Tag Archives: アレックス・レイエス
2017 Top 100 Prospects

*レポートはチーム別リストを参照。
ランク | 選手名 | チーム名 | ポジション |
1 | ジェイソン・グルーム | BOS | LHP |
2 | アンドリュー・ベニンテンディ | BOS | OF |
3 | ブレンダン・ロジャース | COL | SS |
4 | ヨアン・モンカダ | CHW | 2B |
5 | ルーカス・ジオリト | CHW | RHP |
6 | ブレント・ハニーウェル | TB | RHP |
7 | イアン・ハップ | CHC | OF |
8 | コディ・ベリンジャー | LAD | 1B |
9 | ジョシュ・ヘイダー | MIL | LHP |
10 | エロイ・ヒメネス | CHC | OF |
11 | フランクリン・バレット | OAK | SS |
12 | ニック・センゼル | CIN | 3B |
13 | フランシス・マーテス | HOU | RHP |
14 | ラファエル・ディバース | BOS | 3B |
15 | アレックス・レイエス | STL | RHP |
16 |
ダンズビー・スワンソン | ATL | SS |
17 | ルイス・ブリンソン | MIL | OF |
18 | ホセ・デレオン | TB | RHP |
19 | クリント・フレイジャー | NYY | OF |
20 | エリック・フェッディ | WSH | RHP |
21 | コルビー・アラード | ATL | LHP |
22 | ビクター・ロブレス | WSH | OF |
23 | ウィリー・アダムス | TB | SS |
24 | ハンター・レンフロー | SD | OF |
25 | アレックス・バードューゴ | LAD | OF |
26 | オースティン・メドウズ | PIT | OF |
27 | タイラー・グラスノー | PIT | RHP |
28 | ハンター・ドージャー | KC | 3B |
29 | ジョシュ・ベル | PIT | 1B |
30 | レイナルド・ロペス | CHW | RHP |
31 | カイル・ルイス | SEA | OF |
32 | ジェフ・ホフマン | COL | RHP |
33 | マット・チャップマン | OAK | 3B |
34 | ドミニク・スミス | NYM | 1B |
35 | アーロン・ジャッジ | NYY | OF |
36 | ブラッドリー・ジマー | CLE | OF |
37 | ヤディアー・アルバレス | LAD | RHP |
38 | ショーン・リードフォーリー | TOR | RHP |
39 | フランシスコ・メヒア | CLE | C |
40 | デビッド・ポリーノ | HOU | RHP |
41 | タイラー・オニール | SEA | OF |
42 | A.J.パク | OAK | LHP |
43 | ブレイク・ラザフォード | NYY | OF |
44 | ウォーカー・ビューラー | LAD | RHP |
45 | ザック・コリンズ | CHW | C/1B |
46 | ヨハンダー・メンデス | TEX | LHP |
47 | スティーブン・ゴンザルベス | MIN | LHP |
48 | カイル・タッカー | HOU | OF |
49 | ホルヘ・アルファロ | PHI | C |
50 | ヘルマン・マーキス | COL | RHP |
51 | アンダーソン・エスピノーザ | SD | RHP |
52 | アミーア・ギャレット | CIN | LHP |
53 | アリスティーディス・アキーノ | CIN | OF |
54 | デズモンド・リンジー | NYM | OF |
55 | ショーン・ニューカム | ATL | LHP |
56 | オースティン・ライリー | ATL | 3B |
57 | カル・クオントリル | SD | RHP |
58 | ライリー・パイント | COL | RHP |
59 | アメド・ロサリオ | NYM | SS |
60 | グレイバー・トーレス | NYY | SS |
61 | シクスト・サンチェス | PHI | RHP |
62 | イーサン・ディアズ | MIL | SS |
63 | コリー・レイ | MIL | OF |
64 |
ロバート・スティーブンソン |
CIN | RHP |
65 | ウィリー・カルフーン | LAD | 2B |
66 | リース・ホスキンズ | PHI | 1B |
67 | ハリソン・ベイダー | STL | OF |
68 | オジー・アルビース | ATL | 2B |
69 | ラウディ・テレズ | TOR | 1B |
70 | トレバー・クリフトン | CHC | RHP |
71 | ルーク・ウィーバー | STL | RHP |
72 | ボビー・ブラッドリー | CLE | 1B |
73 | マイク・ソローカ | ATL | RHP |
74 | トリスタン・マッケンジー | CLE | RHP |
75 | レイメル・タピア | COL | OF |
76 | フランクリン・キロメ | PHI | RHP |
77 | カーソン・フルマー | CHW | RHP |
78 | アルバート・アルモラ | CHC | OF |
79 | ジャレル・コットン | OAK | RHP |
80 | マニュエル・マーゴット | SD | OF |
81 | ケビン・マイタン | ATL | SS |
82 | ブライアン・レイノルズ | SF | OF |
83 | フォレスト・ウィットリー | HOU | RHP |
84 | T.J.ゾイク | TOR | RHP |
85 | ディラン・カズンズ | PHI | OF |
86 | ジェシー・ウィンカー | CIN | OF |
87 | タイラー・ビーディ | SF | RHP |
88 | シェド・ロング | CIN | 2B |
89 | ドミンゴ・アセベド | NYY | RHP |
90 | トラビス・デメリ | ATL | 2B |
91 | ダニエル・ゴセット | OAK | RHP |
92 | ディラン・シーズ | CHC | RHP |
93 | ジョン・ハリス | TOR | RHP |
94 | クリスチャン・スチュワート | DET | OF |
95 | ブラディミール・ゲレーロJr | TOR | 3B |
96 | J.P.クロフォード | PHI | SS |
97 | コディ・セドロック | BAL | RHP |
98 | ジェイマー・キャンデラリオ | CHC | 3B |
99 | マイケル・コペック | CHW | RHP |
100 | フランクリン・ペレス | HOU | RHP |
Text by Ookaya Ryota
写真: https://flic.kr/p/N1CRAP
2017 Top 10 Prospects by Position

*ポジションはC・1B・2B・3B・SS・OF・RHP・LHP
*レポートはチーム別トップ20リストを参照
- C
ランク | 選手名 | チーム名 |
1 | フランシスコ・メヒア | CLE |
2 | ザック・コリンズ | CHW |
3 | ホルヘ・アルファロ | PHI |
4 | カーソン・ケリー | STL |
5 | チャンス・シスコ | BAL |
6 | トム・マーフィー | COL |
7 | ギャレット・スタッブス | HOU |
8 | クリス・オーキー | CIN |
9 | ベン・ローベット | MIN |
10 | ブルース・マックスウェル | OAK |
- 1B
ランク | 選手名 | チーム名 |
1 | コディ・ベリンジャー | LAD |
2 | ジョシュ・ベル | PIT |
3 | ドミニク・スミス | NYM |
4 | リース・ホスキンズ | PHI |
5 | ラウディ・テレズ | TOR |
6 | ボビー・ブラッドリー | CLE |
7 | ケイシー・ギレスピー | TB |
8 | ライアン・オハーン | KC |
9 | マット・タイス | LAA |
10 | ダン・ボーゲルバック | SEA |
- 2B
ランク | 選手名 | チーム名 |
1 | ヨアン・モンカダ | CHW |
2 | ウィリー・カルフーン | LAD |
3 | オジー・アルビース | ATL |
4 | シェド・ロング | CIN |
5 | トラビス・デメリ | ATL |
6 | アンディ・イバニェス | TEX |
7 | ルイス・ウリアス | SD |
8 | アレン・ハンソン | PIT |
9 | マックス・シュロック | OAK |
10 | ホルヘ・マテオ | NYY |
- 3B
ランク | 選手名 | チーム名 |
1 | ニック・センゼル | CIN |
2 | ラファエル・ディバース | BOS |
3 | ハンター・ドージャー | KC |
4 | マット・チャップマン | OAK |
5 | オースティン・ライリー | ATL |
6 | ブラディミール・ゲレーロJr | TOR |
7 | ジェイマー・キャンデラリオ | CHC |
8 | ボビー・ダルベック | BOS |
9 | ケブライアン・ヘイズ | PIT |
10 | ジョシュ・ロウ | TB |
- SS
ランク | 選手名 | チーム名 |
1 | ブレンダン・ロジャース | COL |
2 | フランクリン・バレット | OAK |
3 | ダンズビー・スワンソン | ATL |
4 | ウィリー・アダムス | TB |
5 | アメド・ロサリオ | NYM |
6 | グレイバー・トーレス | NYY |
7 | イーサン・ディアズ | MIL |
8 | ケビン・マイタン | ATL |
9 | J.P.クロフォード | PHI |
10 | フェルナンド・タティスJr | SD |
- OF
ランク | 選手名 | チーム名 |
1 | アンドリュー・ベニンテンディ | BOS |
2 | イアン・ハップ | CHC |
3 | エロイ・ヒメネス | CHC |
4 | ルイス・ブリンソン | MIL |
5 | クリント・フレイジャー | NYY |
6 | ビクター・ロブレス | WSH |
7 | ハンター・レンフロー | SD |
8 | アレックス・バードューゴ | LAD |
9 | オースティン・メドウズ | PIT |
10 | カイル・ルイス | SEA |
- RHP
ランク | 選手名 | チーム名 |
1 | ルーカス・ジオリト | RHP |
2 | ブレント・ハニーウェル | TB |
3 | フランシス・マーテス | HOU |
4 | アレックス・レイエス | STL |
5 | ホセ・デレオン | TB |
6 | エリック・フェッディ | WSH |
7 | タイラー・グラスノー | PIT |
8 | レイナルド・ロペス | CHW |
9 | ジェフ・ホフマン | COL |
10 | ヤディアー・アルバレス | LAD |
- LHP
ランク | 選手名 | チーム名 |
1 | ジェイソン・グルーム | BOS |
2 | ジョシュ・ヘイダー | MIL |
3 | コルビー・アラード | ATL |
4 | A.J.パク | OAK |
5 | ヨハンダー・メンデス | TEX |
6 | スティーブン・ゴンザルベス | MIN |
7 | アミーア・ギャレット | CIN |
8 | ショーン・ニューカム | ATL |
9 | マット・ストラム | KC |
10 | トーマス・サプーキ | NYM |
Text by Ookaya Ryota
写真: https://flic.kr/p/FBaU79
2017 Top 20 Prospects:セントルイス・カージナルス

本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。
1. アレックス・レイエス:RHP
最速100マイルに達する球威抜群の速球が最大の武器。速球はツーシームとフォーシームの2種類があり、必要に応じて投げ分けることができる。縦に割れるキレのいいカーブ、緩いチェンジアップ共に素晴らしいボールで空振りを易々と奪うことが可能。問題はコントロールでマイナー通算のBB/9=4.6と低水準。また、長い回を投げきれるかという点においても疑問符がつく。もし、ブルペンに転向したとしてもセットアッパー/クローザー級の投手になれることは間違いない。
2. ハリソン・ベイダー:OF
体を目いっぱい使ったフルスイングが特徴的なタレント。スイングは大きいがコンタクトスキルは低くなく、ストライクゾーンの見極めもできている。パワーも平均以上でシーズン20HRをマークすることも不可能ではないだろう。大学時代はバディー・リード(SD)がいたためLFに回っていたがプロ入り後は主にCFを守っている。CF守備は優秀で長期間CFを守れるとの声も。スピードはあるが盗塁は上手くない。
3. ルーク・ウィーバー:RHP
コマンドとチェンジアップに高い評価を得るハイフロアーなタレント。速球は常時90マイル前半だが、最速で96マイルをマークすることもある。 カーブ、スライダーといったブレーキングボールも投げるが、チェンジアップほど評価は高くない。非常に細身で耐久性を問題視する声もあり、1シーズンを通して先発としてローテーションを守れるかは微妙なところ。自慢のチェンジアップがメジャーではHRにされることが多かった点も懸念材料。
4. サンディ・アルカンタラ:RHP
最速98マイルの速球を投げるハイシーリングなタレント。大柄な体格だが、まだ筋肉をつける余地はあり今後さらに球速が上がる可能性もある。アウトピッチはカーブでキレがよく、両サイドに投げ分けることができている。チェンジアップも投げるが、アームスピードが緩む点は改善の余地あり。スリークォーターのアングルから投げるデリバリーはランナーがいる方が力の抜け方がいい。
5. ジャック・フラハティ:RHP
90マイル前半の速球とスライダー、チェンジアップのコンビネーション。速球の球速は平凡だが、チェンジアップのクオリティは高く、緩急をつけて打者を翻弄することができる。デリバリーはデセプションに優れているが、力感が若干強い。体格は先発として投げるには十分で耐久性は高い。
6. オースティン・ガンバー:LHP
速球の球速は常時90マイル前半だが、どのコースにも投げ分けられるコマンドを有している。この速球にスピンの利いたカーブ、アウトピッチとして使うチェンジアップを交える。チェンジアップは速球同様にコマンドよく投げられるためどんなカウントからでも投げている。デリバリーは安定しているが、力感が強い。長い回を投げられるスタミナと耐久性の高さは先発向き。
7. デルビン・ペレス:SS
16年ドラフト全体23位指名。アンドレルトン・シモンズ(LAA)並といっても過言ではないほどの守備力を有している。レンジ、肩の強さ、フットワーク、打球反応どれをとっても一級品で将来のGG賞候補。打撃は粗削りなものの、SSとしては十分な打力の持ち主になるだろう。問題は素行の悪さで、ドラフト前には禁止薬物使用が発覚していた。
8. ダコタ・ハドソン:RHP
16年ドラフト全体34位指名。90マイル中盤の速球とスライダー、カーブ、チェンジアップのコンビネーション。アウトピッチはスライダー。キレがよく容易に空振りを奪うことができる。球種が豊富で体格も大きく先発向きだが、コントロールに不安を抱えている点と、先発として投げ始めたのが昨シーズンからという点が懸念材料。
9. カーソン・ケリー:C
プロ入り後にCに転向したにも関わらず既にマイナーではトップクラスの選手になりつつある。守備ではミスが少なく、ブロッキングにも優れ、フレーミングも上手い。肩が強いため盗塁阻止の面でも目立った成績を残せている。投手とのコミュニケーションの取り方にも高評価を得ている。昨シーズンは打率が上がったが、それ以外は特筆すべきところはなかった。体格は大きいためパワーポテンシャルはあるのではという声もある。
10. ポール・デヨング:3B
足を少し上げタイミングを取り、アッパースイングで長打を量産するスラッガー。本来、アプローチはいい方だが、昨シーズンはA+を飛ばしいきなりAAでプレーしたことが原因か四球の数が減り、三振数が多くなった。3B守備は現時点ではそれほど上手くないが、今後平均レベルには守れるようになるのではないかとの見方も。
11. ニック・プラマー:OF
昨シーズンは故障で全休となってしまった。小柄な体格だが筋肉は十分なほどについており、しっかりと振りぬくスイングも相まってパワーは平均かそれ以上。コンタクトスキルも悪くなく、打撃に関しては高いレベルにある。ボールの見極めにも優れており、高出塁率が期待できる。一昨年はCFを守っていたが、体格と肩の弱さを考えれば将来はLFに回ることになるだろう。
12. ライアン・ヘルスリー:RHP
球威のある90マイル中盤のフォーシームが武器。この速球をプレートの内外に投げ分けることができるコマンドを有している。フォーシームのムーブメントが少ないため、ツーシームやカッターといった球種の習得に励んでいる。カーブ、チェンジアップといったブレーキングボールは発展途上。腕を大きく引いてから投げるデリバリーは先発として投げるにはモーションが大きすぎるか。
13. ジュニアー・フェルナンデス:RHP
90マイル後半の速球とチェンジアップのコンビネーション。速球には威力があり、チェンジアップはよく沈むクオリティの高いボールだが、投球術の理解が浅いことが原因となって昨シーズンは奪三振数が少なかった。力感の強いデリバリーは不安定でコントロールを乱す原因となっている。まだ19歳と若くアップサイドは非常に大きい。
14. ザック・ガレン:RHP
16年ドラフト3巡目指名。速球の球速は90マイル程度だが、速球と同じスピードのカッターで大量に三振を奪うことができる。チェンジアップの評価も悪くなく、緩急をつけることもできる。コントロールもよく、昨シーズンは6試合のみの登板ながら無四球だった。メークアップにも優れており先発として必要なものを多く兼ね備えている。
15. マグニュリス・シエラ:OF
平均を大きく上回るスピードが武器の小兵。コンタクトスキルが高く、バットに当てて出塁を試みようとするバッティングスタイル。しかし、早打ちのため四球が少なく出塁率は低い。昨シーズンは31盗塁をマークするも成功率は64%とイマイチ。CF守備では度々好プレーを見せ、肩も強くアシストも多いので今後もCFに残ることができるだろう。
16. ジェイク・ウッドフォード:RHP
90マイル前半の速球とスライダー、カーブ、チェンジアップのコンビネーション。体格は非常に大きく、まだ20歳と若いため今後さらに球速が上昇する可能性はある。昨シーズン少なかった奪三振数も球速上昇とともに増えるかもしれない。デリバリーはまとまっており、力感も少ない。
17. ダニエル・ポンセデレオン:RHP
90マイル前半の速球とカーブ、チェンジアップ、カッターのコンビネーション。投げ下ろすようなデリバリーのため速球には角度がついており、球速以上に威力のあるボール。昨シーズンは開幕前に奪三振数を増やすことを目標にしており、見事成功している。コントロールは平均レベル。今シーズン中のメジャー昇格もありうる。
18. ロニー・ウィリアムズ:RHP
90マイルの動く速球とカーブ、チェンジアップのコンビネーション。小柄だが身体能力が高く、アームスピードは非常に速い。ブレーキングボールとコマンドに改善の余地がある。コマンドがいい日は手が付けられなくなるので、安定させることが最優先事項。
19. コナー・ジョーンズ:RHP
16年ドラフト2巡目指名。昨シーズン大学で三振が奪えなくなり評価が落ちた。速球は90マイル前半だがよく沈み、ゴロを打たせるには最適なボール。アウトピッチはスライダーだが、改善の余地あり。デリバリーは腕の動きがぎこちなく故障の心配がある。コントロールは悪くない。
20. ビクター・ガルシア:OF
大きな体格から生み出されるパワーが魅力のハイシーリングなタレント。パワーポテンシャルだけならSTLのマイナー1だろう。スイングは大きいが軽々とボールをスタンドまで運ぶことができる。守備は全く期待できず、スピードも皆無なため打つことで自身の価値を示すしかない。
Text By Ookaya Ryota
写真: https://flic.kr/p/wPCvbV
2016 Midseason TOP 50 Prospects

*レポートはチーム別リストを参照。
ランク | 名前 | チーム | ポジション |
1 | ヨアン・モンカダ | BOS | 2B |
2 | アレックス・ブレグマン | HOU | SS |
3 | アレックス・レイエス | STL | RHP |
4 | アンドリュー・ベニンテンディ | BOS | OF |
5 | フリオ・ウリアス | LAD | LHP |
6 | ルーカス・ジオリト | WSH | RHP |
7 | タイラー・グラスノー | PIT | RHP |
8 | クリント・フレーザー | CLE | OF |
9 | デビッド・ダール | COL | OF |
10 | J.P.クロフォード | PHI | SS |
11 | オースティン・メドウズ | PIT | OF |
12 | ビクター・ロブレス | WSH | OF |
13 | ブレンダン・ロジャース | COL | SS |
14 | オーランド・アルシア | MIL | SS |
15 | トレイ・ターナー | WSH | SS/2B |
16 | アンダーソン・エスピノーザ | BOS | RHP |
17 | アメド・ロザリオ | NYM | SS |
18 | ホゼ・べリオス | MIN | RHP |
19 | ウィリー・アダムス | TB | SS |
20 | ジョシュ・ヘイダー | MIL | LHP |
21 | フランクリン・バレット | OAK | SS |
22 | グレイバー・トーレス | CHC | SS |
23 | オジー・アルビース | ATL | SS |
24 | マニュエル・マーゴ | SD | OF |
25 | コディ・べリンジャー | LAD | 1B |
26 | ブレント・ホニーウェル | TB | RHP |
27 | アミーア・ギャレット | CIN | LHP |
28 | フランシス・マルテス | HOU | RHP |
29 | ジョー・マスグローブ | HOU | RHP |
30 | イアン・ハップ | CHC | 2B/OF |
31 | ダンズビー・スワンソン | ATL | SS |
32 | アーロン・ジャッジ | NYY | OF |
33 | エロイ・ヒメネス | CHC | OF |
34 | ハンター・レンフロー | SD | OF |
35 | ラウル・モンデシー | KC | SS |
36 | フィル・ビックフォード | SF | RHP |
37 | カイル・タッカー | HOU | OF |
38 | ブラッドリー・ジマー | CLE | OF |
39 | ホゼ・デレオン | LAD | RHP |
40 | ジェフ・ホフマン | COL | RHP |
41 | ゲリー・サンチェス | NYY | C |
42 | ニック・ウィリアムズ | PHI | OF |
43 | ヤディアー・アルバレス | LAD | RHP |
44 | アレックス・バードゥーゴ | LAD | OF |
45 | ジョーイ・ギャロ | TEX | 3B/OF |
46 | ショーン・リードフォーリー | TOR | RHP |
47 | ホルヘ・マテオ | NYY | SS |
48 | トレイ・マンシーニ | BAL | 1B |
49 | レイナルド・ロペス | WSH | RHP |
50 | クリス・パダック | SD | RHP |
Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/eaMBNc
2016 Futures Game Preview:世界代表

アメリカでは現地時間10日にプロスペクトの祭典『フューチャーズゲーム』が開催される。今回はそれに先立ってロースター及び予想オーダーを紹介する。これを読んでおけば『フューチャーズゲーム』がより楽しめるはずだ。さらに観戦時に選手名鑑の代わりに使ってもらえれば幸いだ。
- 予想オーダー
1.マニュエル・マーゴット(SD):CF
スピードツールが光るヒットメーカー。毎年35盗塁以上をマークしており、今シーズンもここまで23盗塁。コンタクトスキルが高くハイアベレージを残すことができる。小柄だが全くの非力というわけではなく多少のパンチ力 は兼ね備えている。広いレンジをカバーすることができるのでCFから転向する必要はない。肩はそれほど強いわけではないが今シーズンは14個のアシストをマークしている。
2.ヨアン・モンカダ(BOS):2B
アマチュア選手市場最高額の契約金を手にしてMLBの世界に飛び込んできた怪物。ずば抜けた身体能力は全てのプレーにおいて発揮されている。打撃では左右両打席問わずヒットを量産することが可能でパワーも平均以上。アプローチも卓越しており出塁率も高い。足も非常に速く昨シーズンは49盗塁で失敗は3個のみ。今シーズンもここまで40盗塁、失敗8個と驚異的なペースで盗塁数を増やしている。守備ではエラーが多いがレンジの広さと肩の強さからどこを守っても平均以上だろう。
3.タイラー・オニール(SEA):RF
無駄な力みのないスイングで打球を瞬く間にフェンスの向こうへと飛ばすスラッガー。昨シーズン放った32本塁打はマイナー全体で2番目に多かった。投球に対する理解も徐々に深めており、今シーズンはハイアベレージを残しつつ長打も打てるようになっている。高校時代は捕手だったがプロ入り以降はOFに専念。
4.ホルヘ・ボニファシオ(KC):DH
兄にATLの内野手エミリオを持つ。以前はハイアベレージを残すミドルヒッタータイプだったがモデルチェンジを行い、強烈なスイングで長打を量産するスラッガーへと変貌した。その代わり、打撃が荒っぽくなり外角のボール球を追いかける場面が増え三振も増えた。ドラフト時はそこそこだったスピードツールも体重が増えたことで平均以下になり、守備でもレンジ不足は否めない。肩は強いが送球の正確性に欠ける。
5.ゲイリー・サンチェス(NYY):C
攻守ともに粗削りながらも非常に高いポテンシャルを秘めている。打撃ではプラス評価のパワーを有しているが、なんでも振りに行くアプローチが原因となって満足に発揮できていない。 守備では20-80のスケールで70の評価を得る強肩を武器に盗塁阻止では毎年30%以上の盗塁阻止率をマークしているが、キャッチングやブロッキングにおいて未熟さを残している。それでも徐々に洗練されつつあり中軸を打てるレギュラー捕手との見立ては現実的になっている。
6.ロナルド・グスマン(TEX):1B
2011年契約当時は現在メジャーで活躍するノマー・マザラよりも高い評価を得ることが多かったが現在は完全に後塵を拝している。非常に大きな体格の持ち主だがパワーツールは平均並。それよりも高いヒッティングスキルに高評価を得ている。長い腕で広いゾーンををカバーしヒットゾーンへと打球を飛ばす能力は特筆すべきものだが、時折手だけで打ちにいくことがありこの癖が成長を妨げている。また、四球が少ない割には三振が多いアプローチも要改善。スピードとディフェンスは平均以下。
7.レイメル・タピア(COL):LF
独特なスイングから快音を飛ばすエネルギッシュなタレント。バットを高く掲げ腰を大きく曲げる構えから振りぬかれるバットスピードは非常に速く、 細身ながらも長打を多く打つことを可能にしている。今後体重をつけていけばメジャーでも15~20本塁打を狙えるようになるだろう。打席では仕掛けが早く四球は少ない。スピードツールは平均以上だが盗塁はそれほど上手くなく今シーズンは14盗塁をマークしつつも13個の失敗も喫している。守備ではルート取りに不安がある。
8.ヤンディ・ディアズ(CLE):3B
コンタクトスキルに優れておりマイナーの各クラスでハイアベレージを残し順当に昇格してきている。アプローチも素晴らしくマイナー通算のBB/K=175/159。コンタクト重視なバッティングなため長打が少ない点が打撃では唯一の欠点。肩が強くハンドリングも上手いため3B守備はプラス評価。スピードはそれほどでもないが年間2桁盗塁は見込める。
9.ウィリー・アダムス(TB):SS
20歳という若さで立派にAAで成績を残している逸材。打席では空振りが多いもののギャップを抜くパワーがあり将来はメジャーで10~15本塁打も可能だろう。不安視されていた守備も徐々によくなりつつあり、好プレーも度々見せている。肩が強いためSSからコンバートされる場合は3Bに移ることになるだろう。スピードが平凡なためレンジがそれほど広くない点が痛いところ。
P.アレックス・レイエス(STL):RHP
最速100マイルの速球を容易く投げる剛腕。この速球は沈んでいく軌道なため空振りを奪うのに有効なだけでなく、長打を打たれにくいという長所もある。縦に割れるカーブの評価も高くアウトピッチとしては非常に有効。チェンジアップを効果的に使えるという点で他のピッチングプロスペクトとも一線を画している。コントロールの悪さが唯一にして最大の欠点で1シーズンのBB/9が4を下回ったことがない。