Tag Archives: アビサイル・ガルシア

2019 ALWC Review:TB vs OAK

2515421377_520a03b84f_c

 

 

 

 

 

 

 総年俸の低い球団対決として注目されたこの試合はレイズが勝利した。

TB 5 – 1 OAK

 

 レイズの先発はチームの勝ち頭のチャーリー・モートン(RHP)、アスレティックスは9月に復帰したばかりのショーン・マナエア(LHP)だった。

 

 試合は初回にレイズのヤンディ・ディアス(3B)の先頭打者ホームランで先制。マナエアはホームランこそ打たれたが、その後3者連続三振で乗り切って立ち直ったようにも見えた。

 しかし、2回表に先頭打者にヒットを許すとレイズのアビサイル・ガルシア(OF)に2ランホームランを浴びてしまう。

 3回表マナエアはディアスに2本目のホームランを献上したところで降板。2番手のユスメイロ・ペティート(RHP)がマウンドにあげる。レイズのリードは4点となる。その裏アスレティックスもラモン・ローレアーノ(OF)の犠牲フライで1点を返し踏み止まる。

 5回表レイズはトミー・ファム(OF)のソロホームランが飛び出し再び突き放す。

 

 対するレイズのモートンは5イニングを投げ被安打5、与えた四死球3と毎回ランナーを背負いながらも要所を締めてなんとか1失点で切り上げる綱渡りのような投球で後続のピッチャーに後を託す。

  6回以降は両チームの救援陣が奮闘し、両チームとも得点が入らずそのままレイズが5-1で勝利をおさめた。

 

所見

 レイズの得点が全てホームランで、また両チームとも三振が12個と粗さも目立ちホームラン or 三振という現代のMLBのトレンド最前線を見た感じだ。

 

 アスレティックスに関してはマナエアはホームラン2本を打たれたが2回0/3を投げて三振も5個取れており来年以降の復活に期待を覗かせた。期待の若手ヘスス・ルザルド(LHP)もプレーオフという大舞台でも物怖じせず、自慢の剛速球でヒット被安打1、三振4、無失点と大いにファンを楽しませてくれた。

 

 レイズはモートンが思いのほか安定してなかったが、それでも試合を作るという観点からはさすがであり、後を継いだブルペン投手も前評判通りのピッチング内容でアスレティックスの反撃を許さなかった。さすがブルペン王国レイズ‼︎

 

 普段のリングセントラル・コロシアム(オークランド・コロシアム)といえば閑古鳥が鳴いていて空席も目立つが、この日のリングセントラル・コロシアムは5万人以上のお客さんで埋め尽くされた。アスレティックスが優勢とも思われていただけに駆けつけたアスレティックスファンは失意のどん底であったろう。アスレティックススとしてもホームでの敗退は避けたかったはずだ。

 

 “お金の無い球団”と形容されがちなレイズとアスレティックス。しかし、限られた資金の中で上手くやりくりして、他の強豪球団と渡り合う姿はレイズファンやアスレティックスファンでなくとも応援したくなる。財政事情が苦しいのは今後も暫く続くかもしれないが、レイズはアストロズとの地区シリーズ、アスレティックスは来年以降の戦いに期待したいところだ。

 

Written by Eiji Kato

Photo link https://flic.kr/p/4Qhc96

2016 Team Preview: シカゴ・ホワイトソックス

5674645920_2e0053e755_z

 

 

 

 

 

 

 

*40人ロースターはリンクより参照
*SP横*マークはローテーション候補の意味を示す。

  • 本拠地:USセルラーフィールド

他の野球場と大きさを比較する→http://yakyujo.com/ml22/

 

広さ
レフト 100.6M
センター 121.9M
ライト 102.1M
フェンス高さ 2.4M
パークファクター平均*100
安打 95.3
ツーベース 87.3
スリーベース 83.3
HR 111.3
得点 90.4
  • 予想オーダー

1.アダム・イートン:CF
パワーをつけた俊足のリードオフマン。デビューした12年から2本→3本→1本だった本塁打が昨シーズン14本と激増。OBP.361と1番打者として優秀だったが、18盗塁だった盗塁数を増やせると更に上のリードオフマンとなるだろう。一方で守備は14年のDRS+11から-14と大幅に悪化、UZRも-10.2と停滞気味。

2.ブレット・ロウリー:2B
OAKからトレードで加入。08年ドラフト全体16位でMILに入団も伸び悩みが続くカナダ出身の26歳。昨シーズンはDLには入らずにシーズンを過ごせたが、28四球/144三振と壊滅敵なアプローチは直らず。16本塁打は自己最多も、OPSは.706と精彩を欠いた。守備でも2B/3Bの2ポジションで合計24失策。攻守でさらなる活躍が求められる。両腕の刺青が特徴的。

3.ホセ・アブレウ:1B
アルバート・プホルス(LAA)以来となるデビューから2年連続30HR&100RBIを達成したキューバの大砲。OPSは昨シーズンの.964→.850とダウン、打撃成績は全体的に前年を下回ったが、他の補強選手が軒並み不調でチームも下位に沈んだ中で、1人期待通りの働きを見せたと言って良いだろう。守備ではDRSが-10から+1へと向上を見せた。

4.トッド・フレイジャー:3B
LADを絡めた三角トレードでCINから移籍してきた長距離砲。昨シーズンはCINで開催されたオールスターのホームランダービーで優勝するほどのパワーの持ち主で、独特なフォームから打球をスタンドへ飛ばす。昨シーズンはOPS.806&自己最多の35HRに加えて13盗塁、DRS+6と走攻守すべてでチームに貢献した。不安は後半戦に調子を落としたことで、オールスター後の72試合で.220/.274/.390&10HRと不調だった。

5.メルキー・カブレラ:DH
ドミニカ出身、両打ちの中距離打者。12年には打率.346を記録したが、その年はPED使用が発覚した。移籍初年度の昨シーズンは.273/.314/.394&12HR、強肩ではあるがUZR-7.4と守備にも不安を残し、3年42Mの契約に見合う活躍だったとは言い難い。

6.アビサイル・ガルシア:RF
高い身体能力を誇る強肩強打の24歳。DET時代には出身が同じで体型が似ていることから「ミニ・ミギー(ミゲル・カブレラの愛称)」と呼ばれていた。身体能力は高いがプレーが粗く、OPS.675&13HR、36四球/141三振。守備も強肩を生かして17補殺を記録したもののDRS-11、UZR-6.2。攻守に安定感が欲しい。

7.タイラー・サラディーノ:SS
昨シーズン、メジャーデビューしたスピードと守備がウリの26歳。OPS.602&4HRと打撃では印象を残せなかったものの、守備では本職ではない3Bを守ってDRS+12と華麗な守備を披露。今季は本職のSSでLADから移籍のベテラン、ジミー・ロリンズとポジションを争う。

8.アレックス・アビラ:C
DETの元正捕手だったが怪我と不振、若手の台頭もあり実の父であるGMから再契約を見送られCWSに移籍。昨シーズンは67試合の出場にとどまり、AVG.191&4HRと自己最低の成績だった。まだ29歳と復活の可能性はある。左投手がさっぱり打てない。

9.オースティン・ジャクソン:LF
昨シーズンSEA/CHCの2球団でプレーした外野手。.267/.311/.385&9HR&17盗塁と平凡な成績で、OPSは2年連続の6割台。守備では、DRSは14年、15年どちらも-1だったが、UZRは-8.6から+7.2へと大幅に向上した。