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2018 Team Preview:トロント・ブルージェイズ

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*40人ロースターはリンクより参照

*SP横*マークはローテーション候補の意を示す

 

  • 本拠地:ロジャース・センター

他の球場と大きさを比較する→http://yakyujo.com/ml19/

 

広さ
レフト 100.0m
センター 121.9m
ライト 100.0m
フェンス高さ 3.0m
パークファクター平均*100
安打 97.4
ツーベース 107.5
スリーベース 93.7
HR 92.3
得点 94.6

 

  • 予想オーダー

1.デボン・トラビス:2B

デビューイヤーから2年連続打率.300を記録するも、17年はキャリアワーストの185打数、打率.259。2B通算DRS=6、UZR=5.4と守備は良いが、GMはそもそも守備指標に懐疑的。18年も離脱が長ければ、新加入のヤンガービス・ソラーテに2Bの座を奪われるかもしれない。

2.ジョシュ・ドナルドソン:3B

4年連続となるAS選出は逃したものの、3年連続30本塁打、OPS+=140を記録した。通算BB/K=0.63とアプローチに定評があり、3B通算DRS=52、UZR=43.2と守備も良い。ただし17年はUZR=-0.9を記録。年俸23MでFA間近のドナルドソンの去就は気になるところだ。

3.ジャスティン・スモーク:1B

17年は打率.270/OPS.883/38(対左7本)本塁打のキャリアハイでAS初出場を果たした。左投手を苦手としていたが、17年は左投手からも打つことが出来た。プルヒッターでありフライボールヒッター。積極的アプローチだが、通算打率.232/.出塁率.317と四球は平均以上に選べている。スティーブ・ピアースと1Bの座を争う。

4.カーティス・グランダーソン:LF

予想オーダー唯一の左打者。37歳とピークは過ぎているものの、17年はメッツで19本、ドジャースで7本の本塁打を放ち、4年連続20本塁打を継続させると共に、通算300本塁打を達成した。極端に慎重なアプローチでハードコンタクトの多いバッター。左打者が不足していることもあって、一定の出場機会が得られるため5年連続20本塁打に期待したい。

5.ケンドリス・モラレス:DH

スモークと同じくスイッチヒッターで、左投手を苦手としていない。17年はOPS+=94だった一方で28本塁打を記録。しかし、エドウィン・エンカーナシオンの穴を埋めたとは言えず、再び30本塁打の大台に乗せたい。BB%が低下する一方でK%が増加しているのは気がかり。

6.トロイ・トゥロウィツキ:SS

故障が多いSSで、18年は既に4月末まで離脱することが決まっている。17年はSS守備でDRS=0、UZR/150=-2.4と、移籍後振るわない打撃成績だけでなく、守備成績でも陰りが見えた。故障さえしなければ好成績を収められる選手だっただけに、復帰後は好成績を収めたい。契約は最短でも35歳となる20年(20→20→14→15*)まで続くことになっている。

7.ランダル・グリチック:RF

17年のオフにカージナルスからトレードで加入した。パワーはメジャー平均を上回るものの、アプローチに難があり、通算BB/K=0.20。プルヒッターであり打球の約半数が左方向(右打者)。パワーポテンシャルを活かしきれていないだけに、新天地でグレードアップを狙いたい。OFでは3ポジション共にDRSとUZRは+を記録している。

8.ラッセル・マーティン:C

通算BB/K=0.66のアプローチと強肩、フレーミングに定評のあるキャッチャー。近年は盗塁阻止率やフレーミングが低下して評価を落としている。13年には、当時まだメジャーリーグで脚光を浴びていなかったフレーミング技術をパイレーツに高く評価された。

9.ケビン・ピラー:CF

球界を代表するディフェンダーの1人であり、15年にはウィルソン Def PlayerのCFに選出。通算DRS=52、UZR=41.8を記録。一方で通算BB/K=0.28、OPS+=85とバッティングは下位打線向きの成績。通算55盗塁19盗塁死とスピードは攻守で活かされている。18年はヤンキース戦にて二盗、三盗、本盗を連続で決めてみせた。

 

2016 Team Preview:カンザスシティ・ロイヤルズ

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*40人ロースターはリンクより参照
*SP横*マークはローテーション候補の意味を示す。

  • 本拠地:カウフマン・スタジアム

他の野球場と大きさを比較する→http://yakyujo.com/ml03/

 

広さ
レフト 100.6M

センター

125M
ライト 100.6M
フェンス高さ 2.4M
パークファクター平均*100
安打 99.5
ツーベース 122.1
スリーベース 145.5
HR 79.3
得点 101.9
  • 予想オーダー

1.アルシデス・エスコバー:SS
ベネズエラ出身のSS。昨シーズンはALCSでMVP、ワールドシリーズで先頭打者初球ランニングホームランを放つなどポストシーズンでOPS.861とワールドチャンピオンになったチームの中で印象的な活躍をした。一方シーズンではリーグワーストのOPS.614と不振。早打ちでOBP.293と1番打者として物足りない成績だった。守備ではDRSは-1だったがUZRは+7.1をマーク、自身初となるゴールドグラブ賞を受賞した。

2.マイク・ムスタカス:3B
07年にドラフト全体2位指名での入団もなかなか結果が出なかったが、起用し続けると14年のポストシーズンに15試合で5ホームランと開花の兆しを見せた。迎えた15年は.284/.348/.470&22HRと軒並み自己ベストの成績を叩き出し、オールスターにも初選出される1年となった。1番の成長は対左投手への成績で、OPS.554だった苦手だった14年から一転OPS.823と完全に克服した。3Bの守備は本来上手いが、昨シーズンはDRS+4と彼にしてはやや物足りない数字だった。

 3.ロレンゾ・ケイン:CF
メジャー有数のCFへ成長した走攻守全てでチームを引っ張る存在。昨シーズンは打での成長を見せ、14年の5HR→16HRとパワーアップ。.307/.361/.477と全て自己最高の成績だった。リーグ2位の28盗塁、DRS+18、UZR+14.3と走、守は変わらず高いレベルにあり、MVP投票では3位に入る活躍だった。今年29歳だが本格的に野球を始めたのは高校2年の時であり、まだまだ伸びしろはありそう。

4.エリック・ホズマー:1B
勝負強さが光るKCの4番。昨シーズンはともに自己最多となるOPS.822&93打点と4番として活躍。右投手に対してOPS.885と相性が良いが、対左でもOPS.730と苦手というほどでもない。26歳にしてゴールドグラブ賞3回の1B守備も評価が高い。唯一物足りないのは過去1度も20HR以上をマークしたことのない長打力だろう。今年は20HR以上をクリアしたい。

5.ケンドリス・モラレス:DH
キューバ出身のチャンスに強い両打ちのスラッガー。ビリー・バトラー(OAK)が3年30MでOAKに移籍し、その穴埋めとして2年17Mで獲得すると、主にDHとして出場し.290/.362/.485&22HR。シルバースラッガー賞&エドガーマルティネス賞を獲得した。当初は14年の不振からモラレスの契約に疑問視する声もあったがバトラーのOAKでの成績を見ても、今となってはモラレスと契約したことは成功だったと言わざるを得ない。

6.アレックス・ゴードン::LF
KC生え抜きでチームの中心選手。オフにFAとなり流出かと思われたが、4年72Mで残留を決めた。球団史上最高額の契約ではあるが、近年の高騰を考えれば契約自体はかなりお買い得。昨シーズンは怪我の影響で104試合の出場にとどまり、オールスターも辞退。4年連続で獲得していたゴールドグラブも逃してしまった。しかし打撃は.271/.377/.432&13HR、DRS+7、UZR+6.9と成績自体は例年通り。怪我さえなければ心配なさそうだ。

7.サルバドール・ペレス:C
昨シーズンのワールドシリーズMVP。KCを引っ張る25歳の若き司令塔。3年連続のゴールドグラブ、自己最多の21HRと攻守両面で存在感を示し、リーグ屈指のCへと成長した。欠点は四球を選べないことで、142試合でわずか13四球と相変わらずのフリースインガーっぷりだった。オフには5年52.5Mで契約延長。

8.レイモンド・フエンテス:RF
25歳、メジャーでは13年に23試合に出場しただけだが、スプリングトレーニングでは絶好調。26試合に出場し.386/.453/.632&3HRと、マイナー通算216盗塁の武器の俊足に加えて打撃でも結果を残し開幕25人枠入りを果たした。

9.オマー・インファンテ:2B
安定した成績を残してきた2Bだったが昨シーズンは.220/.234/.318&2HRと大不振。シーズン後半には移籍してきたゾブリストが2Bを守り、ポストシーズンのロースターからも外され、世界一となったロイヤルズで1人蚊帳の外となってしまった。14年には33四球&68三振だったのが15年には9四球&69三振。2年16Mの契約が残るが、昨シーズンのような体たらくならクリスチャン・コローンにポジションを奪われるかもしれない。