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2019 ALDS Review:HOU vs TB

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 ア・リーグ西地区を制したヒューストン・アストロズの対戦相手はワイルドカードを制したタンパベイ・レイズとの組み合わせとなった。

 Game1

TB 2-6 HOU

勝: ジャスティン・バーランダー(1-0)

負: テイラー・グラスノー(0-1)

  アストロズの先発はジャスティン・バーランダー(RHP) 先頭バッターを四球で塁に出すも続く2番バッターを5-4-3の併殺打、3番バッターを見逃し三振と三者凡退の好スタート。4回までレイズ打線をノーヒットに抑える。5回表に5番ブランドン・ロウ(2B)に初ヒットを許すも後続3人を打ち取りこの回も無失点。結果7回まで投げて1安打8奪三振無失点の好投で試合を作った。

 レイズの先発はテイラー・グラスノー(RHP) こちらも初回は三者凡退、2回は2アウト1.2塁、3回は2アウト満塁と得点圏にランナーを置くもあと一本を許さなかった。4回は三者凡退に抑えた。5回裏ランナー1塁で2番ホセ・アルトゥーベ(2B)にレフトへの先制ツーランホームランを打たれたところで降板となった。4回1/3  (77球) 奪三振5 失点2であった。

 アストロズはこの回相手のエラーでもう2点を追加した。

 七回裏には4番手オリバー・ドレイク(RHP)から5番ヨーダン・アルバレス(OF)、6番ユリ・グリエル(1B)の連続タイムリーツーベースでさらに2点追加して6点のリードとした。

  レイズ打線の反撃は8回表この回から登板の2番手ライアン・プレスリー(RHP)から代打エリック・ソガード(2B)、1番オースティン・メドウズ(OF)の連続タイムリーツーベースで2点を返し4点差とする。

 しかし後続は打ち取られ追加点が取れず。2-6でアストロズが初戦を勝利した。

 

 Game2

TB 1-3 HOU

勝: ゲリット・コール(1-0)

負: ブレイク・スネル(0-1)

  レイズは初戦4番DH起用だったヤンディ・ディアス(3B)が1番サード、出場が無かったアビサイル・ガルシア(OF)を5番ライトに起用するなどスタメンを変更。アストロズもカイル・タッカー(OF)がライト、マーティン・マルドナード(C)がキャッチャーにスタメン変更。

  初回いきなりカルロス・コレア(SS)の好プレーで試合がスタート。

  アストロズの先発はゲリット・コール(RHP) 初回は2三振、2回には三者連続三振と5回までに10個の三振を奪うなどレイズ打線を封じ込める。好投はこの後も続き8回表、6.7番を連続三振に抑えた。しかし後続バッターに二塁打、四球を出したところで交代。8回2/315奪三振無失点の好投で試合を作った。

 レイズの先発はブレイク・スネル(LHP) 初回は三者凡退、2.3回はヒットなどでピンチを作るも後続を打ち取り無失点で抑え、前日同様投手戦となる。4回裏4番のアレックス・ブレグマン(3B)がレフトへのソロホームランで昨日同様アストロズがホームランで先制した。この後スネルは一人を打ち取ったところで交代となった。3回1/3奪三振5失点1であった。

 7回はマーティン・マルドナード(C)のタイムリー、8回にはコレアのタイムリーで追加点を取り3-0とする。

 レイズは9回表に前の回から投げているクローザーのロベルト・オスーナ(RHP)から満塁のチャンスを作り、5番アビサイル・ガルシア(OF)の内野ゴロの間に1点を返す。再び満塁としたが、代わったウィル・ハリス(RHP)を攻めきれず。3-1でアストロズが勝利し、

 ALCSへ王手とした。

 

 Game3

HOU 3-10 TB

勝: チャーリー・モートン(1-0)

負: ザック・グレインキー(0-1)

  2連敗で後がないレイズはALWCで好投したチャーリー・モートン(RHP)が先発。初回2番ホセ・アルトゥーベ(2B)にセンターへのソロホームを打たれ先制される。

  しかし後続は打ち取り失点はこの1点のみ。その後はランナーを出すもアストロズ打線に追加点を与えず。5回まで投げて1失点9奪三振の好投で流れを作った。

  アストロズはトレードで加入したザック・グレインキー(RHP)が先発。初回は三者凡退、しかし2回裏1.2塁からケビン・キアマイアー(OF)に逆転スリーランを打たれる。

 3回ジーマン・チョイ(1B)に4回にはブランドン・ロウ(2B)にホームランを打たるなど3回2/3で被本塁打3 失点6でマウンドを降りた。

 レイズはこの後2つのタイムリーでさらに3点を追加して8-1とアストロズを大きくリードする。

 アストロズも6回表にユリ・グリエル(1B)の2点タイムリーで8-3と5点差に縮まる。

 しかしアストロズはこの後追加点を奪えず、レイズはさらに2点を追加して10-3で勝利した。

 

 Game4

HOU 1-4 TB

勝: ライアン・ヤーブロ(1-0)

負: ジャスティン・バーランダー(1-1)

  レイズはオープナーでディエゴ・カスティーヨ(RHP)が先発。1番スプリンガーにヒットを打たれるも後続を三者三振に抑える。2回2アウトを取ったところで交代。1回2/3無失点の好投でマウンドを降りた。

アストロズは中3日で1戦目に投げたジャスティン・バーランダー(RHP)が先発した。初回トミー・ファム(OF)にレフトへの先制ソロホームを打たれる。これまでアストロズに先制されていたが、Game4でついにレイズが先制点を取った。さらにトラビス・ダーノウ(C)とジョーイ・ウェンデル(2B)のタイムリーで2点を追加し3-0とする。

 4回表ランナー1塁でヨーダン・アルバレス(OF)がフェンス直撃の打球を放ちその間に1塁ランナーがホームを狙うもケビン・キアマイアー(OF)→ウィリー・アダメス(SS)の中継プレーでホームタッチアウト。この回アストロズは無得点に終わる。

 レイズ2番手ライアン・ヤーブロー(LHP)と3番手ニック・アンダーソン(RHP)が6回までアストロズ打線を無失点に抑えます。アストロズもホセ・ウルキディ(RHP)などのリリーフ陣の好投でこちらも無失点。

 8回表アストロズは前の回から投げている4番手コリン・ポシェ(RHP)からロビンソン・チリーノス(C)が右中間へのソロホームランを放ち3点差につめ寄る。

 9回表には5番手エミリオ・パガン(RHP)から1アウト1.3塁のチャンスを作る。ここでキャッシュ監督が投手交代を告げた。パガンに代わって2戦目に先発したブレイク・スネル(LHP)が登板。後続2人を抑え4-1で逃げ切り2勝2敗のタイでついに最終戦へ。

 

 Game5

TB 1-6 HOU

勝: ゲリット・コール(2-0)

負: テイラー・グラスノー(0-2)

  アストロズは2戦目に好投したゲリット・コール(RHP)が先発した。

 2回表エリック・ソガード(2B)にライトへのソロホームを打たれ今シリーズ初失点。その後はランナーを出しても得点を許さなかった。そして三者凡退を5回とレイズ打線を封じ込める。8回まで投げ10奪三振1失点。2試合で15回2/3で25奪三振1失点と圧倒的な成績を残した。

 レイズは1戦目に投げたタイラー・グラスノー(RHP)が先発した。

 初回ノーアウト1.3塁のピンチを作り、3番ホセ・アルトゥーベ(2B)が先制タイムリーを打たれる。続く4番アレックス・ブレグマン(3B)の2点タイムリー、6番ユリ・グリエル(1B)のタイムリーで初回から4失点。

 アストロズはグラスノーのセットポジション時に球種によってグローブの位置が違う癖を見抜いていました。グラスノーは2回2/3を投げて5被安打4失点でマウンドを降りました。

 アストロズは8回裏にマイケル・ブラントリー(OF)とホセ・アルトゥーベの2者連続ホームランで更に2点を追加し6-1とリードを広げる。

 9回表はクローザーのロベルト・オスーナ(RHP)が登板。三者凡退に抑えアストロズが6-1で勝利し3年連続のALCS出場を決めた。

 

 考察

 レイズは5試合中4試合でアストロズにいずれもホームランで先制点を取られ追う展開に。さらに点差を縮めても追加点を取られてしまう苦しい展開。敵地2連敗からホームでトミー・ファムやケビン・キアマイアーなど野手陣がグレインキー、バーランダーを攻略して2連勝でタイに持ち込んだ。しかし2.5戦目先発のコールからチャンスを作れず。ALCSへの出場は叶わなかった。それでもアストロズの強力な投手陣と野手陣を相手に最後の5戦目まで勝負を持ち越し、アストロズを苦しめる戦いを見せた。

 アストロズは1番のスプリンガーが3戦目までノーヒット。2番のブラントリーは不調で一方で、アルトゥーベとブレグマンの先制ホームラン。アルバレスとグリエルなどの他のバッターが好調でカバーができた。投手はゲリット・コールが圧巻のピッチングで試合を作り上げた。ウィル・ハリス、ホセ・ウルキディなどのリリーフ陣の好投も光った。一方でスプリンガー、ブラントリーの復調やバーランダー、コール、グレインキーの負担軽減にもう1人先発が必要などALCS、WSまで向けて解決するべき課題も残っている。

 

Written by Yu Okura

Photo link https://flic.kr/p/2hCTV2p

2019年MLBオールスター

Hyun-Jin Ryu

 

 

 

 

 

 

 

 今年のオールスターは節目となる90回目だ。7月9日にクリーブランド・インディアンスの本拠地であるプログレッシブ・フィールドで行われる。クリーブランドでオールスターが開催されるのは史上最多の6回目であり、プログレッシブ・フィールドでは1997年以来2度目、球場開設25周年とこちらも節目である。

  All-Stars Starters
  American League National League
C ゲイリー・サンチェス(NYY) ウィルソン・コントレラス(CHC)
1B カルロス・サンタナ(CLE) フレディー・フリーマン(ATL)
2B DJ ルメイヒュー(NYY) ケーテル・マルテ(ARI)
3B アレックス・ブレグマン(HOU) ノーラン・アレナド(COL)
SS ホルヘ・ポランコ(MIN) ハビアー・バイエス(CHC)
OF マイク・トラウト(LAA) クリスチャン・イエリッチ(MIL)
OF ジョージ・スプリンガー(HOU) コディ・ベリンジャー(LAD)
OF マイケル・ブラントリー(HOU) ロナルド・アクーニャ Jr.(ATL)
DH J.D. マルティネス(BOS)  

 

 本コラムでは、「アメリカン・リーグ」、「ナショナル・リーグ」、「ホームランダービー」、「SiriusXM All-Star Futures Game 要注目選手」について触れている。

Written by Tsubasa Komiyama and Yu Ohkura

Photo link https://flic.kr/p/ecTugh

 

後半戦展望 : ヒューストン・アストロズ

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デッドラインを経ての各チームの変化についてまとめる。今回はヒューストン・アストロズだ。

昨年悲願のワールドチャンピョンに輝いたアストロズ。2連覇に挑む今年は昨年のメンバーに加え、先発にゲリット・コールを補強し、優勝候補筆頭としてシーズンを迎えた。前半戦を64勝35敗と素晴らしい成績で折り返し、ア・リーグ西地区を引っ張っている。そんなアストロズだが、後半戦に向けてリリーフを中心にて選手の入れ替えを行った。

 

マーティン・マルドナード(LAA)↔パトリック・サンドバル

 

ライアン・プレスリー(MIN)↔ホルヘ・アルカラ、ギルバート・セレスティーノ

 

ロベルト・オスーナ(TOR)↔ケン・ジャイルズ、デビッド・ポリーノ、ヘクター・ペレス

 

この3件のトレードを成立させ、昨年のゴールドグラブ賞キャッチャーのマルドナード、トロント・ブルージェイズの若きクローザーであるオスーナを獲得するなど確実に戦力をアップさせた。アストロズのクローザーは16年からの2年間ジャイルズがつとめていたが、今回のトレードでチームは彼に見切りを付けるような形となった。

持ち前の強力打線とジャスティン・バーランダー、ゲリット・コール、ダラス・カイケルの3本柱を中心に勝ち星を重ねているアストロズ。更には期待のトッププロスペクトであるカイル・タッカーも昇格を果たしており、今回のトレードを含めますます抜け目のないチームとなっている。強豪ひしめくア・リーグ西地区だが、2年連続となるワールドチャンピョンへ向け、まずは確実に地区優勝を勝ち取りたい。

 

Text by Akinari Miyazaki

Photo by : https://www.flickr.com/photos/jrth/5527103/

2017 Top 100 Prospects

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*レポートはチーム別リストを参照。

 

2017 Top 100 Prospects
ランク 選手名 チーム名 ポジション
1 ジェイソン・グルーム BOS LHP
2 アンドリュー・ベニンテンディ BOS OF
3 ブレンダン・ロジャース COL SS
4 ヨアン・モンカダ CHW 2B
5 ルーカス・ジオリト CHW RHP
6 ブレント・ハニーウェル TB RHP
7 イアン・ハップ  CHC OF
8 コディ・ベリンジャー LAD 1B
9 ジョシュ・ヘイダー MIL LHP
10 エロイ・ヒメネス  CHC OF
11 フランクリン・バレット OAK SS
12 ニック・センゼル CIN  3B
13 フランシス・マーテス HOU RHP
14 ラファエル・ディバース BOS 3B
15  アレックス・レイエス STL  RHP

16

ダンズビー・スワンソン ATL SS
17 ルイス・ブリンソン MIL  OF
18 ホセ・デレオン TB RHP
19 クリント・フレイジャー NYY OF
20 エリック・フェッディ WSH RHP
21 コルビー・アラード ATL LHP
22 ビクター・ロブレス WSH OF
23 ウィリー・アダムス TB SS
24 ハンター・レンフロー SD OF
25 アレックス・バードューゴ LAD  OF
26 オースティン・メドウズ PIT OF
27 タイラー・グラスノー PIT RHP
28 ハンター・ドージャー KC 3B
29 ジョシュ・ベル PIT 1B
30 レイナルド・ロペス CHW RHP
31 カイル・ルイス SEA OF
32 ジェフ・ホフマン COL RHP
33 マット・チャップマン OAK 3B
34 ドミニク・スミス NYM 1B
35 アーロン・ジャッジ NYY OF
36 ブラッドリー・ジマー  CLE OF
37 ヤディアー・アルバレス LAD RHP
38 ショーン・リードフォーリー TOR RHP
39 フランシスコ・メヒア CLE C
40 デビッド・ポリーノ HOU RHP
41 タイラー・オニール SEA OF
42 A.J.パク OAK LHP 
43 ブレイク・ラザフォード NYY OF
44 ウォーカー・ビューラー LAD RHP
45 ザック・コリンズ CHW C/1B
46 ヨハンダー・メンデス TEX LHP
47 スティーブン・ゴンザルベス MIN LHP
48 カイル・タッカー HOU OF 
49 ホルヘ・アルファロ PHI C
50 ヘルマン・マーキス COL RHP
51 アンダーソン・エスピノーザ SD RHP
52 アミーア・ギャレット CIN LHP 
53  アリスティーディス・アキーノ CIN OF
54 デズモンド・リンジー NYM OF
55  ショーン・ニューカム ATL LHP
56  オースティン・ライリー ATL 3B
57 カル・クオントリル SD RHP
58 ライリー・パイント COL RHP
59 アメド・ロサリオ NYM SS
60 グレイバー・トーレス NYY SS
61 シクスト・サンチェス PHI RHP
62 イーサン・ディアズ MIL SS
63 コリー・レイ MIL OF
64

ロバート・スティーブンソン

CIN RHP
65 ウィリー・カルフーン LAD 2B
66 リース・ホスキンズ PHI 1B
67 ハリソン・ベイダー STL OF
68 オジー・アルビース ATL 2B 
69 ラウディ・テレズ TOR 1B
70 トレバー・クリフトン CHC RHP
71 ルーク・ウィーバー STL RHP
72 ボビー・ブラッドリー CLE 1B 
73 マイク・ソローカ ATL RHP
74 トリスタン・マッケンジー CLE RHP
75  レイメル・タピア COL OF
76 フランクリン・キロメ PHI RHP
77 カーソン・フルマー CHW RHP
78 アルバート・アルモラ CHC OF
79 ジャレル・コットン OAK RHP
80 マニュエル・マーゴット SD OF
81 ケビン・マイタン ATL SS
82 ブライアン・レイノルズ SF OF
83 フォレスト・ウィットリー HOU RHP
84 T.J.ゾイク TOR RHP
85 ディラン・カズンズ PHI OF
86 ジェシー・ウィンカー CIN OF
87 タイラー・ビーディ SF RHP 
88 シェド・ロング CIN 2B
89 ドミンゴ・アセベド NYY RHP
90 トラビス・デメリ ATL 2B
91 ダニエル・ゴセット OAK RHP
92 ディラン・シーズ CHC RHP
93 ジョン・ハリス TOR RHP
94 クリスチャン・スチュワート DET OF
95 ブラディミール・ゲレーロJr TOR 3B
96 J.P.クロフォード PHI SS
97 コディ・セドロック BAL RHP
98 ジェイマー・キャンデラリオ CHC 3B
99 マイケル・コペック CHW RHP 
100 フランクリン・ペレス HOU  RHP

 

Text by Ookaya Ryota
写真: https://flic.kr/p/N1CRAP

2017 Top 20 Prospects:ヒューストン・アストロズ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

1. フランシス・マーテス:RHP
常時90マイル後半の速球を投げることができる剛腕。この速球にパワーカーブとチェンジアップを交え緩急をつけて空振りを奪う。カーブはアウトピッチとして非常に優秀なボール。チェンジアップのクオリティは高くはないが、AFLでは重点的に改善に取り組んでいた。コントロールは悪くないが、細かいコマンドは持ち合わせていない。エースポテンシャルの持ち主で今シーズン中のメジャー昇格も有り得る。

2. デビッド・ポウリーノ:RHP
90マイル中盤の速球とカーブ、チェンジアップのコンビネーション。6-4と大柄な体格で速球は角度がついており、球威がある。アウトピッチのカーブも速球と緩急をつけるには有効なボールで曲がり幅も大きいため空振りを奪いやすい。チェンジアップも改善の兆しを見せている。デリバリーは力感がなく、スムーズなためストライクゾーンにボールを集めることには苦労しない。シーズン最多で90イニングしか投げたことがなく、耐久性については不安が残る。

3. カイル・タッカー:OF
バットを後ろに引いてタメを作る独特なスイングだが、しっかりとバランスが取れており平均以上のバットスピードを生み出すことができる。パワーも平均かそれ以上でシーズン15~20HRをマークすることも可能。昨シーズンは32盗塁をマークしたが、本来それほどスピードがあるタイプではないため今シーズン以降は数が減るだろう。守備では肩が強いためRFを守っている。 

4. フォレスト・ウィットリー:RHP
90マイル中盤の速球とカーブ、チェンジアップ、スライダーのコンビネーション。速球は球威があり、カーブ、チェンジアップ、スライダーどの球種も平均かそれ以上のクオリティ。がっしりとした下半身に支えられたデリバリーは安定しており、コントロールを乱すことも少ない。完成度は既に高く、高卒ながら早期昇格も望める。あえて弱点を言うならアップサイドに若干かけるところか。 

5. フランクリン・ペレス:RHP
90マイル前半の速球とカーブ、チェンジアップのコンビネーション。身長の割りに体重がついていないので今後さらに球速が上昇する可能性はある。速球はフォーシーム、ツーシーム、カッターの3種類があり、どれも平均以上のクオリティ。カーブは不安定だが、曲がり幅が大きく空振りが奪いやすい。チェンジアップは速球と同じアームスピードで投げられるため緩急がつけやすくなっている。コントロールもよく、筋肉をつけてデリバリーが安定すれば言うことなしだ。 

6. テオスカー・ヘルナンデス:OF
昨シーズンはアプローチを改善し四球を増やすことに成功した。メジャーでは三振が増え低打率に終わってしまったが、マイナー同様にしっかりと四球を選ぶことができていた。パワーは平均以上でシーズン20HRをマークすることもできるだろう。スピードもあり、肩も強いがメジャーではジョシュ・レディックやジョージ・スプリンガーがいるためLFを守ることが多くなるだろう。

7. ラモン・ラウレノ:OF
昨シーズン、ブレークを果たした小兵。フィールド全体を使った打撃をすることができるためハイアベレージを残すことができる。昨シーズンはA+-AAで15HRを放ったが、小柄でスイングもタメが小さく長打を狙うようなものではないため、今シーズン以降HRの数は少なくなる可能性が高い。スピードがあり、肩も強いがルート取りなどに若干不安があるためRFでの起用が無難か。

8. デレク・フィッシャー:OF
パワー&スピードに高評価を得る粗削りなタレント。20-20をマークすることも不可能ではないが、コンタクトスキルに難があるため高打率は望めない。その分四球を多く選ぶことで出塁率は悪い数字にはなっていない。 スピードはあるが、肩が弱く、打球反応が悪いため将来は現在守っているCFからLFに移ることになるだろう。

9. ユリエスキ・グリエル:3B
NPBでもプレー経験があるキューバ人。昨シーズン途中にHOUと5年47.5Mの契約を結んで加入した。柔軟なスイングでどのコースのボールでも対応することができ、パワーも申し分ない。3B守備は可もなく不可もなくといったところだが、HOUのIFは若く守備が上手い選手がそろっているため主に1Bを守ることになりそう。

10. A.J.リード:1B
昨シーズン満を持してメジャーデビューを果たしたが、メジャーの投手に最後まで対応することができなかった。オフには打撃コーチと共にスイングの改善に取り組み、また、シーズン中に増えた体重を落とし1年間失速せずプレーできるようにすることを目標とした。肩は強いが、1Bなので披露する機会は少ない。守備はもう少し改善する必要がある。1B/DHはライバルが多く限られた出場機会の中で結果を残す必要がある。

11. J.D.デービス:3B
2年連続でマイナーで20HR以上をマークしているパワーが持ち味。ただ、徐々に成績は悪化してきているため今後さらに上のレベルの投手のボールに対応できるかは未知数。大柄な体格のためスピードは平均を大きく下回る。大学時代クローザーを務めていたため肩は強いが、守備は平均以下。

12. ダズ・キャメロン:OF
元メジャーリーガー、マイク・キャメロンの息子。身体能力が高く、スピードは平均以上だが盗塁は上手くなく成功率は低い。走塁ではスピードを生かし切れていないが守備では十分に生かしており、将来はCFのGG賞候補。打撃ではコンパクトなスイングでボールまで最短距離でバットが出せている。パワーは平均を下回る。スピードを落とさず、どれほどパワーがつけられるかが今後のカギ。

13. ドリュー・ファーガソン:OF
昨シーズン長打を意識した打撃スタイルに変更したことでブレークを果たした。小柄な体格ながらも、最後まで振り切るスイングでパワーを生み出している。その分、三振が増えたが許容範囲だろう。打率もどのレベルでも高水準で、アプローチもよく出塁率も高い。ラウレノと同じく、上のレベルでもパワーが通用するか見ものである。スピードは平均以上でOF3ポジション全てをこなす器用さがある。

14. ギャレット・スタッブス:C
守備の上手さがだけが取り柄だったが、昨シーズンは打撃でも目立った成績を残すことに成功した。2ストライクからでも恐れずにスイングをするが、コンタクトスキルが高いため三振は少ない。非常に小柄なためパワーは平均以下でシーズン2桁HRをマークすることは難しいだろう。守備は大学最終年に所属するリーグでCとして最優秀守備選手に選ばれるほどで肩も強い。

15. ミゲランジェル・シエラ:SS
小柄ながらもHRを打つことができるパワーの持ち主。18歳と若いがアプローチは悪くなく、しっかりと四球を選ぶことができる。昨シーズンRでは好成績を残したが、A-ではスランプに陥ったところが気になる点。守備ではSSに残ることができる能力を有している。

16. ショネル・ペレス:LHP
昨年インターナショナルFAで加入。9月に一度契約するも、メディカルチェックで問題が見つかり破談となり、12月に契約金の金額が大幅に引き下げられて再び契約した。90マイル前半のフォーシームとツーシーム、カーブ、スライダー、チェンジアップのコンビネーション。どのボールも平均程度のクオリティはあり、コントロールも悪くないが、小柄なため先発として投げられる耐久性について懸念されている。

17. スティーブン・レン:OF
16年ドラフト6巡目指名。しっかりとボールにコンタクトすることを意識したスイングでラインドライブの打球を量産することができる。四球も選ぶことができ、スピードも平均以上なためリードオフ向き。昨シーズンA-でHRを多く放ったが、本来それほどパワーがあるタイプではない。守備ではレンジは広いが肩が弱いためLFに入れるのが無難だろう。

18. ジェイソン・マーティン:OF
昨シーズンは23HRをマークするも打者有利なリーグでプレーしていたことが大きく影響しており、本来はそれほどパワーがあるわけではない。打撃は平均レベルで、四球を多く選び出塁率を稼げるところが長所。スピードはあるが、盗塁は上手くなく成功率は低い。守備もCFとして守れないことはないが肩が弱いためLFが無難。将来は第4のOFか。

19. コリン・モラン:3B
ヒッティングスキルの高さがウリの13年の全体6位指名選手。15年までは最低でも.290台に乗せていた打率が昨シーズンは急降下。AAAに対応することができなかった。ヒッティングスキル以外はこれといった長所がなく、パワー、スピード、守備共に平均以下。昨シーズン、メジャーデビューを果たすもHOUのIFの層は厚いため今シーズンはベンチを温めることが多くなりそう。

20. ヤンデル・グスターブ:RHP
昨シーズン、メジャーデビューを果たした最速102マイルの速球が武器のリリーフプロスペクト。これに90マイル前半のスライダーを組み合わせイニング以上の三振を奪う。問題はデリバリーの不安定さと、そのことが原因となっているコントロールの悪さ。これさえ克服できればクローザーレベルの投手になるだろう。

 

Text by Ookaya Ryota
写真:https://flic.kr/p/LmynrN