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2017 Top 20 Prospects:サンフランシスコ・ジャイアンツ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

1. ブライアン・レイノルズ:OF
16年ドラフト2巡目指名。無駄の少ないスイングでラインドライブの打球を量産することができる。パワーもまずまずでシーズン15HRをマークすることも不可能ではないだろう。プロ入り後に大学時代よりも四球が減り三振が増えた点は気になるところ。スピード、肩の強さは平凡だがRF/LFを守る分には問題ないだろう。 

2. タイラー・ビーディ:RHP
速球を動かすことで球速が落ちてしまった一昨年を経て、昨シーズンは速球を動かしつつ球速を取り戻すことに成功。習得したカッターもある程度コントロールをつけて投げることができている。チェンジアップの評価が非常に高く、よく沈み空振りが奪えるボール。縦に割れるカーブも打者の目線を変えるには有効。コントロールの悪さが課題だが緩やかに改善されてきている。

3. クリス・ショウ:1B
パワーポテンシャルの高さならSFのマイナー1を誇るスラッガー。低めのボールでも軽々とスタンドまで打球を飛ばすことができる。引っ張ることしかできず、アプローチも平凡で三振が多いため上のクラスでは対応に苦労することになるだろう。肩は強いがスピードが全くないため1Bから動くことはなさそう。 

4. ヒース・クイン:OF
16年ドラフト3巡目指名。大柄な体格とバットスピードの速さで平均以上のパワーを生み出すことができる。コンタクトスキルに難があり、空振りが多い。変化球への対応やストライクゾーンの見極めは悪くないため四球を多く選ぶことができる。スピードは平凡で、肩は強いため主にRFを守っている。

5. タイ・ブラック:LHP
アウトピッチとなるブレーキングボールはイマイチだが、90マイル前半のよく動く速球をコマンドよく投げこむことで打者を翻弄する。昨シーズンのメジャー昇格後もマイナーと変わらないピッチングで好成績を残した。プロ入り後目立った故障なく毎シーズン20試合以上先発している耐久性のよさもウリ。

6. スティーブン・ダガー:OF
フィールド全体を使った打撃をすることができ、どのクラスでもハイアベレージを残している。コンタクトを意識しているためパワーは平均を大きく下回りシーズン2桁HRをマークすることは厳しいか。ストライクゾーンの見極めや変化球への対応に長けており、四球を多く選ぶことができる。スピードは平均以上だが、走塁や守備には活かせていない。 

7. クリスチャン・アローヨ:IF
コンタクトスキルに優れたアベレージヒッター。野手と野手のギャップを抜く打撃が魅力。小柄な体格なためパワーは平均以下。三振は少ないが、四球も少なく、出塁率は平凡。肩は強いが、スピードがないためSSとしてのプレーは厳しくなっており、3Bとしての出場が増えている。 

8. アンドリュー・スアレス:LHP
90マイル前半の動く速球とスライダー、チェンジアップのコンビネーション。いずれのボールも驚くようなものではないが、全ての球種を左右関係なくコントロールよく投げ分けることで試合を作っている。デリバリーはシンプルで力感がなく先発向き。プロ入り前に故障が多かった点は気がかりなところ。 

9. ホアン・グレゴリオ:RHP
長い手足を活かしたデセプションに優れたスリークォーター気味のデリバリーから最速96マイルの速球とスライダーを投じる。一昨年はブルペンに回ったが、昨シーズンは再び先発転向。チェンジアップのクオリティの低さとコントロールの悪さを考えるともう一度ブルペンに転向することもあり得るだろう。

10. オースティン・スレイター:OF
何かに突出しているわけではないが、何か弱点があるわけでもない。打撃ではコンタクトスキルに優れており、三振を滅多にしない。昨シーズンは四球を大幅に増やすことができ、出塁率が改善された。パワーに関しては意見が分かれるところ。守備もOF3ポジションをそつなくこなす。将来は第4のOFだろう。

11. サンドロ・ファビアン:OF
ヒッティングスキルに高い評価を得るハイシーリングなタレント。バットがボールへと最短距離で出ており、ハードコンタクトをコンスタントに生み出すことができる。パワーは平均レベル。何でも打ちに行くアプローチは要改善。肩の強さ、スピードは平凡なためLFを守ることになるだろう。

12. ジョーダン・ジョンソン:RHP
90マイル前半の速球とカーブ、チェンジアップのコンビネーション。アウトピッチはチェンジアップで平均以上のクオリティ。カーブは改善の余地あり。スリークォーターのデリバリーはリリースポイントがまばらだが、ストライクゾーンにボールを集めることは苦にしていない。 

13. クリス・ストラットン:RHP
90マイル前半の速球とスライダー、カーブ、チェンジアップのコンビネーション。カーブ、チェンジアップのクオリティが低いためスライダーに頼りがちになっている。デリバリーはシンプルでコマンドのよさにつながっている。今シーズンはAAAとメジャーを行ったり来たりすることになりそう。

14. サム・クーンロッド:RHP
90マイル前半のツーシームとスライダーのコンビネーション。チェンジアップも投げるが、クオリティが低くほとんど投げることがない。独特なデリバリーはデセプションに優れている。コントロールが悪く、チェンジアップと共に改善されなければブルペン転向も有り得るだろう。 

15. ダン・スレイニア:RHP
90マイル前半の動く速球とスライダー、カーブ、チェンジアップのコンビネーション。いずれの球種も平均かそれ以下との評価だが、コントロールよく投げ分けることで打者に狙いをしぼらせないようにしている。シンプルな投げおろすデリバリー。将来はスイングマンとして活躍することになりそう。

16. コリー・テイラー:RHP
90マイル前半のシンカーを多投するグラウンドボーラー。このシンカーにスライダーを組み合わせ三振を奪う。チェンジアップも投げるが、全く役に立っておらず先発として投げるならこのボールの改善が必要だろう。コントロールは悪くなく、がっしりとした体格も先発向き。 

17. ディラン・デービス:OF
パワーポテンシャルの高さが光るスラッガー。逆方向にも長打が打てる点も魅力。コンタクトスキルに難があり、ボール球を追いかける場面が多いため三振数も多い。スピードは全くないが、大学時代マウンドで97マイルをマークしたほど肩は強いためRFを守っている。

18. レイエス・モロンタ;RHP
最速100マイルの速球とスライダーのコンビネーションで大量に三振を奪うピッチングスタイル。独特なアングルから投げるデリバリーはデセプションに優れている。コントロールは悪いが昨シーズンは最低限の四球数に抑えることができており、この傾向が続けばメジャー昇格はそう遠くないだろう。

19. マット・クルーク:LHP
16年ドラフト4巡目指名。ボールのクオリティの高さだけなら1巡目で指名されていてもおかしくなかったが、コントロールが壊滅的なため4巡目までスリップすることになった。90マイル前半の速球とパワーカーブのコンビネーションは強力でコンスタントにストライクに入りさえすれば先発1/2番手クラスの投手になれるだろう。

20. スティーブン・オカート:RHP
サイドハンドから90マイル前半の速球とスライダー、カッターを投じる。スライダーは曲がり幅が大きく左打者に対して非常に有効なボール。右打者にはカッターを使うことで対処しているが、それでも右打者にはよく打たれている。将来はシチュエーショナルレフティーとして活躍するだろう。 

 

Text by Ookaya Ryota
写真: https://flic.kr/p/rMj6JF

2016 Top 20 Prospects:サンフランシスコ・ジャイアンツ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 

1. クリスチャン・アローヨ:SS
ツールは傑出していないも、ゲームを理解した攻守に評価を得る。上質なスイングから傑出したヒッティングセンスを披露しており、球宴3度の巧打者フレディ・サンチェス(元SF)と比較される。A+では打率.304、本塁打9、OPS.803。スピード&守備範囲の平凡さからSSよりも2B/3B向きと見られている。 

2. タイラー・ビーディ:RHP
最速97マイルのストレート&ツーシーム&カッター主体に攻め、A+&2Aでは124.2回/86K/44BB/防御率3.97。決め球のチェンジアップはストレートと同じ腕の振りで投げ込まれ、打者のタイミングを崩す。デリバリーの維持に苦しんでおり、コマンドが不安定。

3. マック・ウィリアムソン:OF
6-5/240たる恵まれた体格の持ち主でパワー&肩に優れるアスリート。今季はトミージョン手術から復帰し123試合に出場すると13ホーマー&OPS.801をマーク。持ち前のパワーに加え、四球率9.9%と見極めも上質。守備では体格に比した機敏さを示す。 

4. フィル・ビックフォード:RHP
15年ドラフト全体18位。ズバ抜けた球威の持ち主で、ストレートは最速で98マイルに達する。セカンドピッチのスライダーは平均以上のポテンシャルを示しており、ストレートとのコンビネーションは強烈だ。Rでは防御率2.01&K/9=12.9。しかし3イニングよりも多く投げた試合はなく、スタミナ面に不安。 

5. ルシウス・フォックス:OF
$6Mで契約。ドラフト対象なら全体20位以内に指名されるべき素材たる評価を受けており、ベストツールのスピードは20-80スケールで70評を得る。SSにとどまれる守備力の持ち主だが、CFとして見るスカウトも。『OPS.750&盗塁40級』のダイナミックなリードオフになり得る。 

6. クリス・ショウ:1B
15年ドラフト全体31位。6-4/255の体格に傑出したパワーポテンシャルを備える。広角にホームランを量産し、相応の四球も選べる。A-では46試合で12ホーマー&OPS.911。大学では外野手の経験もあるが、鈍足のためプロでは1BもしくはDHに限られるだろう。 

7. スティーブン・ダガー:OF
15年ドラフト6巡目。ツールに富んだアスリートタイプ。大学ではRFメインもプラスプラスのスピード&プラスの肩を生かすべくプロではCF転向。打撃では素早いバットスピードと上質な選球眼を兼ね備え、A+では58試合プレーして打率.293&OPS.756。パワーの向上が課題。 

8. クレイトン・ブラックバーン:RHP
ドラフト16巡目指名を受けてからハイレベルなパフォーマンスをキープ。3Aでは123回/99K/32BB/防御率2.85。安定したコマンドで90マイル前半のストレート&カーブ&チェンジアップを操るグラウンドボーラー。メカニクスは滑らかで力みもない。マイク・リーク(STL)タイプ。 

9. サミュエル・コンラッド:RHP
14年ドラフト5巡目。大学では制球に苦しんでいたが、プロ入り後は改善を辿る。球速も大学時より数マイルアップし最速で96マイルを計測。1Aで111.2回/114K/34BB/防御率3.14と支配的な内容。セカンドピッチのスライダーは球速&変化量を自在に調整できるボール。

10. ジョシュ・オシチ:LHP
左のパワーリリーバー。今季はメジャーでも35試合に登板。28.2回/27K/8BB/防御率2.20の好成績を残した。自慢の速球は最速98マイルをマークし、カッター&チェンジアップもそれぞれ24%以上の空振り率を記録するなど冴えわたった。来季はセットアップを務める?

11. ハレン・ミラー:SS
15年ドラフト3巡目。高校の先輩であるブランドン・フィリップス(CIN)とよく比較される。上質なバットスピード&コンタクトスキルを兼ね備え、パワーも向上が目されている。プラスのスピードの持ち主だが、守備範囲&肩は平均的でフィリップス同様2Bに回る可能性が高い。将来像は「15ホーマー&20盗塁」。 

12. ジョーダン・ジョンソン:RHP
14年ドラフト23巡目。最速98マイルを叩き出すパワー&RでK/BB=32.0をマークした抜群のコマンドを両立。カーブ&チェンジアップはいずれもセカンドピッチになり得るボールで、デリバリーも安定している。R&A-&A+では59.1回/71K/11BB/防御率3.19。 

13. アンドリュー・スアレス:LHP
昨ドラフトでナショナルズから2巡目指名も大学に残り、結局15年ドラフト2巡目指名を受けてSF入り。平均レベルのストレート&スライダー&カーブ&チェンジアップをコマンドよくゾーンに集める。R&A-&1Aでは39.1回/37K/5BB/防御率1.60と好投。 

14. ハンター・コール:OF/2B 
素早いバットスピード&パワーの持ち主で1A&A+&2Aでは打率.301、本塁打9、OPS.833をマーク。一方で大振りなスイングからコンタクトが安定せず、100K/38BBとアプローチは粗い。大学では内野を守っていたが、グラブ捌きの拙さから外野コンバート。強肩を武器に67試合で7補殺を記録。 

15. レイ・ブラック:RHP
3年間にも及んだトミージョン手術のリハビリから復帰すると常時100マイル周辺の速球を武器に開花。A+で防御率2.88&K/9=18.4と圧倒的な内容。AFLでは自身最速となる104マイルを計測。決め球のカーブも空振りを生み出せるボール。 

16. スティーブン・オカート:LHP
アンドリュー・ミラー(NYY)と比較されるスペシャリスト。 97マイルのストレート&ハードスライダーのコンビネーションで3AでもK/9=10.1。BB/9=4.3とコマンドが不安定で磨いていく必要がある。左投手の中では傑出した球威の持ち主で、将来像はセットアッパー格。

17. ジャレット・パーカー:OF
マイナーでプロ入りから5年連続2桁ホームランを達成している左の長距離砲。今季はキャリアハイとなる23ホーマー&OPS.889をマークするとメジャーデビューも経験。メジャーではわずか21試合で6ホーマー&OPS1.163と爆発した。CF守備は平均以下で、肩の弱さからLFが適任か。

18. アラミス・ガルシア:C
オフェンシブなC。フィールド全体を扱った打撃を得意としており、選球眼も優秀。1A&A+では打率.264、本塁打15、OPS.774をマーク。一方でCの守備は大幅に磨かれる必要があり、ブロッキング&スローイング&フレーミングいずれも未熟。フットワークを磨きたい。

19. アダルベルト・メヒア:LHP
痩せ薬の使用が発覚し15年は開幕から50試合出場停止処分。復帰すると2Aで51.1回/38K/18BB/防御率2.45をマーク。ローテ3番手級の高いポテンシャル評を得ており、91-95マイルのツーシームはパワフル。スライダー&チェンジアップ&コマンドが改善されれば三振数も増えてくるだろう。

20. ライダー・ジョーンズ:3B
豪快なスイングを披露するパワーポテンシャル。コンタクト&アプローチの粗さから6ホーマー&OPS.690とブレークできずにいるが、上手く育てば20ホーマー級。高校ではSSを守っていたが、プロでは3B転向。強肩は魅力も、グラブ捌きが拙く19失策を喫した。 

Plus One Prospect
 チェース・ジョンソン:RHP
パワーアーム。92-94マイルのストレートは最速で96マイルを計測。スライダー&チェンジアップは改善の余地を残すが、それでもA+&2Aで124.2回/129K/42BB/防御率2.82と好成績を残した。コマンドの向上が課題。

 

Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/rzw1iM