Tag Archives: デビッド・ロス

2016 World Series Review:Game-7

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Game7:CHC8-7CLE
勝:アロスディス・チャップマン(1-0) 負:ブライアン・ショウ(0-1) SV:マイク・モンゴメリー(1)

2016年のメジャーリーグもいよいよ大詰め。最終戦までもつれこむことになった今シーズンのワールドシリーズ、共に勝てばワールドチャンピオンとなるこの1戦、カブスは中4日のカイル・ヘンドリクスを、インディアンスは中3日のコリー・クルーバーを先発に立てた。

試合はいきなり動いた。1回表、このシリーズ12イニングで1失点のみだったクルーバーだったが、先頭打者のデクスター・ファウラーに速球をバックスクリーンに叩き込まれカブスに先制を許すことになる。続くカイル・シュワバーの出塁を許し、無警戒だったため盗塁を許し得点圏にランナーを置くことになったがその後の打者は打ち取りこの回は最少失点に留めた。

対するヘンドリクスは味方のエラーやヒットなどで度々ランナーを背負うが動じることはなく、第2戦のように牽制でランナーを刺し、ダブルプレーで事なきを得る普段通りの投球を見せる。

3回表開始前にはジョン・レスター、ジョン・ラッキー、そして昨日先発したジェイク・アリエッタまでもがブルペンへと向かいカブスが何としてでもこの試合をものにするという姿勢を世界中のファンに見せつけた。それに応えるようにシュワバーが2打席連続となるヒットをライト線に運び、2塁を狙ったがRFのロニー・チゼンホールの送球の前に刺されアウトとなり追加点を入れることはできなかった。

インディアンスは3回裏、先頭のココ・クリスプが流し打ちでレフト線に打球を運び二塁打とすると、送りバントで1アウト3塁。打順が一巡して1番のカルロス・サンタナに打席が回る。真ん中に入ってきたカーブを引っぱると、ライト前ヒットとなりタイムリーに。クリスプがホームへと帰り同点に1-1の同点になる。

さらには、続くジェイソン・キプニスの何でもない当たりのゴロをSSのアディソン・ラッセルが処理に少しもたつき、それを見て焦ったのか2Bのハビアー・バエズがトスされたボールを素手で捕りに行き捕球に失敗。最低でも2アウト1塁という場面が1アウト1、2塁とピンチを迎えてしまう。

ブルペンがあわただしくなり、フランシスコ・リンドーアに2ボール0ストライクとなったところでコーチがマウンドに向かう。これで落ち着いたのかリンドーアをフライアウトに打ち取ると、マイク・ナポリにはチェンジアップを捉えられたがサードライナーで3アウトまでこぎつけヘンドリクスはなんとか逆転を許さずに終えた。

試合は落ち着くことなく、4回表、クリス・ブライアントがヒット、アンソニー・リゾが死球で出塁、内野ゴロの間に1アウト、1、3塁になると打席には昨日6打点のラッセル。初球を打ちあげてしまい浅いセンターフライで万事休すかと思われたが3塁ランナーのクリス・ブライアントがギャンブルスタート。

CFのラジャイ・デービスの送球はタイミングではアウトだったが、送球が高く浮いてしまい、捕手の足の隙間にスライディングしたブライアントの足がホームに触れセーフに。カブスが1点を取られ直後に勝ち越しとなる1点をもぎ取る。

さらにはウィルソン・コントラレスがセンターオーバーの二塁打を放ちさらに1点を追加。これでカブスが3-1とリードすることに。クルーバーは前の2登板のようにカブス打線を抑えることができない。

 

World Series Review:Game-5

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Game5: CLE 2-3 CHC

 勝:ジョン・レスター(1-0) 負:トレバー・バウアー(0-2) SV:アロルディス・チャップマン(1) 

地シカゴでインディアンズが王手をかけ、31敗で迎えた第5戦。ヤギの呪いを解き放ち1945年以来71年ぶりにワールドシリーズ進出を果たしたカブスだが、本拠地リグレーフィールドで1勝もできないままインディアンズの世界一を許してしまうのだろうか。この非常に楽しみな一戦にインディアンズは第2戦において3.2回で降板してしまうなどポストシーズン3先発で未だに5回を投げ切れていないバウアーを、カブスは第1戦で負け投手になっているレスターを先発に立てた。

レスターが初回から3者連続三振を奪うと、バウアーも負けじと2三振を奪うなどこちらも上々の立ち上がりを見せる。しかし、レスターは2回にホセ・ラミレスにレフトへホームランを打たれ先制を許してしまう。

 

それでも、今日のカブスは随所に好守備を見せ相手に流れを渡さない。先制を許した2回にもアンソニー・リゾーがデビッド・ロスのファウルフライの落球をカバー、クリス・ブライアントのファインプレーをお膳立てするなどレスターを十分に盛り立てた。続く3回もシカゴに吹き荒れる風によりボールが流されるも、ジェイソン・ヘイワードがフェンス際のフライをジャンピングキャッチするファインプレーを見せる。

 

レスターもバウアーも3回をヒット1本に抑え、投手戦の様相を呈してきたと思われた4回。試合の流れを変えたのは不振に喘ぐシカゴの若きスターだった。ここまで打率1割を切る2番ブライアントが左中間に特大の一発を放ち同点に追いつくと、3番リゾーも初球を叩きライトフェンス直撃のツーベースを放ちチャンスメイクをする。こうなるとカブスに傾いた流れは止まらない。

4番ベン・ゾブリストが3ボールからの4球目をライト前ヒットにすると5番アディソン・ラッセルの内野安打で勝ち越し。さらにこちらも不振の7番ハビアー・バイエズがインディアンズの機動力野球のお株を奪うようなセーフティーバントを決めて満塁とすると続くロスが犠牲フライを放ち、この回3得点を挙げる。

 

 

Weekly Report: Week-3

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3つのハイライトで1週間のメジャーリーグを辿る。Week-3のキーワードは「出場停止処分」「ジマーマン」「アリエッタ」だ。

 

  •  出場停止処分

国13日、アトランタ・ブレーブスの外野手、ヘクトール・オリベラが遠征先のワシントンDC近くのホテル室内で女性に暴行したと報道された。その中で地元警察に逮捕されていたことが判明。これを受けてMLBは、前年に選手会と取り決めていた「選手が暴行/性犯罪/児童虐待のいずれかを犯した場合は即座に1週間の出場停止とする」処分をオリベラに下し、それと同時に調査を進めると発表した。

そして19日に、オリベラが起訴されることが決定すると、MLBは調査期間を延長するためにもう1週間の出場停止処分を下し、選手会もこれに同意した。

オリベラは2015年にキューバから亡命しロサンゼルス・ドジャースと契約。同年の7月に行われた三角トレードでブレーブスに移籍。今シーズンはレフトのレギュラーとして試合に出場していた。

 

 

オリベラは、前年にMLBと選手会が選手の暴行等の犯罪に対しての方針を新しく取り決めてから4人目の調査対象となった。これまでに調査対象となった選手は、ニューヨーク・ヤンキースのアロルディス・チャップマン、ドジャースのヤシエル・プイグ、そしてコロラド・ロッキーズのホセ・レイエスだ。

チャップマンは暴行した相手方の女性の証言があやふやで狂言だった可能性も考えられるため、開幕から30試合の出場停止処分に留まり、プイグはマイアミのバーでの自分の姉妹とのちょっとしたけんかを実際以上に大きく取り上げらていただけで、第三者からの証言もなく本人達も否定したため、お咎めなしとなっていた。

レイエスのケースは暴行の程度がひどく、暴行を受けたレイエス夫人が証言を拒否し訴訟が取り下げられることとなったが、出場停止処分は現在進行形で続いており、MLBは未だに明確な処分について発表していない。

オリベラも起訴までもちこまれており、女性への暴行も明確であるため、レイエスと同様に出場停止処分が長引くのではないかと見られている。また、レイエスのケースでは暴行を加えた相手が身内だったためレイエスに有利となるように証言を拒否したが、オリベラの暴行相手は見ず知らずの女性であるため、オリベラの有利となることはなく、レイエスよりも重い処分が下る可能性がある。

このような暴行事件では、もちろん迅速さも重要だが、それと同時に正確性も非常に重要である。そのためには1週間ではなく、1ヶ月の調査期間を始めにとってもいいのではないかという声もある。これら4つのケースを吟味してこれから暴行等の犯罪を犯した選手にどう対処するかもう一度考える必要がありそうだ。