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2016 Top 20 Prospects:シカゴ・カブス

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 

1. グレイバー・トーレス:SS
18歳にして1Aで打率.293、本塁打3、OPS.722。若いながらもツール&ルーティーンプレーでミスをしない安定感を兼ね備えたディフェンスに定評。バッティングでも素早くスムーズなスイングを披露し、広角に打ち分ける器用さを持ち併せる。22盗塁を決めたが、成功率は62.8%と技術面はまだまだ。 

2. イアン・ハップ:OF
15年ドラフト全体9位。ジョク・ピーダーソン(LAD)と比較されるフォロースルーを披露し、パワー&アベレージを両立したスイッチヒッターになり得る。選球眼も素晴らしく、A-&1AではOPS.822&9ホーマーを記録。高い身体能力と強肩を生かした外野守備はRF/CF向き。大学では2Bも経験。

3. ウィルソン・コントレラス:C
2Aではリーグ2位の打率.333&二塁打34本をマーク。四球率10.9%の選球眼に加え、ライトスタンドにも放り込むパワーポテンシャルを秘めている。将来像は「打率.270&15ホーマー」とされ、もしクリアできれば捕手としての守備貢献も考慮するとfWARは3.5前後になる計算だ。 

4. デュエン・アンダーウッド:RHP
ハイポテンシャル。コンスタントに90マイル中盤を計時するストレートは98マイルに達し、セカンダリーピッチのカーブもパワフル。よく腕の振れたチェンジアップも評価が高い。細かいコマンドを磨くことができれば大きく成長できるだろう。R&A+では16先発して防御率2.41。

5. ビリー・マッキニー:OF
高いヒッティングセンスを示し、特にスムーズなスイングに定評を得ている。A+&2Aでは.300/.371/.454たるスラッシュラインを残し、OPS.825はキャリアハイ。CHC移籍後は主にRFを守っており、持っているツール以上の動きを見せている。肩の弱さから将来的にはLFに回る可能性が高い。

6. ハイマー・キャンデレリオ:3B
強烈なプルヒッティングを示すスイッチヒッター。パワー&選球眼の評価が高く、ボールを見極めてハードに叩き上げる。特に2A昇格後は46試合で打率.291&OPS.841&21K/22BBと抜群のゾーンコントロール力を発揮。AFLではリーグ2位の5ホーマー。3B守備は平均的。 

7. アルバート・アルモラ:OF
ファイブツールを備える貴公子。特にCFディフェンスの評価が高く、未来のゴールドグラバー候補に挙げられる。バッティングではリラックスした構えから滑らかなスイングを披露し広角に打ち分ける。2Aでは打率.272、本塁打6、OPS.727、盗塁8という内容。 

8. ピアース・ジョンソン:RHP
92-94マイルのシンカー&スライダーで攻めるピッチングスタイルはドリュー・ストーレン(WSH)と比べられる。カッター&チェンジアップも扱うことができるが、K/BB=2.29とコマンドが平凡。ボール自体の球威は素晴らしく2Aでは16先発して防御率2.08&被打率.223。 

9. エロイ・ヒメネス:OF
ツールに富んでおり『ホルヘ・ソレアー(CHC)2世』と呼ばれる。6-4/205たる恵まれた体格から素晴らしいパワーポテンシャルを示しており、18たる年齢に比してボールの見極めもできる。カレッジ選手が集まるA-では、リーグ平均より3歳近く若いにもかかわらずOPS.746&7ホーマー。 

10. ディラン・シーズ:RHP
ドラフト前にトミージョン手術。術前は90マイル後半~100マイルを叩き出していた剛腕。今季途中にカムバックし、24回/25K/防御率2.63と順調な回復ぶりをアピール。球速も最速で97マイルまで出している。変化球&コマンドのクオリティを磨いていきたい。

11. マーク・ザグニス:OF
アスレチック。大学ではCもプロ入り後は持ち前のスピードツールを生かすためOFに転向。成熟したアプローチに支えられたギャップを抜くバッティングでA+では打率.271、本塁打8、OPS.818、86K/80BB。スピード&肩は平均以上でCF/RF向き。 

12. カール.エドワーズ Jr:RHP
度重なる故障により今季はリリーフとしての調整。97マイルのノビのあるストレート&カーブのコンビネーション。2A&3Aでは36試合登板して防御率2.77、K/9=12.2、被打率.139と打者を捻じ伏せた一方でBB/9=6.7と制球が不安定だった。来季は先発復帰か。

13. オスカー・デラクルーズ:RHP
6-4/200たる恵まれた体格から投げ込まれる速球は最速96マイルを計時し、20にして低めに集めるコマンドも示している。アメリカデビューを飾った今季はA-で73回/73K/17BB/防御率2.84と支配的な内容。セカンドピッチが不足しており、カーブ&チェンジアップを磨いていきたい。

14. ダン・ボーゲルバック:1B
6-0/250たる巨漢に似合わず巧みなゾーンコントロールが光る中距離ヒッター。7ホーマーとパワーはそこまでではないが、出塁率.415&62K/63BBとアプローチは成熟している。守備走塁は平凡で、DHが適任だろう。 

15. ドニー・デウィーズ:OF
15年ドラフト2巡目。大学では得点&安打&塁打数&長打率の4部門でリーグトップに輝いた。コンパクトなスイングでヒットを量産し、パンチ力も秘めている。A-ではプラス評価のスピードを武器に19盗塁をマークしたが、打率.266&四球率4.6%と微妙な成績。肩の悪さからLF向き? 

16. エディ・フリオ・マルティネス:OF
契約金$3MでCHC入りした15年インターナショナルFAのトッププロスペクト。ファイブツールを持ち併せ、特にベストツールのスピードが20-80スケールで70評価を得る代物。打撃ではコンパクトなスイングを披露しており、どれだけパワーを伸ばせるかが今後のバリューを左右する。 

17.  ジェンホー・ツェン:RHP
21歳にして完成度が高く、黒田博樹(元NYY)と比較される。 コマンドが安定しており、90マイル前後のストレート&カーブ&チェンジアップで自在にストライクゾーンを操る。A+では119回/87K/30BB/防御率3.55。前半戦は防御率4.59と苦しんだが、後半戦は防御率2.78と復調。

18. ブライアン・ハドソン:LHP
6-8/220たる長身から投げ下ろされるカーブは15年ドラフト生の中では最高クラスの評価を得ていた。最速92マイルの速球は大柄な体格から将来的には95マイル程度まで伸びるだろう。プロ入り後にチェンジアップを習得したが、実践の中でも使えるように磨いていきたいところだ。

19. カーソン・サンズ:LHP
94マイルに達するパワフルなストレートを軸にスライダー&チェンジアップも織り交ぜアグレッシブにゾーンを攻める。 高卒選手ながら既に制球面が安定しており、3球種でストライクを取れる点は大きい。6-3/195たる体格からアップサイドは高い。A-では14先発/防御率3.92。

20.  ジャスティン・ステール:LHP
テイクバックの小さいフォームから投げ込まれる90マイル前半のストレートは球速以上にパワフルで、カーブも鋭く切れる。チェンジアップのクオリティはハドソン&サンズに勝るが、体格&コマンドでは劣っており、将来的にはリリーフ向きとされる。A-では10先発/防御率2.66。 

Plus One Prospect
チェスニー・ヤング:2B
14年ドラフト14巡目のカレッジ出身選手。A+ではリーグトップの打率.321をマーク。キャリア174試合でわずか1ホーマーとパワーには乏しいが、51K/57BBと抜群のゾーンコントロール力を誇る。守備では内外野こなすことができ、失策の少なさが光る。 

 

Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/nXStpR