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FEDインタビュー「MLBを仕事にする」第1弾 – アトランタ・ブレーブスのトレーナー西尾嘉洋さん

 

この冬も菊池雄星投手が海を渡りMLBへの挑戦を決めた。MLBでは多くの日本人選手がプレイしてきたが、MLBで活躍している日本人は選手だけではない。

選手を支える様々なスタッフの中にも多くの日本人の方々が含まれている。そこで今回から不定期連載としてMLBの舞台で選手以外として貢献している方へのインタビューをお送りする。

 このインタビューの趣旨として、MLBで選手以外の仕事を目指す上でのキャリアの築き方がある。MLBで働きたいと思っていても日本では情報が少ないのが現状だ。そこで様々な分野の先駆者にそのキャリア形成について助言を頂きたいと思ってこのインタビューを申し込んだ。

 記念すべき第1回目のインタビューをお願いしたのは、現在アトランタ・ブレーブスでトレーナー・スタッフとして活躍されている西尾嘉洋さんだ。

西尾さんは日本の中日ドラゴンズを経てコロラド・ロッキーズやオークランド・アスレティックス、ニューヨーク・メッツ等複数のMLBチームに勤務された経験を持つまさにトレーナーとしてMLBの世界を開拓したパイオニアと言える。

そんな西尾さんにトレーナー・スタッフとしての仕事やキャリアの築き方について語って頂いた。是非多くの方に読んで頂きたいと思う。またバンドSCOOBIE DOのメンバー、オカモト”MOBY”タクヤ氏の尽力無しにこのインタビューは成立しなかった。この場を借りて改めて感謝申し上げます。

 また以前杉浦大介さんが西尾さんに行ったインタビューを参考にして頂ければ、さらにMLBのトレーナーの仕事を理解できると思います。それではインタビューをお楽しみください。

※インタビューはFacebookのmessengerを利用して1月上旬に行いました。 

2018年HOF投票振り返り

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日本時間の25日今年の殿堂入り選手の発表が行われた。今年殿堂入りを果たした選手は4選手。投票率順にチッパー・ジョーンズ(97.2%)、ブラディミール・ゲレーロ(92.9%)、ジム・トーミ(89.8%)、トレバー・ホフマン(79.9%)だ。ここではこれら4選手を簡単に紹介していく。

まずはチッパー・ジョーンズ。90年代から2000年代にかけてのアトランタ・ブレーブスの黄金期を代表する選手で、メジャーリーグ史に残るスイッチヒッター。左右両打席から高いアベレージとパワーを発揮し、通算成績は打率.303、468HR、1623打点と圧倒的。また素晴らしいアプローチの持ち主で知られており、通算でも四球が三振の数を上回っている。8度のオールスター選出、99年にはシーズンMVPを獲得するなど申し分ない成績で、元チームメイトであるグレッグ・マダックスに並び歴代10位タイとなる97.2%という高い得票率を記録した。

 

2番目に高い得票率を獲得したのはモントリオール・エクスポズやロサンゼルス・エンゼルスを中心に活躍したブラディミール・ゲレーロ。豪快なスイングに悪球打ちなど派手なプレーでファンの心を鷲掴みにした。そのスイングからは想像できないほどコンタクトがうまく、通算打率は.318、三振も少なかった。また歴代最強クラスの強肩でも知られている。現在は息子のブラディミール・ゲレーロJrがトロント・ブルージェイズ傘下に所属しており、先日発表されたベースボールアメリカのプロスペクトランキングではメジャー全体3位にランクされるなど息子も超一流の道をたどっている。

 

Weekly Report:Week-8

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つのハイライトで1週間のメジャーリーグを辿る。Week-8のキーワードは「600本塁打」「ノーヒットノーラン」「満塁ホームラン」だ。

 

・600本塁打

6月4日、エンジェル・スタジアム・オブ・アナハイムで行われたエンゼルスとツインズの試合、4回裏にエンゼルスのアルバート・プホルスがレフトスタンドへ放った今シーズン第9号となる満塁弾は、プホルスにとってMLBで放った600本目の節目となるアーチであった。

現在37歳、ドミニカ共和国出身のプホルスは2001年にカージナルスでMLBデビュー。広いスタンスの特徴的なフォームで1年目から打率.329&37本塁打&130打点と好成績を残すと、そこから10年連続で打率3割、30本塁打、100打点をクリアする圧倒的な打撃を見せ、間違いなく2000年代最高の選手の一人となった。そうして積み重ねたホームランもついに600本の大台へ乗った。長いMLBの歴史で、600本塁打をクリアしているのは今回のプホルスを含めわずか9人だけである。

ちなみに、2001年時点で600本塁打をクリアしていたのはわずか3人(ベーブ・ルース、ウィリー・メイズ、ハンク・アーロン)だけであった。そこから16年のうちに、バリー・ボンズ、アレックス・ロドリゲス、ケン・グリフィー・ジュニア、サミー・ソーサ、ジム・トーミ、そして今回のプホルスの6人が新たにこの大記録に到達している。さて、次にこの大台に乗る10人目はいつ現れるのだろうか。現役でプホルスに次ぐ通算本塁打を記録しているのは、現役最高打者の呼び声高いタイガースのミゲル・カブレラの451本だ。しかしそんなカブレラも現在34歳、打撃技術はまだまだ衰えを感じさせないものの、怪我が増えていることもあり達成は簡単ではないだろう。やはりプホルスを見ていてもわかるように、600本塁打を達成するには卓越した打撃技術に加え、試合に出続ける健康な体も必要不可欠だ。そういう意味では、25歳ながらすでに184HRを放っているマイク・トラウト(LAA)を筆頭にハーパー(WSH)、スタントン(MIA)、ブライアント(CHC)などの若い世代のパワーヒッターたちが怪我なくプレーし将来この記録を達成してくれることを願いたい。