MLBの未来予測

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開幕延期した時間を使うには野球ファンはどうすれば良いのか

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MLB 10-19 PLAYER RANKING 10-1

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MLB 10-19 PLAYER RANKING 20-11

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MLB 10-19 PLAYER RANKING 30-21

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Category Archives: 2017年ドラフト

2017 Draft Review:ナショナル・リーグ西地区

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*順位:選手名:出身校:ポジション:身長/体重

 

  • アリゾナ・ダイヤモンドバックス

7;パビン・スミス:バージニア大学:1B:187cm/95kg

ボールの見極めが非常に上手いハイフロアーなタレント。大学では2年連続で三振数よりも四球数の方が多かった。コンタクトスキルに長けており、ハイアベレージを残すこともできる。コンタクト重視なためか、大きい体格にも関わらずパワーは1Bとしては若干物足りない。レンジが広く、捕球も上手いため守備では高評価を得ている。スピードは平凡だが、全く動けないわけではなく、元投手で肩も強いためRF転向も考えられている。

44;ドリュー・エリス:ルイビル大学:3B:190cm/86kg

コンパクトなスイングでボールを捉えて長打にするパワーが魅力。三振が多いが、その分四球を多く選ぶこともできる。ブレーキングボールへの対応が拙い点は気になるところ。打席以外では大きな体を上手く扱いきれておらず、スピードは平均以下。守備も上手くないため3Bから1Bへの転向が既定路線だろう。

68:ダルトン・バショー:ウィンスコンシン大学ミルウォーキー校:C:175cm/90kg

 父親もメジャーで活躍した打撃型C。今年になってよく四球を選べるようになり、出塁率が上昇。小柄ながらも筋肉が詰まった体から生み出されるパワーも平均以上。スピードはそれほど速いわけではないが、隙を見て次の塁を盗むという場面が見受けられる。問題は守備。ブロッキングは問題なくこなせるが、肩が致命的に弱く、盗塁阻止面では他のCと比べて遅れを取っている。

2017 Draft Review:アメリカン・リーグ西地区

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*順位:選手名:出身校:ポジション:身長/体重

  • ヒューストン・アストロズ

15:J.B.ブカウスカス:ノースカロライナ大学:RHP:182cm/88kg

90マイル中盤の沈む速球とハードスライダーで三振の山を築く剛腕。当初はあまり評価されてないなかったチェンジアップも徐々に改善されてきており、試合でも普通に使えるボールになっている。デリバリーは力感が強く、時折崩すことがあり、コントロールを乱す場面が目立つ。また、先発として投げるには少し体格が小さいのではないかという声もある。リリーフに回ったとしてもクローザーレベルの投手にはなれるだろう。

53:ジョー・ペレス:マッカーシー高校:3B:190cm/210kg

投手として最速90マイル後半もマークすることもあったが、今年は肩を痛めた上にトミー・ジョン手術も行ったためドラフトでは3Bとして指名された。打者としても優秀でシンプルなスイングから強烈なパワーを生み出すことができる。プロではまず投手としてプレーするが、術後の傷が癒えれば投手としてもプレーする可能性はあるだろう。

56:マーティン・コービン:テキサスA&M大学:187cm/90kg

最速98マイルのよく動く速球が最大の武器。先発として投げる場合は90~95マイル程度に球速が落ちるがそれでもムービングの質は変わらない。大きく曲がるカーブ、スライダー、チェンジアップといったブレーキングボールもクオリティが高く空振りを奪うには苦労しない。問題はコントロール。デリバリーに力が入りすぎていることが原因なのかは分からないが壊滅的なコントロールであるため、先発として投げるには厳しく、リリーバーとして使えるかも怪しいところ。

2017 Draft Review:ナショナル・リーグ中地区

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*順位:選手名:出身校:ポジション:身長/体重

  • シカゴ・カブス

27:ブレンドン・リトル:フロリダ州立大学:LHP:187cm/88kg

最速97マイルの速球と大きく曲がるカーブで大量の三振を奪う。カーブのクオリティは非常に高く、今ドラフトクラスの投手の中でも最高クラス。問題はサードピッチ。チェンジアップも投げるが、速球とカーブに比べると見劣りするため試合ではなかなか使いづらいボール。デリバリーはシンプルなため崩れることがなく、コマンドはいい。体格は先発として問題ないが、経験不足な点が懸念材料。

30:アレックス・ラング:ルイビル大学:RHP:193cm/90kg

大学でのワークアウトが功を奏し、高校時代から球速が4マイルほど速くなった大型投手。最速96マイルの速球と縦に割れるカーブのコンビネーションで三振を奪うピッチングスタイル。高校時代のベストピッチはチェンジアップだったが、大学時代は不安定で良い時と悪い時がはっきりしている。デリバリーは力感が強く、コントロールを乱す原因となっている。

67:コリー・アボット:ロヨラメリーマウント大学:RHP:185cm/95kg

昨年まで平凡な成績しか残せていなかったが、今年は完全試合も達成しブレイクを果たした。ブレイクの理由はノア・シンダーガード(NYM)のスライダーの握りを真似ると、スライダーのクオリティが格段に上がったから。これにより、課題だった空振りを奪うアウトピッチを手に入れることができた。速球のスピードが最速でも93マイルと球威不足な点は否めないが、独特なアングルから投げて打者のタイミングを取りづらくしている。 

2017 Draft Review:アメリカン・リーグ中地区

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*順位:選手名:出身校:ポジション:身長/体重

  • シカゴ・ホワイトソックス

 

11:ジェイク・バーガー:ミズーリ州立大学:3B:185cm/99kg

パワーは今ドラフトクラスの中でも1、2を争うスラッガー。強烈なバットスピードでボールを捉え、遠くへ飛ばすことができる。一方で変化球に対応できない脆さも見せており、三振の数が多くなることが予想される。スピードは皆無で、守備も改善されたと言われるが、それでも平均以下。特に、スローイングの不安定さはレギュラー3Bとしては厳しいものがあり将来1Bに転向することになっても誰も不思議には思わないだろう。

49:ギャビン・シーツ:ウェイクフォレスト大学:1B:193cm/104kg

元メジャーリーガーであるラリー・シーツの息子。大きな体格から生み出されるパワーが最大の魅力。今年はアプローチが改善され、三振数をそのままに四球を倍近く増やすことに成功。スイング自体もコンパクトに打者として洗練されつつある。打撃以外のツールは平凡で既に守れるポジションが1Bのみと1巡目指名のバーガーとは打席の左右が異なる以外、ほとんど同じタイプである。

87:ルイス・ゴンザレス:ニューメキシコ大学:185cm/86kg

打撃ではコンタクトスキルに長けており、三振が少ない。一方でしっかりとボールを見極めることもでき、高出塁率を期待できる。パワーは平均かそれ以下だが、ギャップを抜いた二塁打を打つことが上手く、長打が全くないわけではない。スピードも平均以上で、大学ではここ2年間盗塁失敗なしと盗塁も上手い。守備ではスピードを活かした広いレンジと強肩を持ちあわせており、CFを守らせるにあたって問題となるところはない。

2017 Draft Review:ナショナル・リーグ東地区

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*順位:選手名:出身校:ポジション:身長/体重

 

  • アトランタ・ブレーブス

5:カイル・ライト:バンダービルト大学:RHP:193cm/99kg

大学の3年間で体を大きくし90マイル中盤の速球を投げるようになった大型右腕。この速球にカーブ、スライダー、チェンジアップを組み合わせる。カーブ、スライダーは共に評価が高く、時折サイドハンド気味のアングルから投げるなどの工夫もしている。ストライクゾーンに投げこむコントロールは有しているが、細かいコマンドは持ち合わせていない。1試合を投げきるスタミナも持っている。

41:ドリュー・ウォーターズ:エトワ高校:OF:187cm/83kg

何でもこなすことができるハイフロアーなタレント。打席では優れたアプローチを見せ、出塁能力の高さが光る。パワーもまずまずでシーズン2桁HRをマークすることも不可能ではないだろう。スピードもあり、盗塁技術も悪くない。守備ではスピードを活かした広いレンジが持ち味。何でもこなすことができるが、それ以上はできないタイプであるため将来像は第4のOFか。

80:フレディ・ターノク:リバービュー高校:RHP:190cm/83kg

細身の体格ながらも最速97マイルの速球を投げ込むことができる。アウトピッチはスピンが利いたハードカーブ。チェンジアップも投げるが、こちらは発展途上。デリバリーは安定しており、コントロールも悪くない。体を大きくすることができれば、さらなる球速上昇も望めるだろう。野手としても優秀だったが、プロでは投手としてプレーするとのこと。