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Weekly Report : Week-13

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3つのハイライトで1週間のメジャーリーグを辿る。Week-13のキーワードは「ヤンキース」「カブスの復調」「ヨアン・モンカダ」だ。

 

ヤンキース

ーロン・ジャッジを中心に前半戦躍進を見せたヤンキースが積極的な補強を行っている。MLBではオールスターゲームが終了し、現地時間31日のトレードデッドラインを前に各球団が補強を始めている。そんな中ヤンキースは早速動きを見せた。ヤンキースは18日にシカゴ・ホワイトソックスからトッド・フレイジャー、デビッド・ロバートソン、そしてトミー・ケインリーをトレードで獲得した。ロバートソンは2008年から14年までヤンキースでプレイしており古巣復帰となる。対価はFEDのプロスペクトランキングでチーム内3位のブレイク・ラザフォード、同じく22位のイアン・クラーキンと23位のティト・ポロ。このトレードによりヤンキースは課題であった三塁手の獲得とリリーフの強化に成功した。獲得したフレイジャーは昨シーズン40本塁打を放った強打の三塁手だが、今シーズンは不調に苦しんでおり23日現在、打率は自己ワーストの.204となっている。しかし対左投手のOPSは.818とまずまずの成績であり、左投手に苦しむ同じく三塁手のチェイス・ヘッドリーとのプラトーン起用が予想される。ロバートソンとケインリーは共に右のリリーバー。今シーズンは両者共に好調で防御率は共に2点台、WHIPは1.00を下回っている。アロルディス・チャップマンとデリン・ベタンセスという二枚看板が不調に苦しむヤンキースにとってこの二人の獲得は大きなものとなるだろう。

ヤンキースは今回のトレードにとどまらず今後も補強を続けることが予想される。一部の報道ではマーリンズのジャンカルロ・スタントンの獲得も噂されており、2012年以来の地区優勝に向けてヤンキースが今後どのような動きを見せるのか目を離せない。

2017 Top 100 Prospects

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*レポートはチーム別リストを参照。

 

2017 Top 100 Prospects
ランク 選手名 チーム名 ポジション
1 ジェイソン・グルーム BOS LHP
2 アンドリュー・ベニンテンディ BOS OF
3 ブレンダン・ロジャース COL SS
4 ヨアン・モンカダ CHW 2B
5 ルーカス・ジオリト CHW RHP
6 ブレント・ハニーウェル TB RHP
7 イアン・ハップ  CHC OF
8 コディ・ベリンジャー LAD 1B
9 ジョシュ・ヘイダー MIL LHP
10 エロイ・ヒメネス  CHC OF
11 フランクリン・バレット OAK SS
12 ニック・センゼル CIN  3B
13 フランシス・マーテス HOU RHP
14 ラファエル・ディバース BOS 3B
15  アレックス・レイエス STL  RHP

16

ダンズビー・スワンソン ATL SS
17 ルイス・ブリンソン MIL  OF
18 ホセ・デレオン TB RHP
19 クリント・フレイジャー NYY OF
20 エリック・フェッディ WSH RHP
21 コルビー・アラード ATL LHP
22 ビクター・ロブレス WSH OF
23 ウィリー・アダムス TB SS
24 ハンター・レンフロー SD OF
25 アレックス・バードューゴ LAD  OF
26 オースティン・メドウズ PIT OF
27 タイラー・グラスノー PIT RHP
28 ハンター・ドージャー KC 3B
29 ジョシュ・ベル PIT 1B
30 レイナルド・ロペス CHW RHP
31 カイル・ルイス SEA OF
32 ジェフ・ホフマン COL RHP
33 マット・チャップマン OAK 3B
34 ドミニク・スミス NYM 1B
35 アーロン・ジャッジ NYY OF
36 ブラッドリー・ジマー  CLE OF
37 ヤディアー・アルバレス LAD RHP
38 ショーン・リードフォーリー TOR RHP
39 フランシスコ・メヒア CLE C
40 デビッド・ポリーノ HOU RHP
41 タイラー・オニール SEA OF
42 A.J.パク OAK LHP 
43 ブレイク・ラザフォード NYY OF
44 ウォーカー・ビューラー LAD RHP
45 ザック・コリンズ CHW C/1B
46 ヨハンダー・メンデス TEX LHP
47 スティーブン・ゴンザルベス MIN LHP
48 カイル・タッカー HOU OF 
49 ホルヘ・アルファロ PHI C
50 ヘルマン・マーキス COL RHP
51 アンダーソン・エスピノーザ SD RHP
52 アミーア・ギャレット CIN LHP 
53  アリスティーディス・アキーノ CIN OF
54 デズモンド・リンジー NYM OF
55  ショーン・ニューカム ATL LHP
56  オースティン・ライリー ATL 3B
57 カル・クオントリル SD RHP
58 ライリー・パイント COL RHP
59 アメド・ロサリオ NYM SS
60 グレイバー・トーレス NYY SS
61 シクスト・サンチェス PHI RHP
62 イーサン・ディアズ MIL SS
63 コリー・レイ MIL OF
64

ロバート・スティーブンソン

CIN RHP
65 ウィリー・カルフーン LAD 2B
66 リース・ホスキンズ PHI 1B
67 ハリソン・ベイダー STL OF
68 オジー・アルビース ATL 2B 
69 ラウディ・テレズ TOR 1B
70 トレバー・クリフトン CHC RHP
71 ルーク・ウィーバー STL RHP
72 ボビー・ブラッドリー CLE 1B 
73 マイク・ソローカ ATL RHP
74 トリスタン・マッケンジー CLE RHP
75  レイメル・タピア COL OF
76 フランクリン・キロメ PHI RHP
77 カーソン・フルマー CHW RHP
78 アルバート・アルモラ CHC OF
79 ジャレル・コットン OAK RHP
80 マニュエル・マーゴット SD OF
81 ケビン・マイタン ATL SS
82 ブライアン・レイノルズ SF OF
83 フォレスト・ウィットリー HOU RHP
84 T.J.ゾイク TOR RHP
85 ディラン・カズンズ PHI OF
86 ジェシー・ウィンカー CIN OF
87 タイラー・ビーディ SF RHP 
88 シェド・ロング CIN 2B
89 ドミンゴ・アセベド NYY RHP
90 トラビス・デメリ ATL 2B
91 ダニエル・ゴセット OAK RHP
92 ディラン・シーズ CHC RHP
93 ジョン・ハリス TOR RHP
94 クリスチャン・スチュワート DET OF
95 ブラディミール・ゲレーロJr TOR 3B
96 J.P.クロフォード PHI SS
97 コディ・セドロック BAL RHP
98 ジェイマー・キャンデラリオ CHC 3B
99 マイケル・コペック CHW RHP 
100 フランクリン・ペレス HOU  RHP

 

Text by Ookaya Ryota
写真: https://flic.kr/p/N1CRAP

2017 Top 20 Prospects:シカゴ・カブス

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

1. イアン・ハップ:OF/2B
ボールの見極めに優れたヒッティングプロスペクト。じっくりと見極めて自分が打てるボールを待つことができる。パワーも平均かそれ以上あるため、将来的にはシーズン15-20HRをマークすることも可能だろう。スピードもあり盗塁も上手い。最大の弱点は守備。現在は主に2Bを守っているがハンドリングが拙く、IFには残れないと見る向きも多い。将来はCF/RFを守ることになるだろう。

2. エロイ・ヒメネス:OF
昨年、カブスのマイナーの野手の中で最優秀選手に選ばれたスラッガー。非常に大柄な体格でパワーポテンシャルはカブスのマイナーの中では随一。足を上げるスタンスのため、重心が早く前に移動しブレーキングボールに空振りすることが多い。早打ちのため四球が少ない。スピードもあり、肩も強いが守備では主にLFを守る。

3. トレバー・クリフトン:RHP
プロ入り後3年間で徐々に体重を増やし、クラスが上がるごとに成績を上げていった。最速97マイルをたたき出すこともある速球とカーブ、チェンジアップのコンビネーション。2種類のブレーキングボールの評価が高く、速球と緩急をつけて空振りを奪うことができる。デリバリーもしっかりとホームへ体を向けることができているため、コントロールを乱すことが少ない。

4. アルバート・アルモラ:OF
守備とリーダーシップの高さに高い評価を得ている。OFの3ポジションをいずれもこなすことができ、 どのポジションをメインに守ってもGG賞を獲得することができるだろう。守備に比べると若干打撃は弱いが、レギュラーとして使えるレベルにはある。シーズン15HRをマークできるパワーポテンシャルを有しているが、まだ発揮できていない。

5. ディラン・シーズ:RHP
最速100マイルの速球が武器のハイシーリングなタレント。14年のドラフトイヤーにトミー・ジョン手術を受け登板はなかったが、一昨年から投げ始め昨シーズンは12試合に登板した。球速は手術前と同じ程度出るようになっている。鋭く曲がるカーブの評価も高く、空振りを奪うのに非常に有効な球種。スタミナ不足が現在のマイナスポイントだが、クラスが上がるにつれてその問題も解消されるだろう。

6. ジェイマー・キャンデラリオ:3B
パワーポテンシャルの高さが魅力のスラッガー。昨シーズンはAAで不調だったが、AAAに昇格後は絶好調でそのままメジャーデビューも果たした。昨シーズンはアプローチが改善され、四球を多く選ぶようになった。守備も動きがよく、肩が強いため3Bに留まることができるだろう。

7. オスカー・デラクルーズ:RHP
昨シーズンはスプリングトレーニング中に肘を痛め少ない登板数に終わったが、それでも高い実力を見せつけた。90マイル中盤の速球はよく動き、コンスタントにストライクゾーンに投げることができる。速球と緩急をつけるために投げるカーブやチェンジアップといったブレーキングボールの評価も悪くない。デリバリーもバランスが取れており、無理に矯正する必要はないだろう。

8. トーマス・ハッチ:RHP
16年ドラフト3巡目指名。90マイル前半の沈む速球とスライダー、チェンジアップのコンビネーション。どのボールもある程度コントロールをつけて投げることができ、速球の球速も維持し続けることができるため先発としての能力については申し分ない。 独特のアングルで投げるため打者はボールの出どころが見にくくなっている。デリバリーには若干余計な力が入っており現時点ではその点と、一昨年痛めた肘が不安の種だろう。

9. マーク・ザグニス:OF
出塁能力の高さがウリのはハイフロアーなタレント。 マイナーでは打率が.300を超えたことはないが、出塁率はマイナー通算.401と高水準。ストライクゾーンの見極めに優れており、三振も少ない。パワーツールは若干平均を下回っており、シーズン2桁HRをマークするのは厳しいか。スピード、守備は平凡。

11. ビクター・キャラティニ:C/1B
ザグニス同様に出塁率の高さがウリ。しっかりとボールを見極め四球を多く選ぶことができる。コンタクトスキルも悪くなく、ある程度の打率を残すことができるだろう。ザグニスよりもパワーに欠けており、不安視されるCの守備が失格とみなされると守れるポジションは1Bしかないので大幅にバリューを下げることになるだろう。 

12. ブラディミール・ガリンド:1B
強烈なスイングでボールをスタンドへと運ぶパワーが持ち味のハイシーリングなタレント。昨シーズンは投手有利なリーグで66試合に出場し9HRをマーク。打率は低水準だったが、アプローチは悪くなく、四球を多く選ぶことができていた。肩は強いが1Bなので披露する機会は少ない。グラブさばきは上手くないが、徐々にエラーを減らしつつある。

13. デュエン・アンダーウッド:RHP
90マイル中盤のよく動く速球とカーブ、チェンジアップのコンビネーション。速球は威力があり、2種類のブレーキングボールの評価も高いが、ここ2年は故障に悩まされており耐久性に不安がある。コントロールもそれほどよくないためブルペン転向を勧める声もある。 

14. ホセ・ポウリーノ:LHP
90マイル前半の速球とキレのあるスライダーのコンビネーションで三振を多く奪うピッチングスタイル。デリバリーも余計な力感がなく、コントロールもいいため今後も先発として投げることができるだろう。 チェンジアップのクオリティが低く、スライダー頼りになる点は改善の余地あり。

15. ホセ・アルバトス:RHP
最速97マイルの速球が武器のハイシーリングなタレント。18歳ながら既にスライダー、チェンジアップといったブレーキングボールの評価も高い。昨シーズンは故障で1試合のみの登板に終わったが、健康ならば早く上のクラスへと昇格できるだろう。メキシコ出身。

16. ロブ・ザストリズニー:LHP
昨シーズン、メジャーデビューを果たした。90マイル前半の速球はフラットな軌道になりやすいが、コマンドよく投げ分けることができるので簡単に打たれることはない。カーブ、チェンジアップといったブレーキングボールで緩急をつけるピッチングを披露する。メジャー昇格後はほとんどリリーフとしての登板だったが、デリバリーは力感がなく、コントロールも悪くないためメジャーでも先発として投げれる実力はある。

17. アレク・ミルズ:RHP
ドニー・デウィーズ(KC)とのトレードで加入。90マイル前半の速球とカーブ、スライダー、チェンジアップのコンビネーション。デリバリーはしっかりとまとまっており、試合途中で崩れるということはなくコントロールのよさにつながっている。変化球はいずれも平均レベルのものだが、これといった武器がなく、細かいコマンドもないため実力は先発5番手程度か。トミー・ジョン手術を受けた以降は大きな故障なく投げており、耐久性は悪くない。

18. ライアン・ウィリアムス:RHP
契約金わずか$1,000からメジャーまであと一歩というところまで来たハイフロアーなタレント。速球の最速でも92マイルだが、よく沈み、コマンドよく投げられるため球速以上に打ちづらいボール。カーブ、スライダー、チェンジアップといったブレーキングボールも投げるがそれほど評価は高くない。実力は先発5番手クラス。

19. ライアン・ケロッグ:LHP
速球は最速でも90マイル前半だが、大柄な体格なので今後球速が上がる可能性がある。カーブ、チェンジアップといったブレーキングボールの評価も悪くない。デリバリーも余計な力感がなく、コントロールを乱すこともないため四球は非常に少ない。メークアップにも優れており、プレッシャーがかかる場面でも動じることなく投げることができる。

20. プレストン・モリソン:RHP 
度々腕のアングルを変えることで打者を翻弄する技巧派。普段は低いスリークォーター気味のアングルから投げているが、時折完全にサイドハンドのアングルで投げ打者の目線を変えている。速球の球速は80マイル後半と非常に遅いが、カーブで緩急をつけてタイミングを合わせられないようにしている。コントロール、コマンド共に非常によく、メジャーではリリーフとして投げることができるだろう。 

 

Text by Ookaya Ryota
写真: https://flic.kr/p/F4UxxZ