Tag Archives: ダン・ボーゲルバック

2017 Top 10 Prospects by Position

25995922604_a556eb2499_z

 

 

 

 

 

 

 

 

*ポジションはC・1B・2B・3B・SS・OF・RHP・LHP
*レポートはチーム別トップ20リストを参照

 

  • C
ランク 選手名 チーム名
1 フランシスコ・メヒア CLE
2 ザック・コリンズ CHW
3 ホルヘ・アルファロ  PHI
4 カーソン・ケリー STL
5 チャンス・シスコ BAL
6 トム・マーフィー COL
7 ギャレット・スタッブス HOU
8 クリス・オーキー CIN
9 ベン・ローベット MIN
10 ブルース・マックスウェル OAK

 

  • 1B
ランク 選手名 チーム名
1 コディ・ベリンジャー LAD
2 ジョシュ・ベル PIT
3 ドミニク・スミス NYM
4 リース・ホスキンズ PHI
5 ラウディ・テレズ TOR
6 ボビー・ブラッドリー CLE
7 ケイシー・ギレスピー TB
8 ライアン・オハーン KC
9 マット・タイス LAA
10 ダン・ボーゲルバック SEA

 

  • 2B
ランク 選手名 チーム名
1 ヨアン・モンカダ CHW
2 ウィリー・カルフーン LAD
3 オジー・アルビース ATL
4 シェド・ロング CIN
5 トラビス・デメリ ATL
6 アンディ・イバニェス TEX
7 ルイス・ウリアス  SD
8  アレン・ハンソン  PIT
9  マックス・シュロック  OAK
10  ホルヘ・マテオ  NYY

 

  • 3B
ランク 選手名 チーム名
1 ニック・センゼル CIN
2 ラファエル・ディバース BOS
3 ハンター・ドージャー KC
4 マット・チャップマン OAK
5 オースティン・ライリー ATL
6 ブラディミール・ゲレーロJr TOR
7 ジェイマー・キャンデラリオ CHC
8 ボビー・ダルベック BOS
9 ケブライアン・ヘイズ PIT
10 ジョシュ・ロウ TB

 

  • SS
ランク 選手名 チーム名
1 ブレンダン・ロジャース COL
2 フランクリン・バレット OAK
3 ダンズビー・スワンソン ATL
4 ウィリー・アダムス TB
5 アメド・ロサリオ NYM
6 グレイバー・トーレス NYY
7 イーサン・ディアズ MIL
8 ケビン・マイタン ATL
9 J.P.クロフォード PHI
10 フェルナンド・タティスJr SD

 

  • OF
ランク 選手名 チーム名
1 アンドリュー・ベニンテンディ BOS
2 イアン・ハップ CHC
3 エロイ・ヒメネス CHC
4 ルイス・ブリンソン MIL
5 クリント・フレイジャー NYY
6 ビクター・ロブレス WSH
7 ハンター・レンフロー SD
8 アレックス・バードューゴ LAD
9 オースティン・メドウズ PIT
10 カイル・ルイス SEA

 

  • RHP
ランク 選手名 チーム名
1 ルーカス・ジオリト RHP
2 ブレント・ハニーウェル TB
3 フランシス・マーテス HOU
4 アレックス・レイエス STL
5 ホセ・デレオン TB
6 エリック・フェッディ WSH
7 タイラー・グラスノー PIT
8 レイナルド・ロペス CHW
9 ジェフ・ホフマン COL
10 ヤディアー・アルバレス LAD

 

  • LHP
ランク 選手名 チーム名
1 ジェイソン・グルーム BOS
2 ジョシュ・ヘイダー MIL
3 コルビー・アラード ATL
4 A.J.パク OAK
5 ヨハンダー・メンデス TEX
6 スティーブン・ゴンザルベス MIN
7 アミーア・ギャレット CIN
8 ショーン・ニューカム ATL
9 マット・ストラム KC
10 トーマス・サプーキ NYM

 

Text by Ookaya Ryota
写真: https://flic.kr/p/FBaU79

2017 Top 20 Prospects:シアトル・マリナーズ

26460635626_08f74768db_z

 

 

 

 

 

 

 

本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ

 

1. カイル・ルイス:OF
16年ドラフト全体11位指名。昨年Baseball Americaが選ぶカレッジ・オブ・ザ・イヤーに選出されたスラッガー。せわしなく動くスイングはきれいなものとは言えないが、しっかりと力をためて振りぬくことができている。アプローチも悪くなく四球を選ぶことができる。守備は現在CFを守っているがそれほど上手いわけではないので将来はRF/LFに転向するだろう。昨シーズン途中にシーズンエンドとなる故障をし、手術も受けたが経過は良好とのこと。

2. タイラー・オニール:OF
小柄な体につまった筋肉から生み出されるパワーが魅力。昨シーズンは一昨年からHR数が減ったものの、打者有利なA+のリーグからAAのリーグに移ったことが原因であるため心配は無用。三振の数は減らなかったが、四球の数は増え打率も上がっており、上のクラスのボールに対応できている。スピードも平均レベルにはあり、OFを守るには申し分ない。

3. ダン・ボーゲルバック:1B
大柄な体格が特徴的なヒッティングプロスペクト。秘めているパワーポテンシャルはシーズン20HRも可能なほどだが、試合ではコンタクトに意識を置いているためそれほど長打が多いわけではない。その分低打率に陥ることはなく、アプローチもいいため四球が多く高出塁率が残せる。打撃以外はからっきしで、スピードはなく、1Bしか守れない守備も平均以下。

4. ミッチ・ハニガー:OF
昨年11月にタイワン・ウォーカー(ARI)とのトレードで加入。昨シーズン、外角のボールを流し打ちして長打が打てるようになったことで成績が向上しメジャーデビューも果たした。アプローチがよく、四球を多く選ぶ割に三振が少ない。スピードは平凡だが、OF3ポジションをしっかりとこなすことができる。肩が非常に強く送球も正確なためRFで使えば平均以上に守ることができるだろう。

5. マックス・ポーブス:RHP
昨年11月にアレックス・ジャクソン(ATL)とのトレードで加入。90マイル前半の速球とカーブ、2種類のスライダーのコンビネーション。速球はフォーシームで動きが少なく、変化球はいずれも平均レベルだが、デセプションに優れたデリバリーでタイミングを取りづらくし、打者を打ち取っていく。非常に大柄な体格で故障も少ないため、将来像は優秀なイニングイーター。

6. アンドリュー・ムーア:RHP
卓越したコマンドが持ち味のハイフロアーなタレント。90マイル前半の速球と速球と同じアームスピードで投げられるチェンジアップのコンビネーション。カーブ、スライダーも投げるが、クオリティは高くない。小柄な体格のため耐久性に不安があり、85球ほどで疲労を隠せなくなるスタミナのなさも懸念材料。先発1本でいくよりも、リリーフもこなすスイングマンとして起用する方が無難か。

7. ニック・ナイダート:RHP
20歳という年齢に似つかわしくない老獪なピッチングを見せる。90マイル前半の速球とカーブ、チェンジアップ、スライダーのコンビネーション。速球はよく沈み、低めに集めることができるためゴロを打たせるには最適。カーブ、チェンジアップといったブレーキングボールも評価は高いが、スライダーは投げ始めたばかりなのでクオリティはまだイマイチ。凄みに欠けるが、ソリッドな成績を期待できる。

8. ブライアン・ヘルナンデス:OF
身体能力が高いハイシーリングなタレント。スピードの評価高く、盗塁も上手い。肩が強いためCFを守ることができる。パワーポテンシャルが高く、シーズン15HRをマークすることも不可能ではない。ボール球でも打ちに行くアプローチを改善する必要があるだろう。

9. ジョー・リゾー:3B
16年ドラフト2巡目指名。ボールの見極めに優れたピュアヒッター。速球に強く、力負けしない鋭いスイングでラインドライブの打球を量産することができる。小柄な体格だが、パワーは平均レベルにはあるだろう。肩は強いがスピード、守備共に平均以下で3Bに留まることは難しく、将来は1B/LFに移ることになるだろう。

10. ベン・ギャメル:OF
突出したツールはないが、致命的な弱点もないハイフロアーなタレント。打撃ではコンタクトスキルが高く、アプローチがいいため四球を多く選び三振を少なく抑えることができる。スピードは若干平均を上回っておりシーズン2桁盗塁をマークできるだろう。守備はRF/LFに置くなら問題なく守れる。

11. ディロン・オーバートン:LHP
トレードでOAKから加入。コマンドに優れたハイフロアーなタレント。コントロールを乱す場面はほとんどなく、コンスタントにストライクゾーンに投げこむことができる。カーブ、チェンジアップといったブレーキングボールの評価も悪くないが、ドラフト時に受けたトミー・ジョン手術からの復帰以降球速が最速でも90マイル前半程度となっており、球威不足からメジャーではHRを簡単に打たれてしまった。

12. ロブ・ウェイレン:RHP
アレックス・ジャクソン(ATL)とのトレードで加入。速球は最速でも90マイル前半と球威に欠けるが、カッター気味に動かしたり、沈むアクションをつけたりと工夫している。スライダーとカーブの評価は悪くないが、チェンジアップのクオリティはイマイチ。コントロールも若干平均を下回っており、先発として投げるなら4/5番手になるだろう。

13. チェイス・デヨング:RHP
90マイル前半の速球とパワーカーブ、チェンジアップのコンビネーション。真上から投げおろすデリバリーのため角度はついているが、速球は球威に欠け、ムービングにも乏しいためより上のレベルでも通用するか未知数。 コントロールは悪くなく、四球を出すことは少ない。極端なフライボーラーなためセーフコフィールド向きと言える。

13. ギレルモ・エレディア:OF
コンタクトスキルに優れたキューバ人。多くのキューバ人プレイヤーと異なり、しっかりとボールを見極め四球を多く選ぶことができる。パワーは全くと言っていいほどなく、長打は期待できない。スピードがあり、守備ではOF3ポジション全てをこなすことができる。典型的な第4のOFとしてメジャーで活躍できるだろう。

14. シェイ・シモンズ:RHP
ルイス・ゴハラ(ATL)とのトレードで加入。90マイル中盤の速球とスライダーのコンビネーションで三振を大量に奪うリリーフプロスペクト。既にメジャーデビュー済で実力が通用することも証明している。ツーシームを多投するためゴロ率が高く長打を打たれるリスクが少ない点も評価に値する。

15. ダン・アルタビラ:RHP
最速97マイルの速球が武器である小柄なリリーフプロスペクト。一昨年までは先発として投げていたが、昨シーズンからブルペンに転向。AAの打者を圧倒しAAAを飛ばしてメジャー昇格を果たした。アウトピッチのスライダーはキレがよく容易に空振りが奪える。コントロールはアバウトだが、四球を連発してしまうほどではない。

16. ディラン・アンスワース:RHP
卓越したコマンドが魅力の南アフリカ人。速球の球速は80マイル後半程度だがよく動き、バットの芯を外すことができる。チェンジアップの扱いにも長けており、速球と緩急をつけて空振りを奪うことが可能。昨シーズン途中に故障をし、そのままシーズンアウトとなったがAFLで復帰し故障前と変わらない投球を見せていた。

17. チアゴ・ビエイラ:RHP
最速103マイルの沈む速球が武器であるリリーフプロスペクト。この速球に80マイル前半のカーブを組み合わせ緩急をつけて空振りを奪う。昨シーズンは最低限のコントロールを身に着けることに成功し、全体的に成績も向上した。メジャーのチームのブルペン次第では今シーズン中の昇格もあり得る。

18. トニー・ジク:RHP
昨シーズンの大半を故障で棒に振ったリリーフプロスペクト。実力は確かで、小さなテークバックから繰り出される90マイル後半の速球とキレのいいスライダーのコンビネーションは素晴らしく、健康ならセットアッパーを務めることもできるだろう。

19. デビッド・グリア:OF
16年ドラフト10巡目指名。昨シーズン大学で早打ちだったアプローチを改善し四球を選べるようになったことで評価を上げた。コンパクトなスイングながらも左右両方向に長打が打てる打力を持っている。課題は守備でIF、OFとポジションを転々としているがどこを守っても平均以下。スピードもない。

 

Text by Ookaya Ryota
写真:https://flic.kr/p/GjeF6C

2016 Top 20 Prospects:シカゴ・カブス

14415747219_67ecca9bac_z

 

 

 

 

 

 

 

本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 

1. グレイバー・トーレス:SS
18歳にして1Aで打率.293、本塁打3、OPS.722。若いながらもツール&ルーティーンプレーでミスをしない安定感を兼ね備えたディフェンスに定評。バッティングでも素早くスムーズなスイングを披露し、広角に打ち分ける器用さを持ち併せる。22盗塁を決めたが、成功率は62.8%と技術面はまだまだ。 

2. イアン・ハップ:OF
15年ドラフト全体9位。ジョク・ピーダーソン(LAD)と比較されるフォロースルーを披露し、パワー&アベレージを両立したスイッチヒッターになり得る。選球眼も素晴らしく、A-&1AではOPS.822&9ホーマーを記録。高い身体能力と強肩を生かした外野守備はRF/CF向き。大学では2Bも経験。

3. ウィルソン・コントレラス:C
2Aではリーグ2位の打率.333&二塁打34本をマーク。四球率10.9%の選球眼に加え、ライトスタンドにも放り込むパワーポテンシャルを秘めている。将来像は「打率.270&15ホーマー」とされ、もしクリアできれば捕手としての守備貢献も考慮するとfWARは3.5前後になる計算だ。 

4. デュエン・アンダーウッド:RHP
ハイポテンシャル。コンスタントに90マイル中盤を計時するストレートは98マイルに達し、セカンダリーピッチのカーブもパワフル。よく腕の振れたチェンジアップも評価が高い。細かいコマンドを磨くことができれば大きく成長できるだろう。R&A+では16先発して防御率2.41。

5. ビリー・マッキニー:OF
高いヒッティングセンスを示し、特にスムーズなスイングに定評を得ている。A+&2Aでは.300/.371/.454たるスラッシュラインを残し、OPS.825はキャリアハイ。CHC移籍後は主にRFを守っており、持っているツール以上の動きを見せている。肩の弱さから将来的にはLFに回る可能性が高い。

6. ハイマー・キャンデレリオ:3B
強烈なプルヒッティングを示すスイッチヒッター。パワー&選球眼の評価が高く、ボールを見極めてハードに叩き上げる。特に2A昇格後は46試合で打率.291&OPS.841&21K/22BBと抜群のゾーンコントロール力を発揮。AFLではリーグ2位の5ホーマー。3B守備は平均的。 

7. アルバート・アルモラ:OF
ファイブツールを備える貴公子。特にCFディフェンスの評価が高く、未来のゴールドグラバー候補に挙げられる。バッティングではリラックスした構えから滑らかなスイングを披露し広角に打ち分ける。2Aでは打率.272、本塁打6、OPS.727、盗塁8という内容。 

8. ピアース・ジョンソン:RHP
92-94マイルのシンカー&スライダーで攻めるピッチングスタイルはドリュー・ストーレン(WSH)と比べられる。カッター&チェンジアップも扱うことができるが、K/BB=2.29とコマンドが平凡。ボール自体の球威は素晴らしく2Aでは16先発して防御率2.08&被打率.223。 

9. エロイ・ヒメネス:OF
ツールに富んでおり『ホルヘ・ソレアー(CHC)2世』と呼ばれる。6-4/205たる恵まれた体格から素晴らしいパワーポテンシャルを示しており、18たる年齢に比してボールの見極めもできる。カレッジ選手が集まるA-では、リーグ平均より3歳近く若いにもかかわらずOPS.746&7ホーマー。 

10. ディラン・シーズ:RHP
ドラフト前にトミージョン手術。術前は90マイル後半~100マイルを叩き出していた剛腕。今季途中にカムバックし、24回/25K/防御率2.63と順調な回復ぶりをアピール。球速も最速で97マイルまで出している。変化球&コマンドのクオリティを磨いていきたい。

11. マーク・ザグニス:OF
アスレチック。大学ではCもプロ入り後は持ち前のスピードツールを生かすためOFに転向。成熟したアプローチに支えられたギャップを抜くバッティングでA+では打率.271、本塁打8、OPS.818、86K/80BB。スピード&肩は平均以上でCF/RF向き。 

12. カール.エドワーズ Jr:RHP
度重なる故障により今季はリリーフとしての調整。97マイルのノビのあるストレート&カーブのコンビネーション。2A&3Aでは36試合登板して防御率2.77、K/9=12.2、被打率.139と打者を捻じ伏せた一方でBB/9=6.7と制球が不安定だった。来季は先発復帰か。

13. オスカー・デラクルーズ:RHP
6-4/200たる恵まれた体格から投げ込まれる速球は最速96マイルを計時し、20にして低めに集めるコマンドも示している。アメリカデビューを飾った今季はA-で73回/73K/17BB/防御率2.84と支配的な内容。セカンドピッチが不足しており、カーブ&チェンジアップを磨いていきたい。

14. ダン・ボーゲルバック:1B
6-0/250たる巨漢に似合わず巧みなゾーンコントロールが光る中距離ヒッター。7ホーマーとパワーはそこまでではないが、出塁率.415&62K/63BBとアプローチは成熟している。守備走塁は平凡で、DHが適任だろう。 

15. ドニー・デウィーズ:OF
15年ドラフト2巡目。大学では得点&安打&塁打数&長打率の4部門でリーグトップに輝いた。コンパクトなスイングでヒットを量産し、パンチ力も秘めている。A-ではプラス評価のスピードを武器に19盗塁をマークしたが、打率.266&四球率4.6%と微妙な成績。肩の悪さからLF向き? 

16. エディ・フリオ・マルティネス:OF
契約金$3MでCHC入りした15年インターナショナルFAのトッププロスペクト。ファイブツールを持ち併せ、特にベストツールのスピードが20-80スケールで70評価を得る代物。打撃ではコンパクトなスイングを披露しており、どれだけパワーを伸ばせるかが今後のバリューを左右する。 

17.  ジェンホー・ツェン:RHP
21歳にして完成度が高く、黒田博樹(元NYY)と比較される。 コマンドが安定しており、90マイル前後のストレート&カーブ&チェンジアップで自在にストライクゾーンを操る。A+では119回/87K/30BB/防御率3.55。前半戦は防御率4.59と苦しんだが、後半戦は防御率2.78と復調。

18. ブライアン・ハドソン:LHP
6-8/220たる長身から投げ下ろされるカーブは15年ドラフト生の中では最高クラスの評価を得ていた。最速92マイルの速球は大柄な体格から将来的には95マイル程度まで伸びるだろう。プロ入り後にチェンジアップを習得したが、実践の中でも使えるように磨いていきたいところだ。

19. カーソン・サンズ:LHP
94マイルに達するパワフルなストレートを軸にスライダー&チェンジアップも織り交ぜアグレッシブにゾーンを攻める。 高卒選手ながら既に制球面が安定しており、3球種でストライクを取れる点は大きい。6-3/195たる体格からアップサイドは高い。A-では14先発/防御率3.92。

20.  ジャスティン・ステール:LHP
テイクバックの小さいフォームから投げ込まれる90マイル前半のストレートは球速以上にパワフルで、カーブも鋭く切れる。チェンジアップのクオリティはハドソン&サンズに勝るが、体格&コマンドでは劣っており、将来的にはリリーフ向きとされる。A-では10先発/防御率2.66。 

Plus One Prospect
チェスニー・ヤング:2B
14年ドラフト14巡目のカレッジ出身選手。A+ではリーグトップの打率.321をマーク。キャリア174試合でわずか1ホーマーとパワーには乏しいが、51K/57BBと抜群のゾーンコントロール力を誇る。守備では内外野こなすことができ、失策の少なさが光る。 

 

Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/nXStpR