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2016 MLB Draft Pre-Ranking 1~10

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2016年度のMLBドラフト候補生を評価することが、本ランキングの目的である。計50名のドラフト候補生を簡易なレポートと共に読み解いていこう。

1~10/11~30/31~50

1. ジェイソン・グルーム:LHP バーネガット高校  コミットメント:バンダービルト大学

今夏のショーケースから一気に評価を上げたサウスポー。6フィート6、220ポンドたるフレームの持ち主。非常にスムーズで安定したスリークォーター気味のアングルから投げる90マイル中盤の速球と70マイル中盤のカーブ、チェンジアップはいずれも高評価。コントロールも平均以上。来年6月のドラフト時にはまだ17歳と若く、アップサイドを考えるとメジャーでも有数の投手になれる可能性を秘めている。

2. コリー・レイ:OF ルイスビル大学

5フィート11と小柄ながらも5ツール揃った外野手。去年まではスピードとバッティングが取り柄のリードオフマンタイプと見られていたが、今年から長打を意識して去年8本だった長打を31本に増やした。一方でアプローチが雑になったところはウィークポイント。守備でもCFを守れる能力を兼ね備えている。コンパクトになったカーク・ギブソンと評する声も。

3. A.J.パク:LHP フロリダ大学

最速98マイルの速球が武器の大学No.1投手。力のある速球で打者を攻めていくタイプで変化球は多投しないが、スラーブのようなスライダーも威力があり、空振りを奪えるクオリティにある。球の出どころが見にくいフォームだが、力が入りすぎている感も否めない。コントロールに難を改善すれば全米1位指名も夢ではない。

4. カイル・ルイス:OF マーサー大学

無名大学の選手ながらもずば抜けたパワーとバッティングで高評価を得るスラッガー。非常に安定したスイングとバットスピードでいとも簡単に打球をスタンドまで持っていくことが出来る。スイングが大きすぎるため、三振の数も多い。肩は平均より強いが、CFでの動きはそれほどよくないのでRF向きと言われている。足は平均レベル。

5. デルビン・ペレス:SS インターナショナル・ベースボール・アカデミー

スピードツールは今ドラフトで最高クラスとの呼び声も高いプエルトリカン。このスピードと93マイルを計測した肩を生かした守備は圧巻の一言に尽きる。キャリアを通じて長くSSに留まることが出来る逸材。打撃はパワーツールが乏しいが、6フィート3ながら165ポンドと非常に細身なことが理由なので、今後の体格面での成長を考慮すれば最低でも平均レベルには達するだろう。

6. ライリー・ピント:RHP セント・トーマス・アキナス高校 コミットメント:ルイジアナ州立大学

最速99マイルの直球と80マイル前後のスライダー、チェンジアップで緩急をつけるピッチングスタイル。6フィート4ながら195ポンドと細身で、アップサイドは十分。スリークォーターのアングルから突如ボールが現れるようなフォームで、ただでさえ速球のスピードについていけない打者をさらに惑わすことに成功している。ただ、安定してこのフォームで投げられないためにコントロールが乱れることが多い。大学進学に意欲的で指名されても契約しない可能性がある。

7. ブレイク・ラザフォード:OF チャミネード・カレッジ・プレパトリー高校 コミットメント:カリフォルニア大学

U-18アメリカ代表にも選ばれていた5ツールを備えるプロスペクト。守備では現在のCFからRF/LFに回る可能性もあるが、それでもバリューが落ちないほどの打撃の持ち主で、アプローチも優秀。最も評価の高いツールはスピード。力みなくあらゆる場面で最大限のスピードを出すことができる。ソリッドな成績を残すレギュラークラスの素材。

8. アレク・ハンセン:RHP オクラホマ大学

最速99マイルの速球が最大の武器で、これに3つのブレーキングボールを組み合わせる。スタミナは十分で、終盤になっても球速が落ちることはない。ボールの質は非常に高いが、それを安定してストライクゾーンにいれるコントロールが備わっていない。また、ケガも多いのも心配な点。

9. バディー・リード:OF フロリダ大学

外野守備では今ドラフトで最高と言っても過言ではない。20-80のスケールで70の評価を受けるスピードからなる広いレンジは、捕球が不可能に思える打球をもアウトにすることができる。しかし、盗塁技術は高くないために失敗も多い。打撃ではヒッティングに優れるもののアプローチは雑。6-4ながら185ポンドと細身であることから、パワーは後々ついてくるとの見方が多い。

10. カル・クオントリル:RHP スタンフォード大学

元メジャーリーガー、ポール・クオントリルの息子。90マイル中盤の速球とカーブ、チェンジアップ、スライダーを交えるピッチング。コントロールもよくメジャーに上がるまで時間がかからないタイプ。トミー・ジョン手術で今年はほとんど投げていないが実力は折り紙つき。順調にリハビリが進めば来春から投げ始めることができるかもしれない。

Text by Ryota OOKAYA
写真: https://flic.kr/p/dGAss