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2016 MLB Draft Pre-Ranking 31~50

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2016年度のMLBドラフト候補生を評価することが、本ランキングの目的である。計50名のドラフト候補生を簡易なレポートと共に読み解いていこう。

1~10/11~30/31~50

31. ケビン・ゴウディ:RHP サンタバーバラ高校 コミットメント:カリフォルニア大学

高校生投手の中ではかなりレベルの高いコマンドを持つタレント。速球は90マイル前半程度だがスライダー、チェンジアップのブレーキングボールの評価は高く、特にチェンジアップは高校生投手の中でも随一とも。6フィート4たるフレームで、アップサイドも十分。

32. マット・サイス:C  バージニア大学

ブライアン・マッキャン(NYY)とも比較される左打ちのC。身長はマッキャンに比べると5フィート11とかなり小柄だが、パワーポテンシャルは平均以上で見た目以上にパンチ力がある。アプローチにも優れており、四球数の方が三振数よりも多い。守備は特別上手いというわけではないが下手でもない。

33. カイル・ファンクハウザー:RHP ルイスビル大学

今年ロサンゼルス・ドジャースに指名されたものの、契約金などで折り合いがつかず大学に残ることとなった。契約には至らなかったが実力は十分で、常時90マイル中盤の速球とスライダーで三振の山を築くピッチングスタイル。コントロールの悪さとアップサイドの乏しさがネックか。

34. エリック・ラウアー:LHP ケント州立大学

コントロールのよさがウリのハイフロアーなサウスポー。速球は90マイル前半が最速だが、スライダー、チェンジアップ、カーブのクオリティはどれも高く、しっかりとストライクゾーンに投げこむことができる。故障のリスクが低いところも評価に値するポイント。

35. ブラクストン・ギャレット:LHP フローレンス高校 コミットメント:バンダービルト大学

ハイシーリングなサウスポーで、速球は90マイル前半だがこれからより速くなることが期待される。今年の夏に行われたU-18の大会で日本代表をきりきり舞いにさせていたカーブは非常に高い評価を得ており現時点でもかなりレベルの高い代物。クリーンでボールの出どころを見えづらくさせているデリバリーも高評価。

36. クリス・オーケイ:C クレムゾン大学

ソリッドな守備とパンチ力のある打撃がウリのC。長打力はCにしては平均以上だが、コンタクト能力はイマイチで打率はそれほど伸びないとも。肩は強く、キャッチングとスローイングもまずまず。スピードはないが、Cというポジションなので大きなマイナスにはならない。シーリングはレギュラークラスとの見込み。

37. マット・クロハン:LHP ウィンスロップ大学

最速97マイルの速球が武器の大型サウスポー。80マイル前半のスライダーとチェンジアップのコンビネーションは同じく無名大学出身のショーン・ニューカム(ATL)とも比較される。コマンドも悪くなく、がっしりとしたフレームで、メジャーでも長くローテーションを守ることが可能。

38. アレックス・スピアーズ:RHP マキーチャン高校 コミットメント:アーバーン大学

トゥキ・トゥサント(ATL)とも比較されるハイシーリングなタレント。既に速球は最速97マイルを計測しており、190ポンドの体重をより増やせば、今以上の速さを計測するだろう。変化球はカーブに高い評価を得ているがそのあとに続く変化球がない。コントロールもいいとは言えず、上手く成長すればエース級の逸材だが、リリーバーに収まる可能性も。

39. ザック・リンギンフェルター:RHP セビアーカウンティ高校 コミットメント:テネシー大学

6フィート5、225ポンドのフレームの持ち主。90マイル前半の非常にノビのあるフォーシームとツーシーム、80マイル前半のハードスライダーのコンビネーションで打者を打ち取る。デリバリーもクリーンでストライクを取ることに苦労しない。先発としてはスタミナ不足なところが懸念材料。

40. ブランドン・マキルウェイン:OF カウンシルロックノース高校 コミットメント:サウスカロライナ大学

以前はアメリカンフットボールに専念していたが、今年の夏に自信に野球の才能があることを知り2足のわらじを履くことにしたアスリート。5フィート11ながらもスピードとパワーは平均以上。守備でも野球経験の浅さを感じさせない動きをCFで見せていた。アメリカンフットボールか野球かどちらを続けるかはまだ決めておらず、大学に進学する可能性は高い。

41. ライアン・ボルト:OF ネブラスカ大学

広角にラインドライブを放つアベレージヒッター。ブライアン・レイノルズとヒッティングでは甲乙つけがたいがパワーで劣る。しかし、212ポンドと体格は大柄で、今年ボストン・レッドソックスに指名されたアンドリュー・ベニンテンディのように、来年突如としてパワーポテンシャルが開花するのではと期待する声もある。守備はレンジは広いが肩は弱くLF向き。

42. マット・マニング:RHP シェルダン高校 コミットメント:ロヨラメリウーマウント大学

元NBAプレイヤーを父親に持つ6フィート7のアスリート。スリークォーターのアングルから90マイル前半の沈む速球が最大の武器。高校生ながらこの速球を低めのストライクゾーンに集めるコントロールも持ち合わせている。使える変化球がカーブしかないところが玉に瑕。

43. ザック・バーディ:RHP ルイスビル大学

ニック・バーディ(MIN)の弟で兄と同じくスピードボーラー。ニックほど頻繁にではないが100マイル以上を計測することもある速球とスライダーのコンビネーションのレベルは高い。デリバリーもクリーンでコントロールも悪くない。今年まで兄と同じリリーバーだったが、来年からは先発に挑戦する。上手くいけば全体20位以内に指名される可能性もある。

44. ボー・ビシェット:2B /3B  レイクウッド高校 コミットメント:アリゾナ州立大学

引退した元メジャーリーガーのダンテ・ビシェットの息子。父親と同じくバットを高く構えるのが特徴で、一見すると奇妙な構えに見えるがバットスピードは速く、ヒッティングもパワーも平均以上。フィールド全体に打ち分けたり、じっくりとボールを選んだりと高校生離れしたアプローチも魅力。元々守っていたSSから2B、3Bに転向したが動きは悪くなく肩も強い。

45. レジー・ローソン:RHP ビクターバレー高校 コミットメント:アリゾナ州立大学

6フィート4たるフレームを持つハイシーリングなアスリート。90マイル前半の速球は今後より早くなることが見込まれており、滑り落ちるカーブも高評価。デリバリーにも余計な力が入っておらず、矯正の必要はない。コントロールも向上の一途をたどっている。

46. ロバート・タイラー:RHP ジョージア大学

最速100マイルも計測した威力のある動く速球が最大の武器の大型投手。チェンジアップで緩急をつけて打者から空振りを奪うことも容易にしてみせる。デリバリーが不安定でコントロールが安定しないところと毎年どこかを痛めてシーズンを通して活躍できていないことから将来はリリーバー転向が濃厚。

47. シェーン・マーフィー:C ライト州立大学

6フィート3、215ポンドと非常に大柄な体格ながらも動きは俊敏でブロッキングの能力も高い。肩も強く、送球までの早さも長くCとして守るには十分。守備ではクリス・オーケイやマット・サイスよりもレベルは上。打撃では2人にパワーで劣るもののヒッティングツールはレギュラーとしてやっていくには十分。アプローチも悪くない。

48. アレックス・キリロフ:1B/OF

シンプルなメカニクスからずば抜けたバットスピードを生み出すヒッティングプロスペクト。今年の夏に行われたパーフェクトゲームのホームランダービーで優勝したパワーも魅力。打席で非常にリラックスして自分の打ちたいボールを待てるメンタルを有している。スピードと肩は平均以上でそれまで守っていた1BからOFに転向する予定。

49. ダコタ・ハドソン:RHP ミシシッピ州立大学

今年の夏のケープコードリーグで評価を上げた6フィート5たるフレームを持つ先発投手。90マイル中盤の速球と90マイル前半のカットボールにブレーキングボールを交えて三振を奪うピッチングスタイル。長くコントロールに苦しんでいたがそれも改善傾向にあり、この傾向が続けばローテーション3番手クラスか。

50. ローガン・ショア:RHP フロリダ大学

速球は90マイル前半程度だが卓越したコマンドでそれをカバーする技巧派。チェンジアップは高い評価を得ており、”アンヒッタブル”と称する声も。ただ、K/9の数値は低く、支配的なピッチングをすることはできない。チェンジアップ以外の変化球がイマイチなのもマインスポイント。

 

Text by Ryota Ookaya
写真 : https://flic.kr/p/a5jjLX