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トレード・デッドラインを振り返って

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 トレード期限が終わった。今年から8月中のトレードは禁止されており、ウェーバーを通過した選手をトレードすることは出来ない。

 前回の記事を執筆してから、クリーブランド・インディアンスがヤシエル・プイグ(OF)とフランミル・レイエス(OF)等を獲得する三角トレードを実施した。こちらに関する記事は近日公開予定だ。

 

  1. 同地区AL中地区ミネソタ・ツインズの動き
  2. AL東地区タンパベイ・レイズの動き
  3. AL西地区ヒューストン・アストロズの動き
  4. NL東地区ニューヨーク・メッツの動き
  5. NL中地区地区優勝争い
  6. NL西地区サンフランシスコ・ジャイアンツの動き

 

 この6点が大雑把に気になる点だった。

 

 ミネソタ・ツインズ

 サンフランシスコ・ジャイアンツからサム・ダイソン(RHP)を獲得。見返りとして40人枠外の選手を3人放出した。ジャイアンツはリリーバーを放出し、二遊間を守れる野手を重点的に補強した。

 

 野手陣を補強し、投手陣の復帰を待つインディアンス。投手陣を補強し、強力打線の好調を保ちたいツインズ。AL中地区はここ数年で1番の盛り上がりを見せているはずだ。デトロイト・タイガースはメジャークラスの選手を放出し、見返りを多数獲得。カンザスシティ・ロイヤルズとシカゴ・ホワイトソックスは動きが少なかった印象だ。

 

 タンパベイ・レイズ

 先日、エリック・ソガード(2B)を獲得した。今季打撃好調であり、3B、SS、OFを守ることが出来るため、重宝されるだろう。

 ミルウォーキー・ブリュワーズからヘスス・アギラー(1B)を獲得。故障者が続出しているため、内野のデプスを強化しつつ、プラトーン起用により柔軟な対応が出来るようになった。見返りとして放出したのはジェイク・ファリア(RHP)。スターターとして起用可能なリリーバーであり、悪くない選手だ。ブリュワーズからしてみれば、今季不調の一塁専を放出し、ブルペンを補充することが出来た。

 

 マイアミ・マーリンズからニック・アンダーソン(RHP)とトレバー・リチャーズ(RHP)を獲得。見返りとしてライン・スタネック(RHP)とヘスス・サンチェス(OF)を放出。40人枠内の投手を多数放出する一方で、補充も欠かさず、マーリンズにしてみれば若い外野手のプロスペクトを獲得することが出来た。

 ロサンゼルス・ドジャースからニコ・ハルサイザー(OF)を獲得。見返りとしてアダム・コラレック(LHP)を放出。余剰な投手を放出しつつサンチェスの代わりとなる外野手のプロスペクトを獲得。ドジャースにしてみれば、外野手のプロスペクトは足りているため層を厚くしてWSに備えた。

 

 同地区のニューヨーク・ヤンキースとボストン・レッドソックスは十分な補強を行えないまま期限を終えた。トロント・ブルージェイズが大量に主力を放出した今、AL東地区の地区優勝にもっとも近いのはレイズかもしれない。

 

2018 Draft Review:アトランタ・ブレーブス

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いよいよ2019年が始まった。今年は日本での開幕戦や初めてのロンドンでの試合開催等楽しみな出来事がある。また当サイトFar East Divisionでは今年も3月にプロスペクトハンドブックの発売を予定している。

ハンドブックは各球団のトップ選手を紹介しているが、それとは別に昨年2018年のドラフトで上位指名を受けた選手のプロ1年目を終えた現段階での評価を見ていきたい。

 

そこで2018年MLBドラフトから各球団の上位指名選手10名+上位10名以降のうちから1人についてのスカウティングレポートを作成した(一部チームは10名を紹介していない)。プロスペクトハンドブックに掲載されていない選手も多いので、是非チェックしていただきたいと思う。

 

今回はブレーブスのドラフトを振り返る。年齢は2019年4月1日時点で掲載している。また選手の名前の所にBaseball referenceのリンクが貼ってあるので成績確認等の参考にして頂きたい。

 

2018 Draft TOP21~40 Prospects

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21.ナンダー・デ・セダス:SS

背が高く(185cm)、運動能力が高いショートとしてフランシスコ・リンドーア(現CLE)と比較される。滑らかな動きでショート守備をこなすが、平均以下のスピードもあって3Bに移るのではないかと見るスカウトもいて評価が分かれている。打撃やスピードも平均以上で、将来的に5ツールを兼備したショートになる可能性も十分にある逸材。

22.ブレイン・ナイト:RHP

昨年はTEXからの指名を断り大学に戻った選手。速球は最速97マイルで、普段は90マイル前半を計測する。身体は細く筋肉をさらに付ければ、速球の球速はさらに伸びるだろう。スライダーなのかカッターなのか見分けが付きにくいスライダーが変化球では最も優れている。チェンジアップは1年目まではスライダーより評価が高かったが、どちらも平均以上の球種。カーブの評価は低いが先発として十分やっていけるレパートリーを誇っている。細い体格故に頑丈さを懸念する声はある。

23.J.T.ジン:RHP

速球の球速は今年のドラフトでもトップクラスの高校生右腕。今春には99マイルを出したと伝えられていて、高校3年間で103イニングで182三振を奪った。カーブの評価も高く、チェンジアップを磨けばマイケル・コペック(現CWS)のようになってもおかしくない。打撃も一流だが、身体はまだ出来上がっていない。

24.マイク・シアニ:OF

センター守備に定評のある高校生。ベースランニングでも相手に脅威を与えられるスピードと肩の強さで、センターとしては今回のドラフトでも最高レベル。打撃面はバットコントロールが素晴らしくこれからの成長に期待される。出身地域が近いこともあって、マイク・トラウト(現LAA)と比較されることもある。

 

2017 Draft Quick Look

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メジャーリーグでは現地12日より2017年ドラフトがスタートし、同日には計75人が指名を受けた。以下にはその結果をリスト形式で整理する。選手横の#数字は当サイトのモック順位を表す。

2017ドラフト:1~75位指名
順位 チーム 選手名 ポジション 出身校
1 MIN ロイス・ルイス #3 SS ジェイセラカトリック高校

2

CIN ハンター・グリーン #1 SS/RHP ノートルダム高校
3 SD マッケンジー・ゴア #14 LHP ホワイトビル高校
4 TB ブレンダン・マッケイ #2 1B/LHP ルイビル大学
5 ATL カイル・ライト #9 RHP バンダービルト大学
6 OAK オースティン・ベック #10 OF ノースデビッドソン高校
7 ARI パビン・スミス #15 1B バージニア大学
8 PHI アダム・ヘイズリー #6 OF バージニア大学
9 MIL キストン・ヒウラ 2B カリフォルニア大学アーバイン校
10 LAA ジョー・アデル #28 OF バラード高校
11 CHW ジェイク・バーガー #11 3B ミズーリ州立大学
12 PIT シェーン・バズ #5 RHP コンコーディアルーザラン高校
13 MIA トレバー・ロジャーズ LHP カールスバッド高校
14 KC ニック・プラット #17 1B/LHP ハンティントンビーチ高校
15 HOU J.B.ブカウスカス #7 RHP ノースカロライナ大学
16 NYY クラーク・シュミット RHP サウスカロライナ大学
17 SEA エバン・ホワイト 1B ケンタッキー大学
18 DET アレックス・ファエド #8 RHP フロリダ大学
19 SF ヘリオット・ラモス #31 OF リーダーシップクリスチャンアカデミー
20 NYM デビッド・ピーターソン #4 LHP オレゴン大学
21 BAL D.L.ホール #20 LHP バルドスタ高校
22 TOR ローガン・ウォーモース #23 SS ノースカロライナ大学
23 LAD ジェレン・ケンドール #13 OF バンダービルト大学
24 BOS タナー・ホウク #12 RHP ミズーリ大学
25 WSH セス・ロメロ #19 LHP ヒューストン大学
26 TEX ババ・トンプソン #34 OF マクギルトゥールン高校
27 CHC ブレンドン・リトル LHP フロリダ州立大学
28 TOR ネイト・ピアーソン #21 RHP セントラルフロリダジュニアカレッジ
29 TEX クリス・サイス SS ウェストオレゴン高校
30 CHC アレックス・ラング #18 RHP ルイジアナ州立大学
31 TB ドリュー・ラスムッセン RHP オレゴン州立大学
32 CIN ジーター・ダウンズ SS モンシニョールエドワードペース高校
33 OAK ケビン・メレル SS サウスフロリダ大学
34 MIL トリスタン・ラッツ OF マーティン高校
35 MIN ブレン・ルーカー #30 1B ミシシッピ州立大学
36 MIA ブライアン・ミラー OF ノースカロライナ大学
37 MIN ランドン・リーチ RHP ピカリング高校
38 CIN スチュアート・フェアチャイルド OF ウェイクフォレスト大学
39 SD ルイス・キャンプサーノ C クロスクリーク高校
40 TB マイケル・マカド RHP ウェストビュー高校
41 ATL ドリュー・ウォーターズ OF エトワ高校
42 PIT スティーブン・ジェニングス RHP デカルブカウンティ高校
43 OAK グレッグ・ダイクマン OF ルイジアナ州立大学
44 ARI ドリュー・エリス 3B ルイビル大学
45 PHI スペンサー・ハワード RHP カリフォルニア・ポリテクニック州立大学
46 MIL ケイデン・レモンズ RHP ベスタビアヒルズ高校
47 LAA グリフィン・カニング #16 RHP UCLA
48 COL ライアン・ビレイダ 3B スティルウォーター高校
49 CHW ギャビン・シーツ 1B ウェイクフォレスト大学
50 PIT カル・ミッチェル OF ランチョバーナード高校
51 MIA ジョー・デュナンド 3B ノースカロライナ州立大学
52 KC MJメレンデス C ウェストミンスタークリスチャン高校
53 HOU ジョー・ペレス 3B アークビショップマッカシー高校
54 NYY マット・サワー RHP リゲッティ高校
55 SEA サム・カールソン #26 RHP バーンスビル高校
56 HOU コービン・マーティン RHP テキサスA&M大学
57 DET レイナルド・リベラ OF チポラ大学
58 SF ジェイコブ・ゴンザレス 3B シャパラル高校
59 NYM マーク・ビエントス #24 3B アメリカンヘリテージ高校
60 BAL アダム・ホール SS ルーカス高校
61 TOR ヘイゲン・ダナー #27 C/RHP ハンティントンビーチ高校
62 LAD モーガン・クーパー RHP テキサス大学
63 BOS コールマン・ブレネン OF ウェストフィールド高校
64 CLE クエンティン・ホルムズ #35 OF モンシニアーマクランシーメモリアル高校
65 WSH ウィル・クロウ #22 RHP サウスカロライナ大学
66 TEX ハンス・クラウス #32 RHP ダナヒルズ高校
67 CHC コリー・アボット RHP ロヨラメリーマウント大学
68 ARI ドルトン・バショー C ウィスコンシンミルウォーキー大学
69 SD ブレイク・ハント C マターデイ高校
70 COL トミー・ドイル RHP バージニア大学
71 CLE タイラー・フリーマン SS エティワンダ高校
72 PIT コナー・ユスルトン OF サウスムーア高校
73 KC エバン・スティール LHP チポラ大学
74 BAL ザック・ローザー LHP ザビアー大学
75 HOU J.J.マチジェビック 2B アリゾナ大学

 

 次ページでドラフト1日目の総評を行う。

2017 Mock Draft:19~36

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*19~30位は1巡目指名。31位~36位はコンペティティブバランスAラウンド。

19.サンフランシスコ・ジャイアンツ
セス・ロメロ:LHP ヒューストン大学

90マイル前半の速球とスライダーの2球種で大量の三振を奪うことができる。チェンジアップも投げるがスライダーほどのクオリティではなく改善が必要。昨年はコントロールに問題を抱えていなかったが、今年に入ってから四球を出す場面が目立つようになっている。能力は高いが、コンディショニングを上手く調整できず体重過多に陥ったり、ドラッグに手を出して大学から出場制限処分を科されたりと何かと野球以外のことで周囲を騒がせている。

20.ニューヨーク・メッツ
D.L.ホール:LHP バルドスタ高校

最速95マイルの速球とカーブのコンビネーション。カーブはストライクを取るためのものと、ボールゾーンに投げて空振りを奪うためのものの2種類があり、どちらも高評価を得ている。昨夏からチェンジアップを投げ始めたがまだまだ発展途上。体を目いっぱい使ったデリバリーが特徴だが、体の線が細くそのためか不安定になることが多い。これが速球のコントロールを乱す要因となっているため要改善。

21.ボルティモア・オリオールズ
ネイト・ピアーソン:RHP セントラルフロリダジュニアカレッジ

最速100マイルの速球が最大の武器である大型投手。毎回全力で投げるわけではなく、90マイル前半の速球をコントロールしながら投げ、ここぞという場面で速球のスピードを上げるということもできる。ブレーキングボールは縦に割れるタイプと横に曲がるタイプのスライダー、カーブを投げる。アウトピッチは横に曲がるスライダー。雑な投手ではなく、より洗練されればフロントスターターにもなれるだろう。