Tag Archives: アレックス・ロドリゲス

2017MLBオールスター予想 FED部員が決める現在のMLBで熱い選手は誰なのか?

9784166122_8f64553489_z

 

 

 

 

  

現地時間7月11日に第88回「メジャーリーグ・オールスターゲーム」が開催される。年に1回の真夏の祭典の今回の舞台はアメリカ国内でも有数の華やかな都市マイアミである。きらびやかな雰囲気に包まれるであろう今回のオールスター。そこで今年も我らがFar East Division内でオールスター投票を実施し、誰がオールスターにふさわしいかを決定した。9人のライター達から厚く支持されたのは誰か見ていこう。

 

 

 

・ナショナル・リーグ

まずは今回のオールスターゲームをホームとして戦うナショナル・リーグを見ていこう。

C  バスター・ポージー(SF)

1B ライアン・ジマーマン(WAS)

2B ダニエル・マーフィー(WAS)

3B ジェイク・ラム(ARI)

SS ザック・コザート(CIN)

OF ブライス・ハーパー(WAS)

OF チャーリー・ブラックモン(COL)

OF マーセル・オスーナ(MIA)

 

今回の投票でナ・リーグ唯一の満票選出となったのがナショナルズのブライス・ハーパー。2015年にMVPを受賞したが、昨年はまさかの不振に喘いだ怪童。しかし、今シーズンは見事に復活。外野手の常連組が不振や故障で苦しむ中、ナ・リーグ外野手の中で最高のOPSを記録し、誰もが納得の選出となった。

外野手の残り2枠は復活したマット・ケンプ(ATL)や好守のエンダー・インシアーテ(ATL)、チーム状況が悪いなかでブレイクしたマイケル・コンフォルト(NYM)も票を集めた。しかし、最終的には選手として一皮剥けた感の強いマーセル・オスーナ(MIA)と好調なチームを1番打者として引っ張るチャーリー・ブラックモン(COL)が選出された。

キャッチャーとセカンドはここ数年安定した活躍を続けているバスター・ポージー(SF)とダニエル・マーフィー(WAS)が順当に選出され、ショートは今シーズン打ちまくっているザック・コザート(CIN)が昨年の新人王コーリー・シーガー(LAD)を僅差で振り切った。

今回の投票で両リーグ合わせて最大の激戦区となったのが、ナ・リーグの1Bである。ポール・ゴールドシュミット(ARI)、アンソニー・リゾー(CHC)、ジョーイ・ボットー(CIN)、エリック・テームズ(MIL)を含めた5人に票が分散した。混戦を制したのは昨年極度の不振に喘ぎもう終わった選手と見なされながら今シーズン劇的な復活を遂げたライアン・ジマーマン(WAS)だった。今シーズン猛打を奮う彼がマイアミで暴れ回るのが今から待ちきれない。

最後に今回のアンケートで最大のサプライズとなったのは、ナ・リーグの3Bである。なんと昨年MVPのクリス・ブライアント(CHC)が1票しか獲得できず、WBCでの活躍も記憶に新しいノーラン・アレナド(COL)も敗れ去ったのだ。強力なライバルの2人に勝利したのは、昨年惜しくも最後の1人に届かなかったジェイク・ラム(ARI)である。昨シーズンのブレイクを今シーズンも継続して打点ランキングでは昨年の打点王アレナドを上回っている。文句なしの選出と言えよう。昨年惜しくも選ばれなかった舞台でどんな活躍を見せてくれるか楽しみである。

Weekly Report:Week-8

18102311695_8c763795fb_z

 

 

 

 

 

 

 

つのハイライトで1週間のメジャーリーグを辿る。Week-8のキーワードは「600本塁打」「ノーヒットノーラン」「満塁ホームラン」だ。

 

・600本塁打

6月4日、エンジェル・スタジアム・オブ・アナハイムで行われたエンゼルスとツインズの試合、4回裏にエンゼルスのアルバート・プホルスがレフトスタンドへ放った今シーズン第9号となる満塁弾は、プホルスにとってMLBで放った600本目の節目となるアーチであった。

現在37歳、ドミニカ共和国出身のプホルスは2001年にカージナルスでMLBデビュー。広いスタンスの特徴的なフォームで1年目から打率.329&37本塁打&130打点と好成績を残すと、そこから10年連続で打率3割、30本塁打、100打点をクリアする圧倒的な打撃を見せ、間違いなく2000年代最高の選手の一人となった。そうして積み重ねたホームランもついに600本の大台へ乗った。長いMLBの歴史で、600本塁打をクリアしているのは今回のプホルスを含めわずか9人だけである。

ちなみに、2001年時点で600本塁打をクリアしていたのはわずか3人(ベーブ・ルース、ウィリー・メイズ、ハンク・アーロン)だけであった。そこから16年のうちに、バリー・ボンズ、アレックス・ロドリゲス、ケン・グリフィー・ジュニア、サミー・ソーサ、ジム・トーミ、そして今回のプホルスの6人が新たにこの大記録に到達している。さて、次にこの大台に乗る10人目はいつ現れるのだろうか。現役でプホルスに次ぐ通算本塁打を記録しているのは、現役最高打者の呼び声高いタイガースのミゲル・カブレラの451本だ。しかしそんなカブレラも現在34歳、打撃技術はまだまだ衰えを感じさせないものの、怪我が増えていることもあり達成は簡単ではないだろう。やはりプホルスを見ていてもわかるように、600本塁打を達成するには卓越した打撃技術に加え、試合に出続ける健康な体も必要不可欠だ。そういう意味では、25歳ながらすでに184HRを放っているマイク・トラウト(LAA)を筆頭にハーパー(WSH)、スタントン(MIA)、ブライアント(CHC)などの若い世代のパワーヒッターたちが怪我なくプレーし将来この記録を達成してくれることを願いたい。

 

Weekly Report: Week-19

7911023326_ce90e2274f_z

 

 

 

 

 

 

 

 

3つのハイライトで1週間のメジャーリーグを辿る。Week-19のキーワードは「ブランドン・クロフォード」「契約」「ニューヨーク・ヤンキース」だ。

 

  • クロフォード

異的な記録だ。米国時間8月8日、マーリンズ・パークで行われたサンフランシスコ・ジャイアンツ対マイアミ・マーリンズ戦で、ジャイアンツのブランドン・クロフォードが1試合7安打を記録した。チームは延長14回の末、8対7で勝利した。

1試合7安打はMLB史上4人目の記録だ。前回の達成者が1975年のレニー・ステネットなので、実に42年ぶりの快挙となる。また、今回クロフォードは、14回表に勝ち越しタイムリーを放っての達成で、他の達成者も多くは延長戦での達成がほとんどだが、ステネットはなんとわずか9イニングで7安打を放った。ちなみに1試合における選手一人の安打数のメジャー記録は、1932年にジョニー・バーネットが記録した9安打だ。

 

クロフォードは、もともとバッティングに関してはそこまで評価の高い選手ではなかった。143試合に出場しメジャー定着を果たした2012年も、DRSは+12を記録したが、OPSは.653であり、どちらかというと守備で価値を生み出していく選手だった。マイナー時代の打撃成績も平凡だったので、成長の余地はあるとはいえ、バッティングに関してはそこまで大きな期待を受ける選手ではなかった。

ところが2014年のシーズンは、年間のOPS.713、OPS+104を記録、またHRを自身初の2桁に乗せるなど、ショートとしては平均以上の打力があることを証明した。

そして2015年、クロフォードは大躍進を遂げることとなる。この年は年間OPS.782、OPS+113を記録するだけでなく、HR20本を放ち、自身初のオールスター出場を果たした。さらには、2年連続でアンドレルトン・シモンズが受賞していたゴールデングラブ賞、シルバースラッガー賞も受賞。ともに両リーグトップだったfWAR、
rWARとともに、クロフォードの活躍を示すこととなった。


そして迎えた今シーズン。現地時間8月14日時点で地区首位のチームとともに、クロフォードも好調を維持している。もちろん、1試合7安打は単に実力の問題以上に運の要素も強いだろう。しかし、延長14回、勝ち越しのチャンスに打席に立っていること自体が彼がチームにとって欠かせない選手の一人となった証拠である。