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2017 Top 20 Prospects:ミネソタ・ツインズ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

1. スティーブン・ゴンサルベス:LHP
速球の球速は最速でも90マイル前半だが、ノビがあり球速以上に打ちづらいボール。デリバリーはデセプションに優れ、チェンジアップなどで緩急をつけることで球速がない分をカバーしている。このチェンジアップの評価は高く、右打者を苦にしない理由となっている。スライダーも投げるが、浮つくことが多くそれほど有効なボールではない。コントロールは平凡。

2. タイラー・ジェイ:LHP
最速95マイルのよく動く速球と大きく曲がるスライダーのコンビネーションの評価は高いが、スタミナに不安を残している。大学時代はほとんどリリーフとして投げており、プロ入り後先発したのは昨シーズンが初めて。試合中、投げるボールのクオリティが終盤まで維持できるか、シーズンを通してスタミナがもつかという不安材料を抱えている。コントロールは悪くはないが、コマンドは平凡。

3. アレックス・キリロフ:OF
16年ドラフト全体15位指名。一昨年のパーフェクトゲームのホームランダービーで優勝したパワーが魅力。並外れたバットスピードでどの方向にもHRを打つことができる。まだ19歳だが打席でリラックスしてボールを待つことができ、ボールの見極めもいい。昨シーズンは高卒ながら大卒の選手が集まるリーグで好成績を収めた。守備ではスピードが平均レベルだが、肩は強いためRFを守る。

4. フェルナンド・ロメロ:RHP
90マイル後半の速球をストライクゾーンに集めることができるハイシーリングなタレント。縦方向に変化するスライダーの評価も高く、速球と組み合わせて三振の山を築く。能力は申し分ないが、下半身を使わず腕だけで投げているようなデリバリーを不安視する声も多く、既にトミー・ジョン手術を受けた右肘に再びメスが入る可能性も低くない。

5. アダルベルト・メヒア:LHP
エデュアルド・ヌネス(SF)とのトレードで加入。90マイル前半の速球とスライダー、カーブ、チェンジアップのコンビネーション。変化球はいずれも平均かそれ以上の評価を受けている。ゆったりとしたデリバリーは試合の終盤まで崩れることは少なく、コマンドのよさにもつながっている。今シーズンはメジャーで先発5番手の枠を争うことになるだろう。

6. ニック・ゴードン:SS
コンタクトスキルに優れた小兵。コンパクトなスイングでフィールド全体を使った打撃をすることができる。非常に細身なためシーズン5HRを打てるかも怪しいところ。早打ちのため三振も四球も少ない。評価の高かった守備だが、イージーミスを犯したりと評価を下方修正するスカウトも少なくない。それでもフットワークと肩の強さは平均以上のためレギュラーSSになれる実力はあるだろう。スピードは平凡で昨シーズンの盗塁成功率は59%と低水準。

7. ダニエル・パルカ:OF
平均以上のパワーポテンシャルを持っているスラッガー。昨シーズンはAA-AAAで計34HRをマーク。その代償として空振りが非常に多く、特にブレーキングボールへの対応が全くできていない。大きく足を上げるスタンスで、すぐに重心を前へと移動させるためタイミングが狂いやすくなっている。スピードは平均程度で肩は強いためRFを守らせればそつなくこなすことはできる。

8. ルウィン・ディアズ:1B
規格外のパワーを持つハイシーリングなタレント。強烈なスイングでボールを引っ張り、長打を量産することができる。早打ちのため四球は少ないが、スイング自体はコンパクトなため三振も少ない。守備、走塁に関してはいずれも平均以下だが、それでも平均以上のレギュラークラスの選手になれるだろう。

9. ベン・ローベット:C
16年ドラフト2巡目指名。昨年のドラフトクラスの高校生Cの中では最も評価が高かったタレント。がっしりとした下半身に支えられたスイングで生み出されるパワーが魅力。守備では肩の強さやリリースの早さなど盗塁阻止の面では評価が高いが、ブロッキングやキャッチングなどはまだ未熟。将来像はブライアン・マッキャン(HOU)。

10. コール・スチュワート:RHP
2013年に大学のアメフトの奨学金を蹴ってドラフト全体4位指名でツインズに入団するも故障が多く、前評判の高さに見合った成績を残せていない。90マイル中盤の重く沈む速球でゴロを打たせるピッチングスタイル。スライダーやカーブといった変化球の評価も悪くはないが、奪三振は少ない。平凡なコントロールを改善することができれば先発4/5番手クラスの投手になれるだろう。

11. ミッチ・ガーバー:C
出塁率の高さとシーズン2桁HRをマークすることのできるパワーが魅力。打撃に関してはCとして平均かそれ以上の能力を持っているだろう。守備に関してはエネルギッシュなプレーや、配球で高評価を得ているが、ブロッキングやキャッチングなどは平凡。スピードは皆無。

12. トラビス・ブランケンホーン:3B
ヒッティングスキルが高く、昨シーズンはRk-Aで打率.293をマーク。早打ちのため四球が少なく、出塁率の低さが気になるところ。パワーは平均かそれ以下で、シーズン2桁HRをマークできるかどうかは微妙なところ。守備は上手くなく、2B/3B/1B/LFを転々としている。どのポジションも最低限は守れるため将来はユーティリティプレイヤーとして活躍することになるだろう。

13. アキル・バドゥー:OF
非常に小柄ながらも筋肉をしっかりとつけており、パワーは平均並にはあるだろう。無駄が少ないスイングで的確にボールを捉えることができる。スピードも平均以上で将来は20盗塁をマークすることも可能。問題はそのスピードを活かせていないこと。走塁では判断ミスが多く、守備では打球反応の悪さからレンジが限られてしまい肩の弱さと相まって将来はLFに収まることになりそう。

14. J.T.シャグワ:RHP
サイド気味のアングルから投げる最速100マイルの速球が武器のリリーフプロスペクト。80マイル後半のスライダーもキレがあり、アウトピッチとしては非常に優秀なボール。チェンジアップのクオリティが低く緩急が使えず左打者攻略に若干の不安を抱える。ストライクゾーンに集めるだけのコントロールはあるが、コマンドはアバウトなため改善が必要だろう。

15. ラモンテ・ウェイド:OF
コンタクトスキルが高く、プロ入り後2年間はハイアベレージを残している。コンパクトなスイングでボールまで最短距離でバットを出すことができている。パワーは平均以下で、2桁HRを打てるかは怪しいがギャップを抜いて二塁打を打つ分には問題ないだろう。スピードは平均以上だが積極的に盗塁を仕掛けるタイプではない。肩が弱いためLFを守ることが多い。

16. ザンダー・ウィール:1B
平均以上のパワーツールがウリのスラッガー。昨シーズンはAで19HRをマーク。足を上げてタイミングを計り、強烈なスイングでボールをスタンドへと運ぶことができる。四球が多く、出塁率は打率に比べて悪くはないが、三振の数は非常に多い。守れるポジションは1Bのみ。ハードワーカーでAのチームの監督からもその姿勢を認められている。 

17. ワンダー・ハビアー:SS
粗っぽいが素材の高さが光るハイシーリングなタレント。コンタクトスキルに脆さを見せるが、徐々に筋肉つけてきており、将来的にはシーズン15HRをマークすることも不可能ではない。スピードも平均以上でSSを守れるレンジの広さを有している。肩の強さも問題なく、メジャーでもSSを務めることができるだろう。

18. フェリックス・ホルヘ:RHP
90マイル前半の速球とカーブ、チェンジアップのコンビネーション。真上から投げ下ろすようなデリバリーは力感がなく、試合終盤まで崩れることが少ないためコントロールのよさにつながっている。スライダー、チェンジアップといった変化球の評価は悪くはないが、空振りが奪えず奪三振は少ない。実力は先発5番手クラス。 

19. フアスカー・イノア:RHP
マイケル・イノア(CHW)の弟。兄ほど体格は大きくないがコントロールがよく、兄と違い先発として投げることができる可能性がある。速球は90マイル前半程度だが、よく動き球速以上に打ちづらいボール。 変化球のクオリティはまだまだだが、カーブ、チェンジアップの2球種は今後使えるボールになりそうである。

20. ルイス・ソープ:LHP
トミー・ジョン手術のリハビリのため2年連続で登板なしに終わった。健康ならば90マイル前半のよく動く速球とカーブ、チェンジアップといったブレーキングボールで緩急をつけ三振を多く奪うピッチングができる。小柄でデリバリーも肘に負担の大きいもののため耐久性に不安が残る。

 

Text by Ookaya Ryota
写真: https://flic.kr/p/v7znP1

2016 Draft Review:アメリカン・リーグ中地区

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シカゴ・ホワイトソックス 2016ドラフトまとめ 
クリーブランド・インディアンズ 2016ドラフトまとめ
デトロイト・タイガース 2016ドラフトまとめ
カンザスシティ・ロイヤルズ 2016ドラフトまとめ
ミネソタ・ツインズ 2016ドラフトまとめ

*順位:選手名:出身校:ポジション:身長/体重

  • シカゴ・ホワイトソックス

10:ザック・コリンズ:マイアミ大学:C/1B:195cm/99kg

とてつもないバットスピードで長打を量産するスラッガー。相手が勝負を避けて四球になることも多いが、元来持っている選球眼もよく自分の打てる球を待ってしっかりと捉えることができる。最低でもメジャーでシーズン20本塁打を打つことができるだろう。打撃では心配される点は少ないが、守備では課題が多い。肩が強くないためなかなか盗塁を刺せず、プレート付近での動きも鈍い。ブロッキングは平均程度にはこなせるが全体としての評価はマイナスになる。ただ、本人はCの練習に意欲的に取り組んでおり、特にフレーミングに重点を置いているようでそこに関しては自信をのぞかせている。Cに留まることがベストだが、1Bに移ったとしてもオールスターの常連になれるだろう。

26:ザック・バーディ:ルイビル大学:RHP:190cm/95kg

兄のニック・バーディ(MIN)と同じく最速10oマイル以上のボールを投げ込む剛腕。真横に滑るように曲がるスライダーと90マイルのチェンジアップもハイクオリティな球種であり、どの球種でも空振りを奪える。コントロールも悪くなく、デリバリーもスムーズで力感が少ないため今シーズンは大学で先発に回るといわれていたが結局リリーフに回っている。プロ入り後は先発に回る可能性もあるが、リリーフとしてならすぐにでもメジャーに昇格できるだろう。

49:アレク・ハンセン:オクラホマ大学:RHP:200cm/107kg

常時90マイル中盤から後半の沈むストレートに、タイミングを外すのに有効なスライダー、カーブ、チェンジアップもクオリティの高い球種だが、デリバリーの不安定さからくるコントロールの悪さが全てを台無しにしている。先発として成功するにはデリバリーの矯正が必要となってくるだろう。また、昨夏に腕を痛めシャットダウンされた健康面でも不安を残している。ハイリスクだがその分アップサイドは天井知らずのタレントであることは間違いない。

 

2016 Draft Quick Look

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メジャーリーグでは現地9日より2016年ドラフトがスタートし、同日には計77人が指名を受けた。以下にはその結果をリスト形式で整理する。選手横の#数字は当サイトのモック順位を表す。

2016ドラフト:1~77位指名
順位 チーム 選手名   ポジション 出身校
1 PHI ミッキー・モニアック #11   OF ラコスタキャニオン高
2 CIN ニック・センゼル #6   3B/2B テネシー大
3 ATL イアン・アンダーソン #20   RHP シェネンデホワ高
4 COL ライリー・パイント #7   RHP セント・トマス・アキナス高
5 MIL コリー・レイ #3   OF ルイスビル大
6 OAK A.J.パク #4   LHP マイアミ大
7 MIA ブラクストン・ギャレット #24   LHP フローレンス高
8 SD カル・クオントリル #21   RHP スタンフォード大
9 DET マット・マニング #27   RHP シェルダン高
10 CHW ザック・コリンズ #13   C フロリダ大
11 SEA カイル・ルイス #8   OF マーサー大
12 BOS ジェイソン・グルーム #1   LHP バーニガット高
13 TB ジョシュ・ロウ #14   3B/RHP ポープ高
14 CLE ウィル・ベンソン    OF ウェストミンスター高
15 MIN アレックス・キリロフ #19   OF プラム高
16 LAA マット・サイス #40   C バージニア大
17 HOU フォレスト・ウィットリー #17   RHP アラモ・ハイツ高
18 NYY ブレイク・ラザフォード #5   OF チャミナンデ大付属高
19 NYM ジャスティン・ダン    RHP ボストン大
20 LAD ギャビン・ラックス   SS インディアン・トレイルアカデミー
21 TOR T.J.ズーク #30   RHP ピッツバーグ大
22 PIT ウィル・クレイグ #23   RHP ウェークフォレスト大
23 STL デルビン・ペレス #2   SS インターナショナルベースボールアカデミー
24 SD ハドソン・サンチェス    3B キャロル高
25 SD エリック・ラウアー #18   LHP ケント大
26 CHW ザック・バーディ #35   RHP ルイスビル大
27 BAL コディ・セドロック #33   RHP イリノイ大
28 WSH カーター・キーブーム    3B/2B ウォルトン高
29 WSH デーン・ダニング   RHP フロリダ大
30 TEX コール・レーゲンズ   LHP ノース・フロリダ・クリスチャン高
31 NYM アンソニー・ケイ   LHP コネチカット大
32 LAD ウィル・スミス   C ルイスビル大
33 STL ディラン・カールソン   OF エルクグローブ高
34 STL ダコタ・ハドソン #9   RHP ミシシッピ州立大
35 CIN テイラー・トラメル   OF マウント・パラン・クリスチャン高
36 LAD ジョーダン・シェフィールド   RHP バンダービルト大
37 OAK ドルトン・ジェフェリーズ #16   RHP カリフォルニア大
38 COL ロバート・タイラー    RHP ジョージア大
39 ARI アンファニー・グリアー    OF アーバーン大
40 ATL ジョーイ・ウェンツ #12   LHP ショウニー・ミッション・イースト高
41 PIT ニック・ラドロ   LHP ダミアン高
42 PHI ケビン・ゴウディ    RHP サンタバーバラ高
43 CIN クリス・オーキー #26   C クレムゾン大
44 ATL カイル・マラー #34   LHP シーサイット・ダラス高
45 COL ベン・ボウデン    LHP バンダービルト大
46 MIL ルーカス・アーシズ   3B メンロ大
47 OAK ローガン・ショア #15   RHP フロリダ大
48 SD バディー・リード #22   OF フロリダ大
49 CHW アレク・ハンセン   RHP オクラホマ大
50 SEA ジョー・リゾー    3B オークトン高
51 BOS CJ.キャッサム   SS フロリダ・アトランティック大
52 ARI アンディ・ヤージー   C ヨーク・ミルズ大付属高
53 TB ライアン・ボルト   OF ネブラスカ大
54 BAL キーガン・エイケン   LHP ウェストミシガン大
55 CLE ノーラン・ジョーンズ #32   3B/SS ホーリー・ゴースト高
56 MIN ベン・ローベット   C ベローナエリア高
57 TOR J.B.ウッドマン   OF ミシシッピ大
58 WSH シェルダン・ノイズ   SS オクラホマ大
59 SF ブライアン・レイノルズ #25   OF バンダービルト大
60 LAA ブレンダン・マーシュ   OF バフォード高
61 HOU  ロニー・ドーソン    OF  オハイオ州立大
62 NYY  ニック・ソラク    2B  ルイスビル大
63 TEX  アレックス・スピース #31    RHP  マッキーチャン高
64 NYM  ピート・アロンゾ    1B  フロリダ大
65 LAD  ホワイト・ミッチェル    RHP  サンタクララ大
66 TOR  ボー・ビシェッテ    2B/3B  レイクウッド高
67 KC  AJ.パケット    RHP  ペッパーダイン大
68 PIT  トラビス・マクレガー    RHP  イーストレイク高
69 BAL  マシアス・ディーツ    RHP  ジョン.A.ローガン大
70 STL  コナー・ジョーンズ    RHP  バージニア大
71 SD  レジー・ローソン    RHP  ビクター・バレー・シニア高
72 CLE  ローガン・アイス    C  オレゴン州立大
73 MIN  ホセ・ミランダ    SS  リーダーシップ・クリスチャン・アカデミー
74 MIN  アキ・バドゥー    OF  セイラム高
75 MIL  マリオ・フェリシアーノ    C  カルロス・ベルトラン・ベースボールアカデミー
76 ATL  ブレット・カンバーランド    C  カリフォルニア大
77 TB  ジェイク・フレリー    OF  ルイジアナ州立大

 次ページでドラフト1日目の総評を行う。

2016 Mock Draft:1~20

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 *1~20位は1巡目指名

 

 1.フィラデルフィア・フィリーズ
ジェイソン・グルーム:LHP バーニガット高校

全体1位指名が予想される高校生左腕。6フィート6(198cm)の恵まれた体格から90マイル中盤のストレート、カーブ、チェンジアップを繰り出す、カーショウ(LAD)とも比較される逸材。フロリダのIMGアカデミーに入学するも、ホームシックになってしまった過去がある。 今シーズン、4月には打者21人に対し19個の三振を奪いノーヒッターを達成するなど、圧巻のピッチングを見せた。地元から近いフィリーズからの1位指名が有力か。

2.シンシナティ・レッズ
デルビン・ペレス:SS インターナショナル・ベースボール・アカデミー

今ドラフト最高クラスのディフェンダーとも言われるプエルトリカン。並外れたスピード、打球反応から守備範囲は非常に広く、93マイルを計測したこともある強肩も持ち合わせており、長くショートに留まることができると言われている。打撃面では、パワーツールが乏しいが、それは6フィート3(193cm)ながら165ポンド(75kg)の細身によるもの。速いバットスピードと優れたコンタクト能力から、ポテンシャルは十分にある。

3.アトランタ・ブレーブス
コリー・レイ:OF ルイスビル大学

今ドラフトナンバーワンの5ツール外野手。今シーズンはここまで49試合に出場し、.325/.395/.593のスラッシュラインを記録。着実にレベルアップを果たしており、ホームランもすでに昨年の11本を抜く13本を放っている。スピードツールも素晴らしく、ここまで35盗塁を決め成功率は100%。大学では主にライトを守っているが、センターを守れる能力も十分ある。

 

2016 MLB Draft Pre-Ranking 31~50

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2016年度のMLBドラフト候補生を評価することが、本ランキングの目的である。計50名のドラフト候補生を簡易なレポートと共に読み解いていこう。

1~10/11~30/31~50

31. ケビン・ゴウディ:RHP サンタバーバラ高校 コミットメント:カリフォルニア大学

高校生投手の中ではかなりレベルの高いコマンドを持つタレント。速球は90マイル前半程度だがスライダー、チェンジアップのブレーキングボールの評価は高く、特にチェンジアップは高校生投手の中でも随一とも。6フィート4たるフレームで、アップサイドも十分。

32. マット・サイス:C  バージニア大学

ブライアン・マッキャン(NYY)とも比較される左打ちのC。身長はマッキャンに比べると5フィート11とかなり小柄だが、パワーポテンシャルは平均以上で見た目以上にパンチ力がある。アプローチにも優れており、四球数の方が三振数よりも多い。守備は特別上手いというわけではないが下手でもない。

33. カイル・ファンクハウザー:RHP ルイスビル大学

今年ロサンゼルス・ドジャースに指名されたものの、契約金などで折り合いがつかず大学に残ることとなった。契約には至らなかったが実力は十分で、常時90マイル中盤の速球とスライダーで三振の山を築くピッチングスタイル。コントロールの悪さとアップサイドの乏しさがネックか。

34. エリック・ラウアー:LHP ケント州立大学

コントロールのよさがウリのハイフロアーなサウスポー。速球は90マイル前半が最速だが、スライダー、チェンジアップ、カーブのクオリティはどれも高く、しっかりとストライクゾーンに投げこむことができる。故障のリスクが低いところも評価に値するポイント。

35. ブラクストン・ギャレット:LHP フローレンス高校 コミットメント:バンダービルト大学

ハイシーリングなサウスポーで、速球は90マイル前半だがこれからより速くなることが期待される。今年の夏に行われたU-18の大会で日本代表をきりきり舞いにさせていたカーブは非常に高い評価を得ており現時点でもかなりレベルの高い代物。クリーンでボールの出どころを見えづらくさせているデリバリーも高評価。

36. クリス・オーケイ:C クレムゾン大学

ソリッドな守備とパンチ力のある打撃がウリのC。長打力はCにしては平均以上だが、コンタクト能力はイマイチで打率はそれほど伸びないとも。肩は強く、キャッチングとスローイングもまずまず。スピードはないが、Cというポジションなので大きなマイナスにはならない。シーリングはレギュラークラスとの見込み。

37. マット・クロハン:LHP ウィンスロップ大学

最速97マイルの速球が武器の大型サウスポー。80マイル前半のスライダーとチェンジアップのコンビネーションは同じく無名大学出身のショーン・ニューカム(ATL)とも比較される。コマンドも悪くなく、がっしりとしたフレームで、メジャーでも長くローテーションを守ることが可能。

38. アレックス・スピアーズ:RHP マキーチャン高校 コミットメント:アーバーン大学

トゥキ・トゥサント(ATL)とも比較されるハイシーリングなタレント。既に速球は最速97マイルを計測しており、190ポンドの体重をより増やせば、今以上の速さを計測するだろう。変化球はカーブに高い評価を得ているがそのあとに続く変化球がない。コントロールもいいとは言えず、上手く成長すればエース級の逸材だが、リリーバーに収まる可能性も。

39. ザック・リンギンフェルター:RHP セビアーカウンティ高校 コミットメント:テネシー大学

6フィート5、225ポンドのフレームの持ち主。90マイル前半の非常にノビのあるフォーシームとツーシーム、80マイル前半のハードスライダーのコンビネーションで打者を打ち取る。デリバリーもクリーンでストライクを取ることに苦労しない。先発としてはスタミナ不足なところが懸念材料。

40. ブランドン・マキルウェイン:OF カウンシルロックノース高校 コミットメント:サウスカロライナ大学

以前はアメリカンフットボールに専念していたが、今年の夏に自信に野球の才能があることを知り2足のわらじを履くことにしたアスリート。5フィート11ながらもスピードとパワーは平均以上。守備でも野球経験の浅さを感じさせない動きをCFで見せていた。アメリカンフットボールか野球かどちらを続けるかはまだ決めておらず、大学に進学する可能性は高い。

41. ライアン・ボルト:OF ネブラスカ大学

広角にラインドライブを放つアベレージヒッター。ブライアン・レイノルズとヒッティングでは甲乙つけがたいがパワーで劣る。しかし、212ポンドと体格は大柄で、今年ボストン・レッドソックスに指名されたアンドリュー・ベニンテンディのように、来年突如としてパワーポテンシャルが開花するのではと期待する声もある。守備はレンジは広いが肩は弱くLF向き。

42. マット・マニング:RHP シェルダン高校 コミットメント:ロヨラメリウーマウント大学

元NBAプレイヤーを父親に持つ6フィート7のアスリート。スリークォーターのアングルから90マイル前半の沈む速球が最大の武器。高校生ながらこの速球を低めのストライクゾーンに集めるコントロールも持ち合わせている。使える変化球がカーブしかないところが玉に瑕。

43. ザック・バーディ:RHP ルイスビル大学

ニック・バーディ(MIN)の弟で兄と同じくスピードボーラー。ニックほど頻繁にではないが100マイル以上を計測することもある速球とスライダーのコンビネーションのレベルは高い。デリバリーもクリーンでコントロールも悪くない。今年まで兄と同じリリーバーだったが、来年からは先発に挑戦する。上手くいけば全体20位以内に指名される可能性もある。

44. ボー・ビシェット:2B /3B  レイクウッド高校 コミットメント:アリゾナ州立大学

引退した元メジャーリーガーのダンテ・ビシェットの息子。父親と同じくバットを高く構えるのが特徴で、一見すると奇妙な構えに見えるがバットスピードは速く、ヒッティングもパワーも平均以上。フィールド全体に打ち分けたり、じっくりとボールを選んだりと高校生離れしたアプローチも魅力。元々守っていたSSから2B、3Bに転向したが動きは悪くなく肩も強い。

45. レジー・ローソン:RHP ビクターバレー高校 コミットメント:アリゾナ州立大学

6フィート4たるフレームを持つハイシーリングなアスリート。90マイル前半の速球は今後より早くなることが見込まれており、滑り落ちるカーブも高評価。デリバリーにも余計な力が入っておらず、矯正の必要はない。コントロールも向上の一途をたどっている。

46. ロバート・タイラー:RHP ジョージア大学

最速100マイルも計測した威力のある動く速球が最大の武器の大型投手。チェンジアップで緩急をつけて打者から空振りを奪うことも容易にしてみせる。デリバリーが不安定でコントロールが安定しないところと毎年どこかを痛めてシーズンを通して活躍できていないことから将来はリリーバー転向が濃厚。

47. シェーン・マーフィー:C ライト州立大学

6フィート3、215ポンドと非常に大柄な体格ながらも動きは俊敏でブロッキングの能力も高い。肩も強く、送球までの早さも長くCとして守るには十分。守備ではクリス・オーケイやマット・サイスよりもレベルは上。打撃では2人にパワーで劣るもののヒッティングツールはレギュラーとしてやっていくには十分。アプローチも悪くない。

48. アレックス・キリロフ:1B/OF

シンプルなメカニクスからずば抜けたバットスピードを生み出すヒッティングプロスペクト。今年の夏に行われたパーフェクトゲームのホームランダービーで優勝したパワーも魅力。打席で非常にリラックスして自分の打ちたいボールを待てるメンタルを有している。スピードと肩は平均以上でそれまで守っていた1BからOFに転向する予定。

49. ダコタ・ハドソン:RHP ミシシッピ州立大学

今年の夏のケープコードリーグで評価を上げた6フィート5たるフレームを持つ先発投手。90マイル中盤の速球と90マイル前半のカットボールにブレーキングボールを交えて三振を奪うピッチングスタイル。長くコントロールに苦しんでいたがそれも改善傾向にあり、この傾向が続けばローテーション3番手クラスか。

50. ローガン・ショア:RHP フロリダ大学

速球は90マイル前半程度だが卓越したコマンドでそれをカバーする技巧派。チェンジアップは高い評価を得ており、”アンヒッタブル”と称する声も。ただ、K/9の数値は低く、支配的なピッチングをすることはできない。チェンジアップ以外の変化球がイマイチなのもマインスポイント。

 

Text by Ryota Ookaya
写真 : https://flic.kr/p/a5jjLX