Tag Archives: コディ・リード

2017 Top 20 Prospacts:アリゾナ・ダイヤモンドバックス

29893737516_b617b12b5c_z

 

 

 

 

 

 

 

本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

1. アンソニー・バンダ:LHP
90マイル前半の速球と2種類のカーブ、チェンジアップのコンビネーション。速球は90マイル中盤をマークすることもあり、高めに投げることで空振りを奪うこともできる。アウトピッチはカーブで評価が高く左右関係なく有効。チェンジアップも平均レベルのもの。デリバリーはスムーズだが、体が横に流れることが多くコントロールを乱す原因となっている。将来像は先発4番手か。

2. テイラー・クラーク:RHP
速球の球速は90マイル前半程度だが、大きな体格で真上から投げ下ろすようなデリバリーであるため速球に角度がついており球速以上に打ちづらくなっている。アウトピッチはスライダーで曲がり幅が大きく、速球と緩急をつけることもできる。チェンジアップは平均以下。コントロールがよく、特に速球は投げたいコースへしっかりと投げ分けることができている。

3. ソクラテス・ブリトー:OF
体格は大きくパワーポテンシャルは低くないが、ヒッティングスキルの拙さが仇となって満足に発揮できていない。ストライクゾーンの見極めもイマイチで四球が少なく、大振りのため三振が多い。純粋な身体能力は高いためスピードは平均以上でシーズン25盗塁をマークできるだろう。肩も非常に強くRFとしてなら平均以上に守れる。

4. アンファニー・グリアー:OF
16年ドラフト全体39位指名。昨年大学で圧倒的な成績を残し評価を上げた。打撃ではパワーポテンシャルに光るものを見せており、シーズン2桁HRも不可能ではない。プロ入り後はコンタクトスキルの低さが露呈し三振が増えた。スピードは平均以上でCFに留まれる可能性がある。肩が弱いためCFが守れないとなるとLFを守ることになる。

5. ダウェル・ルーゴ:3B
平均以上のパワーポテンシャルを秘めるスラッガー。コンタクトスキルも低くなく、三振はそれほど多くない。何でも打ちに行くアプローチは要改善。肩は強いが、スピードが平均以下のためレンジが限られており、ハンドリングも拙いためOF転向も考えれている。

6. ジョン・デュプランティアー:RHP
16年ドラフト3巡目指名。90マイル中盤の速球とパワーカーブのコンビネーション。カーブは平均以上のクオリティで空振りを奪うことができるボール。チェンジアップは発展途上。コントロールに難があるが、先発として投げられないほどではない。故障が多く、15年は肩の故障で全く投げられておらず、その後も様々な箇所を痛めており健康面で不安が残る。

7. ドミンゴ・レイバ:SS
バットスピードの速さとバットコントロールのよさを兼ね備える打撃が魅力。非常に小柄なためパワーは平均以下だが全く長打が打てないわけではない。守備ではSSとしては平均以下だが、2Bとしてなら平均レベルには守れるため将来は2Bに移ることになるだろう。

8. ジャスティン・ドナテラ:RHP
速 球の球速は90マイル前半程度だが、よく沈みコマンドよく投げられるため球速以上に打ちづらいボールとなっている。変化球はスライダーはソリッドとの評価 を得ており、チェンジアップも改善の一途を辿っている。デリバリーはスムーズで力感がない。非常に大柄な体格で耐久性も高く先発向き。

9. アレックス・ヤング:LHP
昨シーズンは打者有利なA+のリーグで成績を大幅に落とすこととなった。大学時代、打者をきりきり舞いにさせていたスライダーは健在だが、コントロールが悪くなった。また、速球は最速でも90マイル前半で球威に欠けるためHRを打たれる場面が目立った。球速を上げるのは今からでは厳しいのでせめてコントロールを大学時代並に戻すことができればメジャーでも先発として投げられるだろう。

10. コディ・リード:LHP
90マイル前半の速球とチェンジアップのコンビネーション。昨シーズンはAで支配的な投球を披露したが、A+では散々な結果となった。球威不足とチェンジアップ以外の変化球のクオリティの低さが原因と言われている。体を低くかがめるデリバリーはデセプションに優れている。

11. ジャスラド・キソルム:SS
18歳ながら大卒の選手が多く集まるRのリーグで好成績を残した。無駄がなく、バットスピードの速いスイングでハードコンタクトを生み出すことができる。打球がゴロになる確率が多かったがそれでも9HRをマークするなど才能の片鱗を見せる。ただ、パワーは平均以下だろう。守備ではレンジ、肩の強さ共にSSに残れるレベルにはある。

12. フランク・ダンカン:RHP
フィル・ゴセリン(PIT)とのトレードで加入。シンカー&スライダーのコンビネーションで打者を翻弄するサイドハンド。シンカーは常時80マイル前半と球威に欠けるが、果敢にストライクゾーンにボールを集めAA-AAAで好成績を収めている。メジャーでも先発として投げられるかは微妙なところだが、面白い存在であることは間違いないだろう。

13. ウェイチー・フアン:RHP
チェンジアップに高い評価を得る台湾人。チェンジアップはよく沈み、アームスピードが緩むことなく投げられるため速球と緩急をつけることができ空振りを奪える。90マイル前半の速球は動きが少なく、球威もないためよくHRを打たれてしまっている。よく投げるカーブも平均以下。デリバリーも不安定なためコントロールもイマイチとなっている。過去2年とも故障しており、耐久性も不安の種。

14. ホセ・アルモンテ:RHP
90マイル前半の速球とカーブ、チェンジアップのコンビネーション。昨シーズンはコントロールが改善され、四球が大幅に減った。いずれの球種も平均程度のクオリティ。アップサイドに乏しいがソリッドな成績を期待できるだろう。実力は先発5番手クラス。

15. アンディ・ヤージー:C
16年ドラフト2巡目指名。平均以上のパワーポテンシャルを持つカナダ人。15年に行われた高校生のホームランダービーでは決勝戦まで駒を進めていた。何でも打ちに行くアプローチのため空振りが多く打率は低空飛行となるだろう。守備は全ての項目で平均以下のためいずれ1Bに移ることになるだろう。

16. ジミー・シャーフィー:RHP
常時90マイル中盤の速球と曲がりの大きなスライダーのコンビネーション。小柄で細身の体格だが、体全体を目いっぱい使ったデリバリーで球速出している。そのためデリバリーは力感が強く、変化球を投げるときはあからさまに緩んでいる。コントロールが悪くメジャーで使えるかは微妙なところ。

17. マーカス・ウィルソン:OF
平均以上のスピードを有しており、盗塁成功率も高いためシーズン30盗塁も不可能ではない。肩の強さは平均レベルだがCF守備もそつなくこなすことができる。打席ではアプローチのよさが目立つが、スイングは流動的で固まっていないため成績が上がらない。自分の形を見つけることができれば評価をより上げることができるだろう。

18. ライアン・ジャニュアリー:C
平均以上のパワーポテンシャルを持つタレント。バットスピードが非常に速く、ハードコンタクトを生み出すことができている。大振りのため三振が多いのはその代償。守備では短大時代に向上の一途を辿っていたが、それでも平均以下との評価が多い。肩は強いためOFを守るならRFに入ることになるだろう。5月生まれ。

19. ジャック・ラインハイマー:SS/2B
打撃ではコンタクトスキルの高さが光り三振は少ない。アプローチも悪くなくある程度の出塁率を見込める。パワーレスなため長打にはほとんど期待できない。守備ではレンジ、肩の強さ、ハンドリングなどはSSを守るには十分だが、打撃が弱いためレギュラーは厳しいか。将来はユーティリティーとしてベンチを温めることが多くなりそう。

20. ヨアン・ロペス:RHP
昨シーズン途中野球に対する熱意をなくしたとしてマイナーのチームから突然姿を消すという騒動を起こしたキューバ人。キューバから亡命した時の精神的苦痛が原因と言われている。今はチームに戻っている。非常にハイシーリングなタレントで最速94マイルの速球は今後も球速が上昇する可能性を秘めている。

 

Text by Ookaya Ryota
写真:https://flic.kr/p/MxBdFw

2016 Top 100 Prospects

21188701512_94e1e1582b_z

 

 

 

 

 

 

 

*レポートはチーム別リストを参照。

 

2016 Top 100 Prospects
ランク 名前 チーム ポジション
1 コリー・シーガー LAD SS
2 ルーカス・ジオリト WSH RHP
3 フリオ・ユリアス LAD LHP
4 バイロン・バクストン MIN OF
5 J.P.クロフォード PHI SS
6 オーランド・アルシア MIL SS
7 ヨアン・モンカダ BOS 2B
8 A.J. リード HOU 1B
9 トレイ・ターナー WSH SS
10 アンドリュー・べニンテンディ  BOS OF
11 スティーブン・マッツ NYM LHP
12 ホゼ・べリオス MIN RHP
13 ブレーク・スネル TB LHP
14 アレックス・レイエス STL RHP
15 タイラー・グラスノー PIT RHP
16 フランクリン・バレット OAK SS/OF
17 ノマー・マザーラ TEX OF
18 アンダーソン・エスピノーザ BOS RHP
19 フランシス・マルテス HOU RHP
20 オースティン・メドウズ PIT OF
21 ラファエル・ディバース BOS 3B
22 ホゼ・デレオン LAD RHP
23 ラウル・モンデシー KC SS
24 ジョーイ・ギャロ TEX 3B/OF
25 ルイス・ブリンソン TEX OF
26 ゲリー・サンチェス NYY C
27 ブラッドリー・ジマー CLE OF
28 ニック・ウィリアムズ PHI OF
29 ダンスビー・スワンソン ATL SS
30 ジョン・グレー COL RHP
31 ロバート・スティーブンソン CIN RHP
32 アーロン・ジャッジ NYY OF
33 クリント・フレイザー

CLE

OF

34 ショーン・ニューカム

ATL

LHP
35 グレイバー・トーレス CHC SS
36 ホルヘ・マテオ NYY SS
37 マックス・ケプラー MIN OF/1B
38 アンソニー・アルフォード TOR OF
39 コディ・リード CIN LHP
40 ビクター・ロブレス WSH OF
41 ブレンダン・ロジャース  COL SS
42 マニュエル・マーゴ  SD OF
43 ブレント・ハニーウェル TB RHP
44 イアン・ハップ CHC OF/2B
45 ウィリー・アダムス TB SS
46 アレックス・ブレグマン HOU SS/2B
47 ジェシー・ウィンカー  CIN OF
48 ホルヘ・ロペス   MIL RHP
49 ショーン・マナエア OAK LHP
50 ホセ・ペラザ CIN 2B/3B
51 ジョシュ・ベル PIT 1B/OF
52 ティム・アンダーソン CWS SS
53 デビッド・ダール COL OF
54 カーソン・フルマー  CWS RHP
55 ブレット・フィリップス MIL OF
56 ジェーク・トンプソン PHI RHP
57 ハビアー・ゲラ SD SS
58 ウィルソン・コントレラス CHC C
59 ジェフ・ホフマン COL RHP
60 オズハイノ・アルビース ATL SS
61 ライアン・マクマホン COL 3B
62 マイケル・フルマー DET RHP
63 ドミニック・スミス NYM 1B
64 アレックス・バードューゴ LAD OF
65 トレント・クラーク MIL OF
66 ジョー・マスグローブ HOU RHP
67 フランクリン・キロメ PHI RHP
68 コディ・べリンジャー LAD 1B
69 カイル・ジマー KC RHP
70 ハンター・レンフロー SD OF
71 ニック・ゴードン MIN SS
72 デュエン・アンダーウッド CHC RHP
73 ジャック・フラハティ MIN LHP
74 ビリー・マッキニー CHC OF
75 タイラー・ジェイ STL RHP
76 アメド・ロザリオ NYM SS
77 マイケル・コペック BOS RHP
78 アミーア・ギャレット CIN LHP
79 ダズ・キャメロン  HOU OF
80 アーロン・ブレアー   ATL RHP
81 アレックス・ブランディーノ CIN SS/2B
82 カイル・タッカー HOU OF
83 フランセリス・モンタス  CWS RHP
84 クリスチャン・アローヨ SF SS/3B
85 ジョシュ・ヘイダー  MIL LHP
86 ディロン・テイト TEX RHP
87 アレン・ハンソン PIT 2B/SS
87 ティム・クーニー  STL LHP
89 アレックス・ジャクソン SEA OF
90 ロブ・カミンスキー CLE LHP
91 ディラン・バンディ BAL RHP
92 スペンサー・アダムス CWS RHP
93 エドウィン・ディアズ  SEA RHP
94 フォレスト・ウォール COL 2B
95 ハイマー・キャンデレリオ CHC 3B
96 トム・マーフィー COL C
97 ジェーコブ・ノッティンガム MIL C/1B
98 デビッド・ポリーノ HOU RHP
99 レイナルド・ロペス WSH RHP
100 ジョシュ・ネイラー MIA 1B

 

To Watch Prospects For Next Top 100 
ランク 名前                チーム ポジション
1 ヨマー・レイエス BAL 3B
2 ウィルカーマン・ガルシア NYY SS
3 ドム・ヌネス COL C
4 ルシウス・フォックス SF SS
5 ルイズ・ゴハラ SEA LHP
6 タイラー・オニール SEA OF
7 アントニオ・センザテラ COL RHP
8 デビン・ウィリアムズ MIL RHP
9 ルイス・アレクサンダー・バサベ BOS OF
10 スティーブン・ゴンサルべス MIN LHP

 

 

Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/yhnCKS

2016 Top 10 Prospects by Position

7776160634_4df8995a6e_z

 

 

 

 

 

 

 

 

*ポジションはC・1B・2B・3B・SS・OF・RHP・LHP
*レポートはチーム別トップ20リストを参照

 

 

  • C
ランク 選手名 チーム
1 ゲリー・サンチェス NYY
2 ウィルソン・コントレラス CHC
3 トム・マーフィー COL
4 ジェーコブ・ノッティンガム MIL
5 リース・マグワイア PIT
6 ドム・ヌネス COL
7 ホルヘ・アルファロ PHI
8 チャンス・シスコ BAL
9 エリアス・ディアズ PIT
10 カイル・ファーマー LAD

 

  • 1B/DH
ランク 選手名 チーム
1 A.J.リード HOU
2 ジョシュ・ベル PIT
3 ドミニック・スミス NYM
4 コディ・べリンジャー LAD
5 ジョシュ・ネイラー MIA
6 ボビー・ブラッドリー CLE
7 ジェーク・バウアーズ TB
8 マット・オルソン OAK
9 ライアン・オハーン KC
10 バルビーノ・フエンマヨール KC

 

  • 2B
ランク 選手名 チーム
1 ヨアン・モンカダ BOS
2 アレックス・ブレグマン HOU
3 ホセ・ペラザ CIN
4 アレックス・ブランディーノ CIN
5 アレン・ハンソン PIT
6 フォレスト・ウォール COL
7 ロブ・レフスナイダー NYY
8 マイカ・ジョンソン CWS
9 ウィルマー・ディフォー WSH
10 トニー・ケンプ HOU

 

  • 3B
ランク 選手名 チーム
1 ラファエル・ディバース BOS
2 ジョーイ・ギャロ TEX
3 ライアン・マクマホン COL
4 ハイマー・キャンデレリオ CHC
5 ブランドン・ドルーリー ARI
6 コリン・モラン HOU
7 エクトル・オリベラ ATL
8 ケブライアン・ヘイズ PIT
9 エリック・ジャギエロ CIN
10 オースティン・ライリー ATL

 

  • SS
ランク 選手名 チーム
1 コリー・シーガー LAD
2 J.P.クロフォード PHI
3 オーランド・アルシア MIL
4 トレイ・ターナー WSH
5 フランクリン・バレット OAK
6 ラウル・モンデシー KC
7 ダンスビー・スワンソン ATL
8 グレイバー・トーレス CHC
9 ホルヘ・マテオ NYY
10 ウィリー・アダムス TB

 

  • OF
ランク 選手名 チーム
1 バイロン・バクストン MIN
2 アンドリュー・ベニンテンディ BOS
3 ノマー・マザーラ TEX
4 オースティン・メドウズ PIT
5 ルイス・ブリンソン TEX
6 ブラッドリー・ジマー CLE
7 ニック・ウィリアムズ PHI
8 アーロン・ジャッジ NYY
9 クリント・フレーザー CLE
10 マックス・ケプラー MIN

 

  • RHP
ランク 選手名 チーム
1 ルーカス・ジオリト WSH
2 ホゼ・べリオス MIN
3 アレックス・レイエス STL
4 タイラー・グラスノー PIT
5 アンダーソン・エスピノーザ BOS
6 ホゼ・デレオン LAD
7 ジョン・グレー COL
8 フランシス・マルテス HOU
9 ロバート・スティーブンソン CIN
10 ブレント・ハニーウェル TB
  • LHP 
ランク 選手名 チーム
1 フリオ・ユリアス LAD
2 スティーブン・マッツ NYM
3 ブレーク・スネル TB
4 ショーン・ニューカム ATL
5 コディ・リード CIN
6 ショーン・マナエア OAK
7 タイラー・ジェイ MIN
8 アミーア・ギャレット CIN
9 ジョシュ・ヘイダー MIL
10 ティム・クーニー STL

 

Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/cR9RD5

2016 Top 20 Prospects:アリゾナ・ダイヤモンドバックス

11684718644_7a724ebf19_z

 

 

 

 

 

 

 

本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 

1. ブレーデン・シプリー:RHP
大学2年までSSを守っていたアスリート型。上体を傾ける独特のメカニックからリリースをうまく隠し、チェンジアップ&カーブで打者を欺く。ストレートも90マイル中盤に達する。とても滑らかなフォームをしており、コマンドも上質。2Aでは156.2回/118K/56BB/防御率3.50。 

2. ソクラテス・ブリトー:OF
プラスのスピード&強肩を備えるアスリート。守備力は群を抜いており、メジャー18試合でUZR/150は+29.1をマーク。15ポンドの増量に成功し、パワーが増したバッティングは2Aで打率.300、本塁打9、OPS.790。少なくとも4番手外野手として計算でき、エンダー・インシアーテ(ATL)の穴埋めが期待される。

3. ブランドン・ドルーリー:3B/2B
ARI移籍後にアプローチが改善されたことで打撃内容が安定するようになった。3Aでは打率.303、本塁打5、OPS.756をマーク。ヒッティングスキルと適応能力を評価されており、上のレベルでもパフォーマンスを維持できるとの見方が多い。守備ではジェーク・ラムとの競合を避けるため2Bにも挑戦。

4. ウェイジェイ・ワン:RHP
台湾出身。卓越したコマンド&スプリットのパッケージは田中将大(NYY)を彷彿とさせる。ストレートは90マイル前後ながら両コーナーに投げ分けることができ、カーブ&スプリットの扱いも磨かれている。1Aでは15登板(12先発)して防御率2.00&K/BB=4.25をマークしフューチャーズゲームにも登板。 

5. アーチー・ブラッドリー:RHP
コンディションの不安がつきまとうパワーアーム。万全であれば90マイル後半に届くと言われていたストレートは、メジャーでは最速94マイル止まり。ストレート&カーブ以外に信頼できる球種を持っておらず、防御率5.80&K/9=5.8と苦しい投球を強いられた。コマンドも不安定。 

6. アレックス・ヤング:LHP
大学ではリリーフ兼先発としてプレー。選手としてのバリューはブランドン・フィネガン(CIN)と比較される。93-95マイルのストレート&スライダーをコマンドよく投げ込む。先発に残るにはチェンジアップの扱いを磨く必要がある。また全力で投げるメカニックから先発としてはスタミナ面には不安を抱える。

7. タイラー・ワグナー:RHP
大学時はクローザーもプロ入り後に先発転向。今季は2Aで25先発して11勝&防御率2.25。90マイル前半のシンカーはよく沈み、アグレッシブにインコースを突く。スライダーはアウトピッチになり得るボールで、GO/AO=2.70とゴロアウトの多さが特徴。メジャーでも3先発。

8. ピーター・オブライエン:C/OF
傑出したパワーポテンシャル。3Aで26ホーマー&ISO.267&とパワフルな内容も、ヒットツールが平凡で三振の多さを指摘する声が多い。さらに守備面の不安からポジションも定まっておらず厳しい見方も多い。来季は再びCとしてシーズンを始めると見られている。 

9. ヨアン・ロペス:RHP
キューバを亡命し$8.25MでDバックス入り。リリースポイントが安定せず、R&2Aでは防御率4.17&BB/9=4.0とコマンドの平凡さを露呈。カーブは平均以上のポテンシャルを示しているが、不安定。しかしまだ22と若いことから全体的に磨かれればローテーション半ばクラスの投手になり得る。

10. コディ・リード:LHP
6-3/245の大柄な体格の持ち主。90マイル前半のストレート&ハードなスライダーが武器のKマシーン。チェンジアップも向上を辿る。A-では15登板(14先発)して防御率3.27、K/9=10.2、BB/9=3.0と好成績を収めたが、コマンドの平凡さから上のレベルでもパフォーマンスを維持できるかは未知数。 

11. テイラー・クラーク:RHP
大学時にはトミージョン手術も経験。ドラフトイヤーの15年はリーグの最多勝を獲得するなど完全復活を遂げ、ARIから3巡指名を受けるとA-で21回/27K/4BB/防御率0.00と完璧なパフォーマンス。6-4/195たる恵まれた体格から96マイルのストレート&スライダー。

12. アンソニー・バンダ:LHP
球速は90マイル前半と平凡だが、チェンジアップを有効に織り交ぜ打者のタイミングを崩す。A+では151.2回/152K/39BB/防御率3.22と素晴らしい投球を見せたが、球威の平凡さから上のレベルでもパフォーマンスを維持できるかが課題。カーブも平均レベルのボールとして扱うことができる。 

13. マーカス・ウィルソン:OF
野球選手として極めて未洗練ながら傑出したアップサイドを秘めるアスリート。スピード&肩はすでにプラス評価を得るクオリティ。三振率24.5%&ISO.080と現状打撃は全く通用していないが、6-3/175たる均整のとれた体格からパワー面も向上が目される。長い時間をかけて育てていきたい。

14. ドミンゴ・レイバ:2B/SS
20歳たる年齢以上に洗練された打者。特にアプローチは成熟しており、ストライクゾーンへの理解も深い。バットスピードも速くラインドライブの打球を広角に打ち分ける。A+では打率.237、本塁打2、OPS.587と不本意なパフォーマンス。来季の巻き返しに期待したい。

15. オースティン・バイラー:1B
パワーポテンシャル。14年にWSHから9巡指名を受けるも大学に残り、リーグの本塁打&長打率のタイトルを獲得。Rでも15ホーマー&OPS1.058と結果を出した。コンタクト面に不安を抱えるが、大学4年時からアプローチが向上を遂げ、Rでも四球率17.3%と上質な見極めを示した。

16. ガブリエル・ゲレーロ:OF
叔父であるウラディミール・ゲレーロと比較されるほどのファイブツールポテンシャル。打撃ではアグレッシブなアプローチで108K/28BB&打率.222と結果を出せなかったが、6-3/190たる体格からパワー向上が目される。守備ではプラスプラスの強肩の持ち主でRFにふさわしい。 

17. サム・ウィリアムズ:RHP
ジェレミー・へリクソンとのトレードでPHI→ARI。6-7/190と細身な体格は、若き日のマット・レイトス(LAA)と比較される。95-96マイルを叩き出すストレートは体格の成熟に伴いさらなる向上が目される。カーブ&チェンジアップはまだ発達段階。Rでは33回/21K/5BB/防御率3.27。 

18. ハイメ・ウエストブルック:2B
5-9/170と小柄で目立ったツールの持ち主ではないが、持っているツールを存分に発揮しA+で打率.319、本塁打17、盗塁14。フロック感は否めないが、投高のリーグでこれだけの成績を残したことは評価すべきだろう。 守備は平均的で、そつなくこなすことができる。

19. ライアン・ブー:RHP
大学有数のクローザーとして高い評価を受け、ドラフト5巡目でARI入り。97マイルのストレート&プラスのスライダーのコンビネーションで積極的に攻める。A-&1Aでは34回/49K/11BB/防御率1.06と支配的な内容。コマンドの平凡さからクローザーとしては厳しいとの見方が強い。 

20. ブラッド・ケラー:RHP
6-5/230の大柄な体格から90マイル前半のシンカー&チェンジアップのコンビネーションでゴロの山を築く。A+では26登板(25先発)して防御率2.60、K/9=6.9、BB/9=2.3。スライダーを磨いていきたい。ポテンシャルはローテ下位クラスに止まる。 

Plus One Prospect
カルロス・ヘルナンデス:RHP 
サイヤング投手であるダグ・ドレイベック(元PIT他)ピッチングコーチの指導を受けて飛躍的に成長。最速94マイルのストレート&プラスのスライダー&発達段階のチェンジアップ。A-では15先発して防御率2.32、K/9=9.8、BB/9=2.8。5-11/170の体格からリリーフ向きとも。

 

Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/iNxeLh

 

 

 

 

2016 Top 20 Prospects:シンシナティ・レッズ

19981543984_60218fe1b1_z

 

 

 

 

 

 

 

本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。 

 

  

1. ロバート・スティーブンソン:RHP
100マイルのストレート&パワーカーブのコンビネーションは傑出している。15年はプロ入り以来封印していたスプリットチェンジを解禁。カーブと合わせてアウトピッチとなった。コマンド&コントロールは平均以下。2A&3Aで25先発して防御率3.85、K/9=9.40、BB/9=4.70。

2. コディ・リード:LHP
6-5/220たる恵まれた体格から最速99マイルの速球を投げ込む大型左腕。元々評価の高かったスライダーに加えて、チェンジアップも向上を辿る。今季はコマンドが改善されたことでブレーク。A+&2Aで13勝6敗、防御率2.41、K/9=8.9、BB/9=2.6。

3. ホセ・ペラザ:2B
次代のスピードスターだ。マイナーのコーチには「右のイチロー(MIA)」と形容される俊足巧打の二塁手。マイナー通算210盗塁の足に加え、21歳にして3Aで打率.293をマークするなど打撃センスも卓抜。2B守備も平均以上とされ、長くメジャーでもレギュラーを張れる選手になれるだろう。

4. ジェシー・ウィンカー:OF
マイナーNo.1ピュアヒッター。傑出したバッティングセンスの持ち主で、2AではOPS.823&13ホーマー。83K/74BBとアプローチも磨かれており、パワーツールにも一定の評価を得ている。逆方向へのホームランの多さが特徴。守備&走塁は平凡でLF向き。

5. アレックス・ブランディーノ:SS/2B
華麗なスイングで広角に打ち分けるラインドライブヒッター。A+&2AでOPS.784&10ホーマー。アプローチも磨かれており、打者としての完成度は高い。守備では、SSとしては足が遅いことがネックとなっていたが、プロ入り後に大きく向上を遂げている。AFLでは2Bとしてもプレー。 

6. アミーア・ギャレット:LHP
全体的に粗削りながら、95マイルを叩き出すストレート&6-5/210と大柄な体格で注目を集める。スライダーもアウトピッチになり得るボールで、今季に入ってさらに磨きがかかった。A+では26先発して防御率2.44、K/9=8.5、BB/9=3.5。メカニクス&コマンドが不安定。

7. ケウリー・メラ:RHP
マイク・リークとのトレードでSF→CIN。97マイルの重いシンカーを主体にテンポよく攻め込む。セカンドピッチのパワーカーブは空振りを奪うのに有効で、左バッターにはチェンジアップも扱うことができる。コマンドも兼備しておりA+では20先発して防御率3.23、K/9=9.26。 

8. ニック・トラビエーソ:RHP
最速97マイルのストレート&スライダーのコンビネーションでマイナーのコーチからはロジャー・クレメンスと比べられる。チェンジアップは発達段階だがいくらが向上が見られる。A+では19先発して防御率2.70、K/9=7.3、BB/9=2.9。ゾーンに集めることができ、ゴロも生み出せる。

9.  タイラー・スティーブンソン:C
15年ドラフト全体11位。マット・ウィータース(BAL)と比較される大型捕手。高校生としては発達したスローイング&ブロッキングスキルを持ち併せており、6-4/225たる体格に比して機敏に動くことができる。打撃ではパワーに定評を得ているが、コンタクトが荒い。

10. タイラー・マーレ:RHP
兄グレッグはエンゼルスのプロスペクト。抜群のコマンド&投球術を武器に1AでK/BB=5.4&防御率2.43。最速96マイルのストレート&縦に割れるカーブを主体にストライクゾーンを攻める。未熟な部分も多いが、安定したメカニクスからアップサイドを期待される。  

11. ルーキー・デービス:RHP
A+&2Aで25登板(24先発)、防御率3.86、K/BB=4.96とブレーク。最速96マイルのストレートはカット気味に動き、ハードコンタクトを許さない。セカンドピッチのカーブは及第点レベルも、チェンジアップは平均以下。BB/9=1.8も、コマンド評は平凡でリリーフ向きとの見方も。 

12. エリック・ジャギエロ:3B
マイナーキャリア204試合で33ホーマーを放つヒッティングプロスペクト。パワフルなプルヒッティングから豪快なアーチを生み出す。今季は故障により58試合の出場に止まるも、OPS.842は及第点。3B守備の評価は厳しい。

13. ブレーク・トレハン:SS
U-22ではアレックス・ブレグマン(HOU)と二遊間を組んでいた。プラスプラスのスピードを攻守に発揮する。ディフェンスでは平均以上の守備範囲を披露し、スローイングも力強い。バッティングではパワーレスながらRで打率.312/19K/25BB。

14. スコット・シェブラー:OF
6-0/225たるどっしりした体格からパワーヒッティングを披露する25歳。マイナー通算87ホーマーも、スイングスピードの遅さからメジャーレベルでも対応できるかスカウト間で評価が分かれている。過去4年間で三塁打44&盗塁58と体格の割に足が速い。 

15. ヨーマン・ロドリゲス:OF
アスレチック。ダイナミックな攻守でアップサイドはチーム内でもトップクラスと評される。80K/17BBとアプローチは粗いが3Aで打率.269、OPS.736、本塁打10。フューチャーズゲームにも出場。守備ではキャノンアームの持ち主で、平均以上のスピードと合わせて理想のRFになれる。

16. ジョン・ラム:LHP
メジャーで先発し49.2回/58Kをマーク。90マイル前半の速球&カッター&カーブ&チェンジアップをバランスよく織り交ぜる。58Kのうち、4球種いずれも10個以上の三振を奪っており、 特にチェンジアップ被打率.225&空振り率22.7%。フライボーラーで被本塁打が多いのが課題。 

17. フィリップ・アービン:OF
攻守にオールラウンド。特にスピード面の評価が高く、ディフェンスでも広いカバー範囲を生み出している。98K/66BBと辛抱強いアプローチに加えて、14ホーマーとパンチ力を備える。一方で打率は2年連続で.250を下回った。ポテンシャルをゲームで発揮したい。 

18. ジェイク・ケイブ:OF
『ルール5ドラフト』でNYY→CIN。攻守に堅実な4番手外野手タイプ。 マイナー通算打率.285と毎年安定した成績を残している。パワーには恵まれていないが、二塁打が多く、3年連続で二桁盗塁をマークしているスピードも相応のモノ。守備では外野3ポジションを無難にこなすことができる。

19. トニー・レンダ:2B
5-8/175と小柄な体格と巧みなコンタクトヒッティングはダスティン・ペドロイア(BOS)と比べられる。パワーレスながらマイナー通算で196K/185BBと抜群のゾーン理解を示し、3年間で94二塁打とギャップを抜くスキルも備えている。走塁も巧みで、通算87盗塁をマーク。2B守備は堅実。

20. テイラー・スパークス:3B
5ツール。素晴らしいバットスピードを示し、A+では13本塁打&14盗塁とゲームの中でもツールを発揮。162K/30BBとアプローチが粗くヒットツールを生かし切れていない。アスレチックで守備では目立った守備範囲&強肩を示している。ヒットツールの乏しさから上のレベルで打てるかは疑問。

Plus One Prospect
ワイアット・ストレハン:RHP
落差に富んだ最速97マイルのツーシームはプラスピッチとされており、パワーカーブとのコンビネーションでGO/AO=1.61とゴロの山を築く。1Aでは27先発して防御率2.79、K/9=7.2、BB/9=2.7とシーズン通して結果を出した。コマンドの平凡さからリリーフ向きとも。

 

Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/wrGCT3