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2017 Team Preview:ワシントン・ナショナルズ

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*40人ロースターはリンクより参照
*SP横*マークはローテーション候補の意味を示す 

  • 本拠地:ナショナルズ・パーク
他球場と大きさを比較する → http://yakyujo.com/ml30/

 

広さ
レフト 102.4m
センター 122.5m
ライト 102.1m
フェンス高さ  3.6~4.2m
パークファクター *平均100 
安打  97.4
ツーベース 89.1
スリーベース 80.6
HR 102.3
得点 95.6

 

  • 予想オーダー

1.アダム・イートン:CF
オフに超有望株ルーカス・ジオリトら3名とのトレードで加入。体格は小柄だが、ガッツあふれるプレースタイルでチームを引っ張る俊足・巧打の外野手。今季は昨季DRS+22を稼いだライトからセンターに回る予定。3年連続で「打率.280&出塁率.360&14盗塁」以上をクリアしており、2年連続で14本塁打をマークするなど長打力も向上中。9三塁打&18補殺はリーグトップだった。妻ケイトさんは大学1部リーグでプレーしたソフトボール選手。

2. トレイ・ターナー:SS
メジャーでも1、2を争う俊足の持ち主。新人ながら73出場で打率.342&13本塁打&33盗塁と素晴らしいデビュー。8月&9月で月間最優秀新人を獲得し、シーズン後の新人王投票でもコリー・シーガー(LAD)に次ぐ2位にランクインした。昨季は二塁とセンターでの出場がメインだったが、今季は本職の遊撃に戻る予定だ。自身を「遅咲き」と評しており、高校入学時には163cmしかなかった(現在は185cm)。

3. ブライス・ハーパー:RF
15年には史上最年少で満票MVPを獲得。昨季はさらなる飛躍が期待されたが三振率以外の全ての打撃項目が大幅ダウン。それでも5月8日のカブス戦ではメジャー最多タイとなる1試合6四球、メジャー史上初となる「0打数7出塁」をマークするなど武勇伝は増えた。オフには1度破局と報じられたケイラさんと結婚。オールスターのホームラン競争には「あれはファンのためのイベント。俺はファンを気にしない」と辞退。

4. ダニエル・マーフィー:2B
15年ポストシーズンでカブスの夢を打ち砕いた「ヤギの呪い」の勢いそのままに、打率.347&25本塁打&104打点の活躍。MVP得票ではクリス・ブライアント(CHC)に次ぐ2位にランクインした。インコースが得意である利点を生かし、ホームベースに近づいて立ったことがモンスターイヤーの要因の1つとなった。通算DRS-50と二塁守備は不得意。

5. アンソニー・レンドン:3B
15年は故障もあり80試合の出場にとどまったが、昨季は156試合に出場するなど復活。打率.270&20本塁打&85打点の活躍でカムバック賞を受賞した。12盗塁&DRS+8をマークするなど守備走塁も優秀で、走攻守3拍子揃った三塁手へとなり得る可能性を秘めている。歌手テイラー・スウィフトの大ファン。後半戦はOPS.866と調子を上げており、今季の飛躍に期待。

6. ライアン・ジマーマン:1B
チームの顔的存在だったが、ここ数年はすっかり影が薄くなっている。昨季はキャリアワーストとなる打率.218&OPS.642に終わった。平均打球速度93.7マイルはメジャー全体10位と優秀だったが、打球角度が上がらずに苦労した。オフにはダニエル・マーフィーと共に打球角度を上げるための練習に取り組んだ。

7. ジェーソン・ワース:LF
不良債権と言われながらもついに契約最終年を迎える。開幕してしばらくは不調が続いたが、2番に座ると球団タイ記録となる46試合連続出塁をマークするなど復調。これはイチロー(MIA)の43試合連続出塁をも上回る記録だ。打撃では復活を見せたが加齢によりDRS-8と守備範囲は狭まっており、今季はアダム・リンドらと出場機会をシェアすることになるだろう。本人は来季以降の現役続行に前向き。

8. マット・ウィータース:C
オールスター4度&ゴールドグラブ2度の名捕手が世界一のラストピースとして新加入。現代のメジャーリーグで重要視されているフレーミング能力が平均以下なこと、代理人がスコット・ボラスであることから春季トレーニングが始まってからも新天地が決まらなかったが、2年2100万ドルの契約でナショナルズ入りが決まった。

9. 投

 

2016 Top 20 Prospects:ワシントン・ナショナルズ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 

1. ルーカス・ジオリト:RHP
エースポテンシャル。100マイルのストレート&カーブ&チェンジアップはいずれもハイクオリティで打者を圧倒する。A+では117回/131K/37BB/防御率3.15と支配的な内容。6-6/255たる体格の扱いも十分で、コマンドも安定している。フューチャーズゲームでは先発の大役を任された。

2. トレイ・ターナー:SS
ウィル・マイヤーズを絡めた三角トレードでSD→WSH。20-80スケールで80評価を得るスピードツールを武器にダイナミックなリードオフマンになりうる。2A&3Aでは打率.322、本塁打8、盗塁29と結果を出しメジャーでも27試合に出場。SSを守れるだけのツールの持ち主だが、2Bに移るプランも。

3. ビクター・ロブレス:OF
プレミアム級のファイブツールプレーヤーになり得る原石。打撃ではアプローチに優れ、パワーも体重の増加とともに付いてくるだろう。R&A-では61試合で打率.352、本塁打4、OPS.952、盗塁24と目立ったパフォーマンス。スピード&肩を備えたCF守備もダイナミック。

4. レイナルド・ロペス:RHP
昨季彗星のごとくあらわれたパワーアーム。100マイルに達するストレート&プラスのカーブでパワフルに攻める。速球派投手としてはコマンドが安定している点が高く評価されており、立ち投げのメカニックは角度を生み出す。A+では99回/94K/28BB/防御率4.09。

5. ウィルマー・ディフォー:2B
ホゼ・レイエス(COL)と比べられる小柄なスピードスター。両打席でコンパクトなスイングを披露しA+&2Aで打率.286、本塁打5、OPS.738、盗塁30。一方で92K/20BBと見極めに苦労した。ディフェンスでは肩とスピードが卓抜。ハードワーカーとしても知られ、コーチからの評価も高い。 

6. エリック・フェッディ:RHP
14年ドラフト全体18位。ドラフト前の5月にトミージョン手術。今年6月に復帰すると14先発して防御率3.38、K/BB=3.67と順調な回復ぶりをアピール。ストレートは90マイル中盤を計測するなど球威も戻っている。スライダーはゴロ&Kを生み出せるアウトピッチ。ブライス・ハーパーとは高校のチームメイト。 

7. A.J.コール:RHP
メジャーで3登板も、自慢のストレートは最速93マイル止まり。完成度の高さに評価を得ており、22にして3Aで105.2回/76K/34BB/防御率3.15と安定した投球内容。変化球のクオリティが平凡なため三振数の少なさが目立つ。ローテーション入りを目指していきたい。 

8. ペドロ・セベリーノ:C
バッティングは平凡もハイレベルなディフェンスで高い評価を得る。キャノンアームの持ち主で、ブロッキング&フレーミングにも優れる。課題の打撃は2AでOPS.619も、9月にはメジャーデビューも経験。リーダーシップを持ち合わせ、投手陣からの信頼も厚い。

9. オースティン・ヴォス:RHP
コマンド&パワーのパッケージ。93マイルの威力あるツーシームを主体にストライクゾーンを自在に操るピッチング。課題であったスライダー&チェンジアップも向上を辿る。2Aでは157.1回/148K/40BB/防御率2.97。投球術にも長け、イニングイーターとして期待される。 

10. オズバルド・アブレウ:SS/2B
攻守のポテンシャルはレギュラーSSクラス。昨季OPS.584と課題になっていた打撃は1Aで打率.274、OPS.769、本塁打6、盗塁30とブレーク。89K/50BBとアプローチに優れ、二塁打35本とギャップを抜くパワーも両立。キャリア盗塁成功率67.9%とスピードの扱いを磨く必要がある。 

11. ジャクソン・リーツ:C
『パーフェクトゲーム』MVP&U-18アメリカ代表。ジョナサン・ルクロイ(MIL)とも比較される攻撃型捕手。素早いスイングでライナー性の打球を量産し、選球眼も良い。今季は年上ぞろいのA-でプレーし打率.212と結果を出すことができなかった。Cのディフェンスはアスレチックで肩も強い。

12. アンダーソン・フランコ:3B
13年のインターナショナルFAではトップ級の評価を受けていた。14年には最年少でDSLをプレーしOPS.725をマーク。今季はRでプレーしOPS.734と高い潜在能力を見せつけている。打撃は大振りながらパワーに優れ、3B守備では強肩が武器。体格に比して機敏に動き、優秀なディフェンダーになれる。 

13. ドリュー・ワード:3B
6-4/210たる大柄な体格にパワーツール&ヒッティングセンスを兼ね備える。1年を通じてコンディションを保つことができずキャリア最低のOPS.686に終わった。三振を減らしていきたい。守備ではプラス評価の強肩がウリだが、機敏さに欠けており、将来的には1B/LFに回る可能性も。  

14. アンドリュー・スティーブンソン:OF
サム・フォルド(OAK)タイプのガッツ溢れる大学No.1CFディフェンダー。プラスのスピードに加え、素晴らしいルート取り&ジャンプ力を備えており、困難なフライも捕球してしまう。打撃はパワーレスながらR&1A&A-で打率.308&出塁率.363&盗塁13をマーク。 

15. テイラー・ハーン:LHP
15年ドラフト5巡目。6-6/215たる細身の体格から最速99マイルのストレートを投げ込む大型左腕。粗削りながらアップサイドの高さはダグ・ハリスGM補佐も絶賛。R&A-では11先発(12登板)して防御率3.56、K/9=8.4、BB/9=2.8をマーク。 

16. ホアン・ソト:OF
15年インターナショナルFA。球団最高額となる$1.5Mで契約。17にして滑らかなスイング&天性のタイミング取りを披露。スカウトたちからは平均以上の中距離ヒッターになれると絶賛されている。守備ではスピードに欠け、コーナー向きとされている。 

17. ラファエル・バティスタ:OF
スピードモンスター。14年には1Aトップの69盗塁を記録。今季はスライディングの際に指を痛め、シーズンの半分を棒に振ったが、66試合で打率.275&盗塁26。早打ちで四球の少なさがネック。CF守備では素晴らしい反応を示し、美技を連発している。 

18. レット・ワイズマン:OF
全体1位指名のダンズビー・スワンソン(ATL)やカーソン・フルマー(CWS)と同じく名門バンダービルド大でプレー。大学3年時にはスワンソンと並んでチーム最多タイの15ホーマーを放ったバッティングがウリ。A-で打率.248&三振率22.5%とコンタクトが不安定。外野守備は平均的。 

19. エドウィン・ローラ:SS
平均以上のスピードに支えられたSS守備は広大なカバー範囲を誇り、スカウト達を唸らせる。打撃では38試合/33K/6BBとアプローチを改善しハードなコンタクトを心掛けていきたい。ベストツールのスピードは平均以上もゲームの中では生かし切れていない。キャリア3年で26盗塁/10盗塁死。 

20. オースティン・ウィリアムズ:RHP
プロに入ってからは87-90マイルと大学時代よりも4-5マイルほど球速を落としているが、1A&A+&3Aで25先発して12勝8敗、防御率2.58、K/BB=3.21と素晴らしいパフォーマンス。スライダー&チェンジアップを織り交ぜる。メカニックを磨いて大学時代の球威を取り戻したい。

Plus One Prospect
コーダ・グローバー:RHP 
15年ドラフト8巡目。A-&1Aで19試合リリーフして防御率1.80、K/9=11.4、BB/9=0.6と支配的な内容。6フィート5の長身から94-97マイルの角度ある速球を投げ下ろす。 スライダーは不安定で平均以下とされるが、タイミングの取りづらい腕の振りでカバーしている。

 

Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/kZaDsr