2018年HOF投票振り返り

            日本時間の25日今年の殿堂入り選手の発表が行われた。今年殿堂入りを果たした選手は4選手。投票率順にチッパー・ジョーンズ(97.2%)、ブ More »

アレックス・アンソポロスのブレーブス改革

            ブレーブスは11月13日に新たなGMとしてアレックス・アンソポロスを任命した。これは約3年間GMを務めたジョン・コッポレラの辞任を受けて More »

大谷翔平の移籍先が遂に決定、マイク・トラウトとの共演へ

              日米の野球ファン注目の大谷翔平の球団がついに決まった。日本時間の8日に発表が行われ、大谷が選択したのはロサンゼルス・エンゼ More »

スタントンがヤンキースへトレード、ジャッジと本塁打王コンビを結成へ

            日本時間の9日、遂にマイアミ・マーリンズのジャンカルロ・スタントンがトレードされた。移籍先はニューヨーク・ヤンキース。これによりアーロン More »

動く投手コーチ~選手以上に盛んな投手コーチの移籍市場とその背景~

                このオフのFA市場は非常に静かだ。この文章を執筆している時点ではレッドソックスからFAとなったダグ・フィスタ More »

 

Category Archives: トップスライドショー

スタントンがヤンキースへトレード、ジャッジと本塁打王コンビを結成へ

28624960726_680b5f74a9_z

 

 

 

 

 

 

日本時間の9日、遂にマイアミ・マーリンズのジャンカルロ・スタントンがトレードされた。移籍先はニューヨーク・ヤンキース。これによりアーロン・ジャッジとのホームラン王コンビが誕生した。

流れを振り返ると次のようになる。当初、スタントンの獲得レースはセントルイス・カージナルス、サンフランシスコ・ジャイアンツの2チームが一歩リードと見られており、大筋で合意の段階にまで達していた。しかし、スタントンは自身の持つトレード拒否権を行使し、ヒューストン・アストロズ、シカゴ・カブス、ロサンゼルス・ドジャース、そしてヤンキースの4チーム以外のチームへのトレードは認めない方針を固めた。振り出しに戻ったかに見えたスタントンのトレードだったが、事態は急速に進展する。ヤンキースが本腰を入れてスタントンにアプローチしたのだ。去年からコンタクトを取っていたという噂もあり、一気に現実味を帯びた。ドジャースもアプローチしていたが、エイドリアン・ゴンザレス、スコット・カズミア、ブランドン・マッカーシーのうちいずれかの選手を含めようとしていたため、破談となった。結果としてマーリンズは最優先事項であるサラリーダンプをしつつ、質の高いプロスペクトが得られるヤンキースをトレード相手として選んだ。

トレードの内容は次の通りになる。

ヤンキース獲得

・ジャンカルロ・スタントン(20年オフオプトアウト可)

・3000万ドル(スタントンがオプトアウトしなかった場合マーリンズから支払われる)

マーリンズ獲得

・スターリン・カストロ(19年オフFA)

・ホルヘ・グズマン(RHP/21)

・ホゼ・ディバース(SS/18)

グズマンはチーム内プロスペクトランキング9位のパワーピッチャー。ディバースはレッドソックスのラファエル・ディバースの従兄弟にあたる遊撃手。

 

 

これまでスタントンのトレード成立までの過程、内容を振り返ってきた。その年のMVPがトレードされたのはアレックス・ロドリゲス以来で、またしてもヤンキースが獲得した。賛否両論あるが、このトレードはチャンス・アダムス、クリント・フレイジャーらのトッププロスペクトを保護しつつ、スタントン程の選手を獲得出来たヤンキースの勝ちと言って良いだろう。一方マーリンズは負債を少しでも減らすため、またしても自チームの看板をトレードする形となってしまった。クリスチャン・イェリッチ、マーセル・オスーナもトレードする可能性もあり、今後の動きに注目する必要があるだろう。

 

Text by Ryoto Nobe

 

写真:https://www.flickr.com/photos/cornfarmer/28624960726/

動く投手コーチ~選手以上に盛んな投手コーチの移籍市場とその背景~

8670274938_2a1dec72d0_z

 

 

 

 

 

 

 

 

このオフのFA市場は非常に静かだ。この文章を執筆している時点ではレッドソックスからFAとなったダグ・フィスターがレンジャーズと契約しただけで他の選手は噂すらほとんど聞こえてこない。しかし意外な移籍市場が盛り上がっていた。それは投手コーチである。このオフは投手コーチの移籍が相次いだ。

2018年に新しい投手コーチを起用するチームはなんと全30球団のうち3分の1を超える11チームである。長年レイズで敏腕投手コーチとして評判だったジム・ヒッキーはかつての同僚であるジョー・マッドンが監督を務めるカブスに移籍した。ナショナルズとカージナルスはまるでお互いの投手コーチを交換するように、それぞれデレック・リリクイストとマイク・マダックスを新たな投手コーチとして迎えた。メッツはインディアンスで投手コーチを務めたミッキー・キャラウェイを監督として招集した。確かにこのオフは投手コーチの移籍が多いようだ。

今回はどうしてこのオフにこれほど多くの投手コーチが移籍しているのかを考察して、その特徴や移籍の背景を考えていきたい。

2017 NLCS Review LAD vs CHC

2777677822_d8be96b8f7_z

 

 

 

 

 

 

 

 

NLDS  : LAD 4-1 CHC

*Game部のリンクでゲームのRecapをチェック可。

Game1 LAD 5-2 CHC

勝;前田健太(1-0) 負;ヘクター・ロンドン(0-1) S;ケンリー・ジャンセン(1)

Game2 LAD 4-1 CHC

勝;ケンリー・ジャンセン(1-0) 負;ブライアン・ダンシング(0-1)

Game3 CHC 1-6 LAD

勝;ダルビッシュ有(1-0) 負;カイル・ヘンドリクス(0-1)

Game4 CHC 3-2 LAD

勝;ジェイク・アリエタ(1-0) 負;アレックス・ウッド(0-1) S;ウェイド・デービス(1)

Game5 LAD 11-1 CHC

勝;クレイトン・カーショウ(1-0) 負;ホセ・キンタナ(0-1)

 

年のNLCSは2年連続のワールドチャンピョンを目指すシカゴ・カブスとレギュラーシーズン103勝を記録し、NLDSではダイアモンドバックスをスウィープで下したロサンゼルス・ドジャースという昨年と同じ組み合わせ。この注目の組み合わせはNLDSの勢いそのままドジャースがカブスを難なく退け、去年の雪辱を果たした。

 

このシリーズの注目点とシリーズを通して活躍した選手をピックアップしていく。

 

注目点→ドジャースの総合力

このシリーズはNLDSと同様にドジャースの総合力の高さを見せつけられるようなシリーズとなった。ドジャースはチームの主力であるコーリー・シーガーが背中の怪我で離脱するなどシリーズ開幕前から不安の残るスタート。厳しい戦いになる事が予想されたが、離脱したシーガーの代わりにロスター入りしたチャーリー・カルバーソンを筆頭にチーム全体でシーガーの穴を埋め、勝利を重ねていった。シリーズ全体を通してシーガーの不在を感じせせられるような場面はなかったように思える。ここからは様々な面からドジャースの強さを分析していく。

まずは投手陣。投手陣はレギュラーシーズンでリーグトップの防御率を記録した前評判通りの活躍を見せた。先発陣は敗れた第4戦を除いた全ての試合で5回以上投げきり試合を作る活躍。リリーフ陣はポストシーズンからリリーフに転向している前田健太やクローザーのケンリー・ジャンセンを中心にシリーズを通して17イニングで被安打4、失点は0と完璧な内容で、カブス打線にまったく仕事をさせなかった。特に前田が回をまたいでの登板など慣れないリリーフで大車輪の活躍を見せたのはドジャースとしても大きかっただろう。一方のカブスのリリーフ陣は不調に陥り、先制しても終盤に失点を重ねてしまうなど敗因の一つとも言えるような状態であった。リリーフの優劣が勝敗に大きく影響する近年のポストシーズンを代表するようなシリーズであったように思える。