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2019 TOP10 Prospects シカゴ・ホワイトソックス
2017 Top 100 Prospects

*レポートはチーム別リストを参照。
ランク | 選手名 | チーム名 | ポジション |
1 | ジェイソン・グルーム | BOS | LHP |
2 | アンドリュー・ベニンテンディ | BOS | OF |
3 | ブレンダン・ロジャース | COL | SS |
4 | ヨアン・モンカダ | CHW | 2B |
5 | ルーカス・ジオリト | CHW | RHP |
6 | ブレント・ハニーウェル | TB | RHP |
7 | イアン・ハップ | CHC | OF |
8 | コディ・ベリンジャー | LAD | 1B |
9 | ジョシュ・ヘイダー | MIL | LHP |
10 | エロイ・ヒメネス | CHC | OF |
11 | フランクリン・バレット | OAK | SS |
12 | ニック・センゼル | CIN | 3B |
13 | フランシス・マーテス | HOU | RHP |
14 | ラファエル・ディバース | BOS | 3B |
15 | アレックス・レイエス | STL | RHP |
16 |
ダンズビー・スワンソン | ATL | SS |
17 | ルイス・ブリンソン | MIL | OF |
18 | ホセ・デレオン | TB | RHP |
19 | クリント・フレイジャー | NYY | OF |
20 | エリック・フェッディ | WSH | RHP |
21 | コルビー・アラード | ATL | LHP |
22 | ビクター・ロブレス | WSH | OF |
23 | ウィリー・アダムス | TB | SS |
24 | ハンター・レンフロー | SD | OF |
25 | アレックス・バードューゴ | LAD | OF |
26 | オースティン・メドウズ | PIT | OF |
27 | タイラー・グラスノー | PIT | RHP |
28 | ハンター・ドージャー | KC | 3B |
29 | ジョシュ・ベル | PIT | 1B |
30 | レイナルド・ロペス | CHW | RHP |
31 | カイル・ルイス | SEA | OF |
32 | ジェフ・ホフマン | COL | RHP |
33 | マット・チャップマン | OAK | 3B |
34 | ドミニク・スミス | NYM | 1B |
35 | アーロン・ジャッジ | NYY | OF |
36 | ブラッドリー・ジマー | CLE | OF |
37 | ヤディアー・アルバレス | LAD | RHP |
38 | ショーン・リードフォーリー | TOR | RHP |
39 | フランシスコ・メヒア | CLE | C |
40 | デビッド・ポリーノ | HOU | RHP |
41 | タイラー・オニール | SEA | OF |
42 | A.J.パク | OAK | LHP |
43 | ブレイク・ラザフォード | NYY | OF |
44 | ウォーカー・ビューラー | LAD | RHP |
45 | ザック・コリンズ | CHW | C/1B |
46 | ヨハンダー・メンデス | TEX | LHP |
47 | スティーブン・ゴンザルベス | MIN | LHP |
48 | カイル・タッカー | HOU | OF |
49 | ホルヘ・アルファロ | PHI | C |
50 | ヘルマン・マーキス | COL | RHP |
51 | アンダーソン・エスピノーザ | SD | RHP |
52 | アミーア・ギャレット | CIN | LHP |
53 | アリスティーディス・アキーノ | CIN | OF |
54 | デズモンド・リンジー | NYM | OF |
55 | ショーン・ニューカム | ATL | LHP |
56 | オースティン・ライリー | ATL | 3B |
57 | カル・クオントリル | SD | RHP |
58 | ライリー・パイント | COL | RHP |
59 | アメド・ロサリオ | NYM | SS |
60 | グレイバー・トーレス | NYY | SS |
61 | シクスト・サンチェス | PHI | RHP |
62 | イーサン・ディアズ | MIL | SS |
63 | コリー・レイ | MIL | OF |
64 |
ロバート・スティーブンソン |
CIN | RHP |
65 | ウィリー・カルフーン | LAD | 2B |
66 | リース・ホスキンズ | PHI | 1B |
67 | ハリソン・ベイダー | STL | OF |
68 | オジー・アルビース | ATL | 2B |
69 | ラウディ・テレズ | TOR | 1B |
70 | トレバー・クリフトン | CHC | RHP |
71 | ルーク・ウィーバー | STL | RHP |
72 | ボビー・ブラッドリー | CLE | 1B |
73 | マイク・ソローカ | ATL | RHP |
74 | トリスタン・マッケンジー | CLE | RHP |
75 | レイメル・タピア | COL | OF |
76 | フランクリン・キロメ | PHI | RHP |
77 | カーソン・フルマー | CHW | RHP |
78 | アルバート・アルモラ | CHC | OF |
79 | ジャレル・コットン | OAK | RHP |
80 | マニュエル・マーゴット | SD | OF |
81 | ケビン・マイタン | ATL | SS |
82 | ブライアン・レイノルズ | SF | OF |
83 | フォレスト・ウィットリー | HOU | RHP |
84 | T.J.ゾイク | TOR | RHP |
85 | ディラン・カズンズ | PHI | OF |
86 | ジェシー・ウィンカー | CIN | OF |
87 | タイラー・ビーディ | SF | RHP |
88 | シェド・ロング | CIN | 2B |
89 | ドミンゴ・アセベド | NYY | RHP |
90 | トラビス・デメリ | ATL | 2B |
91 | ダニエル・ゴセット | OAK | RHP |
92 | ディラン・シーズ | CHC | RHP |
93 | ジョン・ハリス | TOR | RHP |
94 | クリスチャン・スチュワート | DET | OF |
95 | ブラディミール・ゲレーロJr | TOR | 3B |
96 | J.P.クロフォード | PHI | SS |
97 | コディ・セドロック | BAL | RHP |
98 | ジェイマー・キャンデラリオ | CHC | 3B |
99 | マイケル・コペック | CHW | RHP |
100 | フランクリン・ペレス | HOU | RHP |
Text by Ookaya Ryota
写真: https://flic.kr/p/N1CRAP
2017 Top 10 Prospects by Position

*ポジションはC・1B・2B・3B・SS・OF・RHP・LHP
*レポートはチーム別トップ20リストを参照
- C
ランク | 選手名 | チーム名 |
1 | フランシスコ・メヒア | CLE |
2 | ザック・コリンズ | CHW |
3 | ホルヘ・アルファロ | PHI |
4 | カーソン・ケリー | STL |
5 | チャンス・シスコ | BAL |
6 | トム・マーフィー | COL |
7 | ギャレット・スタッブス | HOU |
8 | クリス・オーキー | CIN |
9 | ベン・ローベット | MIN |
10 | ブルース・マックスウェル | OAK |
- 1B
ランク | 選手名 | チーム名 |
1 | コディ・ベリンジャー | LAD |
2 | ジョシュ・ベル | PIT |
3 | ドミニク・スミス | NYM |
4 | リース・ホスキンズ | PHI |
5 | ラウディ・テレズ | TOR |
6 | ボビー・ブラッドリー | CLE |
7 | ケイシー・ギレスピー | TB |
8 | ライアン・オハーン | KC |
9 | マット・タイス | LAA |
10 | ダン・ボーゲルバック | SEA |
- 2B
ランク | 選手名 | チーム名 |
1 | ヨアン・モンカダ | CHW |
2 | ウィリー・カルフーン | LAD |
3 | オジー・アルビース | ATL |
4 | シェド・ロング | CIN |
5 | トラビス・デメリ | ATL |
6 | アンディ・イバニェス | TEX |
7 | ルイス・ウリアス | SD |
8 | アレン・ハンソン | PIT |
9 | マックス・シュロック | OAK |
10 | ホルヘ・マテオ | NYY |
- 3B
ランク | 選手名 | チーム名 |
1 | ニック・センゼル | CIN |
2 | ラファエル・ディバース | BOS |
3 | ハンター・ドージャー | KC |
4 | マット・チャップマン | OAK |
5 | オースティン・ライリー | ATL |
6 | ブラディミール・ゲレーロJr | TOR |
7 | ジェイマー・キャンデラリオ | CHC |
8 | ボビー・ダルベック | BOS |
9 | ケブライアン・ヘイズ | PIT |
10 | ジョシュ・ロウ | TB |
- SS
ランク | 選手名 | チーム名 |
1 | ブレンダン・ロジャース | COL |
2 | フランクリン・バレット | OAK |
3 | ダンズビー・スワンソン | ATL |
4 | ウィリー・アダムス | TB |
5 | アメド・ロサリオ | NYM |
6 | グレイバー・トーレス | NYY |
7 | イーサン・ディアズ | MIL |
8 | ケビン・マイタン | ATL |
9 | J.P.クロフォード | PHI |
10 | フェルナンド・タティスJr | SD |
- OF
ランク | 選手名 | チーム名 |
1 | アンドリュー・ベニンテンディ | BOS |
2 | イアン・ハップ | CHC |
3 | エロイ・ヒメネス | CHC |
4 | ルイス・ブリンソン | MIL |
5 | クリント・フレイジャー | NYY |
6 | ビクター・ロブレス | WSH |
7 | ハンター・レンフロー | SD |
8 | アレックス・バードューゴ | LAD |
9 | オースティン・メドウズ | PIT |
10 | カイル・ルイス | SEA |
- RHP
ランク | 選手名 | チーム名 |
1 | ルーカス・ジオリト | RHP |
2 | ブレント・ハニーウェル | TB |
3 | フランシス・マーテス | HOU |
4 | アレックス・レイエス | STL |
5 | ホセ・デレオン | TB |
6 | エリック・フェッディ | WSH |
7 | タイラー・グラスノー | PIT |
8 | レイナルド・ロペス | CHW |
9 | ジェフ・ホフマン | COL |
10 | ヤディアー・アルバレス | LAD |
- LHP
ランク | 選手名 | チーム名 |
1 | ジェイソン・グルーム | BOS |
2 | ジョシュ・ヘイダー | MIL |
3 | コルビー・アラード | ATL |
4 | A.J.パク | OAK |
5 | ヨハンダー・メンデス | TEX |
6 | スティーブン・ゴンザルベス | MIN |
7 | アミーア・ギャレット | CIN |
8 | ショーン・ニューカム | ATL |
9 | マット・ストラム | KC |
10 | トーマス・サプーキ | NYM |
Text by Ookaya Ryota
写真: https://flic.kr/p/FBaU79
2017 Top 20 Prospects:シカゴ・ホワイトソックス

本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。
1. ヨアン・モンカダ:2B
クリス・セール(BOS)とのトレードで加入。IFA史上最高となる契約額に見合った活躍をここまで見せている。最高クラスのスピードツールが一番の武器で今シーズンも106試合で45盗塁をマーク。成功率も86%と高水準だった。打撃でも強烈なバットスピードで長打を量産している。ただ、若干三振が多く、打率.300をマークすることは難しいのではという声もある。メジャーデビューも果たしたが、まだ早かったのか20打席で12三振。
2. ルーカス・ジオリト:RHP
アダム・イートン(WSH)とのトレードで加入。90マイル後半の威力抜群の速球と縦に割れるカーブで緩急をつけ三振を奪うピッチングスタイル。速球の評価は非常に高く、マイナーで最も素晴らしい速球とも言われる。しかし、今シーズンのメジャーデビュー後は最速が96マイルしか出ず、奪三振も少なめ。本塁打を打たれる場面が目立ってしまった。それでも、マイナーでの投球がメジャーでもできればエースとなれる逸材であることには間違いない。
3. レイナルド・ロペス:RHP
アダム・イートン(WSH)とのトレードで加入。小柄な体格から90マイル後半の速球を投げる剛腕。この速球に縦に割れるカーブとチェンジアップで緩急をつけ空振りを奪う。ジオリトと同じ時期にメジャーデビューをし、ジオリトのように球速は下がらなかったがマイナーで投げていた時よりもデリバリーを崩しコントロールを乱す場面が目立った。デリバリーはシンプルだが、下半身を使えていないという指摘もある。シーリングはローテーション1/2番手クラス。
4. ザック・コリンズ:C/1B
16年ドラフト全体10位指名。打撃については文句なしの能力を持つスラッガー。アベレージを残しつつ、HRを量産することが可能でメジャーで最低でも20HRをマークすることができるだろう。選球眼も悪くなく、四球を多く選ぶため高出塁率を期待できる。問題は守備。肩が弱く、多少ブロッキングスキルに優れている以外は全て平均以下。本人はフレーミングスキルの向上に自信を持っているが1B転向が現実的だろう。
5. カーソン・フルマー:RHP
今シーズンの序盤はデリバリーを崩し不調に陥っていたが、大学時代のデリバリーを取り戻し復調。しかし、メジャーに昇格後は打ち込まれ全体的に見ると残念なシーズンになった。速球は大学時代よりも球速が下がり、カーブ、チェンジアップといった変化球も不安定でメジャー昇格は時期尚早だったと言わざるを得ない。それでも、速球のスピンレートを上げたり、カッターを投げ始めるなどの工夫も見られ、大学時代のピッチングを取り戻せばメジャーでも通用する先発となるだろう。
6. マイケル・コペック:RHP
クリス・セール(BOS)のトレードで加入。今シーズン105マイルを計測したスピードボーラー。常に100マイル以上を計測するわけではないが、速球は常時90マイル後半をマークする。アウトピッチとなるスライダーでも90マイル前半でキレもありアウトピッチとして空振りを奪えるボール。コントロールに難がありBB/9=5.3では先発は難しい。禁止薬物を使用したり、チームメイトと喧嘩をする素行の悪さも評価を下げている。
7. アレク・ハンセン:RHP
16年ドラフト2巡目指名。大学時代は最速100マイルの速球よりもコントロールの悪さの方が目立っていたが、プロ入り後、デリバリーをより上半身を低く沈めるようにしたことで劇的にコントロールが改善され全く四球を出さなくなった。コントロールがよくなったことで球威のある速球と、ハイレベルなスライダー、カーブが大学時代以上に威力を発揮しRk-Aという低いクラスでは敵なしとなった。今後もこの傾向が続けば近いうちにジオリトと同等かそれ以上の評価を受けても不思議ではない。
8. ジョーダン・スティーブンズ:RHP
14年にトミー・ジョン手術を受けており、今シーズンがフルシーズン1年目となった。速球の球速は常時90マイル前半だが必要に応じて95マイルを出すこともでき、ムーブメントも悪くない。アウトピッチはクセのつよいカーブで大きく曲がり、緩急もつけられるため空振りを奪うことができる。カッターとチェンジアップは平凡なボール。シンプルなデリバリーでストライクゾーンにボールを集めるだけのコントロールはある。
9. スペンサー・アダムス:RHP
20歳ながらもストライクゾーンにボールを集め、凡打を打たせるという老獪なピッチングスタイルを披露する。ドラフト当時は速球の最速は96マイルだったが、現在は最速でも92マイル程度。ムーブメントに欠けるのでツーシームやシンカーなどを持ち球に加えるのがベストだろう。シーリングはローテーション4/5番手。
10. ルイス・アレキサンダー・バサベ:OF
クリス・セール(BOS)のトレードで加入。高いヒッティングスキルを持ち、平均以上のパワーツールも有しているが、雑なアプローチが好成績を残せない理由となっている。投球に対する理解を深める必要があるだろう。スピードは平均以上で走塁では高い成功率を保ちつつ盗塁数を増やしている。守備でも反応の速さやルート取りが上手く優秀なCF。
11. デーン・ダニング:RHP
16年ドラフト全体29位指名。アダム・イートン(WSH)とのトレードで加入。大学時時代はリリーフとしての起用が多かったが、プロ入り後は全て先発として投げている。コントロール、耐久性ともによく、今後も先発として投げ続けられるだろう。90マイル前半の沈む速球と、縦方向に曲がるスライダー、チェンジアップのコンビネーション。変化球の精度に課題を残している。
12. ザック・バーディ:RHP
16年ドラフト全体26位指名。 兄はニック・バーディ(MIN)。最速101マイルの速球と、真横に曲がるスライダー、90マイルのチェンジアップで相手を圧倒するピッチングができる。コントロールもよく、プロ入り後先発に回る可能性もあったが、大学時代と同じリリーフとして起用されている。既にAAAにまで昇格しており、来シーズン中にはメジャーデビューを果たすだろう。
13. ジェイムソン・フィッシャー:OF
16年ドラフト4巡目指名。スムーズなスイングでラインドライブの打球を飛ばし、コンスタントにヒットを打つことができる。ボールをしっかりと見極めることができ、四球を多く選べるため高出塁率をマークすることが可能。シーズン2桁HRを打つパワーも有している。元々はCだったが、故障の影響で現在はLFを守っている。スピードや守備は平均以下。
14. アレックス・コール:OF
16年ドラフト3巡目指名。昨シーズンまでの当てるだけの打撃から一転し、長打も打てるようになったことで評価を上げた。それでも打撃が荒くなることはなく、三振はそれほど多くない。CFを守るには十分なスピードと肩の持ち主。メークアップに優れており、大学では経営学でも優秀な成績を残していたため将来はフロント入りする可能性もある。
15. ジョーダン・ゲレーロ:RHP
肩の故障もあって球速が伸び悩み、チェンジアップに頼りがちなピッチングになっている。このチェンジアップのクオリティが高いためまずまずの成績を残しているが、チェンジアップの投げ過ぎがK/BB悪化の原因とも言われている。カーブの精度向上と球速の上昇が今後のカギ。
16. ルイス・マルティネス:RHP
アップサイドの高さが光る、大型投手。トミー・ジョン手術で2年を棒に振ったが、90マイル前半の動く速球とスライダーのコンビネーションで三振を大量に奪う。アームスロットが安定しておらず、コントロールを乱す原因となっている。今後も球速が伸びる余地があり、上手く育成できれば面白い存在。
17. ライマー・リリアーノ:OF
今年のスプリングトレーニング中に頭部に死球を受け、全休となっていた。今年はほとんどプレーしていないが実力は確か。アベレージ、パワーともに平均レベルでソリッドな成績を期待できる。かつてのように60盗塁をマークできるほどのスピードは現在はないが、それでも15盗塁程度はマークすることが可能。来シーズンはメジャーでレギュラー争いに加わることになるだろう。
18. トレイ・ミハエルゾウスキー:3B
身体能力が高く、パワーポテンシャルも平均以上だが、スイングが大きすぎるためコンスタントにコンタクトすることができず自慢のパワーを満足に発揮できずにいる。守備ではフットワークの改善が見られるがそれでも平均以下。肩の強さは3Bとしては平凡。
19. ベルナルド・フローレス:LHP
16年ドラフト7巡目指名。ハイシーリング、ハイリターンなタレント。速球の最速は97マイルだが、コントロールをつけて投げると80マイル後半程度になってしまいせっかくの速球を活かせていない。それでも速球と同じアームスピードで投げるチェンジアップでタイミングを外すことで打者を打ち取ることができている。大学での登板が少なく、肩の消耗が少ない点はプラスに働くか。
20. ニック・デルモニコ:3B/OF
ここ2年間A+-AAの壁を越えられないでいたが、今シーズンようやくその壁を乗り越えAAAにまで到達した。大柄な体格でしっかりと振りぬくスイングをするためパワーが十分に発揮されている。アプローチも悪くなく、四球を選びつつ、三振数を抑えている。スピードがないため守備ではレンジが限られている。
Text by Ookaya Ryota
写真:https://flic.kr/p/bBi7wL
2016 Draft Review:アメリカン・リーグ中地区

◎シカゴ・ホワイトソックス 2016ドラフトまとめ
◎ クリーブランド・インディアンズ 2016ドラフトまとめ
◎ デトロイト・タイガース 2016ドラフトまとめ
◎カンザスシティ・ロイヤルズ 2016ドラフトまとめ
◎ミネソタ・ツインズ 2016ドラフトまとめ
*順位:選手名:出身校:ポジション:身長/体重
- シカゴ・ホワイトソックス
10:ザック・コリンズ:マイアミ大学:C/1B:195cm/99kg
とてつもないバットスピードで長打を量産するスラッガー。相手が勝負を避けて四球になることも多いが、元来持っている選球眼もよく自分の打てる球を待ってしっかりと捉えることができる。最低でもメジャーでシーズン20本塁打を打つことができるだろう。打撃では心配される点は少ないが、守備では課題が多い。肩が強くないためなかなか盗塁を刺せず、プレート付近での動きも鈍い。ブロッキングは平均程度にはこなせるが全体としての評価はマイナスになる。ただ、本人はCの練習に意欲的に取り組んでおり、特にフレーミングに重点を置いているようでそこに関しては自信をのぞかせている。Cに留まることがベストだが、1Bに移ったとしてもオールスターの常連になれるだろう。
26:ザック・バーディ:ルイビル大学:RHP:190cm/95kg
兄のニック・バーディ(MIN)と同じく最速10oマイル以上のボールを投げ込む剛腕。真横に滑るように曲がるスライダーと90マイルのチェンジアップもハイクオリティな球種であり、どの球種でも空振りを奪える。コントロールも悪くなく、デリバリーもスムーズで力感が少ないため今シーズンは大学で先発に回るといわれていたが結局リリーフに回っている。プロ入り後は先発に回る可能性もあるが、リリーフとしてならすぐにでもメジャーに昇格できるだろう。
49:アレク・ハンセン:オクラホマ大学:RHP:200cm/107kg
常時90マイル中盤から後半の沈むストレートに、タイミングを外すのに有効なスライダー、カーブ、チェンジアップもクオリティの高い球種だが、デリバリーの不安定さからくるコントロールの悪さが全てを台無しにしている。先発として成功するにはデリバリーの矯正が必要となってくるだろう。また、昨夏に腕を痛めシャットダウンされた健康面でも不安を残している。ハイリスクだがその分アップサイドは天井知らずのタレントであることは間違いない。