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2016 Draft Review : アメリカン・リーグ西地区

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ヒューストン・アストロズ 2016年ドラフトまとめ
ロサンゼルス・エンゼルス 2016年ドラフトまとめ
オークランド・アスレチックス  2016年ドラフトまとめ
シアトル・マリナーズ  2016年ドラフトまとめ
テキサス・レンジャーズ 2016年ドラフトまとめ 

*順位:選手名:出身校:ポジション:身長/体重

  • ヒューストン・アストロズ

17:フォレスト・ウィットリー:アラモ・ハイツ高校:RHP:200cm/108kg

常時90マイル中盤のカッター気味に曲がる速球を投げるエースポテンシャルの剛腕。強靭な下半身に支えらたデリバリーは力感が少なく、試合終盤になってもくずれることはない。カーブは打者のひざ元によく決まるパワーカーブで平均以上のクオリティ。チェンジアップもスプリッターのように変化しカーブと共にアウトピッチとして使っている。チェンジアップは空振りを奪えるだけでなくゴロを打たせるのにも有効なボール。細かいコマンドには欠けるがストライクゾーンに集めるコントロールは有している。

61:ロニー・ドーソン:オハイオ州立大学:OF:187cm/102kg

身体能力の高さが光るハイシーリングなタレント。バットスピードは非常に速く、パワーポテンシャルはシーズン30本塁打も夢ではないほど。難があると言われていたコンタクトスキルも改善傾向にあるが、なんでも振りに行こうとして体が動いてしまう点は要改善。スピードツールは平均以上だが、体重をつけすぎたことと膝を手術したことを考えるとそれほど期待はできないか。守備の評価はそれほど芳しくなくルート取りの正確さについては意見が分かれている。肩は弱くプロではLFしか守れないだろう。

97:ジェイク・ロジャーズ:テュレーン大学:C:185cm/86kg

今ドラフトで最高クラスのディフェンスツールを持つC。キャッチング、ブロッキング、スローイング全てにおいて平均を大きく上回っている。特に盗塁阻止に関しては逸材揃いのケープコードリーグで盗塁阻止率71.4%をマークするほど。メークアップにも優れており守備に関しては文句なしと言える。しかし、打撃となると全てにおいて平均以下でアップサイドにも期待はできない。将来はバックアップか。

 

2016 Draft Quick Look

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メジャーリーグでは現地9日より2016年ドラフトがスタートし、同日には計77人が指名を受けた。以下にはその結果をリスト形式で整理する。選手横の#数字は当サイトのモック順位を表す。

2016ドラフト:1~77位指名
順位 チーム 選手名   ポジション 出身校
1 PHI ミッキー・モニアック #11   OF ラコスタキャニオン高
2 CIN ニック・センゼル #6   3B/2B テネシー大
3 ATL イアン・アンダーソン #20   RHP シェネンデホワ高
4 COL ライリー・パイント #7   RHP セント・トマス・アキナス高
5 MIL コリー・レイ #3   OF ルイスビル大
6 OAK A.J.パク #4   LHP マイアミ大
7 MIA ブラクストン・ギャレット #24   LHP フローレンス高
8 SD カル・クオントリル #21   RHP スタンフォード大
9 DET マット・マニング #27   RHP シェルダン高
10 CHW ザック・コリンズ #13   C フロリダ大
11 SEA カイル・ルイス #8   OF マーサー大
12 BOS ジェイソン・グルーム #1   LHP バーニガット高
13 TB ジョシュ・ロウ #14   3B/RHP ポープ高
14 CLE ウィル・ベンソン    OF ウェストミンスター高
15 MIN アレックス・キリロフ #19   OF プラム高
16 LAA マット・サイス #40   C バージニア大
17 HOU フォレスト・ウィットリー #17   RHP アラモ・ハイツ高
18 NYY ブレイク・ラザフォード #5   OF チャミナンデ大付属高
19 NYM ジャスティン・ダン    RHP ボストン大
20 LAD ギャビン・ラックス   SS インディアン・トレイルアカデミー
21 TOR T.J.ズーク #30   RHP ピッツバーグ大
22 PIT ウィル・クレイグ #23   RHP ウェークフォレスト大
23 STL デルビン・ペレス #2   SS インターナショナルベースボールアカデミー
24 SD ハドソン・サンチェス    3B キャロル高
25 SD エリック・ラウアー #18   LHP ケント大
26 CHW ザック・バーディ #35   RHP ルイスビル大
27 BAL コディ・セドロック #33   RHP イリノイ大
28 WSH カーター・キーブーム    3B/2B ウォルトン高
29 WSH デーン・ダニング   RHP フロリダ大
30 TEX コール・レーゲンズ   LHP ノース・フロリダ・クリスチャン高
31 NYM アンソニー・ケイ   LHP コネチカット大
32 LAD ウィル・スミス   C ルイスビル大
33 STL ディラン・カールソン   OF エルクグローブ高
34 STL ダコタ・ハドソン #9   RHP ミシシッピ州立大
35 CIN テイラー・トラメル   OF マウント・パラン・クリスチャン高
36 LAD ジョーダン・シェフィールド   RHP バンダービルト大
37 OAK ドルトン・ジェフェリーズ #16   RHP カリフォルニア大
38 COL ロバート・タイラー    RHP ジョージア大
39 ARI アンファニー・グリアー    OF アーバーン大
40 ATL ジョーイ・ウェンツ #12   LHP ショウニー・ミッション・イースト高
41 PIT ニック・ラドロ   LHP ダミアン高
42 PHI ケビン・ゴウディ    RHP サンタバーバラ高
43 CIN クリス・オーキー #26   C クレムゾン大
44 ATL カイル・マラー #34   LHP シーサイット・ダラス高
45 COL ベン・ボウデン    LHP バンダービルト大
46 MIL ルーカス・アーシズ   3B メンロ大
47 OAK ローガン・ショア #15   RHP フロリダ大
48 SD バディー・リード #22   OF フロリダ大
49 CHW アレク・ハンセン   RHP オクラホマ大
50 SEA ジョー・リゾー    3B オークトン高
51 BOS CJ.キャッサム   SS フロリダ・アトランティック大
52 ARI アンディ・ヤージー   C ヨーク・ミルズ大付属高
53 TB ライアン・ボルト   OF ネブラスカ大
54 BAL キーガン・エイケン   LHP ウェストミシガン大
55 CLE ノーラン・ジョーンズ #32   3B/SS ホーリー・ゴースト高
56 MIN ベン・ローベット   C ベローナエリア高
57 TOR J.B.ウッドマン   OF ミシシッピ大
58 WSH シェルダン・ノイズ   SS オクラホマ大
59 SF ブライアン・レイノルズ #25   OF バンダービルト大
60 LAA ブレンダン・マーシュ   OF バフォード高
61 HOU  ロニー・ドーソン    OF  オハイオ州立大
62 NYY  ニック・ソラク    2B  ルイスビル大
63 TEX  アレックス・スピース #31    RHP  マッキーチャン高
64 NYM  ピート・アロンゾ    1B  フロリダ大
65 LAD  ホワイト・ミッチェル    RHP  サンタクララ大
66 TOR  ボー・ビシェッテ    2B/3B  レイクウッド高
67 KC  AJ.パケット    RHP  ペッパーダイン大
68 PIT  トラビス・マクレガー    RHP  イーストレイク高
69 BAL  マシアス・ディーツ    RHP  ジョン.A.ローガン大
70 STL  コナー・ジョーンズ    RHP  バージニア大
71 SD  レジー・ローソン    RHP  ビクター・バレー・シニア高
72 CLE  ローガン・アイス    C  オレゴン州立大
73 MIN  ホセ・ミランダ    SS  リーダーシップ・クリスチャン・アカデミー
74 MIN  アキ・バドゥー    OF  セイラム高
75 MIL  マリオ・フェリシアーノ    C  カルロス・ベルトラン・ベースボールアカデミー
76 ATL  ブレット・カンバーランド    C  カリフォルニア大
77 TB  ジェイク・フレリー    OF  ルイジアナ州立大

 次ページでドラフト1日目の総評を行う。

2016 MLB Draft Pre-Ranking 11~30

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2016年度のMLBドラフト候補生を評価することが、本ランキングの目的である。計50名のドラフト候補生を簡易なレポートと共に読み解いていこう。

1~10/11~30/31~50

11. ニック・バンクス:OF テキサスA&M大学

バッティングにて高評価を得ており、アベレージも残しつつ、10~20本塁打も打てる素材。引っ張り専門から広角に打てるようにアプローチを変えたが、これが原因でスイングが硬くなってしまったとも。かなりがっしりとした体形だが足は遅くなく、むしろ平均より上。現在のアプローチのまま、メカニクスを柔軟にすることが出来れば評価はより上がるだろう。

12. ジョシュ・ロウ:3B/RHP ポープ高校 コミットメント:フロリダ大学

マウンド、打席、フィールドのいずれでも身体能力の高さを随所に見せるタレント。投手としてはクリーンなデリバリーから最速95マイルの速球を投げ、変化球もまずまず。野手としてはプラスのパワーポテンシャルを秘めており、守備も強肩とグラブさばきのよさで高評価を得る。よりハイシーリングなのは、野手として育てることだろう。

13. ボビー・ダルベック:3B アリゾナ大学

パワーはクリス・ブライアント(CHC) とも比べられるスラッガー。どの球場でもスタンドまで持っていくことができ、パワーヒッターの少ない来年のドラフトクラスの中では貴重な存在。変化球に脆さを見せ、三振の数も多い。肩は非常に強く、大学ではリリーバーとしてマウンドに上がることもある。スピードは平均を大きく下回る。

14. コナー・ジョーンズ:RHP バージニア大学

今年のドラフトで指名されたネイサン・カービー(MIL)がケガをした際、そのスポットに入り先発し評価を上げた。速球は90マイル前半、これに3つのブレーキングボールを交えるピッチングスタイル。他の大学生投手よりもシーリングは低いがソリッドなタレント。

15. ノーラン・ジョーンズ:3B ホリー・ゴースト高校 コミットメント:バージニア大学

6フィート4インチ200ポンドたるフレームの持ち主。スムーズなスイングから生まれるバットスピードは強烈でパワーポテンシャルを大いに秘めている。しかし、そのパワーを試合で生かすには投球に対する理解が必要か。コリー・シーガー(LAD)と比較する声も多い。

16. マット・クルーク:LHP オレゴン大学

2013年ドラフトで全体35位指名を受けた逸材。大きく曲がり落ちるカーブに定評があり、速球も96マイルを計測したこともある。しかし、トミー・ジョン手術を受けたことで大学ではほとんど登板の機会がなかった。そのため、まだ球速やコントロールがどれほどのものなのか評価が定まっていない。健康で手術前の実力を発揮できれば全体10位以内の指名もありうる。

17. カーター・キーブーム:3B ウォルトン高校 コミットメント:クレムゾン大学

父親は元メジャーリーガーで、兄は現役のマイナーリーガーという野球一家の一員。家族の中では最も優れたバッターであり、広角にラインドライブを飛ばすことができる。今年の夏にパワーポテンシャルも平均以上あるということを見せ評価を上げた。守備は現時点ではSSだが、レンジの広さは3B向き。

18. ニック・センゼル:3B テネシー大学

この夏のケープコードリーグで数々の打撃タイトルを総なめにし、一気に評価を上げた5ツールプレイヤー。元々ヒッティングの能力は高い評価を受けていたが、それにパワーも加わりスカウトたちの目に留まった。がっしりとした体形だが見た目以上に足は速い。守備位置の3Bは暫定的なもので2Bでもプレーは可能。

19. ダルトン・ジェフェリーズ:RHP カリフォルニア大学

6フィートと小柄で速球も常時90マイル前半だが、空振りを奪えるカーブと果敢にストライクゾーンへ攻めていくスタイルで高評価を得る。ソニー・グレイ(OAK)と似たタイプだが、メカニクスはグレイよりも力みがない。元内野手だけあって守備は上手い。非常に強い闘争心の持ち主。

20. ウイル・ベンソン:OF ウェントミスター高校 コミットメント:デューク大学

ジェイソン・ヘイワード(現在FA)とよく比べられるポテンシャルの持ち主。打撃では底知れないパワーポテンシャルを秘めているが、打席でのメカニクスをよくマイナーチェンジするため、安定して試合でそのパワーを発揮することができていない。今年の夏に行われたU18の大会中にもマイナーチェンジをしていた。スピードと肩は平均以上でRF向き。

21. イアン・アンダーソン:RHP シェネンデホワ高校 コミットメント:バンダービルト大学

非常にクリーンなデリバリーの持ち主。速球は90マイル前半だが、170ポンドと非常に細身で、将来6フィート3の身長に見合う体重になった時の球速上昇が見込める。現在、信頼できる変化球はカーブのみだがチェンジアップもいずれは平均以上のクオリティになるとの見込みが多い。

22. ドリュー・メンドーサ:3B レイク・ミネオラ高校 コミットメント:フロリダ大学

ノーラン・ジョーンズと共にフロリダでは有名なプロスペクト。身体能力の高いアスリートでバスケットボールの選手としても優秀。打撃ではラインドライブを広角に飛ばす中距離打者だが、スイングの軌道は少しアッパー気味でホームランも多く打てると見る向きも多い。3Bの守備もしっかりとしたグラブさばきと強肩で評価は高い。

23. ザック・コリンズ:1B/C マイアミ大学

パワーだけなら今ドラフト最高クラスのスラッガー。大学1年生のシーズンからすでに2桁本塁打を放っており、打率も.300近く残している。しかし、現在守っているCのポジションでの守備は上手いとは言えず、現時点で多くのスカウトが1B転向を既定路線としている。

24. フォレスト・ウィットリー:RHP アロマ・ヘイツ高校 コミットメント:フロリダ大学

6フィート6、253ポンドたるフレームから90マイル中盤の速球を投げ、今年の夏に評価を上げた。速球のスピードが回を追うごとに遅くなる傾向が顕著だったが、増えつつある体重でそれをカバーできるとの見方も。カーブ以外の変化球のクオリティを上げる必要がある。

25. ウィル・クレイグ:1B  ウェークフォレスト大学

コリンズに負けるとも劣らないパワーを持つスラッガー。今年の大学のリーグでシーズン長打率.702を残すほど。打撃も大味ではなく、BB/K=41/24とアプローチも優秀で、このタイプの打者にしては三振が少ないのも魅力。守備位置が1Bのみでなければ全体10位以内の指名も夢ではなかった。

26. ミッキー・モニアック:OF ラ・コスタ・キャニオン高校 コミットメント:カリフォルニア大学

スピードとディフェンスで高い評価を得ており、将来CFに残ることも可能な逸材。走塁センスも高い。打撃でもコンタクト能力に優れ、二塁打を量産するラインドライブヒッター。パワーポテンシャルは平均レベルなのが惜しいところ。

27. マイク・シャワリン:RHP メリーランド大学

サイドスローとメガネが特徴のハイフロアーなタレント。速球は90マイル前半程度だが、スライダーとチェンジアップの評価は高い。コントロールもよく、難なくストライクゾーンにボールを集めることができる。アップサイドは欠けるが、メジャーには早く昇格することができるタイプ。

28. オースティン・バーグナー:RHP ウィンダミア高校 コミットメント:ノースカロライナ大学

最速96マイルの速球が武器のハイシーリングなタレント。大きく曲がるカーブは高評価を得ているが、チェンジアップはまだ発展途上。一度体を沈ませ、そこから肘を上げることなくそのまま投げるという独特なデリバリーで、非常にボールの出どころを分かりづらくしているが、反面このデリバリーに不安を持つスカウトも多い。

29. ヘスス・ルザルド:LHP ストーンマン・ダグラス高校 コミットメント:マイアミ大学

夏のスキルショーケースで存在感を示した、205ポンドとがっしりとしたフレームを持つサウスポー。球速は90マイル前半だがよく動き、スライダー、チェンジアップの変化球の評価も高い。 コマンドにも優れており、高校生ながらしっかりと試合を作るピッチングができる。

30. ブライアン・レイノルズ:OF バンダービルト大学

ヒッティングに優れたスイッチヒッター。ヒッティング能力は今ドラフト最高とも言われアプローチも悪くないが、パワーは平均かそれ以下。スピードもあり、守備でもいい動きを見せるが、肩が非常に弱いため将来はレフトへ移ることが濃厚。

Text by Ryota OOKAYA
写真: https://flic.kr/p/uLPWn7