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後半戦展望: ロサンゼルス・ドジャース

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 今年のナショナル・リーグは、現地時間08/05全試合終了時点で3地区共に首位と2位のゲーム差が1.5を切っている接戦の年である。(前年は08/05全試合終了時点で中部地区を除き10ゲーム以上の差が開いていた。)さて、今回は西部地区の首位であるロサンゼルス・ドジャースのトレードを振り返りたい。

 

 ドジャースは現在、アリゾナ・ダイヤモンドバックスとコロラド・ロッキーズとの三つ巴状態であり、また、地区優勝をしないとプレーオフの進出は難しい立場にある。

 NL2位の534得点を記録している野手陣の補強を重点的に行なった。コーリー・シーガー(SS)が今季絶望であることを除けば、故障している主力野手は既に復帰済みである。
 ボルチモア・オリオールズからマニー・マチャド(3B/SS)を獲得。マチャドはドジャースでも引き続き遊撃手としてプレー。DRSとUZRは大きなマイナスをマークしているが4年連続30本塁打を視野に入れている。オリオールズの得点数はAL13位だったため、移籍によって負担が減り打撃成績が更に良くなるのが理想的だ。
 放出したプロスペクトは以下の通り。
1. MLB公式全体84位のユスニエル・ディアス(OF)
  強肩強打が売りであり、将来は右翼手が適任という評価。
2. MLB公式チーム27位のライアン・バノン(3B)
  守備とアプローチが優れている三塁手。
3. 同28位のディーン・クレマー(RHP)
  91-94マイルの速球が売りであり、スターター適性があるとされている。
4. ランク外のザック・ポップ(RHP)
  94-97マイルのシンカーが売りであり、奪三振能力は低いがA+で27回を投げ防御率0.33をマーク。移籍後は2Aでプレー。
5. ブレビック・バレラ(IF)
  現在26歳であり、今季はドジャースで20試合に出場しOPS.445。
 ミネソタ・ツインズからは、ブライアン・ドージャー(2B)を獲得。5年連続20本塁打は達成間近とは言え、ドジャースが求めているのは2016-17年頃のドージャーだろう。

 

 NL1位の防御率3.54をマークしている投手陣の補強は最低限に留めた。現在10人の投手がDL入りしているものの、アレックス・ウッド(LHP)とロス・ストリップリング(RHP)が8月中に10日間DLから復帰予定ではある。
 トロント・ブルージェイズからジョン・アックスフォード(RHP)を獲得。今季、マイナー契約で25人枠入りを争うところからスタートした35歳のベテランリリーバーがPO進出を狙う球団への移籍を果たした。
 シンシナティ・レッズからはディラン・フローヨ(RHP)とザック・ニール(RHP)を獲得。本命であるフローヨはセットアッパーとしても申し分ない成績を残しており、放出したのがコントロールに問題を抱えるマイナーリーガーであることを考えれば上出来のトレードと言えるだろう。

 

 同率首位のアリゾナ・ダイヤモンドバックスは、ドジャース同様に強力な投手陣を更に強化したため、野手陣を補強したドジャースとは対照的だ。アトランタ・ブレーブスやミルウォーキー・ブルワーズも終盤戦に向けて補強してきたため、油断は禁物である。

 

Text by Tsubasa Komiyama

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