Category Archives: AL西地区

2016 Team Preview:ヒューストン・アストロズ

25306081604_e3d8340fc4_z

 

 

 

 

 

 

 

*40人ロースターはリンクより参照
*SP横*マークはローテーション候補の意味を示す

  • 本拠地:ミニッツ・メイド・パーク

他の野球場と大きさを比較する→http://yakyujo.com/ml14/

 

広さ
レフト 96.0m
センター 132.6m
ライト 99.4m
フェンス高さ  2.1〜7.6m 
パークファクター * 平均100
安打 100.6
ツーベース 104.8
スリーベース 145.0
HR 117.3
得点 101.2
  • 予想オーダー

1. ホセ・アルトゥーベ:2B
メジャーで最も小さい身長5フィート6(約167.6センチ)の安打製造機。昨シーズンは25歳の若さながら2年連続で最多安打、盗塁王のタイトルを獲得、オールスター選出を果たした。抜群のコンタクト能力でヒットを量産する。ギャップを抜き、スピードを生かして長打を生むタイプだったが、7→15本とHRも倍増させるなど小さな体から多くのホームランを放った。一方の評価の低かった守備でもDRS、UZR共にフルシーズン出場した年では初めてプラスに転じ、ゴールドグラブを初受賞した。

2. ジョージ・スプリンガー:RF
5ツールプレーヤー候補の26歳。14年の20HR/345PA程ではなかったが、昨季も16HR/451PAとパワーを発揮した。また、AVG.231→.276、K/BB=114/39→109/50とよりコンスタントにコンタクトを生み出し、アプローチを改善。5→16SBと塁上でもスピードを生かし始めた。 健康に今シーズン1年を過ごすことができれば、ブレイクイヤーとなる可能性が高いだろう。

3. カルロス・コレア:SS
6月8日に20歳の若さでメジャーデビュー。シーズンが終わるまでレギュラーとして出場し続け、99試合でAVG.279&OPS.857&22HR&14SBをマークしてアストロズの選手では1991年のジェフ・バグウェル以来となる新人王に輝いた。 抜群のパワーポテンシャルとキャノンアームが非常に高い評価を受けている。6フィート4、215ポンドとSSとしては大柄な体格のため、将来的には3Bに移ると見る向きもある。

4. コルビー・ラスマス:LF
15.8MのQOを承諾してチームに残留。昨季は1年8Mで加入するとAVG.238と相変わらず低打率に苦しんだが、自己ベストの25HRを放った。非常に三振の多い選手で、ここ2年は33.0%&31.8%とどちらのシーズンもK%は30%越え。守備ではLF&CF&RFとOF3ポジション全てを守ったが、無難にこなした。

5. カルロス・ゴメス:CF
マイク・ファイアーズと共に、ブレット・フィリップス、ドミンゴ・サンタナ、ジョシュ・ヘーダー、エイドリアン・ハウザーとのトレードで加入。2013-14年はスタープレーヤーだったが、昨シーズンは打撃成績が軒並み悪化。23→12HR、34→17SBとゴメスの武器であるパワー、スピードに衰えが見られた。 一方の守備はかつて程ではないが、DRS&UZR共にプラスを記録した。HOU入りが決まる前に、NYMとのトレードがメディカルチェックで白紙に戻るなど健康面での不安が大きい。

6. ルイス・バルブエナ:3B
ダン・ストレイリーと共にデクスター・ファウラーとのトレードでCHCから加入。選球眼とパワーがセールスポイントの選手で、昨季は自己ベストの25HRを放ち、BB%は4年連続で10%超えとなる10.1%をマークした。直近4年のAVG.229とコンタクトに難を呈している。打球に占めるフライの割合が大きい。

7. プレストン・タッカー:DH
昨季メジャーデビューを果たした25歳。323PAで32本の長打を放って自身の持ち味をアピールした。 対RHP時の先発がほとんどで、13HRは全てRHPから打った。アストロズのOF3ポジションは埋まっており、2月にスポーツヘルニアの手術を受けたエバン・ギャティスが復帰した際にはマイナーに送られる可能性が高い。弟カイルは去年のドラフト全体5位でHOUに入団した。

8. タイラー・ホワイト:1B
スプリングトレーニングでAVG.353&OPS1.031&3HRと活躍し、ジョナサン・シングルトンから1Bレギュラーの座を奪い取った。昨シーズンは2A-3Aで116試合に出場してAVG.325&OPS.939&14HRをマーク。 ヒッティングセンスと選球眼には光るものがある。マイナーでは主に3Bをプレーしていたが、肩が弱く俊敏さも欠けるため1B向き。傘下には今年中の昇格が濃厚なヒッティングプロスペクトのA.J.リードが控えているため、アピールチャンスは限られている。

9. ジェイソン・カストロ:C 
13年にはオールスターにも選出されたが、以降はAVG.276→.222→.211と毎年成績が悪化。それでも球を捉えた際には多くのラインドライブ、フライボールを生み出しており、長打は多い。25歳のCプロスペクト、マックス・スタッシが開花することがあればカストロが押しやられる可能性もある。オフにFA。

 

2016 Team preview:ロサンゼルス・エンゼルス

17139367893_3d785abb20_z

 

 

 

 

 

 

 

 *40人ロースターはリンクより参照
*SP横*マークはローテーション候補の意味を示す

  • 本拠地:エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム

他の球場と比較する→ http://yakyujo.com/ml26/

 

広さ
レフト 100.6m
センター 121.9m
ライト 100.6m
フェンス高さ 2.4 m~5.5 m
パークファクター*平均100
安打 98.2
ツーベース 99.3
スリーベース 55.2
HR 83.7
得点 91.9
  •  予想オーダー

1 ユネル・エスコバー:3B
若手リリーフのトレバー・ゴットとマイナーリーガーのマイケル・ブレディ、金銭とのトレードでWSHから獲得。5年振りにナショナル・リーグに復帰した昨シーズンは、139試合でAVG.314&OPS.790と100試合以上に出場した年では自己ベストをマークした。ゾーン内の球には積極的に手を出していくバッティングスタイル。以前はSSとして優れた守備数値を記録していたが、近年は衰えが激しく、3BへとコンバートされてもDRS-11、UZR-7.7と大きなマイナスを叩いた。

2 コール・カルフーン:RF
主に上位打線を任された昨シーズンは159試合に出場して26HR&83RBI&OPS.731をマーク。 大きな飛躍を見せたのは守備面で、DRS+6&UZR+13.8と優秀な成績を残してゴールドグラブを受賞した。5フィート10(約177センチ)、205ポンド(約93キロ)の低身長ながらずっしりとした体形からパワフルなバッティングを披露する。ボール球のコンタクト率が48.6%とメジャー平均を大きく下回り、K%=23.9%と多くの三振を喫した。セレクティブな打者ではなく、OBPは上位を任せるには物足りない。

3 マイク・トラウト:CF
メジャーを代表する選手の1人。2年連続でのMVP獲得とはいかなかったが、AVG.299&OPS.991&41HRと打席では14年を超える成績を残した。14年に大きく悪化したアプローチ面は、三振が若干減り、四球が増えるなど改善された。4年連続でオールスター選出、シルバースラッガー賞受賞は果たした。12年には49SBを記録するなど抜群のスピードを見せていたが、33→16→11と減少し続けている。一方の守備は3年振りにDRSでプラスを記録。

4 アルバート・プホルス:1B
35歳で迎えた昨シーズンは157試合に出場して、5年振りに40HRをクリア。同じく5年振りにオールスターにも選出された。AVG.244はキャリアワーストだったが、メジャーワーストだったBABIP.217が揺り戻せば、かつてのような3割には届かないにしても改善が見られるだろう。守備数値にはまだ衰えは見られず、毎年平均以上の数字を残している。41歳で迎える21年まで6年$165Mの契約が残る。

5 C.J. クロン:DH
パワフルな打撃が売りの26歳。113試合の出場で16HRを放つなどパワーは優れたものを持っているが、BB%=4.2%とほとんど四球を選ばず、確実性にも欠ける。1B以外のポジションを守ることはできず、またその1B守備も平均を大きく下回るため、メジャーの舞台に残り続けていくためにはより一層バッティングを磨いていく必要がある。

6 ダニエル・ナバ:LF
1年$1.4Mで加入。13年には規定打席に到達してAVG.303&OPS.831&12HRと抜群の活躍を見せたが、この年以外で目立った成績は残せていない。両打ちだが右打席でのOPS.589に対して左打席では.787と、両打席で大きな開きがある。14年に744.2InnでDRS+17、UZR+11.9を記録したが、他の年の数値は平均程度。独立リーグでのプレーを経てからプロ入りを果たした33歳。

7 アンドレルトン・シモンズ:SS
メジャーNo.1のSSディフェンス。今オフにホセ・ブリセノと共に、エリック・アイバー、ショーン・ニューカム、クリス・エリスとのトレードでATLから移籍した。昨シーズンはゴールドグラブ賞をブランドン・クロフォードに譲ったが、守備数値はDRS+25&UZR+17.3と例年通りの水準だった。 打撃はそれほど期待できないが、守備だけでチームに多大な貢献をすることができる選手。

8 カルロス・ペレス:C
メジャー1年目の昨シーズンは86試合の出場ながら、WAR+1.1を記録。昨季のAVG.250&OPS.645はマイナー成績から見てペレスの実力通りの数字。DRS+1に加え、CS%=37.9%と優れた盗塁阻止率を残し、守備では貢献した。前正捕手のクリス・アイアネッタ(SEA)がFAで退団したため、今シーズンはペレスが多くの出場機会を得ると見られている。

9 ジョニー・ジャボテーラ:2B
3Aでは好成績を残しながらメジャーの壁に跳ね返されるシーズンが続いていたが、昨シーズンはメジャー5年目にしてようやくレギュラーの座を掴んだ。パワーレスでアプローチやスピードも平凡なため、AVG.272をマークしたコンタクトが生命線。守備もDRS-18、UZR-7.2と非常に苦しい数字を残した。ケイレブ・カワートやカイル・クビッツァらの3Bプロスペクトも控えており、3Bのレギュラーであるエスコバーは2Bも守れるため、生き残るには今シーズンも結果を出し続けていく必要がある。

 

2016 Team Preview : シアトル・マリナーズ

19642763634_b674daf9c2_z
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
*40人ロースターはリンクより参照
*SP横*マークはローテーション候補の意味を示す。
  •  本拠地:セーフコ・フィールド

他の野球場と大きさを比較する→http://yakyujo.com/ml04/

 

広さ
レフト 100.9m
センター 122.2m
ライト 99.4m
フェンス高さ 2.4m
パークファクター*平均100
安打 89.0
ツーベース 78.9
スリーベース 47.2
HR 105.3
得点 82.5
  • 予想オーダー

1. 青木宣親:LF
1年$5.5M+$6Mの相互オプションで加入。過去4シーズンのAVG&OBPはそれぞれ.285-.288&.349-.356と抜群の安定感を見せ、ジェリー・ディポト新GMも絶賛。また、直近4年合計でK/BBが1を超えているのは青木とジョーイ・ボットーの2選手のみ。年々減りつつあるが、2桁盗塁も記録し続けており、走攻守全てにおいて活躍が期待されている。昨季は8月に脳震盪を起こしたが、後遺症はないと明言。

2. ケテル・マーテ:SS
7月31日に21歳の若さでメジャーデビューを果たすと、コンスタントにヒットを放ち続け、レギュラーに定着。57試合に出場し、AVG.283&OPS.753を記録する上々のデビューイヤーとなった。優れたコンタクト能力を備えたスイッチヒッターで、選球眼も磨かれたため上位打線を任せることができる。3Aでは20SB/3CSだったが、メジャーでは8SB/4CSと高い評価を受けるスピードツールを活かしきれなかった。SS守備はダイナミックだが粗さが残る。

3. ロビンソン・カノー:2B
HRは21本とニューヨーク・ヤンキース所属時の水準まで戻したが、2008年以来7年ぶりにAVGが3割を下回った。四球が減りK%がキャリアワーストの15.9%を記録するなどアプローチ面でも悪化が見られたが、LD率24.2%はリーグ8位、HARD%32.4%は同20位など球を捉えた際には鋭い打球を放った。オフにスポーツヘルニアの手術を受けた。

4. ネルソン・クルーズ:DH
ホームラン王というタイトルを引っ提げてシアトルに移った昨季は、AVG.302&OPS.936&44HRとチームの期待以上の大活躍。4度目のオールスター選出、MVP投票での得票に加え、初のシルバースラッガー賞を受賞するキャリアーイヤーを送った。セーフコ・フィールドに本拠地を移して以降では、アレックス・ロドリゲスに次いで40HR以上を放った2人目のマリナーズの右打者となった。青木の加入が昨季93に留まったRBIの増加に繋がるか。

5. カイル・シーガー:3B
マリナーズの生え抜きでは野手の顔。 派手さはないが、毎年コンスタントに優秀な成績を残している。昨季は161試合に出場して26HR&37 2B&OPS.779をマーク。2014年にGG賞を獲得した守備は平均程度の数字だった。ロサンゼルス・ドジャースのトッププロスペクト、コリーは3兄弟の末っ子で、次男はマリナーズ傘下でプレーするジャスティン。最長22年まで契約が残る。

6. アダム・リンド:1B
10代の投手プロスペクト3人とのトレードでミルウォーキー・ブリュワーズから加入。地味ではあるが健康で居ることができれば打者としてチームに貢献することができる選手。通算OPS.863と右投手を非常に得意にしている左打者で、プラトーン起用が目されている。リンドのパートナーの枠をオプションの切れた元トッププロスペクトのヘスス・モンテロと、オプトアウト条項付きのマイナー契約で入団した李大浩が争っている。オフにFA。

7. フランクリン・グティエレス:RF
2年振りにカムバックした昨季は59試合に出場に留まったが、15HR&OPS.974と打棒が火を噴いた。オフにFAとなったが、1年1.5Mでマリナーズと再契約した。かつてはイチローと鉄壁の右中間を組んだゴールドグラバーだったが、度重なる怪我の影響か近年は守備は衰え気味。一方の打撃は2013、15年合計で25HR、162試合換算すると41HRとずば抜けたパワーを示している。通算OPS.833と右投手を非常に得意にする左打ちのセス・スミスとパワフルなプラトーンを組む。

8. クリス・アイアネッタ:C
1年$4.25M+$4.25Mのチームオプションで加入。ディポト新GM、スコット・サーバイス新監督と共にロサンゼルス・エンゼルスから移ってきた。パワー、選球眼、フレーミングスキルの優れた選手で、昨季は92試合で10HR&BB%12.9%、+Calls(捕手によって有利な判定を受けた数)メジャー5位の108を記録した。AVG.188と2割にも届かなかったが、.225と異様に低かったBABIPから多少の揺り戻しが期待できる。

9. レオニス・マーティン:CF
トム・ウィルヘルムセン、ジェームズ・ジョーンズ、パトリック・キブラハンとのトレードでテキサス・レンジャーズから加入。 アプローチが荒くパワーレスで打撃はそれほど期待できないが、プラスのディフェンスの持ち主。OFにはアスレチックな選手を、という理念を掲げるディポトGMの獲得ターゲットとなった。俊足の左打者としては低かった昨季のBABIP.270が戻ればAVG.260~.280、OPS.680~.700程度の成績を残すことができる。

 

2016 Team Preview:オークランド・アスレチックス

20680822551_6595ecdb0f_z
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
*40人ロースターはリンクより参照 
*SP横*マークはローテーション候補の意味を示す
 
  • 本拠地:オー・ドットコー・コロシアム
 
 

他の野球場と大きさを比較する→http://yakyujo.com/ml16/

 

広さ
レフト 100.6m
ライト 121.9m
センター 100.6m
フェンス高さ 2.4〜4.6m

 

パークファクター*平均100
安打 96.4
ツーベース 96.7
スリーベース 118.5
HR 77.7
得点 94.4

 

  • 予想オーダー

1. ビリー・バーンズ:CF
2013年にジェリー・ブレビンスとのトレードでワシントン・ナショナルズから加入。俊足巧打のリードオフタイプ。昨季5月にレギュラーに定着すると、AVG.294&26SBと好成績を収めた。一方でマイナー時代には良かった選球眼がメジャーではBB%4.7%と陰を潜め、マイナー通算407試合で2HRのみだったのが投手有利本拠地でありながら125試合で5HRも放つなど、マイナー時代とは違うイメージも残した。

2. ジェド・ラウリー:2B
リリーフプロスペクト、ブレンダン・マカリーとのトレードで加入。ここ最近の所属球団はHOU→OAK→HOU→OAK。怪我が非常に多い選手で、100試合以上に出場したのは8年のキャリアで2回のみ。MIFとしては優秀なパワーが武器。3年$23Mの契約の2年目で、2018年には$6Mのチームオプションか$1Mのバイアウト。

3. ビリー・バトラー:DH
3年$30Mで加入。ペイロールの小さいアスレチックスとしてはかなり奮発しての獲得だったが、1B以外を守れないほぼDH専任でありながら15HR&OPS.713。fWAR&rWARともにマイナスを記録するなどチームに全く貢献できなかった。 8月にサヨナラヒットを放った際には、チームメイトにユニフォームを引っ張られ、たるんだ腹部が露わになった。

4. ジョシュ・レディック:RF
怪我に悩まされつつも毎年結果を残し続けており、149試合に出場した昨季は20HR&AVG.272をマーク。またOPS.781は32HRを放った2012年の.768を超えて100試合以上に出場したシーズンでは自己ベスト。チームは今オフFAとなるレディックとの契約延長を望んでいるが、レディックは「シーズン中には交渉したくない」と明言しており、タイムリミットは近い。

5. クリス・デービス:LF
バビー・ダービー、ジェイコブ・ノッティンガムとのトレードでMILから加入。打者有利本拠地から投手有利本拠地へと移り、野手の入り乱れるアスレチックスにおいて出場機会をどれほど確保できるかは不透明だが、30HR以上を記録しても不思議はないパワーポテンシャルを持つ。昨季は121試合に出場して27HR&OPS.828を記録した。BB%を初のフルシーズンとなった2014年から ほぼ倍増させたが、K%も22.2%→27.7%と悪化。

6. ダニー・バレンシア:3B
トロント・ブルージェイズからDFAされていたバレンシアをアスレチックスがクレームして加入。2チームで計105試合に出場して18HR&OPS.864を記録する自己ベストのシーズンを送った。昨季は左右を問わず良く打ったが、キャリアでは対左投手ではOPS.864、対右投手では.664と大きな差がある。

7. スティーブン・ボート:C
最初の2ヶ月で11HRを放ちASにも選出され、ブレイクイヤーを予感させたが、後半戦で大失速。それでも18HR&OPS.783と守備力を備えたCとしては及第点以上の成績を残した。昨季は33試合にDHか1Bとして出場したが、すでにDHまで埋まっていること、また左投手相手には1HR&AVG.239と手が出なかったことから出場機会が減ることも考えられる。

8. ヨンダー・アロンゾ:1B
ドリュー・ポメランツなどを放出した見返りとしてマーク・ゼプチンスキーと共にSDから加入。ある程度のAVG、ある程度のOBP、プラスのディフェンスを期待できるが、肝心のパワーがCIFとしては平凡。元々はプロスペクトランキングでトップ50入りするようなトッププロスペクトだった。同じく左打ちで昨オフルール5ドラフトで獲得したマーク・カナらとポジションを争う。

9. マーカス・セミエン:SS
昨季が初のフルシーズンだったが、1年間レギュラーの座をしっかりと守った。MIFとしては優秀なパワーの持ち主で、昨季は155試合で15HRを記録。メジャーワースト1位の35エラーを犯すなど守備に粗さが出たが、DRSはプラスだった。2014年オフのジェフ・サマージャのトレードでOAKに移籍。

 

2016 Team Preview:テキサス・レンジャーズ

19153103408_9a95d705af_z

 

 

 

 

 

 

*40人ロースターはリンクより参照 
*SP横*マークはローテーション候補の意味を示す

他の野球場と大きさを比較する→http://yakyujo.com/ml01/

 

広さ
レフト 101.2m
センター 121.9m
ライト 99.1m
フェンス高さ 2.4〜4.3m
パークファクター *平均100
安打 110.7
ツーベース 110.2
スリーベース 94.6
本塁打 106.6
得点 114.1
  • 予想オーダー

1. デライノ・デシールズ:CF
元は2010年のドラフト全体8位で指名されたアストロズのプロスペクト。昨オフルール5ファイブドラフトでレンジャーズに移籍すると、121試合でAVG.261&25SBと新人王投票でも票を得る活躍を見せ、チャンスを与えたチームの期待に応えた。12年に101SBをマークしたスピードが一番の武器。守備面ではDRS-10&UZR-5.7と俊足を活かし切れず。

2. 秋信守:RF
昨季は22HR&OPS.838と成績が大きく落ち込んだ2014年から復調。安定して塁に出ることができる選手で、BB%は10%を下回ったことが一度もない。打撃は衰えていないが、20回以上を4度記録したSBは僅か4つに留まり、DRSとUZRは4年連続で大きくマイナスとなっている。7年$130Mの契約の3年目で、2016年は年俸が$14M→$20Mと上昇。

3. プリンス・フィルダー:DH
23HR&OPS.841と秋信守と共にクリーンナップとしての仕事を全うし、首のヘルニアの手術のため42試合のみの出場、僅か3HRに終わった2014年から復活を果たした。5フィート11(約180センチ)の身長に対して275ポンド(約125キロ)の巨漢で、守備走塁での貢献は全く期待できない。父親は2年連続でALホームラン王のタイトルを獲得し、阪神タイガースでもプレーしたセシル・フィルダー。20年まで毎年$24Mの契約が残るが、16~20年にかけては前所属球団のデトロイト・タイガースが毎年$6Mを負担する。

4. エイドリアン・ベルトレー:3B
メジャー19年目を迎える大ベテラン。2010~13年にかけては毎年平均33HRを放っていたが、ここ2年は19HR、18HRと伸び悩み、ISOも低下傾向にあるなどパワー面には若干の衰えも。一方でDRS+18&UZR+11.8と、36歳となっても守備の名手は健在だった。シーズン終了後にFAとなるが、通算3000安打まであと233本に迫っており、「レンジャーズのメンバーとして引退したい」という過去の発言も含めて去就が注目される。

5. ミッチ・モアランド:1B
怪我に悩まされた2014年から復活し、23HR&85RBI&OPS.812をマークする自己ベストのシーズン。23HRの内18HRを右投手から放っており、キャリアでもvsRHPOPS.797に対してvsLHPでは.650に留まる。数字上に影響は出ていなかったが、昨季最後の2ヶ月は左足の疲労骨折を抱えながらプレーしていたことを、既に完治してあることともに今年2月に公表した。オフにFA。

6. イアン・デズモンド:LF
2014年秋の7年$107M契約延長オファー、$15.8MのQOを拒否し、結局1年$8Mでレンジャーズに加入。本職のSSではなくマイナー時代にもプレーしたことのないLFとして起用される見込みで、ジョン・ダニエルズGMもそれを確言。HRは一定以上記録しているが、ここ2年は三振が増え、打率が大きく下がった。打者有利のグローブライフ・パーク・イン・アーリントンで評価を立て直してFA市場に打って出ることができるか。

7. エルビス・アンドラス:SS
2013年開幕直後に8年$118Mの契約延長に合意して以降成績が下降。OPSは6割台半ば、守備も直近2年は平均を下回るなど年俸に見合う活躍を見せることはできていない。デビューから7年連続で21SB以上をマークしているスピードは安定感がある。2016年からは10チームへのトレード拒否条項が付加される。また18年、19年にプレーヤーオプトアウトが付いているが、行使されない可能性が高いだろう。

8. ルーグネッド・オドア:2B
昨季はHR&ISOが9&.142→16&.204とパワー面で大きく躍進。特に後半戦は68試合で12HRとよく打った。早打ちのため、四球も三振も少ない。2013年に32SBをマークするなどスピードも平均以上の物を持っているが、メジャーでは10SB/14CS。マイナー時代に良い評価を受けていた守備は、DRS、UZRともにマイナス。 2月に22歳の誕生日を迎えたばかりで非常に若く、まだまだ成長が期待できる。

9. ロビンソン・チリノス:C
パワフルな打撃が売り。昨季はキャリアで初めてレギュラーとして開幕を迎えたが、左肩を痛めて一ヶ月以上の離脱を余儀なくされた。打球に占めるフライボールの割合が高く、打率は低くなりがちだが打者有利本拠地チームに所属している限りはある程度のHR数を見込むことができる。チリノスの離脱中に短期間ながら目覚ましい活躍を見せたクリス・ジメネスと出場機会を分け合うと見られている。