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Category Archives: 2014年ドラフト

2014 Draft Review:ナショナル・リーグ中地区

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*順位:選手名:出身校:ポジション

 

  • シカゴ・カブス

4:カイル・シュウォーバー:インディアナ大:C

大学出身では随一の打力を示し、特にパワーツールはメジャーで25~30ホーマークラスと高い評価。スイングスピードの平凡さからアベレージは平均点も、ゾーンを理解したアプローチを生かし、安定した出塁を計算出来るタイプのスラッガーと目されている。6-0/235のフレームに比して高いアジリティを示すが、Cとしてはスローイング&キャッチングが平凡。スカウティングディレクターのジェーソン・マクロードは「過小評価されたアスリートで、コーナーOFに成り得る」とコメント。

 

45:ジェーク・スティネット;メリーランド大:RHP

大学4年にしてパワーアームとしてのポテンシャルが開花。94マイルのストレート&スライダーでゾーンを攻め、チェンジアップも平均以上。3年時に3Bとの2刀流からRHPに専念したことでコマンドも向上を辿り、全体的にスキの無い投手へと仕上がりを示しつつある。2013年まではスタッツ面が平凡であったが、2014年に入りNCAA1部で3位となる130Kをマークし、K/BBも大きく伸びた。大学リーグでは大きな問題にはならなかったが、メカニクスで力みを露呈するシーンも見られる。

 

169:ディラン・シーズ:ミルトン高:RHP

ポテンシャルはタイラー・コレック(全体2位)&トウキ・トゥサント(全体16位)&グラント・ホルムズ(全体22位)と並ぶ高い評価を得るも、2014年は右ヒジ靭帯の部分断裂で全休。株を大きく下げる形に甘んじた。97マイルを叩き出すストレートはコンスタントに94マイルを計時し、ドラフト全体でもトップクラスとして知られるアウトピッチ。一方で投手としては粗削りな側面が目立ち、カーブ&チェンジアップ&コマンドはいずれも平均以下。バンダービルト大進学の線も強い。

2014 Draft Quick Look

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メジャーリーグでは現地5日より2014年ドラフトがスタートし、同日には計74人が指名を受けた。以下には全体60位までの結果をリスト形式で整理する。

 

2014年ドラフト:1~60位指名
順位 チーム 選手名 ポジション 出身校
1 HOU ブレイディ・エイケン LHP キャデラル・カソリック高
2 MIA タイラー・コレック RHP シェファード高
3 CWS カルロス・ロドン LHP ノースカロライナ州立大
4 CHC カイル・シュウォーバー C インディアナ大
5 MIN ニック・ゴードン SS オリンピア高
6 SEA アレックス・ジャクソン C/OF ランチョ・バーナード高
7 PHI アーロン・ノラ RHP ルイジアナ州立大
8 COL カイル・フリーランド LHP エバンスビル大
9 TOR ジェフ・ホフマン RHP イーストカロライナ大
10 NYM マイケル・コンフォート OF オレゴン州立大
11 TOR マックス・ペンテコスト C ケネシー州立大
12 MIL コディ・メデイロス LHP ワイアケア高
13 SD トレイ・ターナー SS ノースカロライナ州立大
14 SF タイラー・ビード RHP バンダービルト大
15 LAA ショーン・ニューカム LHP ハートフォード大
16 AZ トウキ・トゥサント RHP コーラルスプリング・クリスチャン高
17 KC ブランドン・フィネガン LHP テキサスクリスチャン大
18 WSH エリック・フェッド RHP ネバダ大ラスベガス分校
19 CIN ニック・ハワード RHP バージニア大
20 TB ケーシー・ギレスピー 1B ウィチカ州立大
21 CLE ブラッドリー・ジマー OF サンフランシスコ大
22 LAD グラント・ホルムズ RHP コンウェイ高
23 DET デレク・ヒル OF エルク・グローブ高
24 PIT コール・タッカー SS マウンテン・ポイント高
25 OAK マット・チャップマン 3B カリフォルニア州立大フラートン校
26 BOS マイケル・チャビス SS スプレーベリー・シニア高
27 STL ルーク・ウィーバー RHP フロリダ州立大
28 KC フォスター・グリフィン LHP ファーストアカデミー高
29 CIN アレックス・ブランディノ SS スタンフォード大
30 TEX ルイス・オルティズ RHP サンガー高
31 CLE ジャスタス・シェフィールド LHP トゥラホマ高
32 ATL ブラクストン・デビッドソン OF T.C.ロバーソン高
33 BOS マイケル・コペック RHP マウント・プレサント高
34 STL ジャック・フラハティ RHP ハーバード・ウェストレイク高
35 COL フォレスト・ウォール 2B オレンジウッド・クリスチャン高
36 MIA ブレーク・アンダーソン C ウェスト・ラウンダーデール高
37 HOU デレク・フィッシャー OF バージニア大
38 CLE マイク・パピ OF バージニア大
39 PIT コナー・ジョー OF サンディエゴ大
40 KC チェース・バロット C セントトーマス・モア高
41 MIL ジェーコブ・ゲートウッド SS クロビス高
42 HOU A.J.リード 1B ケンタッキー大
43 MIA ジャスティン・トワイス SS フォールスシティ高
44 CWS スペンサー・アダムス RHP ホワイトカウンティ高
45 CHC ジェーク・スティネット RHP メリーランド大
46 MIN ニック・バーディ RHP ルイスビル大
47 PHI マット・イムホフ LHP カリフォルニア州立ポリテック大
48 COL ライアン・カステラニ RHP ブロフィー・ジェスーツ高
49 TOR ショーン・リードフォーリー RHP サンダルウッド高
50 MIL モンテ・ハリソン OF リーズ・サミット・ウェスト高
51 SD マイケル・ゲッティーズ OF ゲインスビル高
52 SF アラミス・ガルシア C フロリダ・インターナショナル大
53 LAA ジョー・ガット RHP セント・オーガスティン高
54 AZ コディ・リード LHP アードモア高
55 NYY ジェーコブ・リンドレン LHP ミシシッピ州立大
56 KC スコット・ブレウェット RHP ベーカー高
57 WSH アンドリュー・スアレス LHP マイアミ大
58 CIN テイラー・スパークス 3B カリフォルニア州立大アーバイン高
59 TEX ティクアン・フォーブス SS コロンビア高
60 TB キャメロン・バーガ RHP シンシナティヒルズ・クリスチャン高

 

Text by Koichi MIYAZAKI
写真:https://www.flickr.com/photos/misschatter/3844320146/in/photolist-#

2014 Mock Draft:18〜34

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*18〜27位は1巡目指名&28〜34位は補償ラウンドA

 

 

18. ワシントン・ナショナルズ
ショーン・リード・フォーリー:サンダルウッド高:RHP

2013年6月のショーケースでは相対した6人全てからK。シーズンでも57.2IPで108Kと目立つパフォーマンスを示し、株を大きく伸ばしている。バランスに長けたトータルパッケージ型。コンスタントに92〜94マイルをマークするストレート&スライダー主体にゾーンをアグレッシブに攻める。左打者アウトゾーンへフェードするハイレベルなチェンジアップも示し、コマンドも安定している。6-3/208のフレームも申し分無く、ハイレベルなアスリート性でメカニクスをキープ出来る。

 

19. シンシナティ・レッズ
マイケル・コンフォート:オレゴン州立大:OF

アスリートの家系に生まれ、父マイクはフットボールの名門ペンシルバニア州立大のラインバッカー。シンクロナイズドスイミングをプレーした母トレーシーは1984年のロサンゼルス五輪で金メダル2個を得ている。アッパーカットのスイングはメジャーレベルで25ホーマークラスと目されるパワーを生み出し、ヒッティングセンス&アプローチもハイレベル。平均以下のスピード&アームからLFでのプレーに止まり、評価はバッティングに左右?トラビス・スナイダー(パイレーツ)と比べられる。

 

20. タンパベイ・レイズ
ルイス・オルティズ:サンガー高:RHP

コレック&トゥサントと並ぶ高校生RHPのプロスペクトも、故障で評価が下降。ポテンシャルは2人に並ぶモノを示し、スライダー&カーブの扱いは高校生RHPとしてドラフトクラスベストと評されている。ストレートはコンスタントに92マイルをマークし、スライダーをアウトピッチにした組み立て。カーブでタイミングを外すクレバーな側面も示している。2013年の18Uワールドカップでは日本との決勝を2IP/4K/1Rでゲームを締め括り、大会全体でも1勝&3セーブのパフォーマンスでMVP。

2014 Mock Draft:1~17

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*1~17位は1巡目指名

 

 

1. ヒューストン・アストロズ
カルロス・ロドン:ノースカロライナ州立大:LHP

今年の不調で少し評価は落としているが、それでもなお全体1位候補に挙げられる大学最高左腕。最速97マイルのファストボールと、投手が豊作な今年のドラフト候補の中でも最も高い評価を受けるスライダーのコンビネーションで右左の分け隔てなく打者を圧倒する。チェンジアップは発展途上だが、平均程度のポテンシャルを垣間見せている。現在コマンドに問題を露呈しているが、6フィート3&235ポンドの優れた体格も含め真のエースに必要な物を備えた逸材。

 

2. マイアミ・マーリンズ
タイラー・コレック:シェパード高:RHP

100マイルに達する剛速球を筆頭に、落差の大きいカーブ、ハイポテンシャルで鋭く曲がるスライダーとプレミアムなスタッフの持ち主。6フィート5&230ポンドと高校生ながら既に優れた体格を誇る。高いスリークォーターからプラス-プラスと言われるアームスピードで腕を振りぬく。まだ荒削りではあるが、エースへと成長する可能性を秘めている。

 

3. シカゴ・ホワイトソックス
ブレイディ・エイケン:カテドラル・カソリック高:LHP

今年に入って評価をうなぎ上りに上げている、非常に洗練されたストライクスロワー。球速が伸びたファストボールは最速97マイルに達し、コマンド良く投げ込むことができる。落差のあるカーブ、ファストボールと10マイル程球速差のあるチェンジアップで打者のバランスを崩して攻める。昨年台湾で開かれたU18のワールドカップでは、決勝で日本相手に7回を1失点、10個の三振を奪う好投でチームを優勝に導いている。