Tag Archives: ハビアー・ゲラ
2016 Top 100 Prospects

*レポートはチーム別リストを参照。
ランク | 名前 | チーム | ポジション |
1 | コリー・シーガー | LAD | SS |
2 | ルーカス・ジオリト | WSH | RHP |
3 | フリオ・ユリアス | LAD | LHP |
4 | バイロン・バクストン | MIN | OF |
5 | J.P.クロフォード | PHI | SS |
6 | オーランド・アルシア | MIL | SS |
7 | ヨアン・モンカダ | BOS | 2B |
8 | A.J. リード | HOU | 1B |
9 | トレイ・ターナー | WSH | SS |
10 | アンドリュー・べニンテンディ | BOS | OF |
11 | スティーブン・マッツ | NYM | LHP |
12 | ホゼ・べリオス | MIN | RHP |
13 | ブレーク・スネル | TB | LHP |
14 | アレックス・レイエス | STL | RHP |
15 | タイラー・グラスノー | PIT | RHP |
16 | フランクリン・バレット | OAK | SS/OF |
17 | ノマー・マザーラ | TEX | OF |
18 | アンダーソン・エスピノーザ | BOS | RHP |
19 | フランシス・マルテス | HOU | RHP |
20 | オースティン・メドウズ | PIT | OF |
21 | ラファエル・ディバース | BOS | 3B |
22 | ホゼ・デレオン | LAD | RHP |
23 | ラウル・モンデシー | KC | SS |
24 | ジョーイ・ギャロ | TEX | 3B/OF |
25 | ルイス・ブリンソン | TEX | OF |
26 | ゲリー・サンチェス | NYY | C |
27 | ブラッドリー・ジマー | CLE | OF |
28 | ニック・ウィリアムズ | PHI | OF |
29 | ダンスビー・スワンソン | ATL | SS |
30 | ジョン・グレー | COL | RHP |
31 | ロバート・スティーブンソン | CIN | RHP |
32 | アーロン・ジャッジ | NYY | OF |
33 | クリント・フレイザー |
CLE |
OF |
34 | ショーン・ニューカム |
ATL |
LHP |
35 | グレイバー・トーレス | CHC | SS |
36 | ホルヘ・マテオ | NYY | SS |
37 | マックス・ケプラー | MIN | OF/1B |
38 | アンソニー・アルフォード | TOR | OF |
39 | コディ・リード | CIN | LHP |
40 | ビクター・ロブレス | WSH | OF |
41 | ブレンダン・ロジャース | COL | SS |
42 | マニュエル・マーゴ | SD | OF |
43 | ブレント・ハニーウェル | TB | RHP |
44 | イアン・ハップ | CHC | OF/2B |
45 | ウィリー・アダムス | TB | SS |
46 | アレックス・ブレグマン | HOU | SS/2B |
47 | ジェシー・ウィンカー | CIN | OF |
48 | ホルヘ・ロペス | MIL | RHP |
49 | ショーン・マナエア | OAK | LHP |
50 | ホセ・ペラザ | CIN | 2B/3B |
51 | ジョシュ・ベル | PIT | 1B/OF |
52 | ティム・アンダーソン | CWS | SS |
53 | デビッド・ダール | COL | OF |
54 | カーソン・フルマー | CWS | RHP |
55 | ブレット・フィリップス | MIL | OF |
56 | ジェーク・トンプソン | PHI | RHP |
57 | ハビアー・ゲラ | SD | SS |
58 | ウィルソン・コントレラス | CHC | C |
59 | ジェフ・ホフマン | COL | RHP |
60 | オズハイノ・アルビース | ATL | SS |
61 | ライアン・マクマホン | COL | 3B |
62 | マイケル・フルマー | DET | RHP |
63 | ドミニック・スミス | NYM | 1B |
64 | アレックス・バードューゴ | LAD | OF |
65 | トレント・クラーク | MIL | OF |
66 | ジョー・マスグローブ | HOU | RHP |
67 | フランクリン・キロメ | PHI | RHP |
68 | コディ・べリンジャー | LAD | 1B |
69 | カイル・ジマー | KC | RHP |
70 | ハンター・レンフロー | SD | OF |
71 | ニック・ゴードン | MIN | SS |
72 | デュエン・アンダーウッド | CHC | RHP |
73 | ジャック・フラハティ | MIN | LHP |
74 | ビリー・マッキニー | CHC | OF |
75 | タイラー・ジェイ | STL | RHP |
76 | アメド・ロザリオ | NYM | SS |
77 | マイケル・コペック | BOS | RHP |
78 | アミーア・ギャレット | CIN | LHP |
79 | ダズ・キャメロン | HOU | OF |
80 | アーロン・ブレアー | ATL | RHP |
81 | アレックス・ブランディーノ | CIN | SS/2B |
82 | カイル・タッカー | HOU | OF |
83 | フランセリス・モンタス | CWS | RHP |
84 | クリスチャン・アローヨ | SF | SS/3B |
85 | ジョシュ・ヘイダー | MIL | LHP |
86 | ディロン・テイト | TEX | RHP |
87 | アレン・ハンソン | PIT | 2B/SS |
87 | ティム・クーニー | STL | LHP |
89 | アレックス・ジャクソン | SEA | OF |
90 | ロブ・カミンスキー | CLE | LHP |
91 | ディラン・バンディ | BAL | RHP |
92 | スペンサー・アダムス | CWS | RHP |
93 | エドウィン・ディアズ | SEA | RHP |
94 | フォレスト・ウォール | COL | 2B |
95 | ハイマー・キャンデレリオ | CHC | 3B |
96 | トム・マーフィー | COL | C |
97 | ジェーコブ・ノッティンガム | MIL | C/1B |
98 | デビッド・ポリーノ | HOU | RHP |
99 | レイナルド・ロペス | WSH | RHP |
100 | ジョシュ・ネイラー | MIA | 1B |
ランク | 名前 | チーム | ポジション |
1 | ヨマー・レイエス | BAL | 3B |
2 | ウィルカーマン・ガルシア | NYY | SS |
3 | ドム・ヌネス | COL | C |
4 | ルシウス・フォックス | SF | SS |
5 | ルイズ・ゴハラ | SEA | LHP |
6 | タイラー・オニール | SEA | OF |
7 | アントニオ・センザテラ | COL | RHP |
8 | デビン・ウィリアムズ | MIL | RHP |
9 | ルイス・アレクサンダー・バサベ | BOS | OF |
10 | スティーブン・ゴンサルべス | MIN | LHP |
Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/yhnCKS
2016 Top 20 Prospects:サンディエゴ・パドレス

本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。
1. マニュエル・マーゴ:OF
クレイグ・キンブレルとのトレードでBOS→SD。理想の1番CFタイプ。並外れたコンタクトセンスの持ち主でめったに三振を喫しない。A+&2Aでは打率.276、OPS.743、盗塁39の成績を残しフューチャーズゲームにも出場。20-80スケールで70評価を得るスピードを生かしたCF守備も魅力。
2. ハビアー・ゲラ:SS
ホゼ・イグレシアス(DET)と比較されるSSディフェンダー。未来のゴールドグラブ候補だ。打撃は粗削りながら1Aで打率.279、本塁打15、OPS.778。長打率.449はリーグ5位の好成績。K%=23.5%と三振が多いのが課題。
3. ハンター・レンフロー:OF
上質なパワー&強肩を兼ね備えたアスリート。大学ではスター選手としての地位を確立しドラフト全体13位指名。三振率23.7%とコンタクトに荒さを残すが、2A&3Aで20ホーマー&OPS.783。守備では平均以上のスピード&16補殺を記録した強肩を持ち併せる。ランドール・グリチャック(STL)タイプ。
4. マイケル・ゲティズ:OF
マイク・トラウト(LAA)と比較されるアップサイドの持ち主。規格外のパワー&スピード&スローイングを示し、外野からの送球は100マイルを計測。1Aでは打率.231&三振率30.6%と対応に苦しんだが、スイングの形はアディソン・ラッセル(CHC)やクリント・フレイザー(CLE)と比較されるほど。
5. ルディ・ギロン:SS
A.J.プレラーGMに才能を見出され18歳ながら1Aデビュー。すると初陣でいきなり6打数6安打の大活躍。96試合プレーして打率.285、本塁打9、OPS.742、盗塁15とGMの期待に応えてみせた。攻守にズバ抜けた潜在能力を示しており、グレイバー・トーレス(CHC)と比較される。
6. ホセ・ロンドン:SS
ヒューストン・ストリートのトレードでLAA→SD。堅実なグラブ捌きと正確な送球を習得しており、SSとしての守備力は少なくとも平均以上と見られている。一方のオフェンス面は平凡なパワー&スピードから物足りなさが残るが、コンパクトが取り柄の打撃は手首の強化にともない力強さを増している。
7. トラビス・ジャンコウスキー:OF
20-80スケールで70評価を得るスピードを攻守で発揮する。13年には71盗塁をマークし、今季は打率.335&OPS.838と打撃面でも向上を見せた。マイナー通算3ホーマーとパワーレスだが、メジャーでは34試合で2ホーマー。スピードに支えられたCF守備は広大なカバー範囲を誇る。
8. コリン・リア:RHP
2A&3Aで18先発して防御率1.95、K/9=7.1、BB/9=2.0とブレーク。メジャーでも6先発を任された。クセのないリラックスしたフォームから92-94マイルの沈む速球&カッター&カーブ。球威はやや物足りないがコマンドは安定しており、将来像はドリュー・ハッチソン(TOR)タイプのイニングイーターか。
9. オースティン・スミス:RHP
15年ドラフト2巡目指名。力みのない滑らかなフォームから放たれる90マイル前半の速球は、6-4/220たる体格から90マイル中盤をコンスタントに叩き出すようになると目される。カーブ&チェンジアップも落差に恵まれている。アスリート性の高さから制球も安定している。
10. ローガン・アレン:LHP
当初は2~3巡目での指名が予想されていた逸材。大学進学の意志が強いことから8巡目までスリップも、$0.7MでBOS入り。80マイル中盤だったストレートは1年で94マイルまで成長。カーブ&スライダーも相応のクオリティ。尊敬する選手はジョン・レスター(CHC)。
11. ルイス・ペルドモ:RHP
『ルール5ドラフト』でSTLから加入。10年に契約時に86-88マイルだった速球は最速97マイルにまで成長。決め球のスライダーも鋭く切れる。1A&A+では126.2回/118K/37BB/防御率3.98。将来的には先発を任せたいところだが、ロースター編成上来季はリリーフを務めることになるだろう。
12. エネル・デロサントス:RHP
ホワキン・ベノワとのトレードでSEAから移籍。14年7月に契約し、今季プロデビュー。90マイル前半の速球を武器にR&A-で13先発して防御率3.47、K/9=10.2、BB/9=2.6。6-3/170たる細身の体格からアップサイドを期待される。コマンドの安定が課題。
13. ジャバリ・ブラッシュ:OF
『ルール5ドラフト』でOAKから指名されたのち、ヨンダー・アロンソのトレードの後日指名選手としてSD入り。パワーポテンシャル。2A&3Aで116試合プレーして32ホーマー&OPS.946。特に3Aでは56試合/22ホーマーとよく打った。三振の多さが目につくが、キャリア6年での四球率は13.3%と高水準。
14. ディネルソン・ラメット:RHP
22歳だが14年7月に契約したばかり。6-4/187たる体格はポテンシャルを秘めており、ストレートはすでに90マイル中盤まで達している。スライダーはセカンドピッチとして及第点もチェンジアップ&コマンドが不完全で、リリーフ向きとも。1Aでは105.1回/120K/44BB/防御率2.99。
15. アレックス・デッカーソン:OF/1B
傑出したツールは持たないもバランスのとれたミドルヒッター。スムーズなスイングからフィールド全体に打ち分け、3Aで打率.307、本塁打12、OPS.877をマーク。外野と1Bをこなすことができ、クリント・ロビンソン(WSH)のようなベンチバットになるだろう。
16. ジェーコブ・ニックス:RHP
14年ドラフトでアストロズと契約合意も、ブレイディ・エイケン(現CLE)の契約不成立の煽りを受けて契約破綻に。6-4/220たる投手として理想的な体格から最速95マイルのパワフルな速球を投げ込む。一方で変化球&コマンドに課題を抱える。リリースポイントが安定しない。
17. フェルナンド・ペレス:2B
ヒッティングセンスに富んでおり、パワーとアベレージを両立したバッターになり得る。スムーズなスイングの持ち主もA+で10ホーマー&OPS.643と足踏み。守備では俊敏性に欠け、肩も強いことから3B向きとの声も多い。打席でのアプローチ改善に取り組みたい。
18. コリー・マゾーニ:RHP
マイナー通算K/BB=3.52と毎年安定したパフォーマンスを続ける26歳。今季はリリーフ転向を経て球速は常時94-95マイルを叩き出すようになり、最速で97マイルをマーク。3AではK/9=12.2&被打率.197とパワフルさが増した。 スライダー&スプリットを扱うことができ、コマンドもリリーフ投手としては優秀。
19. ホゼ・トーレス:LHP
ドリュー・ポメランツとのトレードでOAK→SD。最速96マイルのストレートを武器とする救援左腕。昨季A+で残した防御率2.56、K/9=9.8、BB/9=2.8、K/BB=3.50はいずれもキャリアハイ。コマンドの向上がブレークに繋がった。
20. カルロス・アサへ:2B/3B
クレイグ・キンブレルのトレードでBOS→SD。小柄ながらヒットセンス&選球眼に優れる。昨季は2AでOPS.708&本塁打8&四球率9.8%。対左OPS.596と左投手の対応に課題を残す。2B守備は平均以下の評価に止まる。
Plus One Prospect
カイル・ロイド:RHP
伝家の宝刀スプリットを武器にマイナー通算307イニングでK/9=10.2をマーク。球速は90マイル前半で安定しており、スプリットはコマンドを含めて精度が高い。今季はA+で137.1回/139K/41BB/防御率4.72と昨季より成績を落としたが、リリーフ時はK/BB=6.0と支配力が増していた。
Text by Haruki SAKURAI
写真:https://flic.kr/p/iNxfz1
2016 Top 20 Prospects:ボストン・レッドソックス

本ランキングのベースは、現在の活躍と今後のアップサイドによる総合的な評価である。傘下トップ20の素材を簡易のレポートと共に示している。選手名のリンクで表示されるマイナーでのスタッツと併せて参考にして頂ければ幸いだ。
1. ヨアン・モンカダ:2B/3B
インターナショナルアマチュア史上最高額となる$31Mでサイン。ロビンソン・カノー(SEA)の再来とされ、走攻守全てがプレミアム級だ。1Aでは81試合に出場し打率.278、本塁打8、OPS.817、盗塁49と順調なプロデビュー。
2. アンドリュー・べニンテンディ:OF
15年ドラフト全体7位。過去にはブライス・ハーパー(WSH)やクリス・ブライアント(CHC)も受賞した大学野球界のMVPにあたる『ゴールデンスパイク賞』受賞者。大学最高のオールラウンダーの名を引っ提げ、SS&1Aでも11ホーマー&OPS.972と大暴れ。
3. アンダーソン・エスピノーザ:RHP
契約金$1.8MでBOS入りした17歳右腕。6月にプロデビューするとR&1Aで15試合先発して防御率1.23、K/BB=4.64と衝撃的なパフォーマンス。 90マイル後半のストレート&カーブのコンビネーションは支配的の一言に尽きる。6-0/160と小柄な体格がネック。
4. ラファエル・ディバース:3B
彼のスイングをひとたび見たスカウトは心を奪われてしまうという魅惑のスラッガー。 抜群のパワーポテンシャルに加え、ヒッティングセンスやゾーンへの理解も卓越。3B守備は評価が分かれ、最終的に1BやOFに移ることになるだろうという見方が強い。
5. マイケル・コペック:RHP
14年ドラフト全体33位。高校時に最速97マイルだった球速は、今年に入り100マイルを連発。一躍スカウトたちから注目を集めた。ところが7月に薬物使用が発覚し50試合の出場停止に。フルシーズン1年目は16登板(15先発)して防御率2.63、K/9=9.69。
6. ブライアン・ジョンソン:LHP
メジャーで投げる準備は整っている。3Aでは18先発して防御率2.53をマークし、9月にはメジャーデビューも果たした。 ストレート&カーブ&カッター&チェンジアップを自在に操り、コマンドも優秀。ローテーション3番手クラスの実力派だ。
7. サム・トラビス:1B
ヒッティングセンスに優れ、パワーとアベレージを両立できる中距離ヒッター。特にバットコントロールと選球眼がピカイチでA+&2Aで131試合に出場し、打率.307、本塁打9、OPS.833、77K/59BBたる安定した打撃内容。
8. マイケル・チャビス:3B
アレックス・ジャクソン(SEA)らを下しパーフェクトゲームのホームランダービーで優勝した2014ドラフト随一のヒッティングプロスペクト。1Aでは109試合に出場して16ホーマーも、打率.223&144K/29BBとコンタクト面に課題。
9. タイ・バッテリー:RHP
6-6/235の長身から投げ下ろされる96マイルの速球は角度があり、打者に自分のスイングを許さない。セカンドピッチのナックルカーブも空振りを奪うのに有効だ。今季は制球面で向上を辿り、1A&A+で25先発して防御率3.92。ブレーク目前だ。
10. デビン・マレーロ:SS/2B
ドラフト時は「最もメジャーに近い大学No.1SS」たる評価もプロでは伸び悩み。入団4年目にしてメジャーデビューもOPS.551と物足りないシーズンに終わった。優れたディフェンダーで、平均以上の守備範囲に素晴らしいハンドリングと強肩を備える。
11. ルイス・アレクサンダー・バサベ:OF
ファイブツール候補。16歳の時にBOSと契約。3年目の今季は初めてフルシーズンをアメリカ国内で過ごした。A-では56試合で打率.243、本塁打7、OPS.741、盗塁15とまずまずの成績。パワー&スピード&肩はいずれも平均以上。
12. マルコ・ヘルナンデス:SS
17歳の時にCHCと契約、その後フェリックス・ドゥブロント(現OAK)とのトレードでBOS入り。SSとして十分な守備範囲と肩を持ち併せており、2B&3Bもこなすユーティリティー性も披露。2A&3Aで四球率3.5%とフリースインガーながら打率.305&OPS.783をマーク。
13. ウェンデル・リホ:2B
20歳たる年齢に比して非常に磨かれたプレーヤー。 2桁ホームランを放ちうるパワーを秘め、アプローチも優秀。2Bの守備ではインスティンクトに優れるが、アームの弱さがネックに。
14. マウリシオ・ドゥボン:SS/2B
ピュアヒッター。ヒットセンスに優れ、高校時代から高く才能を買われていた素材。今年はアプローチ面で向上を辿りBB%は3.2%→7.7%に上昇。SSの守備でも平均レベルの動きを見せている。将来像は攻撃型のユーティリティープレーヤーか。
15. トレイ・ボール:LHP
アスレチック&6-6/185のフレームから 先発ローテーション2~3番手級の高いアップサイドを秘める。 90マイル前半のストレート&アウトピッチになりうるカーブのコンビネーションに加え、チェンジアップも向上を辿った。A+では25先発して防御率4.73。
16. ニック・ロンギ:OF/1B
13年ドラフト30巡目指名も割高な契約金で合意。 ヒットツールの評価が高く、広角に打ち分ける技術も併せ持つ。パワーもじきに伸びると見られている。1Aで115試合出場して打率.281、本塁打7。足が遅く守備は平凡。
17. ヨアン・アイバー:OF
18歳ながらその美しいスイングはスカウト達から絶賛の嵐。RではOPS.635も、高い身体能力と6-2/165たる体格から将来を有望視されている。スピード&肩はいずれもプラス評価を得ており、平均以上のRFになれるだろう。BOS契約前は投手としても高い評価を得ていた。
18. パット・ライト:RHP
今季よりリリーフ転向。97マイルのストレート&スプリッターが武器の豪腕。2A&3Aでは47試合に登板し防御率3.88、K/9=9.6。コマンド&セカンドピッチを磨くことができればメジャーデビューも近い。
19. オースティン・ライ:C
2015年ドラフトクラス有数の好捕手で上質なディフェンス面で高い評価を受ける。平均的な捕手よりも高い打撃&走塁センスを示しており、レギュラー捕手として将来有望だ。大学3年時に打撃開花も、プロ1年目は打率.179と不発。
20. ウィリアムズ・ヘレズ:LHP
ドラフトから3年はCFとしてプレーも、14年から投手転向。転向2年目の今季は、開幕から好投を続け1A&A+&2Aで41試合リリーフ登板。防御率3.35、K/9=8.7をマーク。すでにストレートは最速97マイルまで計測。
Plus One Prospect
オースティン・グロリウス:RHP
15年ドラフト外でBOS入り。フロリダ州の大学リーグのオールスターゲームでは98マイルを計測。A-ではコンスタントに92-96マイルを計測。26.2回投げて防御率2.70、K/9=12.2、BB/9=4.4。
Text by Haruki SAKURAI
写真: https://flic.kr/p/nhLe9S