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2018 Team Preview:ボルチモア・オリオールズ

*40人ロースターはリンクより参照
*SP横*マークはローテーション候補の意を示す
- 本拠地:オリオールパーク・アット・カムデンヤーズ
レフト | 101.5m |
センター | 121.9m |
ライト | 96.9m |
フェンス高さ | 2.1~7.6m |
安打 | 103.4 |
ツーベース | 91.8 |
スリーベース | 70.6 |
HR | 123.6 |
得点 | 102.6 |
- 予想オーダー
1.クリス・デービス:1B
300本塁打が間近に迫ったスラッガー。開幕戦ではリードオフマンとして出場した。15年から3年連続でOPSが低下(.923→.792→.732)。またBB/K=0.31は12年の0.22に次ぐ低水準だが、BB%=11.6と四球は多かっただけに、フリースインガーの多い打線で頑張りたい。
2.マニー・マチャド:SS
メジャー昇格以降は3Bとしてプレーしていたが、今年はSSに再転向。3年連続30本塁打を継続したものの、昨年はOPS+=107と平凡な成績に終わった。守備はDRS=6、UZR=4.7。オフのFAの目玉の1人であり、チーム状況を踏まえればシーズン中の放出が濃厚である。
3.ジョナサン・スコープ:2B
昨年はキャリアハイとなる32本塁打に.293/.338/.503。尚、自身が持つ2Bの球団年間本塁打記録を再更新し、その活躍でASに初選出。2B通算DRS=5、UZR=-3.0と守備はまずまず。四球が少ないフリースインガーであり、通算K%=22.6、BB/K=0.16とアプローチは悪い。
4.アダム・ジョーンズ:CF
7年連続25本塁打を継続しているベテランCF。全盛期はリーグ指折りのCFの1人だったが、成績は下り坂に差し掛かっている。6年総額$85.6Mの契約最終年であり、ジョーイ・リカード(OF)が後釜として控えている。通算BB/K=0.24と積極的なアプローチでプルヒッター。守備はCF通算DRS=-15、UZR=-34.3。昨年は何と言っても人種差別問題で注目を集めた。
5.トレイ・マンシーニ:LF
17年にメジャー定着を果たし、24本塁打/打率.293/OPS.826という成績で新人王投票では3位になった。広角に打ち分けるバッティングでFB%=29.6と然程高くない。LFとしては729.1イニングでDRS=-1、UZR=-3.9を記録。1BやDHで起用したいが両方共埋まっており、トランボが退団したとしてもサンテンダー(OF)がDH濃厚であるため、LF守備を磨きたい。
6.ティム・ベッカム:3B
08年の全体1位指名選手。アプローチに難があり、マイナーを通じてBB/Kの値が悪い。またプルヒッター。SS守備は可もなく不可もなくと言った所で、守備範囲の評価がやや高い。18年からはマチャドと守備位置を入れ替えることとなった。マチャド(SS)放出が濃厚であるため、18年もパワーを発揮できれば今後のキャリアは明るいものとなるだろう。
7.マーク・トランボ:DH
正念場となる18年は開幕をDLで迎えた。復帰後はアンソニー・サンテンダー(OF)とDH枠を争うことになりそうだ。16年は47本塁打/wRC+=125/WAR2.2を記録するも、17年は23本塁打/wRC+=80/WAR-1.2。ただ14年も低調であり、好不調の可能性もある。
8.クレイグ・ジェントリー:RF
コルビー・ラスマス(OF)やリカード、オースティン・ヘイズ(RF)がライバルとなる厳しいシーズンとなる。四球も三振も少ない早打ちであり、センター方向へのゴロ性のヒットやバントが多い。走塁指標は下降気味。守備はOF通算DRS=49、UZR=42.4と良い。
9.チャンス・シスコ:C
ジョー・マウアー(MIN)のような巧打型捕手。マウアーと比較するとスケールダウンするものの、アベレージ・アプローチ共にハイレベル。オリオールズ打線にとっては貴重な巧打型であり得点力の向上に期待したい。Cとしてはアームが弱いものの、1BやDHを任せるにはパワー不足であるため、大成するにはアーム以外のフィールディング技術を磨きたい。
2017 Team Preview:タンパベイ・レイズ

*40人ロースターはリンクより参照
*SP横*マークはローテーション候補の意を示す
本拠地:トロピカーナ・フィールド
レフト | 96.0m |
センター | 123.1m |
ライト | 98.1m |
フェンス高さ | 2.9~3.4m |
安打 | 90.1 |
ツーベース | 86.1 |
スリーベース | 95.2 |
HR | 87.7 |
得点 |
88.9 |
・予想オーダー
1.コーリー・ディッカーソン:DH
自己最多タイの24HRを放ったが、打率.245や出塁率.293は自己最低でやや確実性に欠けた。24HR中22HRが右投手から放ったもので、対右投手OPS.807に比べ、左投手に対してはOPS.589と左投手が苦手。
2.ケビン・キアマイアー:CF
球界が誇る外野守備の名手。15年に残したDRS+42、UZR+30.0という圧倒的な数字からわかるように強肩で守備範囲も広い。16年は105試合の出場にとどまったがDRS+25、UZR+12.3と相変わらずの鉄壁っぷりだった。OPS.741&12HRだった打撃を向上させたい。
3.エバン・ロンゴリア:3B
06年のドラフト以来TB一筋、オールスター3度のスター選手で、名実ともにチームの顔。昨季はOPS.840に自己最多の36HRと長打力を発揮した。36HRのうち34HRが右投手から放ったもので偏りが大きかった。今季もチームを引っ張る活躍を。
4.ブラッド・ミラー:2B
SEAでイマイチ活躍できなかったSSが、TBに移籍した昨季、突如パワーが開花し30HRを放つ1Bへと生まれ変わった。13年から15年までの3年間で合計29HRだったのが、1年でそれを越える30本塁打を放つことになった。昨季はSSから1Bに転向したが、今季は2Bに挑戦。バットは素手で握る。
5.スティーブン・スーザJr:RF
パワーが魅力の27歳。14年にはWSHの傘下3AでMVPを獲得し期待された。15年にTBに来てからはパワーこそ発揮しているものの、期待が高かっただけに物足りなさも感じる。課題は三振の多さで、昨季は120試合出場で159三振。怪我なくプレーし、最低でも20HRは越えたいところ。
6.ローガン・モリソン:2B
オフにFAになるも結局1年250万ドルで再契約。毎年.250を超えない程度の打率と2桁本塁打といった具合の成績で、もう一段階上の成績を残したいところ。12年まではLFをメインとしていたが、13年からは1Bがメイン。1Bとしてはやはり打撃力が物足りない。
7.ティム・ベッカム:SS
08年の全体1位指名選手。主に二遊間を守り昨季は64試合に出場。27歳となり、そろそろ結果を残しレギュラーを奪いたいところ。同じSSのライバル、マット・ダフィーが故障で出遅れアピールのチャンスではあるが、同じくSSの23歳若手有望株ダニエル・ロバートソンも開幕ロスター入りする模様で、うかうかしていられない。
8.デレク・ノリス:C
正捕手候補として獲得したウィルソン・ラモスが故障し開幕に間に合わないため3月に急遽獲得。SDの正捕手だったが、昨季は打率.186と大不振。打撃の復活と守備面での貢献に期待がかかる。
9.マレックス・スミス:LF
スピードが売りの期待の23歳。昨季はATLで72試合に出場し16盗塁をマーク。1月にATLからSEAを経てTBへとトレードされてきた。14年には1Aと1A+で合わせて88盗塁を記録した。打撃、特に昨季50打数4安打、打率.080に終わった左投手への打撃の改善が急務。