Category Archives: 2014年ドラフト

2014 Draft Review:ナショナル・リーグ西地区

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*順位:選手名:出身校:ポジション

 

  • アリゾナ・ダイアモンドバックス 

16:トウキ・トゥサント:コーラル・スプリングス・クリスチャン・アカデミー:RHP

野球の経験が比較的浅く、伸び代が豊富なハイチ出身の選手。ファストボールは常時91-93マイルのレンジで投げ込まれ、既に最速は97マイルをマークしている。アウトピッチに成り得るポテンシャルを見せているカーブは鋭く大きく曲がり、球速差のあるファストボールと素晴らしいコンビネーションを成す。滅多に投げることはないがチェンジアップも持っており、今後はこの球を磨いていく必要がある。デリバリーが安定しないためコマンドに問題を呈しているが、その優れたアスリート性からいずれ改善することができると見られている。ポテンシャルはエース級。

 

54:コディ・リード:アードモア高:LHP

今年になって増量した結果球速が伸びて評価が上がった大柄な左腕投手。ファストボールは最速95マイルに達するが、今後また体格が成長するようなことがあれば更に伸びる可能性もある。スライダーは80マイル台前半で投げ込まれ、効果的に使うことができる。平均程度の評価を受けるチェンジアップもレパートリーに備える。今季はノーヒッターを5試合、完全試合を1試合達成。バンダービルト大へのコミットメントがあったが、契約金$1Mで合意した。

 

69:マーカス・ウィルソン:ジュニペロ・セラ高:OF

5ツールプレーヤー候補。打席での体重移動が上手く、平均以上のバットスピードを誇るコンパクトなスイングからヒットツールは平均か平均以上の評価を受ける。また非常に細身な体格なため、筋肉が付けば少なくともメジャー平均程度のパワーへ成長できると言われている。最も高い評価を受けるスピードを活かして広大なレンジをカバーでき、経験を積めばプラスのディフェンダーに成れると見られている。アームは平均程度。6月10日に約$200Kオーバースロットの契約金$1Mで合意。

 

320:ケビン・クロン:テキサス・クリスチャン大:1B

2011年ドラフト1巡目で指名を受けて今年メジャーデビューを果たしたCJクロンを兄に持つ選手。選手としての特徴は兄弟でそっくりで、6フィート5、245ポンドの強靭な体格からプラス-プラスとも言われるパワーを武器とし、アプローチに大きな問題を抱えている点も同様。変化球への対応に苦しんでおり、外角を苦手とするなどまだ欠点が多い。2013年はOPS.556に留まるなど大学進学後に伸び悩んでおり、2011年に指名された時の全体92位よりも大幅に順位を落としての指名となった。

2014 Draft Review:ナショナル・リーグ東地区

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*順位:選手名:出身校:ポジション

 

  • アトランタ・ブレーブス

32:ブラクストン・デビッドソン:T.C.ロバーソン高:OF

HSナンバーワンピュアヒッターの呼び声高い素材。500フィート越えのホームランにフィーチャーされるパワーツールの持ち主だが、まだ完璧に使いこなすに至っていない。6-3/215たるフレームからさらなるアップサイドに期待がかかる。選球眼にも優れ、傑出したアプローチを披露した。ヒットツールも平均以上で2Bマシーンになれる可能性を秘める。スピードに乏しくOF守備の評価は高くないが、平均以上のアームツールを示している。チームはLFとしてマイナーでのキャリアをスタートさせる予定。

 

66:ギャレット・フレンチェック:ハウ高:RHP

 人口2600人の小さな村の出身。10月に行われたパーフェクトゲームの試合で好投し、一躍スカウトの注目を浴びた。今年に入ってからも好調でドラフトを前に大きく株を上げた。ベストピッチは90-94マイルのシンカーで、多くのグランドボールを生み出すことが出来る。カットボールのように打者の手元で変化するスライダーは今年に入り向上を辿り、まとまりに欠けるものの将来的にプラスピッチになり得る。チェンジアップにも自信を持っているが、速球と同じ振りで投げられるように改善が必要とされる。コマンドとメカニクスのキープに不安。

 

102:マックス・ポブセ:ノースカロライナ州立グリーンズボロ大:RHP

 6-8/220たる恵まれた体格の持ち主。MLB.comのドラフト200ではランク外だった。今年は15試合先発して4.99ERAもアップサイドへの期待は大きい。91-93マイルのレンジで投げ込まれるストレートは95マイルに達するが、単調な軌道から打ち込まれることも多い。セカンダリーピッチのスライダーは優れたデプスと球威を伴うも修正点は多い。チェンジアップも使えるが、より有効的に活用する術を身に着ける必要がある。BB/9はここ3年で4.68→3.82→3.06と改善されつつある。

2014 Draft Review:アメリカン・リーグ東地区

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*順位:選手名:出身校:ポジション

 

  • バルティモア・オリオールズ

90:ブライアン・ゴンザレス:アーチビショップ・マッカーシー高:LHP

1Bとしてマイアミ大へのコミットメントを持つスラッガーだがLHPとしての指名。『ベースボール・アメリカ』のドラフトランキングでは366位だった。よく腕の振れたストレート&チェンジアップのコンビネーション。88-90マイルのストレートは今春最速で92マイルをマークした。230ポンドたるフレームからさらなる球速アップの可能性を秘める。サードピッチとしてカーブも交える。2013年にはU-18のUSA代表としてもプレーした。今年の最終成績は17試合に登板して10-1& 129K/69.1IP /ERA0.50と目立った支配力を示した。

 

121:パット・コナウトン:ノートルダム大:RHP

ノートルダム大ではバスケットボールプレーヤーとしても活躍しているアスレチックな2刀流RHP。6-5の長身からスリークオーターのアームスロットで投げ込まれる95マイルのストレートはよく沈み、角度を作り出している。チェンジアップは有効に使うことが出来る側面を見せるも、カーブのクオリティには疑問符。コマンドにも不安を示している。野球に専念することで大きな躍進を遂げる?同じくノートルダム大でバスケットボールでも活躍していたジェフ・サマージャと比較される。本人は夏まではマイナーリーグの試合に出場し、オフは再びノートルダム大に戻ってバスケットボールの試合に出ることを熱望。

 

154:デビッド・ヘス:テネシー工科大:RHP

テネシー工科大ではローテーションの1角として活躍。104K/97.1IP/3.24ERAたる成績を残し、イニングを上回るKを奪える支配力を示した。95マイルのストレート&ハードなスライダーでアグレッシブにストライクゾーンを攻める。ツーピッチタイプのリリーバーとして見る声もあるが、6-2/210のフレームからまだまだ伸びしろは大いに感じられ、サードピッチであるチェンジアップが向上を辿ればパワフルかつアスレチックなスターターとして期待できる。

2014 Draft Review:アメリカン・リーグ中地区

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*順位:選手名:出身校:ポジション

 

  • シカゴ・ホワイトソックス

3:カルロス・ロドン:ノースカロライナ州立大:LHP

大学出身のタレントとしては2014年ドラフトトップの指名。99マイルのストレート&スライダーのコンビネーションで2013年にはチームレコードの184Kをマーク。デビッド・プライス(レイズ)と比べられるエースポテンシャルの持ち主だ。6-3/235のフレームが生み出す耐久性にも定評を得ており、130球以上を投げるゲームの多さも目立った。2014年はK/9が12.51→10.61に伴い評価を落としたが、即戦力に成り得るエースポテンシャルの素材の価値が貴重であることには変わりが無い。

 

44:スペンサー・アダムス:ホワイト・カウンティ高:RHP

野球&バスケットボール&フットボールでスタープレーヤーたる地位を作り上げたアスリート性が光る。スムースでコンパクトなアームスイングから95マイルをマークし、スライダーもシャープで空振りを生み出すボールに成り得るポテンシャルを示す。チェンジアップ&カーブは向上が必要も、将来的には上質なインフォメーション・ピッチとして機能する?リリースが不安定でコマンドが乱れるシーンも見られるが、野球のプレーに専念することで大きく伸びるアップサイドを評価されることも多い。

 

77:ジェース・フライ:オレゴン州立大:LHP

2012年6月にトミー・ジョン手術。大学2年までは平凡な内容に甘んじていたが、2014年は万全のコンディションでチームに復帰し、ベン・ウェツラー(全体257位)と共にチームのローテーションを支えた。トミー・ジョン手術前は96〜99マイルを叩き出すパワーを示していたが、リハビリ後は90マイル前半止まり。それでもリリースポイントで打者を欺き、カーブ&チェンジアップでバランスを崩す内容が光る。アグレッシブにゾーンを攻める姿勢も高く評価され、ローテーション下位クラスの素材?

2014 Draft Review:アメリカン・リーグ西地区

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*順位:選手名:出身校:ポジション

 

  • ヒューストン・アストロズ

1:ブレイディ・エイケン:カテドラル・カソリック高:LHP

ドラフト直前に評価を急上昇させ、1991年以来初めて全米1位で指名された高校生投手となった。球速が増したファストボールは最速97マイルに達し、ハンマーカーブとも呼ばれるカーブ、ソリッドなチェンジアップと素晴らしいコンビネーションを成す。クリーンで効率的なデリバリーから素早く腕を振りぬき、全ての球種をコマンド良く投げ込むことができる。まだ17歳ながら非常に完成度が高く、メジャー昇格までにそれほど時間は掛からないと見られている。

 

37:デレック・フィッシャー:バージニア大:OF

今年のドラフト候補の中でベスト・ピュア・ヒッターだという声も聞こえる右投げ左打ちのOF。コンパクトかつ素早いスイングで打球を全方向に打ち分けることが可能で、特に引っ張った時にそのプラス評価のパワーを発揮する。選球眼にも定評があり、中軸を任せることができる打者への成長が期待されている。6フィート3、210ポンドと大柄な体格ながら平均以上のスピードを誇る。しかしながら、肩は弱く、インスティンクトに欠けるため守備への評価は低い。

 

42:A.J.リード:ケンタッキー大:1B

今シーズン62試合で23HRを放ったパワーヒッターで、大学進学以来毎年OPSを上昇させている。今年はアプローチにおいても大幅な進歩を見せ、49BBに対し48SOをマークした。優れたパワーはプロの世界でも通用すると見られている。投手としてドラフトされた過去があるが決してアスレチックな選手ではないため1B以外は守れないが、そこではソリッドな守備を見せている。6フィート4、245ポンドの非常に恵まれた体格の持ち主。