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アトランタ・ブレーブスの中間報告 /2017 Team Interim Report

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MLBが開幕してから早くも3か月が経とうとしている。シーズンも折り返しが見えてきた中での今回の企画は、FEDライター達による注目球団の中間報告だ。今回はアトランタ・ブレーブス。新球場で盛り上がるアトランタの現状を見ていこう。

 

  • 新球場と共に迎える新たなシーズン。新生アトランタ・ブレーブス。

2017年はブレーブスにとって特別なシーズンとなる。1997年から使用してきたターナーフィールドを離れ、新球場となるサントラストパークが完成し、今シーズンから本拠地を移したのである。ここでサントラストパークについて簡単に記載しておく。大きさはターナーフィールドと比べ大差はないが、右中間が若干小さくなっている(119→114m)。これにより、右方向への本塁打の増加が予想される。話を戻すが、ブレーブスは新球場初年度ということでオフには積極的な動きを見せた。課題であった先発投手にはベテランのバートロ・コロン、R.A.ディッキー、更にこちらも実績十分のハイメ・ガルシアを加え、手薄な捕手にはカート・スズキ、さらにはレッズからブランドン・フィリップスを獲得するなど勝負の姿勢を見せた。 

 

ここからは開幕後に話を移すが、6月24日現在、35勝38敗で同地区の他チームの不調も重なり2位と奮闘している。しかし、まだまだ課題は多く苦しいシーズンとなりそうだ。ここからはいくつかのテーマに分け今シーズンのブレーブスを分析していく。 

2016 ALCS Review:TOR vs CLE

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ALCS:TOR 1-4 CLE

*Game部のリンクでゲームのRecapをチェック可。

Game1 TOR 0-2 CLE
勝:コリー・クルーバー(1-0) 負:マルコ・エストラーダ(0-1) S:コディ・アレン(1)

Game2 TOR 1-2 CLE
勝:ジョシュ・トムリン(1-0) 負:J.A.ハップ(0-1) S:コディ・アレン(2)

Game3 TOR 2-4 CLE
勝:ブライアン・ショウ(1-0) 負:マーカス・ストローマン(0-1) S:アンドリュー・ミラー(1)

Game4 TOR 5-1 CLE
勝:アーロン・サンチェス(1-0) 負:コリー・クルーバー(1-1)

Game5 TOR 0-3 CLE
勝:ブライアン・ショウ(2-0) 負:マルコ・エストラーダ(0-2) S:コディ・アレン(3)

 

さにチーム一丸の勝利だった。今シーズン、アメリカンリーグ中地区の優勝チームであるクリーブランド・インディアンスが対戦成績を4勝1敗として、19年ぶり6度目のリーグ優勝を決めた。相手はここまでワイルドカード、地区シリーズで4戦負けなしのトロント・ブルージェイズ。決して楽に勝てる相手ではなかった。しかし、今回の勝利は今季のインディアンスを象徴する勝利だったと言っても過言ではない。

 

ここからは、このシリーズの2つの注目点をピックアップしていく。

 

注目点→「リリーフの層の厚さ」「得点効率」

 

まず特筆すべきは、インディアンスのリリーフ陣の厚さだろう。シリーズMVPに選ばれたアンドリュー・ミラーを筆頭に、リーグ最多登板のブライアン・ショウ、32セーブを挙げたコディ・アレン、ERA1.53を記録したダン・オテロなど、先発がある程度機能すれば、後ろには分厚い壁がそびえ立つ。

特にそれが顕著に現れたのが、敵地ロジャース・センターで迎えた第3戦だ。この日の先発は、自身のドローンの「定期メンテナンス」中に指を切って第2戦を登板回避していたトレバー・バウアー。しかしあろうことか、初回を投げ切ることなくわずか21球で降板。チームは敗戦濃厚に思われた。

しかし、ここからインディアンスの鬼の継投が始まる。まずバウアーが残したランナーをオテロが見事処理すると、そこから6人の継投で合計2失点。打線の取った4得点を守り抜き、見事勝利を収めた。

一方、ブルージェイズのブルペンは悪くないとはいえ、絶対的な信頼を置けるほどではなかった。実際、この5戦でリリーフ登板したのは守護神ロベルト・オスーナ含め、わずか4人。シーズン終盤にセットアッパーのホアキン・ベノワが怪我で離脱したことも少なからず影響していたのかもしれない。

 

もう一つのポイントは、両チームの得点効率の差だろう。実はこの5戦で、インディアンスは18本しかヒットを打っていない。対して、ブルージェイズは32本のもヒットを放っている。しかし、総得点に目を向けると話が変わってくる。なんと、強打がウリのブルージェイズはわずか8得点しかあげていない。一方、インディアンスは18のヒットに対して12もの得点をたたき出している。ここに両者の差が現れた。

もちろん、ここまでリリーフ陣を酷使した代償はタダではない。しかし、これまでの試合を見てもわかるように、決してリリーフ陣だけの力だけで勝ち抜いてきたわけではない。そもそも先発が試合を作ったからリリーフ陣の見せ場があったのであり、打線が効率よく得点したから守るべきリードが生まれた。このままワールドシリーズもチーム一丸となって戦っていけば、チャンピオンリングも夢ではない。

 

Text by Miki Koshiro
写真: https://flic.kr/p/LCF6ya

Weekly Report:Week-4

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3つのハイライトで1週間のメジャーリーグを辿る。Week-4のキーワードは「PED」「ニューヨーク・メッツ」「先発デビュー」だ。

 

  • PED

ーズン開幕直後からなかなか調子の上がらなかったマイアミ・マーリンズが、アウェイでロサンゼルス・ドジャースからスイープを決めたその日、あることが発覚した。チームの中心選手であるディー・ゴードンがテストステロンとクロステボルというPEDの一種を使用していたことが薬物テストで明らかになったのだ。これを受けてMLBは即刻ゴードンに80試合の出場停止を課す運びとなった。

ゴードンは2011年にドジャースでメジャーデビューを果たし、14年のオフにマーリンズへとトレードされた。昨シーズンはマーリンズで.333/.359/.418たるスラッシュラインを残し首位打者と盗塁王のタイトルを獲得。さらに、この活躍を認められ昨オフには5年50M+1年のチームオプション付きの契約を手にしていた。

 

 

今回のPED使用発覚でゴードンは、昨シーズン獲得した2つのタイトルが剥奪され、今シーズン分のサラリー3Mの半額を失う可能性がある。

今回のゴードンの件でPEDの使用が発覚したのは、今シーズンが始まってから3人目。そのうち、トロント・ブルージェイズのクリス・コラベロはまだ使用を認めておらず、MLBの処分に異議を唱える姿勢を見せている。コラベロの件はまだはっきりとしないためここでは言及しないこととする。もう1人のPED使用が発覚した人物は、ルール5ドラフトでフィラデルフィア・フィリーズに指名されていたダニエル・スタンプだ。

このスタンプとゴードンの共通点はPED使用後のサラリーの上昇だ。スタンプはPEDを使用し自分の能力を実際以上によく見せることで、ルール5ドラフトで指名される。晴れてマイナーリーガーからメジャーリーガーへと昇格を果たした。しかも、ルール5ドラフトでの加入なのでそう易々とロスターから外れることもない。かくしてスタンプは80試合の出場停止を受けたにも関わらず、マイナーリーガーの安月給を大きく上回るメジャーの最低年俸のサラリーの一部を受け取りさらには今後もマイナー時代のサラリーよりも多くの金額を受け取れる可能性がある。

もし、ゴードンが昨シーズンからPEDを使用していた場合も、金額や制度上の違いもあるが、やっていることはスタンプとそれほど変わりないようにも見える。PEDの力を借りて絶好調のシーズンを過ごした後に大型契約を結びその分の金額を受け取る。これはスタンプのやっていることと何ら変わりはない。

ニューヨーク・ヤンキースのジョー・シラルディ監督もPED使用の最大のインセンティブは金銭的なものだと話している。14年に決められたPED使用者への罰則は十分重いものだが、それでもPED使用者は後を絶たない。使用する理由が金銭的なものならばそこに重点を置いて罰則を規定してはどうだろうか。

 

2016 Top 100 Prospects

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*レポートはチーム別リストを参照。

 

2016 Top 100 Prospects
ランク 名前 チーム ポジション
1 コリー・シーガー LAD SS
2 ルーカス・ジオリト WSH RHP
3 フリオ・ユリアス LAD LHP
4 バイロン・バクストン MIN OF
5 J.P.クロフォード PHI SS
6 オーランド・アルシア MIL SS
7 ヨアン・モンカダ BOS 2B
8 A.J. リード HOU 1B
9 トレイ・ターナー WSH SS
10 アンドリュー・べニンテンディ  BOS OF
11 スティーブン・マッツ NYM LHP
12 ホゼ・べリオス MIN RHP
13 ブレーク・スネル TB LHP
14 アレックス・レイエス STL RHP
15 タイラー・グラスノー PIT RHP
16 フランクリン・バレット OAK SS/OF
17 ノマー・マザーラ TEX OF
18 アンダーソン・エスピノーザ BOS RHP
19 フランシス・マルテス HOU RHP
20 オースティン・メドウズ PIT OF
21 ラファエル・ディバース BOS 3B
22 ホゼ・デレオン LAD RHP
23 ラウル・モンデシー KC SS
24 ジョーイ・ギャロ TEX 3B/OF
25 ルイス・ブリンソン TEX OF
26 ゲリー・サンチェス NYY C
27 ブラッドリー・ジマー CLE OF
28 ニック・ウィリアムズ PHI OF
29 ダンスビー・スワンソン ATL SS
30 ジョン・グレー COL RHP
31 ロバート・スティーブンソン CIN RHP
32 アーロン・ジャッジ NYY OF
33 クリント・フレイザー

CLE

OF

34 ショーン・ニューカム

ATL

LHP
35 グレイバー・トーレス CHC SS
36 ホルヘ・マテオ NYY SS
37 マックス・ケプラー MIN OF/1B
38 アンソニー・アルフォード TOR OF
39 コディ・リード CIN LHP
40 ビクター・ロブレス WSH OF
41 ブレンダン・ロジャース  COL SS
42 マニュエル・マーゴ  SD OF
43 ブレント・ハニーウェル TB RHP
44 イアン・ハップ CHC OF/2B
45 ウィリー・アダムス TB SS
46 アレックス・ブレグマン HOU SS/2B
47 ジェシー・ウィンカー  CIN OF
48 ホルヘ・ロペス   MIL RHP
49 ショーン・マナエア OAK LHP
50 ホセ・ペラザ CIN 2B/3B
51 ジョシュ・ベル PIT 1B/OF
52 ティム・アンダーソン CWS SS
53 デビッド・ダール COL OF
54 カーソン・フルマー  CWS RHP
55 ブレット・フィリップス MIL OF
56 ジェーク・トンプソン PHI RHP
57 ハビアー・ゲラ SD SS
58 ウィルソン・コントレラス CHC C
59 ジェフ・ホフマン COL RHP
60 オズハイノ・アルビース ATL SS
61 ライアン・マクマホン COL 3B
62 マイケル・フルマー DET RHP
63 ドミニック・スミス NYM 1B
64 アレックス・バードューゴ LAD OF
65 トレント・クラーク MIL OF
66 ジョー・マスグローブ HOU RHP
67 フランクリン・キロメ PHI RHP
68 コディ・べリンジャー LAD 1B
69 カイル・ジマー KC RHP
70 ハンター・レンフロー SD OF
71 ニック・ゴードン MIN SS
72 デュエン・アンダーウッド CHC RHP
73 ジャック・フラハティ MIN LHP
74 ビリー・マッキニー CHC OF
75 タイラー・ジェイ STL RHP
76 アメド・ロザリオ NYM SS
77 マイケル・コペック BOS RHP
78 アミーア・ギャレット CIN LHP
79 ダズ・キャメロン  HOU OF
80 アーロン・ブレアー   ATL RHP
81 アレックス・ブランディーノ CIN SS/2B
82 カイル・タッカー HOU OF
83 フランセリス・モンタス  CWS RHP
84 クリスチャン・アローヨ SF SS/3B
85 ジョシュ・ヘイダー  MIL LHP
86 ディロン・テイト TEX RHP
87 アレン・ハンソン PIT 2B/SS
87 ティム・クーニー  STL LHP
89 アレックス・ジャクソン SEA OF
90 ロブ・カミンスキー CLE LHP
91 ディラン・バンディ BAL RHP
92 スペンサー・アダムス CWS RHP
93 エドウィン・ディアズ  SEA RHP
94 フォレスト・ウォール COL 2B
95 ハイマー・キャンデレリオ CHC 3B
96 トム・マーフィー COL C
97 ジェーコブ・ノッティンガム MIL C/1B
98 デビッド・ポリーノ HOU RHP
99 レイナルド・ロペス WSH RHP
100 ジョシュ・ネイラー MIA 1B

 

To Watch Prospects For Next Top 100 
ランク 名前                チーム ポジション
1 ヨマー・レイエス BAL 3B
2 ウィルカーマン・ガルシア NYY SS
3 ドム・ヌネス COL C
4 ルシウス・フォックス SF SS
5 ルイズ・ゴハラ SEA LHP
6 タイラー・オニール SEA OF
7 アントニオ・センザテラ COL RHP
8 デビン・ウィリアムズ MIL RHP
9 ルイス・アレクサンダー・バサベ BOS OF
10 スティーブン・ゴンサルべス MIN LHP

 

 

Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/yhnCKS