rでは23IP/23K。

 

 Text by Haruki SAKURAI
写真: https://flic.kr/p/mec75k