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後半戦展望:ニューヨーク・ヤンキース

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 Ultimately all we want to do is win.(私達の最終目標は優勝だ)とアーロン・ブーン監督とブライアン・キャッシュマンGMが述べたのは記憶に新しい。今回は、最終目標を達成するためのトレードを行えたのかについて、ニューヨーク・ヤンキースを振り返りたい。

 

 ストン・レッドソックスとのゲーム差が緩やかに広がりつつあるが、ネイサン・イオバルディ(RHP)とイアン・キンズラー(2B)のみを補強したレッドソックスとは対照的に、ヤンキースは5件のトレードを成立させ4人の選手を獲得した。同地区の残り3球団はいずれも再建に舵を切った為、ここからはいよいよレッドソックスとの一騎打ちである。

 まず、AL2位の防御率3.12をマークしている救援陣に、ボルティモア・オリオールズからザック・ブリットン(LHP)を加えた。今季は故障で出遅れた為、オフにFAとなるものの評価を落としていた。見返りとして3人のプロスペクトを放出。
1. ディロン・テイト(RHP)
  三振能力とゴロを打たせる能力が特徴的なプロスペクトな24歳。
2. コディ・キャロル(RHP)
  高い三振能力で3Aで結果を残している25歳。MLB公式で15位にランクインしていた。
3. ジョシュ・ロジャース(LHP)
  先発左腕24歳。特筆すべきパフォーマンスではないが、問題があるわけでもない。
 3人ともメジャー昇格候補として見ることが出来るプロスペクトである。将来的にセットアッパーやローテーションの2~3番手を担うことは難しいが、オリオールズのプロスペクトの層を考えれば上々である。したがって、両球団が得をしたトレードと言えそうだ。

 スターターは、トロント・ブルージェイズからJ.A. ハップ(LHP)、ミネソタ・ツインズからランス・リン(RHP)をそれぞれ獲得。見返りとしてタイラー・オースティン(1B)がツインズに移籍。ソニー・グレイ(RHP)が不振でリリーフに配置転換される等ヤンキースはスターターに苦戦しており、今季初AS選出を果たしたハップには、PO進出という重要な役目を背負ってもらう必要があるだろう。それから、リリーフとしての起用を予定していたリンが先発登板してQSを記録するというサプライズがあった。

 AL2位の571得点をマークしている野手陣は、現在アーロン・ジャッジ(RF)とゲイリー・サンチェス(C)が故障で離脱中である。AL1位の600得点をマークしているレッドソックスも故障者続出中である。
 セントルイス・カージナルスからルーク・ボイト(1B)を獲得。ピンチヒッターとして期待は出来るが、チームの勝敗を大きく変える力は持ち合わせていない。

 

 括すると、レッドソックスはエースのクリス・セール(LHP)を欠いている(8月12日に10日間DLから復帰)ものの、2001年にシアトル・マリナーズが達成したシーズン116勝に並ぶかのような勢いで勝ち続けている。今季のトレード市場は大物先発投手が少なく致し方ないとはいえ、野手については良い選手が散見されたため、積極的に補強することは出来ただろう。しかしながらWC安全圏に留まれる補強をしたと考えれば悪い補強ではなかったと言えるだろう。

 

Text by Tsubasa Komiyama

Photo link https://flic.kr/p/27DsFzv

2017 Top 20 Prospects:ニューヨーク・ヤンキース

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

1. クリント・フレイジャー:OF
アンドリュー・ミラー(LHP)とのトレードで加入。スピード&パワーの評価が高いハイシーリングなタレント。バットスピードの速さは20-80のスケールで80の評価を受けるほど。スピードも平均以上だがそれほど盗塁は上手くなく、守備でも主にRFを守っている。引っ張りにいくことが多く、打率が上がらない原因となっている。 

2. アーロン・ジャッジ:OF
今シーズン、満を持してメジャーデビューを果たした大砲候補。ジャンカルロ・スタントン級と言われるパワーツールをメジャーでも発揮し、27試合で4本塁打を放った。 その一方でブレーキングボールに対応できず、42三振を喫してしまった。オフにマイナーのコーチと改善に取り組んでいるが、本人はそれほど気にしていない様子。肩は強いが、スピードや守備は平凡なためRF/LFしか守れない。

3. ブレイク・ラザフォード:OF
16年ドラフト全体18位指名。 ラインドライブの打球を放つ滑らかなスイングでヒットを量産する。パワーも平均以上で将来は15~20本塁打をマークすることができるだろう。スピードもあり、特に走塁センスの高さは19歳という年齢に見合わないほど成熟している。ポジションは肩の強さやこれから体重をつけていくことを考えるとCFからRF/LFに移ることになるだろう。

4. グレイバー・トーレス:SS
アロルディス・チャプマン(LHP)とのトレードで加入。19歳ながら既にA+でプレーし、それなりの成績を残している。下半身を上手く使ったスイングでラインドライブの打球を量産する。流し打ちで長打を打つことができるパワーも有している。スピードもあり、積極的に盗塁をしかけるが成功率は61.7%と低水準。守備では肩の強さが光るがハンドリングがあまりにも拙く、3B/OF転向も視野に入れるべきだろう。 

5. ドミンゴ・アセベド:RHP
最速103マイルの速球が武器。チェンジアップ、スライダーのブレーキングボールも向上の一途を辿っており、速球だけが頼りの投手ではなくってきている。6-7/190たる体を目いっぱい使ったダイナミックなデリバリーは先発として投げるには無駄が多すぎるため、リリーフ転向を勧める声もある。リリーフに専念すれば優秀なクローザーとなれるだろう。コントロールはよく四球で自滅するといったことはない。

6. ジェイムズ・キャプリエリアン:RHP
右肘の故障もあって3試合の登板に留まったが、少ない試合数ながらも高い実力を見せた。90マイル前半の沈む速球と、いずれもクオリティの高いカーブ、スライダー、チェンジアップをコントロールよく投げ分ける。コマンドもよく、狙ったところに投げることができる。4月以降登板がなかったが、AFLで復帰している。

7. ジャスタス・シェフィールド:LHP
アンドリュー・ミラー(CLE)のトレードで加入。5-10と小柄ながらも最速96マイルの速球を投げる。カーブを主にアウトピッチとして使っていたが、今シーズンはスライダーも追い込んでから投げるようになっている。どちらも空振りが奪えるクオリティの高いボール。コントロールが悪く、四球を多く出すと点と、たまに速球の軌道がフラットになる点は改善の余地あり。

8. ディロン・テイト:RHP
カルロス・ベルトラン(現FA)のトレードで加入。15年ドラフト全体4位指名だったが、故障もあり思うような成績が残せていない。本調子ならば90マイル後半の速球と鋭く曲がるスライダーのコンビネーションで大量に三振を奪うピッチングを見せる。NYY移籍後はリリーフとして投げ、防御率はよくなったが投球内容からするとまだ本調子ではないだろう。

9. チャンス・アダムス:RHP
今シーズンから先発に転向し、ブレイクを果たした。 90マイル中盤の速球とコンスタントに空振りを奪えるスライダー、チェンジアップのコンビネーションで三振の山を築く。ボールの出所が見づらいメカニクスのおかげもあってか今シーズンの被打率はマイナー全体で最低だった。細かいコマンドはないが、ストライクゾーンに集めるコントロールは有している。

10. ダスティン・ファウラー:OF
13年ドラフト全体554位という下位指名ながらも着実に成績を残し、今シーズンにブレークを果たした。 無駄の少ないスイングでヒットを量産する。課題だったパワーも今シーズン12HR、13三塁打をマークし、パワーレスというイメージを覆した。早打ちのため三振は少ないがマイナー通算4.3%のBB%は要改善。スピードを生かしたCF守備は平均以上だが、盗塁は上手くない。

11. ジョーダン・モンゴメリー:LHP
90マイル前半の沈む速球と、カーブ、カッター、チェンジアップをコントロールよく投げ分ける。オーバーハンドのきれいなデリバリーは試合終盤でも崩れることはなく、コマンドのよさにも繋がっている。今シーズン球速が3マイルほど上がっている。既にAAAでも好投しているため、来シーズンにはメジャーデビューを果たすだろう。

12. アルベルト・アブレイユ:RHP
ブライアン・マッキャン(HOU)のトレードで加入。最速98マイルの速球に70マイル後半のカーブを組み合わせる。現在はこのカーブに頼りすぎているところもあるが、スライダーとチェンジアップが徐々によくなりつつあるので時間が経つにつれカーブ偏重の組み立ても改善されるだろう。コントロールの悪さから、ブルペン転向を勧める声もある。下半身がしっかりしているため体格は先発向き。

13. ミゲル・アンデュハル:3B
豪快なスイングが魅力のヒッティングプロスペクト。スイングは大きいが、持前のコンタクトスキルと積極的に打ちにいくアプローチのため三振は少ないが、打率はそれほど高くない。平均以上のパワーツールは将来20HRを打つことも可能。肩は投手として投げさせてみたいと思うほど強いが、グラブ捌きは上手くなく、3年連続20エラー以上。

14. ホルヘ・マテオ:2B/SS
20-80のスケールで80の評価を得るスピードが一番の持ち味だが、 昨シーズンから盗塁数が82→36、成功率も82%→70%と大幅に下がった。打撃成績もHR数以外は低調に終わった。また、チームポリシーに反する行動をとったとして2週間の出場停止処分も科され散々な年となった。守備ではSSから2Bに移ったことでエラーが急減。バリューは若干下がるがこれからも2Bでプレーする方が無難だろう。

15. チャド・グリーン:RHP
力感のないスムーズなデリバリーの持ち主。90マイル中盤の速球とスライダー、チェンジアップのコンビネーションで三振を奪う。 三振の多くを速球で奪っており、高めにノビのあるフォーシームを投げて空振りを誘ったり、外角いっぱいに投げて見逃し三振に打ち取ったりと投球の幅は広い。速球がフラットな軌道になりHRを打たれやくなる点は改善の余地あり。今シーズンメジャーデビューを果たした。 

16. ドリュー・フィンリー:RHP
LADのスカウティング部長のデビッドを父に持ち英才教育を受けてきた。ジェームズ・アンドリュー医師の教えにより12~16歳の間は投球をしていなかったにも関わらず、能力は非常に高い。速球の球速は90マイル前半程度だが、ムービングとボールの出所が見づらいメカニクスで球速の遅さをカバーしている。落差の大きいキレのあるカーブはアウトピッチとしては十分なボール。シーズン中に肘を痛めたが、既に投げられるようになっている。

17. ディートリッシュ・インス:LHP
速球は90マイル前半程度だがクオリティの高いチェンジアップとスライダー、カーブを合わせて打者を惑わす。ゆったりとした動きから、速いアームスピードで投げこむため打者はタイミングをとりづらくなっている。コントロールはそれほど悪くないが、コーナーを狙いすぎて四球を出すことが多い。

18. イアン・クラーキン:LHP
肩の故障でシーズンアウトとなった昨シーズンからの復活が期待されたが、今シーズンも膝の故障でシーズン途中でシーズンアウトとなった。それでもプロ入り後最多となる98イニングを投げており、成績も悪くはなかった。健康ならば90マイル前半の沈む速球とチェンジアップ、カーブ、スライダーをコントロールよく投げ分け、ゴロを打たせて取るピッチングができる。

19. ベン・ヘラー:RHP
低いアングルから最速100マイルの速球を投げるリリーバー。この速球によく曲がるスライダーを組み合わせ大量に三振を奪うピッチングスタイル。プロ入り直後はコントロールの悪さが目立っていたが、徐々に洗練されていき今ではストライクを取ることに苦労しなくなった。マイナーではクローザーを務めており、メジャーでもセットアッパー/クローザー級の投手になれるだろう。

20. ニック・ソラク:2B
コンパクトなスイングでラインドライブの打球を飛ばすヒットメーカー。2桁本塁打を打つパワーはないが、アプローチのよさでカバーする。守備では目立つようなプレーはしないが、しっかりとルーティンプレーをこなすため長く2Bに留まることができるだろう。

 

Text by Ookaya Ryota
写真:https://flic.kr/p/LYMEcu

2016 Trade Deadline~大物2選手を獲得したTEX~

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様々な思惑が飛び交った今年のトレードデッドライン。今回は今年のデッドラインの目玉だった2選手を獲得したTEXについて振り返っていく。

 

7/26 TEX⇔ATL
ATL→TEX ルーカス・ハレル+ダリオ・アルバレス
TEX→ATL トラビス・デメリ

先発ローテーションに不安を抱えていたTEXが補強として選んだのはハレルだった。このトレードが決まる前から先発投手獲得について様々な噂が飛び交っていたが、先日のBOSの記事でも指摘したようにフリオ・テヘランやリッチ・ヒルなどの実力のある先発投手はチームが出さないと決めたか、故障持ちかのどちらかであり、市場には先発4/5番手クラスの成績の先発投手しか出回らなかった。

TEXの先発ローテーションのうち開幕から投げ続けていたのはコール・ハメルズとマーティン・ペレスだけで、コルビー・ルイスとデレク・ホランドは故障が長引き、グリフィンも一時故障離脱という有様。チチ・ゴンザレスやニック・マルチネスをマイナーから昇格させて先発させたり、カイル・ローシュをマイナー契約で獲得したりと様々な試みがなされるがいずれも不発。ダルビッシュ有がトミー・ジョン手術から復帰していなければ目も当てられない状況になっていただろう。

ハレル獲得も様々な試みの1つと言っていいだろう。ハレルはATLで5試合に先発し防御率3.38とまずまずの成績を残していたが、K/BB=21/12と投球内容はイマイチ。ハレルは元々コントロールが悪すぎてメジャーで貰い手がなかったためKBOにまでプレー機会を求めて旅立った経験のある投手。好投していたとはいえ5試合だけで、ハレルの能力を考えるとTEXでも好投を続けるとは考えにくい。

しかし、それでもTEXは構わなかったのだろう。ダメで元々、成功すればそれでよし、失敗だったとしても元がマイナー契約であるためサラリーは格安。低リスクで先発ローテーションの穴埋めを試みることができるのだ。結果は2試合に先発した後に故障し15日間DL入りとなった。TEXとしては最低でも5試合に先発させて結論を出したかったところだが、故障者を埋めるために獲得した投手がすぐさま故障することは予想できなかっただろう。

もう1人のアルバレスは27歳のLHP。リリーフとしてATLに16試合に登板し防御率3.00をマークしていた。高い奪三振能力が魅力でリリーフにはうってつけのタイプだ。アルバレスの魅力は貴重な左の中継ぎということもあるが保有期間の長さだろう。TEXは今シーズン終了後5年間アルバレスを保有することができる。なかなかメジャーでの登板機会に恵まれないアルバレスだがマイナーでの成績は悪くなく使ってみる価値はありそうだ。

ハレルとアルバレスの両投手に対して見返りとして放出したのはデメリ1人だけだ。両投手ともそれほど実績がなく実力もまずまずなので、デメリ1人ですんだのだろう。デメリはA+でプレーする21歳のIF。打撃は非常に粗く、K%も30%を優に超えるがその分パワーは本物でトレード前の時点で25本塁打をマークしている。TEXとしては打撃の粗いIFはジョーイ・ギャロ1人で十分なのでタイプの被るデメリを大事に取っておく必要はなかったのだろう。

ATLとしては現状非力な野手プロスペクトが多く、パワーの評価が高いデメリをタダ同然で獲得した2人と交換できるのなら悪くないだろう。

 

2016 Top 100 Prospects

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*レポートはチーム別リストを参照。

 

2016 Top 100 Prospects
ランク 名前 チーム ポジション
1 コリー・シーガー LAD SS
2 ルーカス・ジオリト WSH RHP
3 フリオ・ユリアス LAD LHP
4 バイロン・バクストン MIN OF
5 J.P.クロフォード PHI SS
6 オーランド・アルシア MIL SS
7 ヨアン・モンカダ BOS 2B
8 A.J. リード HOU 1B
9 トレイ・ターナー WSH SS
10 アンドリュー・べニンテンディ  BOS OF
11 スティーブン・マッツ NYM LHP
12 ホゼ・べリオス MIN RHP
13 ブレーク・スネル TB LHP
14 アレックス・レイエス STL RHP
15 タイラー・グラスノー PIT RHP
16 フランクリン・バレット OAK SS/OF
17 ノマー・マザーラ TEX OF
18 アンダーソン・エスピノーザ BOS RHP
19 フランシス・マルテス HOU RHP
20 オースティン・メドウズ PIT OF
21 ラファエル・ディバース BOS 3B
22 ホゼ・デレオン LAD RHP
23 ラウル・モンデシー KC SS
24 ジョーイ・ギャロ TEX 3B/OF
25 ルイス・ブリンソン TEX OF
26 ゲリー・サンチェス NYY C
27 ブラッドリー・ジマー CLE OF
28 ニック・ウィリアムズ PHI OF
29 ダンスビー・スワンソン ATL SS
30 ジョン・グレー COL RHP
31 ロバート・スティーブンソン CIN RHP
32 アーロン・ジャッジ NYY OF
33 クリント・フレイザー

CLE

OF

34 ショーン・ニューカム

ATL

LHP
35 グレイバー・トーレス CHC SS
36 ホルヘ・マテオ NYY SS
37 マックス・ケプラー MIN OF/1B
38 アンソニー・アルフォード TOR OF
39 コディ・リード CIN LHP
40 ビクター・ロブレス WSH OF
41 ブレンダン・ロジャース  COL SS
42 マニュエル・マーゴ  SD OF
43 ブレント・ハニーウェル TB RHP
44 イアン・ハップ CHC OF/2B
45 ウィリー・アダムス TB SS
46 アレックス・ブレグマン HOU SS/2B
47 ジェシー・ウィンカー  CIN OF
48 ホルヘ・ロペス   MIL RHP
49 ショーン・マナエア OAK LHP
50 ホセ・ペラザ CIN 2B/3B
51 ジョシュ・ベル PIT 1B/OF
52 ティム・アンダーソン CWS SS
53 デビッド・ダール COL OF
54 カーソン・フルマー  CWS RHP
55 ブレット・フィリップス MIL OF
56 ジェーク・トンプソン PHI RHP
57 ハビアー・ゲラ SD SS
58 ウィルソン・コントレラス CHC C
59 ジェフ・ホフマン COL RHP
60 オズハイノ・アルビース ATL SS
61 ライアン・マクマホン COL 3B
62 マイケル・フルマー DET RHP
63 ドミニック・スミス NYM 1B
64 アレックス・バードューゴ LAD OF
65 トレント・クラーク MIL OF
66 ジョー・マスグローブ HOU RHP
67 フランクリン・キロメ PHI RHP
68 コディ・べリンジャー LAD 1B
69 カイル・ジマー KC RHP
70 ハンター・レンフロー SD OF
71 ニック・ゴードン MIN SS
72 デュエン・アンダーウッド CHC RHP
73 ジャック・フラハティ MIN LHP
74 ビリー・マッキニー CHC OF
75 タイラー・ジェイ STL RHP
76 アメド・ロザリオ NYM SS
77 マイケル・コペック BOS RHP
78 アミーア・ギャレット CIN LHP
79 ダズ・キャメロン  HOU OF
80 アーロン・ブレアー   ATL RHP
81 アレックス・ブランディーノ CIN SS/2B
82 カイル・タッカー HOU OF
83 フランセリス・モンタス  CWS RHP
84 クリスチャン・アローヨ SF SS/3B
85 ジョシュ・ヘイダー  MIL LHP
86 ディロン・テイト TEX RHP
87 アレン・ハンソン PIT 2B/SS
87 ティム・クーニー  STL LHP
89 アレックス・ジャクソン SEA OF
90 ロブ・カミンスキー CLE LHP
91 ディラン・バンディ BAL RHP
92 スペンサー・アダムス CWS RHP
93 エドウィン・ディアズ  SEA RHP
94 フォレスト・ウォール COL 2B
95 ハイマー・キャンデレリオ CHC 3B
96 トム・マーフィー COL C
97 ジェーコブ・ノッティンガム MIL C/1B
98 デビッド・ポリーノ HOU RHP
99 レイナルド・ロペス WSH RHP
100 ジョシュ・ネイラー MIA 1B

 

To Watch Prospects For Next Top 100 
ランク 名前                チーム ポジション
1 ヨマー・レイエス BAL 3B
2 ウィルカーマン・ガルシア NYY SS
3 ドム・ヌネス COL C
4 ルシウス・フォックス SF SS
5 ルイズ・ゴハラ SEA LHP
6 タイラー・オニール SEA OF
7 アントニオ・センザテラ COL RHP
8 デビン・ウィリアムズ MIL RHP
9 ルイス・アレクサンダー・バサベ BOS OF
10 スティーブン・ゴンサルべス MIN LHP

 

 

Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/yhnCKS

2016 Top 20 Prospects:テキサス・レンジャーズ

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本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。

 

 

1. ノマー・マザーラ:OF
11年に$4.95Mで契約。左打席で生み出すスイングスピードは傑出しており、ハイクオリティなパワーを作り出す。20にして2A&3AでOPS.808&本塁打14。パワーはギャロよりも落ちるが、ゾーン理解&フィールド全体を扱う技術はマザーラの方が上。守備では3年間で41補殺を記録した強肩の持ち主。

2.  ジョーイ・ギャロ:3B/OF
ホームランモンスター。アッパーカットのスイングからホームランを量産。昨季はマイナー全体2位の42ホーマー、今季はメジャー36試合で6ホーマーを放った。 コンタクトが安定せず、特に3Aでは53試合で打率.195&三振率39%と弱点が顕著。出場機会を増やすためにLFとしてもプレー。

3. ルイス・ブリンソン:OF
アスリートで攻守にインパクトを生み出せる。ハイリスクな素材も、アップサイドはオールスター級。A+&2A&3Aではプラスのパワー&スピードを披露し打率.332&20ホーマー&18盗塁。不安視されていたコンタクトも向上の兆し。広大なカバー範囲を示すCF守備もゴールドグラブ級。

4. ディロン・テイト:RHP
15年ドラフト全体4位指名。元々はリリーバーもドラフトイヤーにして覚醒。98マイルのストレート&スライダーのコンビネーションで打者を封じる。リリーフ向きとの見方もあるが、一定のコマンド&スムーズなデリバリーから先発としての適性も十分。 

5. ルイス・オルティズ:RHP
U-18ワールドカップMVP。6-3/230たる巨漢から最速97マイルのストレート&プラスのスライダー&平均程度のチェンジアップを投げ込む。デリバリーもイージーでコマンドも安定している。最大の敵は太りやすい体質?1Aでは13先発して防御率1.80、K/BB=5.11。

6. ライアン・コーデル:3B/OF/SS
大学では平凡なキャリアを辿ったドラフト11巡目選手が着実に評価を上げている。攻守のポテンシャルは少なくとも平均以上。打撃では2A&3Aで打率.270、本塁打18、盗塁20。大きくなりがちなスイングが原因で三振率22.4%。CF守備は平均以上も、センスの高さを買われSS/3Bも練習中。 

7. ジョシュ・モーガン:3B/SS
コンパクトなバッティングでコンタクトを生み出すオフェンス型。パワーは平均以下だが、アプローチも成熟しており、1Aで打率.288、本塁打3、OPS.747、53K/45BB。プロ入り後に10ポンド体を絞り、機敏さが増し、守備でも成長が感じられる。肩の強さから3B向き。 

8. アンドリュー・フォークナー:LHP
11年ドラフト14巡目も、プロ入り後に着実に力をつけ、今季はメジャーでも11登板。クロスファイヤーから投げ込まれるストレートは93-94マイルを計時し、メジャーでも空振り率11.7%をマークするなどパワフル。カーブ&チェンジアップもまずまず。コマンドは要改善も、2A&3AでK/9=9.2。 

9. ヨハンダー・メンデス:LHP
6-4/185たる細身の体格からアップサイド評が高い。87-90マイルのストレートは体格の成熟とともに向上が見込め、コマンドも優秀。ベストピッチとされるチェンジアップはTEX傘下No.1とされる。1Aでは66.1回/74K/15BB/防御率2.44。肘のコンディションに不安。 

10. マイケル・マチュエラ:RHP
ガラスのエース。 健康であれば誰もが認めるエースポテンシャルの持ち主。大学時代には度重なる故障に悩まされ、ドラフト前にはトミージョン手術を受けた。6-6/220の体格から放たれる90マイル後半のストレート&カーブ&スライダー&チェンジアップはいずれも上質。

11. ルーク・ジャクソン:RHP
コンスタントに90マイル半ばを叩き出すストレートはパワフル。カーブ&チェンジアップのコンビネーションで高い支配力を示す。コマンドが不安定で、3Aでは66.1イニング投げて防御率4.34&BB/9=4.47と不甲斐ない投球が続き、リリーフに回った。 

12. アリエル・フラード:RHP
19にして傑出したグランドボーラー。89-91マイルのシンカー&スライダーのコンビネーションでGO/AO=3.13をマーク。チェンジアップは左バッターに対して有効で、ベストピッチとされる。1Aでは22登板(15先発)して12勝1敗、防御率2.45、K/BB=7.92。 

13. エリック・ジェンキンス:OF
60ヤードを6.32秒で駆け抜ける韋駄天。加えて走塁技術も高く、R&1Aでは56試合で28盗塁(盗塁成功率90.3%)を決めた。打撃は一般的な韋駄天タイプよりもパワフルで、筋肉がつけば二桁ホームランも狙えるだろう。CF守備では広大なカバー範囲を見せるも、肩が弱い。 

14. ブレット・マーティン:LHP
6-4/190たる恵まれた体格から高いアップサイド評を得る20歳。すでに93-95マイルを計時するストレートは体格の成熟とともに向上が見込める。カーブはベストピッチとされ、チェンジアップも扱うことができる。制球も安定しており上手く育てばローテーション半ばクラス。 

15. パトリック・キブラハン:3B/1B/OF
レオニス・マーティンら5選手が動くトレードでSEAから加入。大学ではフットボール選手としても活躍したアスリート。113K/36BBとアプローチは要改善も、3Aでは22ホーマーをマーク。スピードツールはCFとしてもプレーできるクオリティで、キャリア4シーズンいずれも二桁盗塁をクリア。

16. エイソン・イリザーリ:SS
傑出したアップサイドの持ち主。インターナショナルFAではトップ級の評価を受けていた素材。四球率2.4%とフリースインガーながら18にしてギャップを破るパワーを示す。A-&3Aで71試合プレーしOPS.632。守備ではキャノンアームの持ち主も、守備範囲の平凡さから3B向きとも。 

17. エバン・バンハウザー:2B/OF
素早いスイングとバットコントロールの良さがウリ。外野の間をライナーで破り、自慢の俊足でダイヤモンドを駆け回る。A+では61試合で打率.331&OPS.868と好成績を残した。 守備では2BとOFをこなす器用さを披露。AFLで薬物使用が発覚し50試合の出場停止が決定。

18. トラビス・デメリ:2B/3B
14年には25ホーマーを放つも、今季は打率.232、本塁打5と微妙な成績に。打撃ではK%=36.3%と三振を多く喫するが、BB%=12%と相応の四球も選べる。守備では強肩から3Bが適任とされるが、ギャロとの競合を避けるために2Bとしてプレー。 2Bでは48試合/1失策。

19. ロナルド・グスマン:1B
ずばぬけたヒッティングセンスの持ち主で1A&A+では打率.283、本塁打12。116K/33BBとアプローチが粗く、パワーも未知数のため評価が分かれる。守備は平均以下で、1Bに限られる。14年には母国ドミニカで死亡事故を起こしている。 

20. ティクアン・フォーブス:3B
アスレチックな素材型。プロでは速球のスピードに対応できず2年間で0ホーマーと苦しんでいるが、 プラスのバットスピードを示しており、平均以上のパワーポテンシャルを秘めている。守備ではSSとして十分な肩&俊敏さを備えるが、グラブ捌きが滑らかでなく3B向きとされる。

Plus One Prospect
ゼビアー・ターナー:3B 
15年ドラフト19巡目の掘り出し物。大学では、部内の規律を違反したとされ、1年間の出場停止処分。ドラフトイヤーを棒に振った。しかし身体能力の高さはスカウト達から高く評価されており、スピード&肩&ハンドリング&パワーと魅力的なツールを備える。R&1Aでは29試合/2ホーマー。

 

Text by Haruki SAKURAI
写真: https://flic.kr/p/vnBRVL