Tag Archives: ジェイコブ・デグロム

2017 Team Preview:ニューヨーク・メッツ

20697486276_87391afa84_z

 

 

 

 

 

 

 

 

*40人ロースターはリンクより参照

 

*SP横*マークはローテーション候補の意を示す

 

 本拠地:シティー・フィールド

他の野球場と大きさを比較する→http://yakyujo.com/ml20/

 

広さ
レフト 102.1m
センター 124.4m
ライト 100.6m
フェンス高さ 2.4m
パークファクター平均*100
安打 88.7
ツーベース 83.8
スリーベース 45.5
HR 109.0
得点 98.8

 

・予想オーダー

 

1. ホセ・レイエス:3B

オールスタ−4度、通算488盗塁の俊足スイッチヒッターも、33歳になり全盛期のスピードやパワーはなくなった。それでも昨季は慣れ親しんだ古巣NYMに復帰するとまだまだ戦力になれることを示した。開幕はデビット・ライトの故障で空いた3Bのポジションで。

 

2. カーティス・グランダーソン:CF

昨季は30HRを記録したものの、打点が59止まり。30HRを放った選手の中でMLB史上最も少ない打点という不名誉な記録を、ジェド・ジョーコ(STL)とともに達成した。昨季.152だった得点圏での打率の向上に期待。

 

3. ヨエニス・セスペデス:LF

オフにFAとなるも4年1億1000万ドルの大型契約で再契約したキューバ出身の主砲。MLBデビューから5年連続20HR以上、特にここ2年はOPS.870&31HR以上と安定した活躍が期待できる点も魅力。球界屈指の強肩で守備でも魅せる。WBC終了後には元同僚イアン・キンズラー(DET)のアメリカとラテンの試合中の感情表現についての意見に反論し話題になった。

 

4. ジェイ・ブルース:RF

昨季途中にCINから移籍。移籍前は97試合でOPS.875&25HR&80打点で打点王と、自己最高ペースの好成績を残していたものの、移籍後は嘘のように不振に。50試合でOPS.685&8HR&19打点とチームに勢いをつける補強のはずが逆に足を引っ張ってしまった。打撃では左投手が苦手で、守備でもあまり貢献できないが、4番の働きができるか。

 

5. ニール・ウォーカー:2B

FAとなるもクオリファイング・オファーを受け入れ1年1720万ドルで残留。OPS.823&23HRと好成績。スイッチヒッターで右打席の方が好成績だが左打席でも十分な成績を残す。怪我さえなければ安定した成績を残せる好選手。

 

6. アズドルバル・カブレラ:SS

二遊間を組む5番のウォーカーと同じくスイッチヒッターのベネズエラ出身SS。昨季はNYM1年目だったが自己最高クラスの打撃成績を残した。左右どちらも苦にはしないが、左打席はパワー、右打席は確実性を重視したスタイル。

 

7. ルーカス・デューダ:1B

パワーと、打率より1割ほど高い数値を記録する出塁率が売りの長距離砲。昨季は怪我に苦しみ満足にプレーできなかった。ドラフト時からNYM一筋。怪我に気をつけ、ホームランの量産を求められる。

 

8. トラビス・ダーノー:C

正捕手の素質は十分ながら、正捕手の座を掴みかけるたびに故障に邪魔される。MLBで4年を過ごすがフルシーズンで出場したことはない。もう28歳と若くはなく、そろそろ1年健康に出場して実力があることを示したい。ルックスも性格も良く、信頼される選手であるという点では、同じく常に故障に悩むNYMの顔デビット・ライトと被る。

 

9. 投手

 

Weekly Report:Week-24

29188453792_3b43bf7313_z

 

 

 

 

 

 

 

 

3つのハイライトで1週間のメジャーリーグを辿る。Week-24のキーワードは「T.J.リベラ」「A.J.プレラーGM」「シーズンアウト」だ。

  • リベラ

地時間13日、ナショナルズパークで行われたニューヨーク・メッツ対ワシントン・ナショナルズの試合は9回までメッツがリードしていたが、クローザーのジェリース・ファミリア(RHP)がホゼ・レイエス(3B)のエラーななどで同点に追いつかれ延長へと入った。

延長10回1アウト、ランナーなしの場面で打席に入ったのはルーキーのT.J.リベラ(2B)。マウンドにはナショナルズのクローザーのマーク・メランコン(RHP)。0-2と追い込まれた後に投げられた3球目のカットボールをリベラが振りぬくと打球はぐんぐんと伸びていきレフトスタンドへと。メランコンがナショナルズ移籍後初めて打たれた本塁打は、リベラにとってはメジャー初本塁打であり、メッツにとっては試合を決める本塁打であった。

リベラは今年で27歳とかなり遅咲きである。幼い頃から打つことが好きで、テニスボールを壁に向かってバットで打つという遊びもよくやっていた。2011年、大学在籍時、ドラフトクラスだったにも関わらずリベラはどこからもドラフトで指名されず、ドラフト外でメッツと契約した。全く期待されていない0からのスタートとなった。

それでも持ち前のヒッティングスキルでマイナーではほとんどのクラスで打率.300以上をマークしていた。コンパクトなスイングとボールに対する反応の速さは本物だったのだ。

そして苦節5年、今シーズンの8月10日に念願のメジャー昇格を果たす。同日にメジャー初出場となると、早速メジャー初ヒットをマークした。その後、AAAとメジャーを行ったり来たりとなっていたが、試合に出ればヒットを打ち、しっかりと結果を残していた。

そして13日の試合を決めるメジャー初本塁打へと繋がっていった。この日のリベラはこの本塁打も含め3安打を放ち3打点をマークしていた。本当ならこの日はリベラは先発で試合に出るはずではなかった。ウィルマー・フローレス(IF)を故障で欠き、相手の先発はRHPのA.J.コールだったため普通は左打者のケリー・ジョンソンを2Bで先発させるところだったが、テリー・コリンズ監督はリベラの打撃を買ってリベラを2Bで先発させたのだった。

結果的にこの采配は大成功だった。先発を外されたケリー・ジョンソンでさえリベラについて「本当によくヒットを打てる奴だ」と別の試合の後に語っていたほどなので当然といえば当然だったのかもしれない。

メッツはこの試合でナショナルズの勝ったとはいえゲーム差は大きく地区優勝はかなり厳しい。それでもワイルドカードでのプレーオフ進出の可能性はあるので毎試合負けられない戦いが続く。リベラは故障者が相次ぐメッツの内野陣の救世主となれるかもしれない。幼い頃に打っていたテニスボールは硬球へと変わり、打った先にあるものは壁ではなくスタンドへと変わったのだ。

 

Weekly Report:Week-5

16438046603_bb18a74c65_z

 

 

 

 

 

 

 

3つのハイライトで1週間のメジャーリーグを辿る。Week-5のキーワードは「ホセ・ベリオス」「バートロ・コローン」「シカゴ」だ。

 

  • ホセ・べリオス

界を代表するトップ・プロスペクトがまたスター街道を歩み始めたのかもしれない。

米国時間5月2日、ミネソタ・ツインズのルーキーであるホセ・ベリオスがキャリア初勝利を挙げた。
この日、敵地でのヒューストン・アストロズ戦に登板したベリオスは、2回にプレストン・タッカーに一発を浴び先制されると、続く3回も2四球で一死一・二塁のピンチを招く。しかしここはエバン・ギャティスをダブルプレーに打ち取り切り抜けることに成功。

するとこの粘りのピッチングに打線が応えて3点を取り逆転に成功する。この日のベリオスは2被本塁打、5四球と不安定さをのぞかせるものの毎回の8奪三振(うち7つが空振り三振)を奪うなど5.1回2失点と粘りのピッチングを見せ中継ぎにバトンタッチ。その後、中継ぎ陣は零封リレーでツインズは6-2で勝利。ベリオスは見事に初勝利を挙げたのだった。昨シーズンのサイヤング賞投手であるダラス・カイケルに投げ勝ったことは彼にとっても大きな自信となったことだろう。

 

 

ここで彼の経歴を振り返っていきたい。彼は1994年生まれの21歳(5月27日に誕生日を迎え22歳に)。2012年のドラフトでプエルトリコ出身の投手としては史上最高となる1巡目、全体32位でツインズに入団。13年の第3回WBCではチーム最年少でプエルトリコ代表入り。また14、15年と2年連続でフューチャーズゲームのスターターを務めあげ、マイナーで2年連続2桁勝利、防御率2点台の好成績を残すなど輝かしい実績を残してきた。今シーズンは新人王候補に挙げられるも、デビュー戦のクリーブランド・インディアンズ戦は4回5失点で敗戦。今回、見事に前回登板の雪辱を果たす勝利となったわけだ。

彼は常時90マイル半ばを計測するフォーシーム、カーブ、チェンジアップのコンビネーションで打者を抑える術を心得ている。そして2年連続でBB/9が2.5を切るなど本来は非常に優れたコントロールも兼ね備えている。

昨年、地区2位と健闘し、今季の躍進が期待されるも5月8日現在で地区最下位に沈むツインズ。そんなチームを救うには、この男のさらなる成長が不可欠だ。